新卒でもフルリモートで働ける?メリット・デメリット、おすすめの仕事を紹介!
目次
近年ではフルリモートという働き方を導入する企業が増えつつあり、自宅で働く社会人に憧れを抱く就活生も多いでしょう。とは言え、新卒でもフルリモートで働けるのでしょうか?
この記事では、新卒のフルリモートの働き方について解説します。フルリモートのメリット・デメリットの他、フルリモートでできる仕事についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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新卒でもフルリモートで働ける?
結論からお伝えすると、新卒でもフルリモートで働くことは可能です。
フルリモートは経験やスキルがないとできないと思われがちですが、新卒向けのフルリモートの求人は意外と多いです。その背景として、コロナ感染症の流行や政府がリモートワークを推進していることが挙げられます。
そのため、新卒でフルリモートに興味がある場合は、フルリモートの求人を探してみると良いでしょう。
新卒がフルリモートで働くメリット
新卒がフルリモートで働くメリットは多くあります。以下では、新卒がフルリモートで働くメリットを解説します。
通勤時間がかからない
新卒がフルリモートで働くメリットとして、通勤時間がかからないことが挙げられます。
出社する必要がない分、十分な睡眠時間を確保できたり、自己学習に充てられたりできます。また、終業後はすぐに家事ができたり、趣味の時間を取れたりと、ワークライフバランスを充実させられるでしょう。
満員電車に乗りたくない新卒や、早起きが苦手な新卒には大きなメリットと言えます。
好きな場所で働ける
好きな場所で働けるのも、新卒がフルリモートで働くメリットのひとつです。家の中だけでなく、お気に入りのカフェやコワーキングスペースに行くのも良いでしょう。ただし、自宅以外の勤務を禁止している企業もあるため注意が必要です。
また、フルリモートであれば全国どこからでもエントリー可能です。例えば、地方の就活生であっても都心の企業にエントリーできるのは、フルリモートならではのメリットと言えるでしょう。
人間関係の悩みが少ない
フルリモートは、社内のコミュニケーションにメールやチャットを活用することが多く、直接話す機会が少ないです。そのため、性格の不一致や愚痴を聞かされるなどの人間関係の悩みが少ないのがメリットです。
チャット以外のコミュニケーションとしてオンライン会議もありますが、ダラダラと長引くことは少ないでしょう。人間関係で悩みやすい新卒にはフルリモートがおすすめです。
自己管理スキルが身に付く
頼りになる先輩や上司が近くにいない分、自己管理スキルや責任感を自然と身に付けられます。
出社の場合、近くにいる先輩や上司に質問しやすいため、自分で考える力が鈍ってしまう恐れがあります。また、出社であれば仕事で焦っていると先輩や上司が心配して声をかけてくれるかもしれませんが、フルリモートであればそうはいきません。
仕事は全て自分で管理しなければならないため、自己管理能力が身に付きます。
環境の変化によるストレスを受けにくい
新卒のフルリモートでは、環境の変化によるストレスを受けにくいというメリットもあります。学生から社会人になると、環境の変化によるストレスで体調を崩してしまう人も少なくありません。
新卒は、社会人としてのビジネスマナーを基礎から覚え、並行して自分の仕事も覚えなければならず大変です。そこに輪をかけて上司や先輩、取引先との人間関係も構築していく必要があり、新卒はストレスと隣り合わせの毎日を送っています。
しかし、自分の部屋でリラックスして仕事ができるフルリモートであれば、それらのストレスとは無縁です。そのため、ストレスを感じやすい新卒にはフルリモートがおすすめです。
空いた時間を有効に使える
新卒の場合、社内にいると雑用を頼まれることがありますが、フルリモートだと雑用を頼まれることも少ないでしょう。空いた時間をこれまで教わった業務内容の復習や新しいスキルの習得に使うことで、有効活用できます。
新卒がフルリモートで働くデメリット
新卒がフルリモートで働くのはメリットがある一方で、デメリットも存在します。以下では、新卒がフルリモートで働くデメリットを解説します。
コミュニケーションが取りにくい
フルリモートはテキストやメール、チャットツールでのやり取りが中心なので、コミュニケーションが取りにくいのがデメリットです。そのため、取引先はもちろんのこと、上司や先輩へのメッセージも言葉選びを慎重に行わなければなりません。
また、上司や先輩からの指摘が冷たいと感じる場面も出てくるでしょう。入社したばかりの新卒は社内の人間がどういう人なのか分からないため、些細なことでも「怒られた」と悩みがちです。
現場で見て仕事を覚えられない
上司や先輩の仕事を直接見て覚えられないのも、フルリモートのデメリットのひとつです。仕事の進め方や取引先との商談方法などは、直接目で見た方が早く身に付きます。中でも、仕事を見て覚えるタイプの人はもどかしいと感じてしまうでしょう
また、自分の仕事ぶりを見てもらう機会も少なく、いつまで経っても自分の仕事に自信をもてない恐れがあります。
ビジネススキルの習得に時間がかかる
フルリモートのデメリットとして、ビジネススキルの習得に時間がかかる点も挙げられます。ビジネススキルを習得するための研修やマニュアルが用意されていたとしても、ビジネススキルは相手の反応を見て覚えていくものでもあるからです。
例えば、電話やメールのマナー、接客対応、言葉遣いはフルリモートでは身につけにくいです。これらは実際に出社して、上司や先輩から直接指導してもらって初めて身につきます。
自宅だと集中力が続かない
自宅だとテレビや本、スマホなどの誘惑が身近にあり、仕事中の集中力が続かないデメリットもあります。先輩や上司などの人目がない分、誘惑に負けてしまう人は少なくありません。
中でも、リモートワークに慣れていない新卒や時間管理が苦手な人は要注意です。
人脈を広げられない
リモートワークのデメリットとして、人脈を広げられないことも挙げられます。出社する機会があれば、ランチや飲み会などで他部署や外部の人と接して人脈を広げられるでしょう。
しかし、リモートワークでは社内外の人々との接触が制限されるため、新しい人脈を築く機会が少なくなってしまいます。リモートワークでも人脈を広げるチャンスはあるものの、人間関係が構築できていない新卒にとっては高いハードルと言えるでしょう。
新卒でフルリモートに向いている人の特徴
漠然とフルリモートの仕事に就きたいと思っても、人には向き・不向きがあります。まずは自分がフルリモートに向いているのかをチェックしてみましょう。
仮に向いていないとしても、出社とリモートの両方がある企業を選ぶ選択肢もあります。
一人の時間が苦にならない
フルリモートは、単独行動が苦にならない人に向いているでしょう。なぜなら、フルリモートでの仕事は基本的に一人で行わなければならないからです。
ただし、社内外問わず人とのコミュニケーションは何かしらの形で取る必要があります。そのため、四六時中単独行動ではない点は留意しておきましょう。
一人の時間が苦になる場合は、コワーキングスペースで人の気配を感じながら仕事をする方法もあります。
人が見ていない所でも集中できる
人目の有無に関係なく仕事に集中できる人は、フルリモートに向いています。中でも一人の方が仕事に集中できる人は、リモートワークの方が力を発揮できるかもしれません。
ただし、一人で仕事に集中しすぎて、根詰め過ぎには注意しましょう。適度に休憩時間を取るといった自己管理力も大切です。
自発的に動ける
リモートワークでは自発的に動ける能力が欠かせません。疑問点は積極的に質問する、指示がなくても次の仕事を探すなどの習慣が身に付いている人には、リモートワークが向いているでしょう。
指示を待っているだけでは、上司から仕事ができないと思われてしまう恐れがあります。自発的に動ける人は人事評価も高く、将来の査定や昇進にもプラスに影響するでしょう。
新卒の在宅勤務について知りたい人は、「新卒で在宅勤務は可能?メリット・デメリットや働くときの注意点を解説」もチェックしてみましょう。
新卒がフルリモートで働く際にチェックしたいポイント
フルリモートを導入している企業の中でも、サポート体制はさまざまです。入社前に不安を減らせるよう、企業がどのような体制を取っているのかを確認しましょう。
以下では、新卒がフルリモートで働く際にチェックしておきたいポイントを解説します。
研修体制が充実しているか
まずは、入社前後の研修体制が充実しているかチェックしましょう。初めて社会に出る新卒にとって、不安は尽きません。ましてやフルリモートであれば、心配事は増えるでしょう。
研修体制が充実している企業であれば、社会人として必要なスキルが身に付くようサポートしてくれていると言えます。具体的には、何度でも見返せる動画研修があったり、研修期間を長く設けていたりしていると安心です。
ルールが明確化されているか
リモートをスムーズに進めるためのルールがあるかも大切なポイントです。例えば、以下のルールが明確化されているかをチェックしましょう。
- 仕事の進め方
- 勤怠方法
- 残業の申請
- ネット環境にトラブルが生じた場合の対応
- 出社が必要になるケース
新卒は、社内のルールを理解していません。そのルールがマニュアル化されていれば、逐一上司に確認する必要がなく、スムーズに業務を進められます。
仮にルールが曖昧で自己判断に委ねるような企業だと、大きなミスやトラブルを引き起こしかねません。職場のルールについては必ずチェックしておきましょう。
コミュニケーションが取りやすい環境か
新卒がフルリモートで働く際には、コミュニケーションが取りやすい環境であるかの確認も欠かせません。
例えば、入社前後に上司や先輩と対面で会えるような交流会などがあれば安心です。コミュニケーションが取りにくいというフルリモートのデメリットを解消できるでしょう。
研修は出社で行い、研修が終わってからフルリモートに切り替える企業もあります。出社で研修を行う場合、フルリモートになる前に人間関係を構築できるのでおすすめです。
出社の義務はあるか
基本はフルリモートでも、ミーティングなどで出社を求められるケースがあります。頻度は月1や週1など企業によってさまざまですが、たまに出社することで気分転換を図れます。
その際にはフルリモートの不安や悩み、仕事の疑問を相談してみると良いでしょう。普段は画面越しでしか知らない上司や先輩、同僚から有益な情報を得られるかもしれません。
新卒がフルリモートで働く際の注意点
楽そうだからという理由でフルリモートを選ぶ新卒も多いですが、フルリモートには注意しなければならない点も多くあります。以下では、フルリモートを始める前に心得ておきたい注意点を解説します。
スキルは自分で身に付ける
新卒がフルリモートで働く際には、仕事で必要だと思ったスキルや資格を積極的に勉強する必要があります。フルリモートに限らず自己研鑽は重要ですが、フルリモートは他の社員から教わる機会が少ないため、能動的に学ばなければなりません。
業務に必要な基本スキルだけで終わらせず、上級者向けのスキルを勉強しておくのも良いでしょう。スキルを身に付ければ任せられる仕事の幅も広がり、キャリアアップにも有効です。
積極的にコミュニケーションを図る
フルリモートでは、積極的にコミュニケーションを取ることがポイントです。待ちの姿勢でいるのではなく、オンラインでも自分から積極的にコミュニケーションを図り人間関係を構築しましょう。
企業によってはオンライン飲み会や勉強会、チャットツールで雑談部屋を設けている場合もあります。新卒だからといって遠慮するのではなく、自分から参加することが大切です。飲み会では勤務中では見られない相手の一面を知ることができ、信頼関係が深まります。
在宅環境を整える
集中力が途切れてしまいそうであれば、テレビがない部屋にデスクを設置するなど、在宅環境を整えましょう。仕事に支障がなければ、誘惑の多いスマホをデスクから遠ざけるのも効果的です。
また、フルリモートで仕事をする上で意外と重要なのが椅子です。体に合わない椅子を使っていると体に負担がかかり、疲れやすくなります。自分の体にフィットする疲れにくい椅子を用意しましょう。
新卒がフルリモートでできる仕事の種類
リモートワークの求人が増えたと言っても、全ての職種でリモートワークが推奨されているわけではありません。以下では、新卒がフルリモートでできる仕事を紹介します。
Webデザイナー
WebデザイナーはWebページなどを作成します。Photoshopやillustratorなどの専用ソフトがあれば、フルリモートが可能です。
プログラムに落とし込むコーディングの他、運用や保守管理も業務に含まれる場合があります。また、デザインの現物チェックで出社が必要なケースもあるでしょう。
Webデザイナーは、デザイン系の学校を出ていない未経験でも始められます。成果物が目に見えるため、高いスキルがあれば上司や先輩からの評価も得やすいです。
Webデザイナーについてもっと知りたい人は、「デザイナーとは?種類や仕事内容、取得すべき資格や年収を紹介」もチェックしてみましょう。
Webライター
WebライターはWebに掲載する文章や記事を作成します。文章を書いたりまとめたりするのが好きな人に向いているでしょう。
書籍や雑誌の専属ライターもありますが、紙媒体は現物チェックで出社を求められるケースが多々あります。また、執筆する分野によっては取材や定期ミーティングも必要となるため、フルリモートは難しいかもしれません。
中にはWebメディアの運営会社に就職した後、フリーランスとして独立する人もいます。
Webライターついてもっと知りたい人は、「ライターとは?仕事内容や向いている人の特徴、必要スキルや給与・年収を解説」もチェックしてみましょう。
システムエンジニア・プログラマー
システムエンジニアはコンピュータシステムの開発の他、設計や保守などを行います。
システムプログラマーは、システムエンジニアが設計したシステムの概要を基にプログラムを組む仕事で、プログラミング言語の知識が欠かせません。
独自のシステムを採用している企業だと、セキュリティの関係からリモートワークを導入するのは難しい傾向です。ただし、IT系は慢性的に人手不足のため、未経験の新卒でも積極的に採用している企業もあります。
システムエンジニアについてもっと知りたい人は、「SE(システムエンジニア)とはどんな仕事?仕事内容や必要なスキルを紹介」もチェックしてみましょう。
事務
一般事務や総務事務、経理事務など事務系もリモートワークが可能です。会社用携帯を転送に設定することで、リモートワーク中でも電話応対ができます。ExcelやWord、PowerPointなどのoffice系のスキルがあれば、新卒でもリモートワークを狙えるでしょう。
ただし、会社に届いた郵便物や荷物、来客応対をリモートワークで補うのは難しく、一部出社を取り入れている企業もあります。
一般事務や総務事務、経理事務についてもっと知りたい人は、「一般事務とは?仕事内容や給料・年収、取得すべき資格などを解説」「総務とは何か?どんな仕事内容なのか、役立つ資格や年収・給料事情などを解説」「経理とは?仕事内容や会計・財務との違い、年収・給料を紹介」もチェックしてみてましょう。
営業
営業は取引先や顧客に商品やサービスを売り、利益向上を目指す仕事です。電話やメールで商品アプローチができれば、オンラインでの商談もできます。近年は「インサイドセールス」と呼ばれる、外に出ない営業方法を導入する企業もあるほどです。
事務作業も担当スタッフがいれば電話やメールで指示ができ、帰宅後に自宅で処理もできます。
営業についてもっと知りたい人は、「営業職とは何か説明!種類や仕事内容、向いている人の特徴や年収」もチェックしてみましょう。
カスタマーサポート
取引先や一般顧客からの問い合わせなどに対応するのが主な業務で、「お客様窓口」「サポートセンター」とも呼ばれています。
元々対面ではなく、電話やメールが主流の業種のため、フルリモートに切り替えるのは難しくありません。電話やインターネット環境が整っていればすぐに始められるでしょう。
カスタマーサポートは受電がメインなので、ノルマを設けていない企業も多いです。ただし、通話中に不明点が生じても、自分で解決しなければならないのが難点です。
コンサルタント
コンサルタントは顧客が抱える課題をヒアリングし、解決に向けて提案を行います。ヒアリングや提案が一度で終わることはなく、顧客の元で打ち合わせを重ねていくのが一般的です。コンサルタントもWeb環境が整っていればリモートワークが可能です。
ただし、打ち合わせだけを行えば良いというわけではありません。データ分析の他、情報収集や資料作成も業務に含まれるため、パソコンスキルも必須です。
コンサルタントについてもっと知りたい人は、「コンサルタントとは?種類や仕事内容、年収事情もわかりやすく簡単に解説!」もチェックしてみてみましょう。
新卒でもフルリモートの仕事に就ける!まずはチャレンジしてみよう
新卒でもフルリモートの仕事に就くことは可能です。フルリモートは通勤にかかる時間を削減できる他、好きな場所で働ける、人間関係の悩みが少ないなどのメリットがあります。
一方で、コミュニケーションを取りにくかったり、他の人の仕事を見て覚えられなかったりといったデメリットには要注意です。
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