大学4年の12月から就活を始めるのは遅い?挽回する方法も解説
目次
「内定を得られないまま4年生の12月を迎えてしまった…。」
「まだ何もしていないけど、もう手遅れ?」
このように悩んでいる人もいるでしょう。
たしかに大学4年の12月時点で内定を得られていない状況は、就活が遅れていると言わざるを得ません。しかし、これからの行動次第では十分に内定獲得は可能です。
この記事では、大学4年の12月の就活でやるべきことを解説します。12月からの就活で何をすれば良いかわからない人は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、12月からの就活に不安がある人は、「P-CHAN就活エージェント」の利用がおすすめです。自己分析から選考対策まで幅広く就活をサポートします。
大学4年の12月から就活を始めるのは遅い?何もしてないのは手遅れ?
結論から言うと、大学4年生の12月から就活を始めても手遅れではありません。ただし、スタートが遅いことは事実であるため、状況を理解した上で就活を進める必要があります。
就職みらい研究所の「2023年3月度(卒業時点)内定状況」によると、大学4年生の12月時点で内定を受けている人は94%という調査結果が出ています。しかし中には、内定は受けているものの、満足いく結果が得られず就活を続けている人もいるかもしれません。
とは言え、大学4年生の12月になるとほとんどの人が内定を受けて就活を終えています。調査結果から、12月から就活を始めることがどれくらい遅れているか、ある程度わかるのではないでしょうか。
大学4年の12月まで内定が決まらない原因
大学4年の12月まで内定が決まらない原因としては、下記が考えられます。
- そもそも就活に本腰を入れていない
- 就活の軸がない
- 就職先へのこだわりが強すぎる
- コミュニケーション能力が不足している
- ビジネスマナーが身についていない
それぞれの原因について、詳しく解説します。
そもそも就活に本腰を入れていない
大学生活は、学業や研究、サークル活動、アルバイトなどやることが多くあります。そのため、就活に本腰を入れておらず気づいたときには大学4年の12月になっていたというケースもあるでしょう。
就活は、片手間で成功できるものではありません。きちんと企業研究や選考対策を行わなければ、他の就活生との差は広がってしまいます。
就活に本腰を入れておらずこれまで選考を受けてこなかった、もしくは何社か受けたもののしっかり対策していなかったという理由から、内定が得られていないケースが考えられます。
就活の軸がない
軸がないまま就活を進めると、企業選びが曖昧になり企業と自分がマッチしていることをアピールできず、なかなか内定が得られません。就活において、軸はさまざまな場面で役に立つ武器です。就活の軸とは、自分が就活をする上で最も重要視する軸のことです。
業務内容や待遇面など、就活の軸は人によりそれぞれ異なるため、自分にマッチした就活の軸を決めることが大切です。
就活の軸が定まっていることで、企業の特徴や強みに自分がマッチしていることをアピールできるでしょう。志望動機に説得感を持たせられるため、内定を受けられる可能性を高められます。
就活の軸の決め方に興味がある方は、「就活の軸の決め方は?具体的な方法や考慮すべき要素を紹介」も読んでみてください。
就職先へのこだわりが強すぎる
就活の軸を定めることは大切ですが、こだわりすぎると就活が難航する可能性があります。
1つの条件だけであればマッチしている企業を見つけやすいですが、2つ、3つと増やしていくと条件に合致する企業はどんどん少なくなっていきます。
知名度や給与面にこだわりすぎた結果、12月時点でそもそも1社も応募していない、もしくは数社にしか応募していないというケースもあります。
今後の人生を決める重要な就活において、慎重になることは大切です。しかし、こだわりすぎた結果就活に失敗していては本末転倒です。初めからこだわるのではなく、まずは広く企業を知っていく必要があります。
コミュニケーション能力が不足している
コミュニケーション能力が不足していると、相手に良くない印象を与えてしまったり、自分の意見を相手に伝えられなかったりします。面接やグループワークなどでもコミュニケーション能力を見られるため、選考結果に大きく関わってきます。
コミュニケーション能力は、社会人にとって欠かせない能力の一つです。社内外を問わず人と接する機会が多く、チームで仕事を進めることが多いため常に人とコミュニケーションを取らなければなりません。
コミュニケーション能力に自信がない人は、目を合わせたりハキハキと話したりすることに慣れることから始めるのがおすすめです。まずは、親しい人と会話の練習をして、フィードバックをもらいながら改善点を見つけていきましょう。
ビジネスマナーが身についていない
ビジネスマナーが身についていないことが原因で内定を逃してしまうケースも少なくありません。ビジネスマナーは、社会人になってからではなく就活の時点で必要です。敬語の使い方やメールの文面、電話のマナーなど、就活生が覚えるべきビジネスマナーは数多くあります。
自分自身は丁寧に対応しているつもりでも、ビジネスマナーを把握していないと知らず知らずのうちに相手に不快感を与えてしまう可能性があります。場面に応じて自分の行動をシミュレーションして、どのようなビジネスマナーが必要かを確認してみましょう。
ビジネスマナーの種類は多くありますが、就活で必要になるのは挨拶の仕方や身だしなみなど基本的なことがほとんどです。まずは、簡単なビジネスマナーから覚えるのがおすすめです。場面に合わせて使いこなせるように、一つひとつ練習しましょう。
マナーに興味がある方は、「新卒の面接マナーを紹介!対面面接の受付・入室・退室などシーンごとに解説」も読んでみてください。
大学4年の12月からの就活でも内定を得られる理由
大学4年の12月に内定を受けていない場合でも、内定を得られる可能性はまだ残されています。12月からでも内定を得られる理由は以下のとおりです。
- 通年採用や冬採用の企業がある
- ライバルが少なくなる
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
通年採用や冬採用の企業があるから
通年採用や冬採用を行う企業を狙えば、12月からでも内定を得られるチャンスがあります。
政府主導の就活スケジュールでは、大学3年の3月から企業説明会やエントリーシートの提出などが始まり、6月から選考が始まります。そのため、多くの企業では12月時点で採用活動を締め切ってしまうこともあるでしょう。
しかし、中には政府主導の就活スケジュールとは異なるスケジュールで採用活動を行う企業もあります。特に、ベンチャー企業などは通年採用をしていることが多い傾向があります。
大手でも通年採用している企業はあるため、通年採用の企業にだけ絞っても、自分が求める条件にある程度当てはまる企業を見つけられるでしょう。
また、冬採用をしている企業もあります。志望者が少なかった・採用を見送った人が多かったなどの事情で冬に採用活動を再開する企業もあるため、12月からでも選考を受けられる企業を見つけられるでしょう。
ライバルが少なくなるから
ほとんどの人が12月の時点で就活を終えているため、12月からの就活ではライバルが少なくなる傾向にあります。実際に、大学4年の12月時点で内定を受けている人は全体の94%にのぼります。
内定を受けても、それぞれの理由から就活を続けている人もいるかもしれません。しかし、ほとんどの人が12月の時点で就活を終えているため、倍率が低くなり選考で選ばれる確率は高くなります。
また、ほかの就活生と比較されることが少なくなるため、自分のアピールに注力できるでしょう。自分の強みや志望の本気度、企業とどれだけマッチしているかをアピールできれば、内定を得られる可能性が高くなります。
大学4年の12月からの就活でまずやるべきこと
大学4年の12月からでも、就活を成功させられる可能性はあります。ただし、就活できる時間がわずかであることは事実です。
ここでは、大学4年の12月からの就活でまずやるべきことを4つ解説します。
- なぜ内定がもらえないかを分析する
- 企業選びの条件を見直す
- 就活エージェントに登録する
- 逆求人サイトを利用する
それぞれのやるべきことについて、詳しく見ていきましょう。
なぜ内定がもらえないかを分析する
12月まで内定がもらえていない場合、なぜ内定がもらえないかを一度分析することが大切です。
企業研究や選考対策が不十分だったなどの単純な理由であれば、そこに注力することで内定を得られやすくなります。また、把握できていない自分の行動パターンや態度などで相手に不快感を与えてしまっている場合もあります。
自分では気づけないこともあるため、家族や親しい友人などに分析を手伝ってもらいましょう。
企業選びの条件を見直す
就活を早く進めるには、企業選びの条件を見直して視野を広げることも有効です。譲れない条件が複数あると、そもそも応募する企業が少なくなってしまい内定を受けられる可能性が低くなります。
12月でもまだ採用活動を行っている企業はありますが、遅くなればなるほど採用活動を終える企業は増えていきます。企業選びの条件が厳しいままだと、今後はさらに希望に合う企業は少なくなっていくでしょう。
とは言え、条件を緩めすぎると、志望動機も曖昧になりがちです。複数の条件を定めている場合は、絶対に譲れない就活の軸だけを残して他の条件を緩和するなど、少しずつ基準を緩めながら企業を探してみましょう。
就活エージェントに登録する
これまで1人で就活を行ってきた人は、就活エージェントを利用することで現状を変えられます。就活エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就活を総合的にサポートしてくれるサービスです。
自己分析や企業の紹介、選考対策など自分1人では難しいこともサポートしてもらえます。プロの力を借りることで、就活が成功する可能性も高くなるでしょう。
また、就活エージェントによっては特別ルートへの案内で一部選考をスキップできる場合があり、就活の進みが早くなることもあります。
P-CHAN就活エージェントは、就活生一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがついて就活をサポートします。無料で利用できるため、ぜひ活用しましょう。
逆求人サイトを利用する
就活サイトの中には、自分から企業に対してアクションを行うサイトだけではなく、企業側からオファーをもらえる逆求人サイトがあります。逆求人サイトを活用すれば、12月からでも企業から声がかかるチャンスがあります。
大学4年の12月からの就活は、残されている時間は多くありません。自分で企業を探そうと考えていても、思うように時間が取れなかったり自分の知識だけの偏った企業選びをしてしまったりする可能性があります。
逆求人サイトであれば、企業からアクションを起こしてもらえるため効率的に企業選びが可能です。また、普段は見つけられないような企業からもオファーが来るため、企業選びの幅が広がります。
大学4年の12月からの就活で内定を獲得するためのポイント
大学4年の12月からの就活では、残されている時間がわずかであることを意識して行動しなければなりません。限られた時間で内定を獲得するための、下記4つのポイントについて解説します。
- 企業選びを慎重に行う
- 万全な選考対策を行う
- 心身のケアを怠らずに最後まで諦めない
- 既卒での再就活を視野に入れる
企業選びを慎重に行う
大学4年の12月からは、企業選びを行う時間をあまり確保できません。しかし、時間がないからと言って安易に企業を選んでしまうと、入社後に後悔する可能性があります。
応募する企業は、自分の価値観やキャリアビジョンに合った企業を選ぶことが大切です。転職エージェントや逆求人サイトなどをうまく活用しながら、慎重に企業選びを行いましょう。
万全な選考対策を行う
12月からの就活では、選考を受ける一つひとつの企業に対して万全の対策を行うことが重要です。早い時期であれば多くの企業に応募することも可能ですが、12月になると多くの企業の選考に応募して数をこなすのが難しくなります。
万全な選考対策を行うためには、選考を受ける企業を絞る必要があります。企業選びや企業研究を慎重に行い、一つひとつの選考に注力しましょう。
心身のケアを怠らずに最後まで諦めない
就活が遅れていることから焦る気持ちが出てしまうのは仕方がないことですが、心身のケアは怠らないようにしましょう。
心身のケアを怠って不調のまま就活を続けても、良い結果を得るのは困難です。12月からでも、心身の健康を維持して最後まで諦めずに努力すれば内定を獲得できます。周囲のサポートも活用しながら、就活を進めましょう。
既卒での再就活を視野に入れる
大学4年の12月からの就活を諦めて、卒業後に改めて就活をスタートする選択肢もあります。時間に余裕ができるため、改めてじっくり就活を行いたいという人は、メリットとデメリットの両方を把握した上で検討しましょう。
多くの企業では主に新卒採用を行っているため、本来であれば既卒は新卒よりも選択肢が狭くなり不利と言われています。しかし、近年は政府の指針に基づき、卒業後3年間は既卒ではなく新卒とみなす企業が増えているため、既卒でも就活は可能です。
既卒の就活に興味がある方は、「既卒の就活では何をアピールすべき?強みや求人探しのコツなどを解説」も読んでみてください。
大学4年の12月からでも諦めなければ就活は成功させられる
大学4年の12月からの就活は、いかに効率良く就活を行うかがカギです。やるべきことを把握して、周囲のサポートも活用しながら就活を進めましょう。
時間がないからといって焦るのではなく、限られた時間だからこそ慎重に行うことが重要です。心身のケアや企業研究などを怠らず、一つひとつの選考対策を万全にして臨みましょう。
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