【2025年8月最新】新卒の平均年収はどれくらい?ボーナス込みの額や手取り額を紹介

就職活動に臨むにあたって、新卒の年収がどれくらいなのか気になっている人は多いでしょう。初めて社会人になるのであれば、給与面について知りたいと思うのは当然のことです。
今回は、新卒の平均年収について紹介していきます。給与から差し引かれる社会保険料や税金などについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
新卒(新入社員)の平均年収は約297万円
※上記画像は2024年時点のデータです
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、新卒の平均年収は約297万円でした。
卒業区分別の平均年収は次の通りです。
卒業区分 | 平均年収 |
大学院卒 | 344.8万円 |
大学卒 | 297.9万円 |
高専・短大卒 | 267.3万円 |
高校卒 | 237.0万円 |
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」の初任給平均額を12倍して算出
なお、上記の額にはボーナス額が考慮されていません。上記に数万円〜数十万円をプラスした額が、ボーナス込みの平均年収となります。
新卒年収の中央値
令和4年から令和6年の3年間における新卒の年収の中央値は以下の通りです。
卒業区分 | 年収の中央値 |
大学院卒 | 331.2万円 |
大学卒 | 284.7万円 |
高専・短大卒 | 257.5万円 |
高校卒 | 224.1万円 |
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」「令和5年賃金構造基本統計調査」「令和6年賃金構造基本統計調査」3年間の初任給中位値を12倍して算出
中央値とは、データ群を低い順(もしくは高い順)から並べた際に真ん中に位置する値です。
平均値を算出する場合、極端に年収が高い人が含まれたときに、平均値が跳ね上がり偏った数値になる可能性があります。
対して中央値は、順番の真ん中に位置する人の年収を拾うため、少数の大きなデータに依存することなく、調査対象の中間に当たる数値を見ることが可能です。
ただし新卒の年収に関して言えば、中央値と平均値に大きな差がありません。これは、新卒の年収は人によってバラつきが少なく、皆が同じくらいの額からスタートしていることを意味します。
新卒の平均手取り額
新卒の平均手取り額は、約16〜18万円/月です。
新卒の場合、初任給から厚生年金や健康保険料、所得税などが差し引かれます。初任給に0.75〜0.85をかけると、差し引き後のおおよその額(手取り額)が算出可能です。
卒業区分別に平均手取り額を計算した結果は以下の通りです。
卒業区分 | 平均初任給 | 給与から差し引かれる額 | 平均手取り額 |
大学院卒 | 23.8万円 | 約3.6万〜6万円/月 | 約17.8万〜20.2万円/月 |
大学卒 | 21.0万円 | 約3.2万〜5.3万円/月 | 約15.7万〜17.8万円/月 |
高校卒 | 16.7万円 | 約2.5万〜4.2万円/月 | 約12.5万〜14.2万円/月 |
出典:厚生労働省「「1 学歴別にみた初任給」から算出
なお、入社初月である新卒の4月に限っては、厚生年金や健康保険料の天引きがないため、上記よりも多い金額が得られます。
さらに新卒の場合、前年度の所得がないため、住民税が差し引かれません。
住民税は2年目の6月から差し引かれるので、1年目と2年目の基本給が一緒でかつ残業時間が変わらない場合、2年目の手取り額は1年目よりも少なくなります。
新卒の平均手取り額に興味がある方は、「新卒社員の平均手取り額は?年収や初任給を調べる際の注意点も解説」も読んでみてください。
新卒の平均ボーナス金額
ボーナス額は法律による定めがないため、企業によって異なります。新卒の場合、数万円〜10万円程度の企業もあれば、30〜40万円程度となる企業もあるでしょう。
業界や企業によって異なりますが、ボーナスは夏と冬の年2回で支給されるのが一般的です。
ただし入社1年目の夏は在籍期間が短いという理由で、ボーナスを支給しない、もしくは数万円〜10万円程度の「寸志」として支給する企業もあります。
新卒の平均ボーナス金額に興味がある方は、「新卒社員のボーナスの平均は?夏冬の平均支給額や決まり方を解説」も読んでみてください。
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新卒が知っておくべき年収・給与の仕組み
新卒が知っておきたい年収・給与の仕組みを、次の順に見ていきましょう。
- 給与の「額面」は総支給額
- 給与の「手取り」は保険料や税金などを差し引いた額
- 年収は毎月の総支給額+ボーナスで計算
- 手当には「法定手当」「任意手当」がある
給与の「額面」は総支給額
給与の額面は、基本給と各種手当の合計です。
基本給とは年齢や勤続した年数、スキルなどを基準に会社が決めた賃金のことを指します。新卒の場合は、募集要項に記載されているのが一般的です。
これにプラスして支払われる「各種手当」には、通勤手当や住宅手当、時間外手当(残業代)などが含まれています。
なお、額面は保険料や税金などが差し引かれる前の金額です。ただし、通勤手当に関しては所定の範囲内であれば非課税扱いとなるため、課税額や社会保険料に影響することはありません。
給与の「手取り」は保険料や税金などを差し引いた額
額面から差し引かれる(控除される)ものには、税金、社会保険料、その他の組合費の3つがあります。これらを額面から差し引いたものが手取りです。
税金として差し引かれるのは、所得税と住民税です。
税金の種類 | 納税額の決まり方 |
所得税 | その年の年間所得 |
住民税 | 前年の年間所得 |
所得税は本来、その年の年間所得を基準に総額が決まりますが、会社員の場合は源泉徴収として毎月の給与から差し引かれます。ただし、毎月の源泉徴収は給与から計算されたおよその金額なので、毎年12月に「年末調整」と呼ばれる帳尻合わせが行われるのが一般的です。
住民税は、前年の年間所得を基準に決まります。そのため、新卒の年は住民税が発生しません。
手取り額こそが実際に手にできる金額なので、企業選びでも考慮すべき項目と言えるでしょう。
年収は毎月の総支給額+ボーナスで計算
年収は1年間で企業が支払った総額、つまり毎月の総支給額+ボーナスで計算されます。一般的に手取りベースでは計算しません。
ボーナスも年収に含まれているため、必ずしも年収÷12が毎月の総支給額になるわけではないことを知っておきましょう。
手当には「法定手当」「任意手当」がある
手当には「法定手当」「任意手当」の2つの種類があります。
法定手当 | 残業手当・深夜手当・休日出勤手当 |
任意手当 | 役職手当・資格手当・住居手当・家族手当等 |
法定手当は法律で定められた手当のことです。
例えば、残業手当は1日8時間(週40時間)を超えた労働に対して、一定の割増率で支給されます。深夜手当や休日出勤手当もそれぞれ既定された日時に勤務すると、通常の賃金にプラスアルファで支払われます。
このように、働いた時間やタイミングによっては手当が上乗せされるため、結果的に年収アップに繋がる可能性もあります。
一方、任意手当は会社の裁量で支給されるものであり、法定手当のように法的拘束力はありません。手当の有無や、金額・支給条件などの内容は会社によって異なります。
基本給が同程度でも任意手当の有無で月々の給与に差が出ることもあるため、公式サイトや求人情報でチェックしておきましょう。
都道府県別で見る新卒の平均年収│東京がトップ
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、都道府県別の新卒の平均年収は、東京がトップで264万円でした。
以下、東京に次いで高いのは千葉、神奈川、埼玉、愛知、大阪が初任給21万円(年収252万)です。
そして最も年収が低いのは沖縄県の初任給17.5万円(年収210万円)で、次点は宮崎県の18.8万円(年収225.6万円)が、年収の低い地域として公表されています。
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新卒から働き続けたときの年収推移
新卒から働き続けたときの年収推移の目安は、大きく次の3つのフェーズで分けられます。
- 新卒から4年働いたときの年収推移
- 10年以上働いたときの年収推移
- 15年以上働いたときの年収推移
新卒から4年働いたときの年収推移
新卒から4年働いたときの年収の目安は、おおよそ300万円台に推移します。組織全体ではまだ経験やスキルの浅いメンバーとして見なされることが多く、給与も大きく跳ね上がることはありません。
新卒から数年の勤続で300万円以上の給与を得ることは、一般的には難しいとされています。そのため給与が上がらないと焦るのではなく、資格取得やスキルアップなどの自己研鑽に努めましょう。能力が上がれば企業の利益に貢献できるようになり、着実に給与が上がっていきます。
なおコンサルティング業界や外資系、商社といった専門性の高い業界に就職すれば、新卒1年目であっても年収300万円を得ることも可能です。
10年以上働いたときの年収推移
10年以上働いたときの年収の目安は、おおよそ400万円台に推移します。勤続10年ともなれば、中堅ポジションとして重要な役職に就くことも多く、責任のある仕事を任されるようになるでしょう。
社会貢献への影響力も高くなり、企業の利益向上に寄与できれば給与も上がっていきます。昇進のチャンスを逃すことなく仕事を続けていけば、さらに年収を上げていけるでしょう。
ただし10年以上勤務していても、業界の規模や衰退によって400万円台に到達しないこともあります。そのため年収を意識して就活するときは、業界の将来性を見据えながら企業を探すことも大切です。
15年以上働いたときの年収推移
15年以上勤続したときの年収の目安は、おおよそ500万円台に推移します。高い専門性が身につき、昇進のチャンスに恵まれれば、高い年収を得ながら仕事ができるでしょう。
事業規模によっても異なりますが、課長や部長、執行役員など重要なポジションを任されるようになれば、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。
また15年以上のキャリアがあれば、自分の市場価値が明確になるため、現在よりも高い年収の仕事へ転職できます。自身のキャリアプランを見直して、新しい業界へチャレンジをするのも一つの手段です。
新卒で年収300万〜400万円以上が期待できる企業の業界
新卒の平均年収は約284万円ですが、企業によってはそれ以上を目指すことも可能です。
年収300万~400万円以上が期待できる企業の業界を紹介します。
- コンサルティング企業
- IT企業
- 商社
- メガバンク
- 外資系企業
- 証券会社
- 不動産企業
- ベンチャー企業
- その他、歩合制を採用している企業
コンサルティング企業
コンサルティング企業は、新入社員でも高い年収が期待できるでしょう。成果主義の風潮が強く、新卒であっても成果次第で月収30万前後、年収にして400万円を超えることがあります。
役職によって給与が固定されていることが多く、新卒は入社後アナリストに就くのが一般的です。経験を積み成果が出せるようになれば、年収1,000万円を超えることもあります。
国内における代表的なコンサルティング企業は、次のとおりです。
IT企業
IT企業は、新入社員でも高い年収が期待できるでしょう。技術職の枠に留まらない大変さがあり、多岐にわたる業務知識と能力に対して、その分年収も高くなっているからです。
ただし、一口にIT企業と言ってもさまざまで、特に高年収が期待できるのはベンチャー企業や大手企業です。ベンチャー企業や大手企業では、スキルやキャリアを積み重ねることで年収1,000万円以上も目指せます。
国内における代表的なIT企業は、次のとおりです。
商社
商社は、新入社員でも高い年収が期待できるでしょう。海外赴任が多く、高額なボーナスが支給されることでも知られています。
新卒の平均月収は21〜22万円程度ですが、ボーナス支給額が多いため、年収にすると300万円を超える場合もあります。
新卒に関して言えば平均年収ははそれほど高くないかもしれませんが、ボーナス額が高く経験と実績を積むと順調に昇給していくのが特徴です。また5大商社の場合は、20代で年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
国内における代表的な商社には、次のようなものがあります。
メガバンク
メガバンクは新卒の初任給こそ21〜22万円程度と一般的な水準ですが、福利厚生が充実している傾向にあるのが特徴です。
家賃補助や寮完備などがあるため、たとえ初年度の給与が少なくとも、お金が足りないと感じることは少ないでしょう。また、年功序列の風潮は強いものの、30代前半で年収1,000万円を目指せる点も魅力です。
国内における代表的なメガバンクは、次のとおりです。
外資系企業
外資系企業は、新卒から高い年収がもらえる企業が多くあります。外資系企業では基本給のほか、実績に応じて支払われるインセンティブを取り入れている企業が多いからです。
インセンティブは個人の成績によって変動し、成果の出せる人材なら高年収になります。
国内に拠点を持つ代表的な外資系企業は、次のとおりです。
証券会社
証券会社は、新卒も高い年収が期待できるでしょう。拘束時間が長くノルマが設けられている厳しい業界ですが、その分給与水準が高くなっています。
新卒の平均月収は22〜23万円程度ですが、ボーナス支給額が多いため、年収にすると300万円を超える場合もあります。
国内における代表的な証券会社は、次のとおりです。
不動産企業
不動産企業は、新卒1年目から高い年収を目指せるチャンスがあります。土地や建物、開発を取り扱う仕事であるため、一つひとつの単価が大きく、契約が取れるたびに大きな利益となるのが特徴です。
基本給は他の業界と同じように設定されていますが、不動産業界の年収が高い理由としては、インセンティブの割合が大きいことにあります。インセンティブとは、売上を確保できた金額や契約を取った件数に応じて報酬が支払われる給与の仕組みです。
つまり成果を出せば、基本給以上の給与が得られるので、新卒でも年収300万円〜500万円を目指せるでしょう。
国内における代表的な不動産企業は、次のとおりです。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は、新卒でも高い年収が得られる可能性があります。なぜなら新卒1年目から利益に直結する責任の大きい仕事を任されることが多いからです。
設立間もないベンチャー企業は、従業員数も少ないため少数精鋭型の経営方針が取られており、インセンティブ型の報酬システムを採用する傾向にあります。自分から積極的に働きかける大変さがあるものの、成果を出した分大きな報酬が得られるので、非常にやりがいのある業態だと言えるでしょう。
ベンチャー企業はIT分野が多く、多彩なスキルを持った人材が重宝されます。内定獲得のハードルは高めですが、入社できれば高い年収を目指して働けるでしょう。
その他、歩合制を採用している企業
歩合制を採用している企業であれば、成果次第で高年収を目指せます。
一般的に歩合制を取り入れていることの多い職種は、主に次のとおりです。
- 営業
- 販売
- 美容師
- ドライバー
営業職や販売職はノルマが設定されていることがあり、一定以上の目標数値をクリアした場合にインセンティブとして固定給に歩合分が加算されるのが特徴です。
国内企業の多くは昇給制度が年功序列の傾向にあるため、若くから高年収を稼ぎたい人は歩合制を採用する企業へ就職するのも一つの選択肢かもしれません。
ただし歩合給に上限を設ける企業もあるので、企業を選ぶ前にしっかりと確認しておきましょう。また、歩合制は成果を出せば新卒の平均年収を上回ることもできますが、逆に言えば成果を出せなければ年収が低くなってしまう可能性もあるため注意が必要です。
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新卒の年収や給料が高い企業の特徴
新卒の年収や給料が高い企業の特徴は、以下の通りです。
- 成果主義の企業
- 高い資本力を持つ企業
- 専門的な知識が必要な企業
成果主義の企業
成果主義を重視する企業は、新卒の初任給も高く設定されていることがほとんどです。
成果主義とは結果を上げた分だけ、勤続年数に関係なく評価する給与体系のことです。IT業界やコンサルティング業界、外資系企業などが取り入れています。
成果主義を掲げる企業の採用活動は、学歴よりも学生の持つ経験やスキルを重視するのが特徴です。求められる能力が高い分プレッシャーも大きいですが、努力次第で大きな収入が得られるでしょう。
高い資本力を持つ企業
大企業や上場している企業は、資本面で十分な余力があるので、新卒1年目の社員に対しても高い給与を支給できます。勤続年数に応じて昇給が行われる年功序列の企業なら、常に高い給与水準で働き続けることも可能です。
また資本力が高いと、それだけ福利厚生が充実している可能性も高いと言えます。住宅手当や家族手当、各種ボーナスといった報酬体系にも恵まれていることがほとんどです。
大企業や上場企業は知名度も高く、就活においてもライバルが多く狭き門ですが、就職できれば新卒1年目から高い年収を確保できるでしょう。
ただし企業の経営方針によっては、新卒の初任給を高額に設定するのではなく、昇給額を引き上げているケースもあります。企業研究の際に、しっかりと各企業の給与体系の仕組みについて理解しておきましょう。
専門的な知識が必要な企業
専門的な知識が必要な企業で働けば、高い給与水準で働けます。新卒入社の時点で即戦力として活躍ができ、評価される可能性が非常に高いと言えるでしょう。
高いスキルや経験を持った学生を集めたいと考える企業は年収が高めです。例えば新卒が入社できる専門性の高い業界には、IT業界やコンサルタント、金融業界などがあります。必要な資格があれば、会計士や税理士といった仕事に就くことも可能です。
ただし専門的で高度な技術が求められるような企業でも、ネームバリューがないという事情から、宣伝目的のために初任給だけ高くする企業もあります。どれくらいの収入が得られるのか、事前にシミュレーションをして企業選びをしましょう。
新卒が年収重視で企業を選ぶときのチェックポイント
新卒が年収を重視しながら企業を選ぶときに、チェックしておきたいポイントは以下のとおりです。
- 公開されている年収額だけをあてにしない
- みなし残業代をチェックする
- 家賃手当をチェックする
- 昇給やボーナスをチェックする
- 業界や企業の将来性と安定性をチェックする
- 初任給の支払日を確認しておく
公開されている年収額だけをあてにしない
企業を選ぶときは、年収額だけをあてにしてはなりません。年収は保険料や税金を差し引く前の支給額で計算されるため、実際に1年間で手にできる金額ではないからです。
また、企業の平均年収はネットを使えば調べられますが、実際の年収は勤続年数や役職にも依存します。全てを鵜呑みせず、あくまで参考程度に留めておきましょう。
みなし残業代をチェックする
次にみなし残業代をチェックしましょう。みなし残業代は「固定残業代」と呼ばれることもあり、あらかじめ定められた時間分の残業代を給与に含めるというものです。
想定よりも残業時間が少なければ得ですが、残業時間が多くなった場合、本来であれば加算されるはずの残業代が加算されないため注意しましょう。
家賃手当をチェックする
家賃手当があると、実質的に年収は加算されます。例えば月5万円の家賃手当があれば、年間ベースで考えるとプラス60万円です。
ただし企業は住宅手当の制度導入に関して法律的な義務を負っていないので、企業によっては住宅手当がない場合もあります。募集要項をよく読み、疑問点があれば人事担当者へ事前に確認しておきましょう。
昇給やボーナスをチェックする
初任給以外の項目もチェックしましょう。長く勤めるのであれば、昇給やボーナスが年収に大きく影響してくるからです。
月給や賞与がどのように設定されているのか、また昇給はどのように決められるのかを事前に知っておくことで、将来的に年収アップの見込みがあるかどうかを予想できます。
業界や企業の将来性と安定性をチェックする
業界の将来性や企業の安定性も考慮して、応募企業を決めることも大切です。将来性や安定性に問題がある企業に入社してしまうと、年収に影響する恐れがあるためです。
例えば業績不振によるボーナスカット、業務縮小による人員の削減などが挙げられます。最悪の場合、会社が倒産したりリストラされたりするリスクがある点にも注意が必要です。
「高年収だから」という理由だけで応募企業を選ぶのではなく、これまでの実績や口コミ・評判なども踏まえて総合的に判断しましょう。
初任給の支払日を確認しておく
初任給がいつ支払われるのか確認しておきましょう。入社月に支給される企業もあれば、翌月以降になることもあるためです。
例えば「15日締め・当月払い」と「月末締め・翌月払い」では、初任給の支給額が以下のように異なります。
締め日 | 15日締め | 月末締め |
支払日 | 当月25日 | 翌月末 |
初任給の支給タイミング | 4月25日 | 5月31日 (入社の翌月末に支給) |
支給額の目安 | 約0.5か月分 (4月1日~15日分) | 1か月分 (4月1日~30日分) |
15日締めの場合、支給のタイミングは早いものの、額は約0.5か月分に限られます。1か月分を想定して生活すると赤字になる恐れがあるため注意しましょう。
一方、月末締めの場合は丸々1か月分が支給されます。ただし支給のタイミングは入社の翌月末であり、約2ヶ月は給与が入ってきません。一人暮らしの人は、入社前に最低でも2か月分の生活費を用意しておく必要があります。
初任給の支払日は求人票や企業の採用ページに記載されていることが多いため、必ず入社前に確認しておきましょう。
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新卒が年収重視で企業を選ぶときの注意点
新卒が年収重視で企業を選ぶときの注意点は、以下の通りです。
- 初任給だけでなく将来的な年収も確認しておく
- 年収が高くてもワークライフバランスが悪い可能性がある
初任給だけでなく将来的な年収も確認しておく
初任給だけに目を向けるのではなく、将来的な年収も視野に入れた企業選びが重要です。初任給が高いからといって、必ずしも将来的な年収も高くなるとは限りません。
例えばIT業界やコンサル業界は、初任給が高く設定されています。しかしインセンティブ制度を採用していることから、成果が出せないときは固定給のみに留まり、大きく年収が下がってしまうこともあるでしょう。
初任給は、あくまでも新卒が最初に得られる給与額のことであり、年収推移に影響を及ぼすものではありません。逆に初任給が平均的であっても、勤続年数が長くなれば平均以上の給与額が得られることもあります。
そのため年収を視野に入れて企業を選ぶときは、初任給だけでなく年収推移のモデルについても情報を集めましょう。
年収が高くてもワークライフバランスが悪い可能性がある
例え年収が高くても、ワークライフバランスが悪く働きにくい企業もあるので注意しましょう。
年収が高い分、任される業務量が過度であったり責任が大きすぎたりすることがあります。多くの時間を仕事に費やし残業が重なることで身体的・精神的な負担が蓄積し、健康を損なう可能性も否定できません。
初任給や年収にこだわりすぎると、実態を把握しないまま入社してしまうおそれがあります。求人情報をしっかりと確認して、業務量や年間休日数、有給取得実績などをチェックしておくことが大切です。
自身が給与を優先するのか、働きやすさを優先するのかについても考えを巡らせておくと良いでしょう。
新卒から年収の高い企業に入るためのポイント
新卒でも年収が高い企業に入るためのポイントは、以下の7つです。
- 就活の準備を早めに行う
- 複数の就活サイトを活用する
- 実際に働いている人の口コミをチェックする
- インセンティブのある企業を選ぶ
- 資格やスキルを習得する
- OG・OB訪問を行う
- 新卒に特化した就活エージェントを利用する
就活の準備を早めに行う
早めに就活準備を始めることで、年収の高い企業から内定を得やすくなります。こうした企業は人気が高く、早期に募集を締め切ってしまうケースもあるためです。
また、準備を前倒しで進めることで、自己分析や面接対策にじっくり取り組むことができます。人気企業には優秀な学生が多く集まるため、自分の強みを的確にアピールできるよう、しっかりと下準備をしておきましょう。
エントリーの締め切りを把握するとともに、履歴書やエントリーシートの提出は余裕を持って済ませておきましょう。
複数の就活サイトを活用する
複数の就活サイトを活用することで、年収の良い企業が見つかりやすくなります。なぜなら就活サイトによって取り扱っている求人情報は異なるからです。
大手企業に特化したサイトだけではなく、中小企業に強いサイトもチェックしてみると良いでしょう。企業の規模は小さくても福利厚生が手厚く、高年収が狙える企業もあります。
そのため、就活サイトはひとつに絞らず、複数のサイトを比較する癖を付けましょう
実際に働いている人の口コミをチェックする
企業の年収に関する情報は、実際に働いている人の口コミも参考にするのがおすすめです。現場の声を知ることで、高年収とされる企業の実態をより具体的に把握できます。
採用サイトに掲載されている年収例は、あくまで一部のモデルケースであり、実際の給与水準とは異なることもあります。例えば「年収500万円」と書かれていても、入社数年後の想定だったり、残業や休日出勤込みの金額だったりするケースも珍しくありません。
そのため、採用サイトの情報だけでなく、口コミサイトなどを活用して実際の働き方や収入面のリアルな声を確認しておきましょう。ボーナスや各種手当の有無、取得状況など、基本給以外の情報も得られる可能性があります。
ただし、口コミはあくまで個人の体験や主観に基づいたものです。採用サイトとの比較に使うなど、あくまで参考程度に留めておくのが良いでしょう。
インセンティブのある企業を選ぶ
インセンティブが高い企業ほど高年収を狙いやすい傾向にあります。インセンティブとは基本給とは別に支払われる成果報酬のことで、「歩合」や「報奨金」と呼ばれることもあります。
例えば「新規契約1件につき2万円支給」「販売個数の5%バック」など、営業や販売に導入されているケースが多いです。
仮に「新規契約1件=2万円」のインセンティブが設定されている場合、月に5件の契約を獲得すれば、10万円の報酬が基本給とは別に支給されます。基本給が20万円であれば、月収は30万円となる計算です。
特に不動産業界や自動車販売業など、高額な商品を扱う企業ではインセンティブの金額も大きくなる傾向があります。営業力や交渉力に自信のある人には、大きなメリットとなるでしょう。
インセンティブ制度がある企業の中には、基本給を低めに設定している場合もあります。安定した収入を重視したい人は、インセンティブの内容だけでなく、基本給の金額や支給条件などもしっかり確認しておきましょう。
資格やスキルを習得する
資格やスキルを卒業前に習得することで、新卒入社でも高年収の企業に就職しやすくなります。専門性が必要とされる業種は、そのぶん年収も高く設定されているケースが多いからです。
専門性が高い業種と役立つスキル・資格については以下の通りです。
IT業界 |
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医療・介護業界 |
|
新卒はポテンシャルが重視されるため、実務経験がなくても資格・スキルがあるだけで内定率アップが期待できるでしょう。
OG・OB訪問を行う
OG・OB訪問で情報収集をすることも、年収の高い企業に入社するためのヒントになります。昇給ペースや賞与の支給実績など、現役で働いている人からリアルタイムの情報を得られるためです。
年収に関する情報は口コミサイトでも調べられますが、過去に在籍していた人の投稿も多く、最新の実情が反映されていないこともあります。その点、OG・OB訪問は匿名の情報よりも信頼性が高く、有益な情報源となるでしょう。
大学の先輩や知人であれば、聞きにくいことも直接質問しやすくなります。口コミでは得られなかった実態や個別事情についても、積極的に聞いてみるのがおすすめです。
新卒に特化した就活エージェントを利用する
新卒に強い就活エージェントを利用することで、年収の高い企業への内定率アップが期待できます。希望に合う企業の求人情報を紹介してもらえる他、プロのサポートで就活を効率的に進められるためです。
例えば「P-CHAN就活エージェント」の場合、履歴書やエントリーシートの添削、面接対策などのサポートが充実しています。紹介先企業は全て事前に審査を行っており、信頼性の高い優良企業のみを紹介している点も安心材料のひとつです。
企業によっては一次面接や書類選考が免除される特別選考ルートを利用できることもあり、予想以上に早く内定を得られるケースもあります。
年収が高い企業を志望する就活生は多く、競争倍率も高くなりがちです。エージェントの的確なサポートを受けながら就活を進めることで、内定の可能性をより高められるでしょう。
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【年収別】新卒の生活レベル
新卒の平均年収は約297万円です。平均年収を聞くと「生活できるか不安」となる人も多いでしょう。以下では、年収別での新卒の生活レベルを紹介します。
- 新卒の年収300万円の生活レベル
- 新卒の年収400万円の生活レベル
- 新卒の年収500万円の生活レベル
新卒の年収300万円の生活レベル
年収300万円の場合、月の手取りは約20万円です。
例えば、一人暮らしで家賃・食費・通信費などを含めた支出が月17万円程度であれば、毎月3万円を貯金に回せます。ただし、家賃が高いエリアに住んでいたり、交際費や趣味にお金をかけたりすると赤字になる可能性もあるため注意が必要です。
職場と実家が近い場合や通勤時間が許容できる範囲にあれば、無理に一人暮らしを始めず、実家で同居するのも手です。実家暮らしを選ぶことで生活費を抑え、着実に貯金を増やせます。貯金額の増加や昇給をきっかけに、一人暮らしに切り替えるのも良いでしょう。
居住地を決める際には、移動手段や通勤手当の有無なども事前に確認しておくことが大切です。
年収300万円の生活レベルについて詳しく知りたい人は、「新卒で年収300万円は低い?高い?1年目の平均年収や手取り額を紹介」をチェックしてみてください。
※出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」
新卒の年収400万円の生活レベル
年収400万円の場合、月の手取りは約26万円となります。新卒で400万円の年収は平均より100万円程高い計算となり、ややゆとりのある生活を送れるでしょう。
一般的に、一人暮らしの家賃は3割程度に抑えることが望ましいと言われています。月の手取りが約26万円で家賃が3割であれば、8.5万円程度の賃貸に住める計算です。それでも15万円以上が手元に残るため、交際費や貯金などに回す余裕も十分にあります。
ただし、結婚や転職などのライフスタイルに変化に備えた蓄えも必要です。「月の生活費が余ったら貯金」という意識ではなく、毎月2~3万円を先取り貯金しておくなど、計画的に使うようにしましょう。
年収400万円の生活レベルについて詳しく知りたい人は、「新卒で年収400万円は高い?目指せる職種や企業の選び方も解説」をチェックしてみてください。
新卒の年収500万円の生活レベル
年収500万円の場合、月の手取りは約32万円です。新卒でこの年収を得られる人はごく一部ですが、もし実現できればかなりゆとりのある生活が可能です。
例えば一人暮らしの家賃に10万円あてても、20万以上は残る計算です。食費・水道光熱費・通信費に7万円、交際費・趣味に3万円使ったとしても、10万円以上が残ります。貯金や旅行、資産運用などに充てられる余裕があるため、経済的なストレスを感じにくいライフスタイルを送れるでしょう。
ただし、年収が高くなるほど所得税や社会保険料の負担も大きくなる点には注意が必要です。将来のためにお金を効率良く増やしたい人は、ふるさと納税やiDeCo、NISAといった制度を活用し、早いうちから節税・資産形成を行いましょう。
新卒が年収500万円を目指すことが可能か知りたい人は、「新卒で年収500万円は可能?達成できる企業の探し方も解説」をチェックしてみてください。
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新卒の年収に関するよくある質問
新卒の年収に関してよくある質問をまとめました。
- 年収と手取りは違うものですか?
- 初任給と基本給は同じものですか?
- 同じ企業でも学歴によって1年目の年収は変わりますか?
- 成果を出せば1年目でも年収は上がりますか?
- 1年目の年収が高い企業は激務ですか?
- 面接で年収に関する質問をしても大丈夫ですか?
年収と手取りは違うものですか?
年収と手取りは異なります。
年収は年間で得られる総収入を指した言葉です。基本給のほか、賞与(ボーナス)や手当も年収に含まれています。社会保険料や税金などが差し引かれる前の金額です。
一方で手取りとは、社会保険料や税金を差し引いて手元に残った給与のことです。企業によっては、さらに積立金や組合費などが差し引かれる場合もあります。一般的には、年収の8割程度が手取りとして自身の収入となります。
初任給と基本給は同じものですか?
初任給と基本給の考え方は似通っていますが、厳密には違うものです。
初任給は入社して最初に受け取る支給額です。基本給と残業代や各種手当を合わせた金額が、初任給として求人票には記載されています。
一方で基本給は、労働契約に基づき支払われる給与額のことです。残業代や各種手当は別に設定されていることが多く、インセンティブも含まれていません。長く働いたときの年収シミュレーションは、この基本給をベースにして計算されます。
同じ企業でも学歴によって1年目の年収は変わりますか?
学歴によって1年目の年収に差が出る事例は、ほとんどありません。
多くの企業は学校名ではなく卒業区分(大学卒や大学院卒)などで給与を設定しています。
成果を出せば1年目でも年収は上がりますか?
成果を出しても、1年目で年収が大幅に上がることは期待できないでしょう。多くの企業は、2年目以降に成果を給与へと反映するからです。
1年目から成果を出して年収を上げたい人は、歩合制が採用されている企業への就職が向いています。
1年目の年収が高い企業は激務ですか?
年収が高いからといって、一概に激務とは言えません。
ただし1年目から年収が高い企業は、年収に見合った成果が求められる可能性があります。
面接で年収に関する質問をしても大丈夫ですか?
一般的に、こちらから年収に関する質問をするのは得策ではありません。聞かれてもいないのに給与の話をしてしまうと、面接官から良い印象を持たれないからです。
ただし入社を決めるにあたって、どうしても知っておきたい事項であれば質問しても良いでしょう。
新卒の年収を知り理想の企業を見つけよう
新卒が就職先を探す上で、年収は重要視したい条件の一つでしょう。ただし、総支給額や手取り額だけに注目するのではなく、みなし残業はあるのか、家賃手当はあるのかなどを確認しておくことも大切です。
新卒の平均年収や給料の仕組みをしっかりと理解し、自分に合った企業を見つけましょう。
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またおすすめの就活エージェントとしては、P-CHAN就活エージェント、マイナビ新卒紹介、キャリアパーク就職エージェント、キャリアチケットなどがあります。各サービスの口コミ評価を確認して、自分に合った就活エージェントを探しましょう。
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