「ガクチカがない」は勘違い!人事の心をつかむポテンシャルの伝え方

「ガクチカがない」は勘違い!人事の心をつかむポテンシャルの伝え方

学生時代に力を入れていた活動を問う質問、いわゆる「ガクチカ」は就活における頻出質問の一つです。ガクチカの回答を考える際に「アピールできるガクチカが何もない」と悩んでいる人も多いでしょう。

この記事では、多くの就活生が陥りがちな「ガクチカがないという勘違い」を解き明かします。また、特別な経験がなくても人事担当者に響くガクチカを見つけるための具体的な方法を、例文を交えながら徹底解説します。

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「ガクチカがない」と悩んでいる就活生の3つの勘違い

「ガクチカがない」と悩んでいる就活生の3つの勘違い

「ガクチカがない」という悩みのほとんどは、思い込みや勘違いが原因です。「ガクチカがない」と悩んでいる就活生のよくある勘違いとしては、以下が挙げられます。

  • 「輝かしい実績がないとダメだ」と思い込む
  • SNSで見る他の就活生のすごさに困惑する
  • 自分の日常的な経験を過小評価する

株式会社学情の調査によると、就活生の約9割が就職活動に不安を感じており、「ガクチカで話せる内容がない」という声も多く挙がっています。しかし、特別な経験がないとESや面接でガクチカをアピールできないわけではありません。

ここでは、多くの就活生が陥りがちな3つの勘違いを解説します。

「輝かしい実績がないとダメだ」と思い込む

就活生は「成果の大きさ=評価」と思い込んでしまうケースも少なくありません。「部活動で全国大会に出場した」「海外でボランティア活動に従事した」という輝かしい実績がないことに焦る学生も多いでしょう。

しかし、企業が重視するのは結果そのものではなく、目標に向けてどのように考えて行動し、そこから何を学んだかというプロセスです。

例えば「部活動でレギュラーにはなれなかったが、練習方法を工夫してチーム全体の底上げに貢献した」というのも立派なガクチカです。練習方法や実践前後の変化を具体的かつ論理的に説明できれば、十分にアピール材料になります。

結果の大小にかかわらず、成長や工夫が伝わる経験であれば、十分にアピール材料になります。

SNSで見る他の就活生のすごさに困惑する

SNSを見ていると、部活動やサークルでの「リーダー経験」や「留学経験」など華々しい成功体験を目にすることもあるでしょう。SNSを見て他人と比較し、「自分のガクチカは全然だめだ」と自信をなくしてしまう人もいます。

しかしSNSは成功体験が強調されやすい場であり、就活生全体の姿を正確に映しているわけではありません。就活が上手くいかず悩んでいる就活生も多いため、心配する必要はありません。

SNSは情報収集のツールと割り切り、辛いときは距離を置いてみましょう。自分のペースを守ることが、納得のいく就職活動につながります。

自分の日常的な経験を過小評価する

アルバイトやサークルといった日常的な経験しかない学生は「ガクチカがない」と悩みがちですが、それは誤解です。なぜなら就活で求められているのは経験の大きさではなく「課題にどう向き合い、どう工夫したか」という姿勢だからです。

例えば飲食店でのアルバイト経験も、接客での工夫やチーム内の役割調整といった取り組みを振り返れば、主体性や問題解決力を示せる材料になります。

しかし、学生の中には「特別な実績がない」「周囲と比べて平凡」と感じ、自分の行動を過小評価してしまう人も多いようです。

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「何もない」からガクチカを見つける4ステップ

「何もない」からガクチカを見つける4ステップ

特別な経験がなくても、以下の4つのステップを踏むことで魅力的なガクチカを見つけ出せます。

  • STEP1:自己分析でモチベーションの源泉を探る
  • STEP2:大学生活の経験を「5つの分類」で全て洗い出す
  • STEP3:洗い出した経験を「企業の求める力」と結びつける
  • STEP4:「STARメソッド」で魅力的に言語化する

4つのステップを参考に自分自身の経験を深掘りしてみましょう。

STEP1:自己分析でモチベーションの源泉を探る

ガクチカ作りの第一歩は、自己分析によりやる気を感じるきっかけや夢中になれることといったモチベーションの源泉を探ることから始まります。モチベーションの源泉を理解することで、エピソードに一貫性と説得力が生まれます。

そのためには過去の経験を振り返り、夢中になった経験や困難を乗り越えた経験を把握することが大切です。一つひとつのエピソードを書き出したり、自分史やライフラインチャートを作成したりすることで、過去の経験を棚卸しできます。

例えば、学園祭の準備で多くの課題に直面した経験を振り返ったとします。何に苦労を感じ、どんな瞬間にやりがいを覚えたのかを書き出してみると、「チームで協力することにモチベーションを感じる」「目標があると頑張れる」といった自分の傾向が見えてきます。

自己分析の結果をもとに企業選びや自己PR作成をすることで、アピール内容に説得力を持たせられるでしょう。

自己分析についてさらに詳しく知りたい人は「おすすめの自己分析診断ツール・アプリ10選!無料のものや登録不要のサイトも紹介」も読んでみてください。

STEP2:大学生活の経験を「5つの分類」で全て洗い出す

自己分析が済んだら、次は大学生活の経験を漏れなく洗い出しましょう。このステップは事実ベースの経験を網羅的に棚卸しすることが目的です。

分類

具体例

学業

研究、特定の授業、資格勉強(TOEICなど)

アルバイト

接客、新人教育、業務改善、マニュアル作成

サークル・部活動

練習への参加、イベント準備、後輩のサポート

プライベート

趣味(ゲーム、SNS運用、スポーツなど)、旅行、創作活動

日常の習慣

筋トレ、読書、節約、毎日の自炊

日常の些細なこともガクチカを見つけるヒントになります。記憶だけに頼らず、スケジュール帳や写真を見返しながら整理すると、情報の抜け漏れを防げるでしょう。

STEP3:洗い出した経験を「企業の求める力」と結びつける

洗い出した経験の中から、応募したい企業が求める力と繋がりそうな情報をピックアップしましょう。企業は経験の珍しさよりも、自社で活躍できるポテンシャルの有無を重視するためです。

実際に経団連の調査でも、外国語能力やデータ分析力といった専門スキルより、傾聴力や課題設定・解決能力といった基礎的な力を重視する企業が多いことが示されています。

つまり、日常の些細な出来事でも自ら考えて行動したことや、仲間と協力して何かを成し遂げたエピソードであれば、就活の場で評価してもらえる可能性は高いでしょう。

STEP4:「STARメソッド」で魅力的に言語化する

選んだエピソードはSTARメソッドを使って整理すると、論理的で分かりやすいストーリーに仕上げられます。STARメソッドとは、以下4つの要素で構成されるフレームワークのことです。

S(Situation/状況)

どのような状況で、誰と、何に取り組んだのか

T(Task/課題・目標)

その状況で課せられた役割や、目指した目標

A(Action/行動)

課題解決や目標達成のために、具体的にどう行動したか

R(Result/結果・学び)

行動の結果どうなったか、その経験から何を学んだか

このフレームに沿って話すことで、行動と結果が整理され、魅力的かつ説得力のあるガクチカに仕上げられます。

人事がガクチカで見ている3つのポイント

人事がガクチカで見ている3つのポイント

人事がガクチカを確認する際に注目しているのは以下の3点です。

  • 主体性
  • 課題解決能力
  • 再現性

ガクチカを効果的にアピールするためにも、それぞれのポイントを押さえておきましょう。

主体性

人事が特に重視するのは、自ら課題を見つけ、解決に向けて行動できる主体性です。経団連の調査でも、企業が大卒者に期待する資質としてトップに挙げられています。

実際の仕事では、常に明確な指示がもらえるわけではありません。刻々と変化する状況の中で、自ら課題を見つけ、解決策を考えて行動しなければ成果を出すことは困難です。

そのため、企業は就活生が自ら考えて動ける人材かを、学生時代の経験から推測しようとします。過去の行動は未来の働きぶりを予測するための重要な判断材料です。

だからこそ、ガクチカでは主体性を示す具体的なエピソードを語る必要があります。単に「主体性があります」と主張するのではなく、指示を待たずに自らの意思で課題を発見し、周りを巻き込みながら解決へと導いた経験を具体的に示しましょう。

課題解決能力

企業がガクチカを通じて確認したいもう一つの要素が、課題解決能力です。

社会人になると、正解のない問題や予期せぬトラブルに直面することは日常的にあります。そのため企業は学生時代の経験から、課題をどう捉え、どう工夫して乗り越えたかを見ようとします。

例えば、アルバイトでクレーム対応が多発した際に原因を分析し、接客フローを改善した経験などは、課題解決能力を示すエピソードになります。目標達成までの道のりで直面した壁と、困難を乗り越えるために試行錯誤した経験を語ることで、粘り強さや論理的思考力をアピールできるでしょう。

再現性

企業は、ガクチカで示した能力に対し、「入社後も発揮できるか」という再現性も確認しています。

どんなに華々しい結果を残していても、その場限りの能力では意味がありません。過去の経験から得た能力を自社の業務でも活かせる新卒生だと判断されれば、特筆したガクチカがなくても企業から評価される可能性は高いでしょう。

再現性の高さをアピールするには、自身の経験と、入社後に取り組みたい仕事との共通点を示しましょう。「この経験で培った〇〇という力を、貴社の△△という業務で活かせます」と具体的に伝えると効果的です。

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【経験・状況別】ガクチカがないと感じる人向けの例文集

【経験・状況別】ガクチカがないと感じる人向けの例文集

ここでは、多くの学生が経験するであろう5つのシチュエーションを基に、すぐに使える例文をSTARメソッドに沿って紹介します。

リーダー経験や特別な実績がないことに悩んでいる人は、ご自身のエピソードを組み立てる際の参考にしてください。

例文1:アルバイト経験(リーダー経験なし)

私が学生時代に力を入れたことは、カフェでのアルバイトにおける店舗の環境改善です。顧客アンケートで「店内のテーブルが汚れている」という指摘が多く、満足度の低下が課題でした。

そこで私は、お客様が快適に過ごせる空間を整えることを目標に、清掃オペレーションの改善に着手しました。

具体的な実施内容は、お客様が退店後1分以内にテーブルを拭くルールをスタッフ全員で共有し、協力体制を構築することです。自ら率先して取り組むほか、スタッフに積極的に声を掛けてチームワークを築き、職場の活気を高めて一人ひとりが積極的に働ける雰囲気を作るよう努めました。

その結果、3か月後には清掃に関する指摘がほぼなくなり、顧客満足度も向上しました。

改善を強く実感できたのは、顧客アンケートに「清掃が行き届いている」「スタッフさんがいつも元気」という嬉しい言葉が並んでいるのを見たときです。

この経験から、課題を見つけて主体的に行動すること、そして周囲と協力しながら改善を進める姿勢の大切さを学びました。

この例文では、主体性を持って課題に取り組んだ姿勢をアピールしています。リーダーを務めた経験がなくても組み立てられる文章となっています。

課題を顧客アンケートの不満という客観的な事実から提示することで説得力を高め、そのうえで自ら行動を起こし周囲を巻き込んだ点が描写されています。

行動の具体性を示すことで、単なる清掃作業の改善ではなく、当事者意識を持って課題解決に取り組む人柄を伝えられる構成になっています。

例文2:ゼミ・研究活動(目立った実績なし)

私が学生時代に注力したのは、マーケティングゼミでのグループ研究です。私たちのグループは地域活性化をテーマに研究していましたが、当初は議論がまとまらず計画が停滞していました。

計画停滞の原因は、メンバー間の認識のズレだと考え、全員が納得して研究を進められる状態を作ることを目標としました。

最初に行ったのは、各メンバーが考えているテーマのイメージや関心事をヒアリングし、その共通点や相違点を可視化することです。そして、それぞれの関心を活かせるよう役割を再分担し、週に一度の状況共有会を設けることを提案しました。

この取り組みによりチームの一体感が高まり、最終的には全員が納得のいく論文に仕上げられました。この経験を通して、多様な意見を調整し、チームの目標達成に貢献する力が身についたと実感しています。

この例文は、ゼミ活動にありがちな計画停滞という身近な課題を題材に、課題解決のプロセスが丁寧に説明されているため好印象です。これにより論理的に物事を整理できる思考力や、周囲と協力して成果を出そうとする人柄が伝わる構成になっています。

さらに具体的なアクションとして、ヒアリングや役割分担の見直しを明示することで、実際にどのように行動したのかを分かりやすくしています。入社後にもつながる例題や行動をガクチカに取り入れた、再現性のある能力をアピールできる内容と言えるでしょう。

例文3:サークル活動(役職なし)

私が学生時代に力を入れたのは、写真サークルでの新入生歓迎活動です。私が所属するサークルは、新入生の定着率が低いという課題を抱えていました。

そこで私は、新入生がサークルに溶け込みやすい雰囲気を作るよう意識しました。

実際に行ったのは、学年に関係なく楽しめるイベントの提案です。初心者向け講座と上級生が教えるワークショップを組み合わせたイベントを提案し、同期や先輩に積極的に意見を求めました。

周囲の人々のサポートもあり、無事イベントを開催することができました。イベント当日に意識したのは、新入生一人ひとりに声をかけサークルの魅力を伝えることです。

結果として、例年の1.5倍の新入生が入部し、定着率も大幅に向上しました。この経験を通して、目標達成のために主体的に行動し、周囲を巻き込むことの重要性を学んでいます。

この例文ではサークルの課題を自分ごととして受け止め、改善に向けて主体的に行動した姿勢が表現されています。

また、イベント提案や一人ひとりへの声かけといった取り組みを描写することで、協調性やコミュニケーション能力が伝わる内容となっています。

さらに、成果を「例年の1.5倍」という数字で表すことで行動の効果を客観的に示し、説得力を高めているのが印象的です。

例文4:学業・資格勉強(目立った成果なし)

私が学生時代に最も力を注いだのは、TOEICのスコア向上です。大学入学当初は500点だったスコアを、実践的な英語力を身につけるため800点以上にすることを目標に掲げました。

しかし、独学ではモチベーションの維持が難しくスコアが伸び悩んだため、学習方法を根本的に見直すことにしました。実際に行ったのが、毎日1時間の学習時間を確保し「単語」「リスニング」「読解」の3つにタスクを分割して計画的に取り組むことです、

また、オンライン英会話でアウトプットの機会を増やし、毎週模擬テストで進捗を可視化しました。

これらの学習法を1年間継続した結果、目標であった860点を取得できました。この経験から、目標達成のために課題を分析し、継続的に努力する力が身についたと考えています。

この例文では、TOEICスコアの向上という明確な目標に向けて取り組んだ経験を通じ、課題を分析しながら継続的に努力する力が表現されています。数値で「500点から860点」という成果を示すことで、目標設定の具体性と達成意欲の高さが伝わる構成が特徴です。

また、勉強の成果だけではなく取り組みにも着目することで、単なる資格勉強の紹介に留まらず、入社後の業務にもつながる課題解決力と継続力を伝える内容になっています。

例文5:趣味・日常活動(特別な実績なし)

私は学生時代から、趣味である料理に力を入れています。以前は自己流で作っていましたが、ある日の授業で食生活が健康維持にいかに大事かを学びました。

この出来事をきっかけに、家族に栄養バランスの取れた美味しい食事を毎日提供したいという思いを抱き、料理を本格的に学ぶことを決意しました。

そこで実践したのが、栄養学の基礎の勉強と、1か月分の献立の作成です。調理を行う際には旬の食材を取り入れて彩りや味付けのバリエーションを増やすほか、食費を抑えられるよう工夫を重ねました。

現在でも家族からのフィードバックを基にレシピを改良し、SNSで人気のレシピを自分なりにアレンジするなど、常により良い食事を作るための試行錯誤を続けています。

その結果、家族から「毎日の食事が楽しみになった」と言ってもらえるようになり、計画性や課題解決能力が向上しました。この経験から、相手のニーズをくみ取り、創意工夫を凝らして満足度を高めることの面白さを学んでいます。

この例文では、趣味である料理を通じて、他者への貢献意欲や探究心といった仕事にもつながる強みが表現されています。単なる趣味の紹介ではなく、家族という明確な相手を設定し、そのニーズに応えようと努力する姿勢を描いている点が特徴です。

また、栄養学の学習や献立作成、コストを意識した工夫など、課題解決に向けて具体的にどのような行動を取ったのかも丁寧に示されています。

結果として、相手の満足度を高めるために工夫し続ける力や、身近な活動から学びを得て実践につなげる姿勢をアピールできる内容になっています。

「ガクチカがない」と焦る人の間違った対策

「ガクチカがない」と焦る人の間違った対策

「ガクチカがない」と悩む就活生がやってしまいがちな間違った対策として、以下の例が挙げられます。

  • 嘘をついたり過度に誇張したりする
  • テンプレートを丸写しする
  • 抽象的なエピソードを選択する

ガクチカがないという焦りから間違った対策を取ってしまうと、自身の評価を著しく下げる危険性があるため、しっかり確認しておきましょう。

嘘をついたり過度に誇張したりする

嘘をついたり、話を過度に誇張したりしてはなりません。面接官は数多くの学生を見てきたプロであり、話の矛盾や具体性の欠如から嘘を簡単に見抜きます。

例えば、実際には一般スタッフだったのに「アルバイトのリーダーとして店舗全体をまとめた」のように誇張してしまう人もいるかもしれません。しかし面接で「具体的にどんな指示を出しましたか?」と深掘りされると答えられないため、矛盾がすぐに露呈します。

面接では嘘がバレずに内定を取れたとしても、後から嘘が発覚すると内定を取り消される可能性もあるため注意しましょう。嘘をつくよりも、事実をもとに自分らしい強みを伝えることが大切です。

テンプレートを丸写しする

インターネット上にある例文をそのままコピーして使うのはやめましょう。採用担当者は多くのエントリーシートに目を通しており、使い古された表現はすぐに見抜かれます。

例えば「アルバイトでリーダーとしてメンバーをまとめました」といった表現は典型例で、採用担当者は何度も目にしています。このように自分らしさが感じられないガクチカでは、その他大勢の中に埋もれてしまい、面接官の印象には残りません。

テンプレートは構成を参考にする程度に留め、必ず自身の言葉と経験で語るようにしましょう。

抽象的なエピソードを選択する

「協調性があります」「責任感があります」のような抽象的な表現だけでは、何も伝わりません。採用担当者が知りたいのは、その能力がどのような行動によって裏付けられているかという具体的な事実です。

例えば「サークル活動でリーダーを務めました」だけでは漠然としており、就活生自身が具体的に何をしたのかイメージできません。採用担当者から「リーダーとしての働きはできなかったのでは」と疑われる可能性もあります。

つまり、ガクチカを効果的に伝えるには、誰が読んでも状況が目に浮かぶような具体的な行動描写を盛り込むことが不可欠です。

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ガクチカがどうしても見つからない場合の対処法

ガクチカがどうしても見つからない場合の対処法

どうしてもガクチカが見つからない場合は、以下2つの対処法を実践してみましょう。

  • キャリアセンターに相談する
  • 就活エージェントに相談する

どちらも就活のプロに相談する方法ですが、それぞれ異なるメリットがあります。違いを踏まえて、自分に合った対処法を選びましょう。

キャリアセンターに相談する

気軽に相談したい人は、大学のキャリアセンターを利用してみましょう。キャリアセンターの職員は就職支援のプロであり、所属大学の学生の傾向も熟知しています。

個別相談を利用すれば、個々の経験を丁寧にヒアリングし、ガクチカとしてアピールできるポイントを一緒に探してくれます。過去の卒業生の事例などを基にした、的確なアドバイスも期待できるでしょう。

就活エージェントに相談する

民間の就職支援サービスである就活エージェントに相談するのも、有効な対処法です。就活エージェントのキャリアアドバイザーは、幅広い企業の採用基準や求める人物像を把握しています。

プロの視点から客観的な自己分析を手助けしてもらうことで、自分では気づけなかった強みや適性を発見できます。また、エントリーシートの添削や面接対策まで、一貫したサポートを受けられる点も大きなメリットです。

「ガクチカがない」は大きな勘違い!日常の経験を武器に選考を突破しよう

「ガクチカがない」は大きな勘違い!日常の経験を武器に選考を突破しよう

「ガクチカがない」と悩んでいる人は、日常の経験の中に隠れた自身の強みや学びを見つけ出すことが大切です。過去の経験を深堀したり、身近な人に自分の印象を聞いてみたりしてガクチカに使えそうなエピソードを探してみましょう。

エピソードが見つかったら、本記事で紹介した例文の活用や対処法を実践してみてください。自分だけの魅力的なガクチカが発見できるはずです。

一人ではガクチカが考え付かないときは、ピーチャン就活エージェントにご相談ください。就活市場を熟知した専任アドバイザーが、客観的な視点であなたのポテンシャルを最大限に引き出します。

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この記事の著者

ピーチャン(P-CHAN)
就活エージェント
編集部

ピーチャン(P-CHAN)就活エージェント編集部

株式会社ピーアール・デイリー(厚生労働省認可 有料職業紹介事業許可番号13-ユ-305520)の新卒求人に関するコラムを管轄する編集部。
創業60年、一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援した実績をもとに、就活に役立つコラムを提供。

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