大学4年10月から就活は可能?まだ何もしてない人が狙い目の企業も解説

大学4年10月から就活は可能?まだ何もしてない人が狙い目の企業も解説

目次

「大学4年生の10月から就活することは可能?」「内定はもらえる?」と不安を感じていませんか?

結論から言えば、大学4年生の10月から就活しても、内定を獲得する可能性は十分にあります。

なぜなら、春採用や夏採用が終了しても、秋採用を開始する企業があるからです。しかし、10月から実施される秋採用には、春採用や夏採用にはない特徴があります。そのため、これまでと同じような感覚で採用活動に挑むと、内定を掴むのが難しくなるでしょう。

この記事では、大学4年10月から就活できる理由や今後の流れについて紹介するとともに、まだ何もしていない人が狙い目の企業や秋採用での心得などについて解説していきます。

大学4年生の10月から就活することを予定している人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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大学4年10月からでも就活できる理由

大学4年10月からでも就活できる理由

大学4年10月からでも就活できる理由は、以下の3つです。

  • 秋採用や通年採用で新卒を募集する企業があるから
  • 11月以降も人材を確保できていない企業が多いから
  • 内定を獲得しても一定割合の学生が辞退するから

大学4年生の10月は入社式が実施される時期であることから、就活するのは難しいと考える人が多いです。しかし、企業に応募できるかどうかは、実際には募集人数の空き状況で決まります。

企業が人材を募集する背景を読み解けば、なぜ大学4年10月から就活できるのかが見えてきます。

秋採用や通年採用で新卒を募集する企業があるから

大学4年10月からでも就活できる理由の一つに、秋採用や通年採用で新卒を募集する企業が存在することが挙げられます。

LHH転職エージェントが新卒を採用する企業に行ったアンケート調査によると、企業が実施している採用時期は以下の通りでした。

  • 春採用のみ:39.3%
  • 春採用+秋採用+通年採用の組み合わせ:13.3%
  • 初採用+通年採用の組み合わせ:11.0%
  • 通年採用のみ実施:5.0%
  • 春採用+秋採用の組み合わせ:3.8%
  • 秋採用のみ:1.5%
  • 秋採用+通年採用の組み合わせ:0.3%

以上から、春採用を実施する企業が多い傾向が見られるものの、春以外の時期にも採用を実施する企業が一定数いることがわかります。

大学4年生の10月になったからといって就活を諦めるのは、まだ早いと言えるでしょう。

11月以降も人材を確保できていない企業が多いから

大学4年10月からでも就活できる理由の2つ目に、11月以降も人材を確保できていない企業が多い現状があることが挙げられます。

株式会社マイナビが2,381社に実施した「マイナビ 2024年卒企業新卒内定状況調査」によると、24年卒の採用充足率は、75.8%に留まりました。

採用充足率とは、募集人数に対する内定者数の割合を意味し、75.8%という数字は企業が募集した人数分の内定者を確保できていないことを示します。

採用充足率は22年卒の83.6%をピークに年々減少しており、23年卒で81.3%、24年卒で75.8%となっています。近年において企業が新卒獲得に苦戦しているのは明らかです。

このような背景から、採用活動を終了する時期を当初の予定よりも後ろ倒しにする企業も増えています。

24年卒の採用では、採用活動の終了予定時期を12月と3月に遅らせた企業が増加し、11月以降も継続して採用活動を行う企業は55.5%でした。

このような背景から、大学4年生の10月から就活をスタートしても、十分に応募のチャンスがあることが伺えます。

内定を獲得しても一定割合の学生が辞退するから

大学4年10月からでも就活できる理由は、内定を獲得しても一定割合の学生が辞退するからです。

就活では、優秀な学生が多くの企業から内定を獲得することは珍しくありません。しかし、いくら多くの内定をもらっても、入社できるのは一社のみです。そのため、内定を辞退された企業は、追加募集をかけない限り予定通りの人数を確保できません。

株式会社リクルートが実施した就職プロセス調査によると、内定式の実施時期にあたる10月1日の内定辞退率は以下の通りでした。

  • 23年卒:63.7%
  • 24年卒:63.3%

以上から、大学4年生の10月から就活をスタートしても、応募するチャンスがあることが読み取れます。

大学4年10月から就活するときの今後の流れ

大学4年10月から就活するときの今後の流れ

大学4年10月から就活するときの今後の流れは、以下の通りです。

  • STEP①:プレエントリー(採用選考の資料請求)
  • STEP②:合同説明会・企業説明会への参加
  • STEP③:本エントリー(履歴書・エントリーシートの提出)
  • STEP④:選考(筆記試験・面接)
  • STEP⑤:内々定

大学4年生の10月から就職活動をしても、基本的な就活の流れは春採用と変わりません。しかし、政府によるルール制限がないことや企業側も早く人員を確保したいと考えていることから、春採用よりも早く選考が進む可能性があります。

また、通年採用や内定辞退者を埋める選考など、募集人数が少ない企業では、プレエントリーや合同説明会の手順を省いていきなりSTEP③からスタートすることもあります。

企業からいつ選考の連絡が来てもスムーズに対応できるように、準備を進めておくことが必要です。

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大学4年10月から就活するときに狙い目の企業の例

大学4年10月から就活するときに狙い目の企業の例

大学4年10月から就活するときに狙い目の企業の例は、以下の通りです。

  • BtoB企業
  • 大企業の子会社
  • 外資系企業
  • 地方企業
  • ベンチャー企業
  • 中小企業

大学4年の10月から募集をかける企業の中には、誰もが知っているような知名度の高い企業も混じっています。しかし、内定辞退者を埋めるための採用であることが多く、募集人数が比較的少ないことがデメリットです。

ここでは、大学4年生の10月からでも比較的募集人数が多い企業を紹介します。

BtoB企業

BtoB企業は、大学4年生の10月から応募するにあたって狙い目企業としておすすめです。

法人を相手にするBtoB企業は、知名度があまり高くありません。そのため、テレビCMでよく見かけるBtoC企業と比べると、就活生からの応募が集まりにくい傾向があります。

しかし、日常生活で直接目にする機会がないだけで、世の中に必要とされているBtoB企業はたくさん存在します。BtoB企業との取引がなければ、BtoC企業は私たち消費者に商品やサービスを届けることもできないでしょう。

大学4年生の10月からのエントリー企業にBtoB企業を含めれば、内定獲得率を上げられます。

大企業の子会社

大企業の子会社も、大学4年生の10月から就活するにはおすすめの企業です。大企業の子会社は従業員規模が大きく、募集する新卒の人数も多いからです。

採用人数が多ければ、それだけ選考難易度が下がることが期待できます。若干名を採用する企業に応募するより、多くの人数を採用する企業に応募する方が内定率を高められるでしょう。

また、子会社とは言え大企業の系列企業のため、福利厚生が整っている可能性が高いです。

外資系企業

外資系企業も、大学4年生の10月から就活するのにおすすめの企業です。

特に海外留学をした人は、学期の区切りによる影響から日本の就活のタイミングに間に合いません。しかし、10月以降の就活であれば、学校を卒業後に無理なく就活に参加できます。

また、外資系企業なら、海外留学で学んだ語学力やその他のスキルを業務に活かしやすいです。帰国のタイミングとスキルの活かしやすさの両面で、外資系企業が向いていると言えます。

地方企業

大学4年10月から就活するなら、地方企業も応募しやすくておすすめです。

都市部にある企業と比べると、地方企業は人材が集まりにくい傾向があり、特に若手人材の獲得に苦労している現状があります。

BizHint 編集部が実施した「若手人材の採用」に関する実態調査によると、地方企業の85.1%が若手人材の確保が難しいと感じていることがわかりました。

また、若手人材の確保を狙って、給料体系の見直し(38.5%)や勤務時間・休日数の見直し(35.2%)、福利厚生の充実(30.8%)など、工夫を重ねている企業もあります。

都市部にこだわりがないのなら、地方企業も就職先候補の一つになり得るでしょう。

ベンチャー企業

ベンチャー企業も大学4年生の10月から就活するなら、狙い目企業としておすすめです。

ベンチャー企業は創業から年月が短く、若手社員が活躍していることが多いです。成長著しいため、増員のために秋から募集をかけるケースもよく見られます。

実力主義での傾向が強く、やる気のある人材を求めているため、能力を試してみたい新卒にぴったりの企業と言えます。

新卒がベンチャー企業へ就職することへの是非やベンチャー企業を探せる就活サイトを知りたい人は、「新卒採用でベンチャーに就職しても大丈夫?メリット・デメリットから向いている人の特徴まで詳しく解説」や「ベンチャー企業に強い就活サイト14選!選び方や企業の探し方について解説」の記事も合わせて参考にしてみてください。

中小企業

中小企業も、大学4年生の10月から就活するなら、狙い目の企業です。中小企業は知名度が高くないため、優良企業が隠れていることがよくあります。

現在の就活システムは、どうしても知名度の高い大手企業に応募が集まりやすく、中小企業は不利になりやすいです。そのため、中小企業の中には、あえて競争の激しい3〜6月の時期を避け、秋採用から活動をスタートしているところもあります。

そのような中小企業に出会えるチャンスがあるのは、大学4年生の10月から就活をスタートさせるメリットです。

中小企業への就活方法について詳しく知りたい人は、「中小企業の就活方法!探し方やメリット、おすすめの就活サイトを紹介」の記事も合わせて参考にしてみてください。

大学4年10月から就活するときの心得

大学4年10月から就活するときの心得

大学4年10月から就活するときの心得は、以下の通りです。

  • 企業選択・業界選択の視野を広げる
  • 企業の知名度にこだわらない
  • 高倍率になることを覚悟する
  • 1社1社選考の質を高めることにこだわる
  • 就活を最優先にする

企業の採用活動は、内定者数が募集人数に到達した時点で打ち切られます。そのため、大学4年生の10月から始める就活は、就活が解禁される大学3年生の3月時点と比べると採用活動に参加する企業数が少なく、選択肢が狭まります。

大学4年10月から就活するなら、春採用とは異なる認識を持つことが必要です。

企業選択・業界選択の視野を広げる

大学4年10月から就活するなら、企業選択・業界選択の視野を広げることを意識しましょう。

大学4年生の10月からも企業に応募できますが、採用情報が公開される3月と比べると、その企業数は減ってしまいます。

応募できる企業の絶対数が少ない中、企業や業界を絞り込んでしまうと、応募できる企業自体が減ってしまいます。内定率を高めるには、その前段階となる応募数を増やすことが必要です。

志望業界がはっきり決まっている場合は、その周辺の業界にも注目してみましょう。

業界は一つの業界だけで成り立っていることは少なく、互いにつながり合っていることが多いです。企業同士でも同じことが言えます。求人を出している企業だけでなく、その取引関係や裾野まで視線を広げることで、周辺企業にまで興味が広がります。

自分の強みを高く評価してくれる企業に出会うためにも、幅広い業界や企業に興味や関心を持つことを意識しましょう。

企業の知名度にこだわらない

大学4年10月から就活するなら、企業の知名度にこだわらないことも大切です。

大学4年生の10月から募集を行う企業は、大企業の子会社を除いて、知名度があまりないことが多いです。知名度の高さにこだわっていると、応募することをためらって内定のチャンスを逃してしまいます。

企業の価値は知名度だけでは決まりません。企業で長く働き続けるなら、自分に合った環境で働くことが一番大切です。

一度就職してしまえば、その企業が一般人に知られているかどうかは、重要な基準ではなくなります。知名度以外の価値を企業に見つけられれば、大学4年生の10月から就活のハードルを下げられるでしょう。

高倍率になることを覚悟する

大学4年10月から就活するなら、高倍率になることを覚悟しましょう。

特に知名度の高い企業の内定辞退枠は、応募人数が少ない上に、応募者が殺到しやすい傾向があります。そのため、高倍率の選考を突破しなければ、内定にはたどり着くのは難しいでしょう。

さらに、大学4年生の10月という時期は、もう後がありません。どの応募者も内定を獲得するために必死になるため、自然と選抜のレベルが上がります。そういった環境の中で就活を進めなければならない点は覚悟しておきましょう。

1社1社選考の質を高めることにこだわる

大学4年10月から就活するなら、1社1社選考の質を高めることにこだわり抜きましょう。

10月以降は応募できる企業の数が減るため、就活解禁時のような「数を撃てば当たる」といった戦略は通用しません。

10月以降に応募した企業は1社1社が勝負であり、中途半端な対策では次の選考には進めません。昨日感じた反省を今日すぐさま活かすくらいの気合いを込めて、選考に取り組みましょう。

就活を最優先にする

大学4年10月から就活するなら、他のことよりも就活を最優先することを心がけましょう。

株式会社リクルートが実施した「就職白書2023」「就職白書2024」によると、学生が就職活動にかけた期間は、平均6〜8ヶ月程度でした。しかし、10月から就活を始めるなら、最も遅い3月に内定をもらったと仮定しても、活動期間は5ヶ月しかありません。

実際の選考はさらに短期間で進みます。対策にかけられる時間には限りがあるため、就活を内定につなげるには、他のことより就活を最優先するだけの環境作りが必要です。

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大学4年10月から就活するときの内定獲得に向けた戦略

大学4年10月から就活するときの内定獲得に向けた戦略

大学4年10月から就活するときの内定獲得に向けた戦略は、以下の通りです。

  • 大学4年10月から就活する就活生の特徴を知る
  • 「なぜ10月から就活するのか」への前向きな回答を用意する
  • 企業に採用メリットを感じさせるような強みを探す
  • その企業でなければならない入社理由を見つけ出す
  • 会って話を聞きたいと思わせるESに仕上げる
  • 模擬練習を繰り返して面接前に自信をつけておく
  • 過去に内定がない学生は落とされた原因を特定する

大学4年生の10月からの就活は、企業の選択肢が減って選考難易度が上がるため、戦略的に取り組むことが大切です。これから紹介する戦略を一つ一つ実施して、内定率を高めましょう。

大学4年10月から就活する就活生の特徴を知る

大学4年10月から就活で内定を獲得するためには、同じ時期に活動する就活生の特徴をまず把握しましょう。

応募企業に内定をもらうには、企業に「他の学生よりも優秀である」と認めてもらわなければなりません。そのためには、ライバル達の特徴を知ることが不可欠です。

大学4年10月から就活する就活生は、大まかには以下の3種類のタイプに分かれます。

  1. さまざまな事情で10月まで就活ができなかった人
  2. 10月以前から就活に取り組み、すでに内定を持っている人
  3. 10月以前から就活に取り組んでいるものの、まだ内定がない人

例えば1.のタイプの場合は、公務員試験を受験したケース、部活動が忙しかったケースなどが想定されます。その場合は、これまで継続して勉学やスポーツに取り組んできており、目標達成意欲が高いなどの特徴を持ちます。

また、2.のタイプの場合は、就職活動に慣れており、自分を効果的にアピールするコツをすでに会得している可能性が高いです。上記のような就活生の特徴を知ることで、自分が今何をすべきなのかが見えてきます。

「なぜ10月から就活するのか」への前向きな回答を用意する

大学4年10月から就活で内定を獲得するためには、「なぜ10月から就活するのか」前向きな回答を用意しましょう。

一般的に10月は入社式の時期にあたるため、多くの就活生は就職活動を終えます。そのため、企業はなぜそのような時期に就活するのかについて、強い興味を持っています。

この質問に対する回答によって企業の評価が変わるため、高評価につながるような前向きな回答を用意しましょう。

「公務員試験に落ちたから」「大学院に落ちたから」「面接に落ちたから」など、理由にはネガティブなものもあります。その場合は、反省した上で今どう切り替えて活動しているのかを伝えましょう。素直さと謙虚さ、そして前向きな姿勢を伝えれば、企業に好印象を与えられる可能性があります。

部活動の引退や留学からの帰国など、就活できないやむを得ない理由の場合は、そのまま伝えて構いません。企業からの理解を得やすいため、理由によってマイナス評価になることはないでしょう。

企業に採用メリットを感じさせるような強みを探す

大学4年10月から就活で内定を獲得するためには、企業に採用メリットを感じさせるような強みを探しましょう。

企業から内定をもらうには、「他の学生よりもこの学生を採用したい」と思わせることが必須です。

企業は学生が話す強みから、自社での採用メリットの有無を判断します。そのため、企業が求める人物像に合った強みを伝えることが大切です。

強みは何か特別なことである必要はないでしょう。問題解決力や論理的思考力、忍耐力など、日常生活で必要な能力は、実社会に出てからも大いに役立ちます。

「自分には強みなんてない…」と諦めずに、勉強やサークル、アルバイト、趣味などからエピソードを探してみましょう。実体験に基づくエピソードと紐付けると、説得力のある強みが語れます。

就活とは突き詰めれば、自分が得意とすること、または自分の強みを高く評価してくれる企業を探す行為です。

自分が感じる強みと企業が求める人物像が近ければ近いほど、入社後も評価されやすく、長く活躍できる可能性が高まります。そのため、自分の強みを見つけることは、選考で有利になるだけでなく、働きやすさにもつながります。

その企業でなければならない入社理由を見つけ出す

大学4年10月から就活で内定を獲得するためには、その企業でなければならない入社理由を見つけ出すことも大切です。

10月から採用活動を行う企業にとって、最大の目的は募集人数を確保することです。入社するまであまり時間がないため、企業は何よりも「内定辞退のリスクがない学生」「確実に入社してくれる学生」を求めます。

企業のニーズに応えるには、「その企業でなければならない入社理由」が語れなければなりません。

公式HPを調べればすぐに話せるような回答は、他の学生でもすぐに思いつくため、差別化にはなりません。「企業理念に惹かれたから」「御社の商品が好きだから」といった回答は、「内定さえもらえればどこでもいいのだろう」と受け止められやすい代表例です。

「その企業でなければならない入社理由」を語るには、視野を広く持ち、同業他社や周囲の業界について抜かりなく情報を集めましょう。そもそも比較軸がなければ、「なぜ他社ではなくその企業を選んだのか」「なぜその業界でなければならないのか」について語ることはできません。

その上で、他社では実現できないこと、どうしてもその企業でやりたいことを中心に入社理由を完成させれば、企業を納得させやすくなります。

会って話を聞きたいと思わせるESに仕上げる

大学4年10月から就活で内定を獲得するためには、会って話を聞きたいと思わせるESの中身に仕上げることも大切です。

就活生が企業から内定を獲得するには、面接前に実施される書類選考を突破しなければなりません。企業人事が会って話を聞きたいと思えるようなESを提出しない限り、そもそも面接には進めないことを自覚しましょう。

忙しい人事担当者は、熱意の感じられないES提出者にわざわざ会って話を聞くチャンスを与えてくれることはありせん。提出したESに魅力が感じられなければ、選考はそこで終わってしまいます。

ESの質を高めるには、第三者に添削してもらうのが効果的です。誤字脱字を防げるだけでなく、読みやすさや熱意など、複合的な観点からのアドバイスが期待できます。

大学4年生の10月から始める就活は1社1社が勝負です。チャンスを最大限活かすためにも、できることは全て実行しましょう。

ESの添削方法について詳しく知りたい人は、「ES添削を無料でしてくれるおすすめの方法は?選び方のコツや注意点も解説」も読んでみてください。

模擬練習を繰り返して面接前に自信をつけておく

大学4年10月から就活で内定を獲得するためには、模擬練習を繰り返して面接前に自信をつけておきましょう。

どんなに魅力的なESを仕上げても、ESと面接での印象にギャップがあれば、次の面接に進むことはありません。ESに記載した内容を堂々と話せるまで、模擬練習を繰り返すことが大切です。

面接では、選ばれる緊張感から声が小さくなったり、質問に答えられずに頭が真っ白になったりしてしまうことも珍しくありません。模擬練習を通して面接に慣れておくことで、本番に実力を発揮しやすくなります。

さらに面接では、話す内容だけでなく、身だしなみやマナーも問われます。せっかく良い回答を話せていても、基礎的な部分でマイナス評価を受けてはもったいないです。

模擬面接では、第三者の視点を取り入れられます。身だしなみやマナー、話す内容など、幅広い観点から企業が受ける印象をチェックして、面接本番に備えましょう。

就活でよく聞かれる質問内容や答え方について詳しく知りたい人は、「新卒の採用面接でよくある質問集!質問の意図や高評価につながりやすい答え方の例も紹介」の記事も合わせて参考にしてみてください。

過去に内定がない学生は落とされた原因を特定する

過去に内定がない学生が大学4年10月からも就活を継続するなら、落とされた原因を特定することに全力を注ぎましょう。

大学4年生の10月からの就活は、応募できる企業の数も多くないため、猶予はありません。これまでと同じような感覚で選考を進めてしまうと、内定がないまま卒業することも十分にあり得ます。

10月からの就活は、面接慣れした学生や留学組、体育会系学生など、企業から評価を受けやすいタイプの学生が多数参加してきます。受ける企業によって参加する学生のタイプは異なるものの、これらの学生との競争に勝たない限り内定はないと考えましょう。

これまでに内定がない原因はさまざまですが、自己分析や企業研究、面接準備など、個別対策に甘い部分があることは否めません。

また、個別の対策はある程度できていても、競争倍率の高すぎる企業ばかり受けていたり、そもそも応募数が足りていなかったりすることで、内定につながっていないこともあり得ます。

これまで内定をもらえなかった原因を特定できれば、10月からの就活をどう進めれば良いのか見えてくるでしょう。

大学4年10月から就活するときに役立つ便利な手段

大学4年10月から就活するときに役立つ便利な手段

大学4年10月から就活するときに役立つ便利な手段は、以下の通りです。

  • 企業紹介から面接対策まで手厚い支援が魅力の就活エージェント
  • 自分の経歴に興味を持った企業からオファーが届く逆求人サイト
  • 多くの企業に一度に出会える合同説明会

企業の選択肢が減って選考難易度が上がる大学4年生10月からの就活は、自分一人だけで進めるのは大変です。時間も限られているため、これから紹介する手段を有効活用して就活を進めましょう。

企業紹介から面接対策まで手厚い支援が魅力の就活エージェント

大学4年10月から就活するなら、就活エージェントを積極的に活用しましょう。

就活エージェントは、企業紹介からES添削、面接対策まで手厚い就職支援が受けられるサービスです。学生一人一人にキャリアアドバイザーがついて個別相談に応じてくれるため、就活の進行状況に合わせて具体的な就活支援が受けられます。

また、多くの企業人事とやりとりを重ねる就活エージェントは、企業が求める人物像にも精通しています。企業人事の目線からアピール方法を提案してもらえるのも、就活エージェントを活用するメリットです。

P-CHAN就活エージェントでは、これから就職活動をする就活生向けた就活相談を受け付けています。「自分の強みがわからない…」「自分に合う企業を教えてほしい」など、就職に関する悩みがある人は、一度相談を検討してみましょう。

就活のプロからアドバイスを受けることで、書類選考率や内定率を高められます。

新卒におすすめの就活エージェントについて詳しく知りたい人は、「【2023年最新】新卒におすすめの就活エージェント10選!使うべき理由や選び方も解説」の記事も合わせて参考にしてみてください。

自分の経歴に興味を持った企業からオファーが届く逆求人サイト

大学4年10月から就活するなら、逆求人サイトの活用も検討しましょう。逆求人サイトとは、自分のプロフィールを登録しておくことで、興味を持った企業からオファーが届くサービスです。

従来の就職活動は、求人を見て就活生から企業に応募するのが一般的な流れでした。しかし現在は採用活動の多様化が進み、学生のプロフィールを見て企業からアプローチをかけるダイレクトリクルーティングを導入する企業も増えています。

逆求人サイトを活用するメリットは、採用意欲の高い企業に出会えるチャンスを増やせることです。また、自分のプロフィールに興味を持つ企業からオファーが届くので、どんな企業が自分に興味を持っているのかを知る目安になります。

自分からの応募と企業からのオファーを組み合わせることで、より自分に合った企業を見つけやすくなるでしょう。

新卒へのスカウトサービスについてさらに詳しく知りたい人は、「新卒のスカウトとは?メリット・デメリット、スカウト率アップのポイントを解説!」の記事も合わせて参考にしてみてください。

多くの企業に一度に出会える合同説明会

大学4年10月から就活するなら、合同説明会にも積極的に参加しましょう。

合同説明会は多くの企業が参加し、募集対象となる学生に対して自社の説明や質疑応答を行うイベントです。多くの企業に一度に出会えるため、各企業の違いを比較できるのがメリットです。

また合同説明会では、直接企業人事から話を聞けるほか、参加した学生と情報交換をすることもできます。求人だけではわからない生の情報を入手できるため、参加しておいて損はありません。

合同説明会に関する情報は、就活サイトや大学のキャリアセンター、企業の採用ページなどから入手できます。10月以降の時期に採用意欲が高い企業が多いので、効率的に出会いを増やしましょう。

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大学4年10月から就活しても内定を獲得できる可能性は十分ある

大学4年10月から就活しても内定を獲得できる可能性は十分ある

この記事では、大学4年10月からでも就活できる理由や今後の流れについて紹介するとともに、狙い目の企業や秋採用での心得などについて解説しました。

一般的に10月は企業で入社式が行われるため、この時期から就活をする学生はそれほど多くありません。そのため、これから就活をして本当に内定をもらえるか不安を感じてしまうのは無理もないことです。

しかし、データに基づいて冷静に状況を分析すれば、10月以降も採用人数を充足できずに募集を続ける企業がたくさんあることがわかります。そのため、諦めずに就活を続ければ、内定をもらえる可能性は十分あります。

P-CHAN就活エージェントでは、隠れた優良企業に特化した就職支援を行っています。就活生一人一人の強みを活かした企業を紹介してくれるので、効率的に内定率を高められます。

90%を超える書類選考通過率の実績があるため、これからの選考に不安がある人は、ぜひ一度相談を検討してみましょう。

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この記事の監修者

P−CHAN就活エージェント

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
数多ある企業の中から、平均年収・研修制度・福利厚生、働きやすさなど、様々な審査をクリアした厳選した求人のみを取り扱う。

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