6月にNNT(ない内定)は手遅れ?原因と今から巻き返す5つの方法を解説

6月にNNT(ない内定)は手遅れ?原因と今から巻き返す5つの方法を解説

「もう6月なのに内定がないのはまずいかな」「6月で内定がなかったら就職できない?」と悩んでいませんか?

大学4年生の6月は、多くの学生が内定を獲得している時期です。そのため、この時期に内定を得られていない就活生は、周囲との差に不安や焦りを感じてしまうでしょう。結論から言うと、6月時点で内定が出ていない場合でも就職は十分に可能です。

この記事では、大学4年生の6月時点でNNT(内定がない)の学生に向け、内定が出ない原因やこの時期から挽回する方法を詳しく解説しています。6月時点での内定率や、6月以降でも応募可能な企業についても触れているので、ぜひ最後までお読みください。

なお、6月に内定をもらえていない就活生には、P-CHAN就活エージェントの利用がおすすめです。多くの就活生の内定獲得をサポートしてきたキャリアアドバイザーが、就活生の強みを引き出し、選考突破の丁寧な対策をしてくれます。学生の経験を整理しながら自己分析の手助けもしてくれるので、ぜひ無料相談から試してみてください。

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6月でNNT(ない内定)はまずい?この時期の内定率を解説

6月でNNT(ない内定)はまずい?この時期の内定率を解説

結論から言うと、6月時点で内定が出ていない場合でも就職は十分に可能です。なぜなら、この時期に内定のない就活生は一定数存在するためです。

実際に、インディードリクルートパートナーズの調査によると、2024卒~2026年卒の6月時点の就職内定率は以下の通りです。

卒業年度

6月時点の内定獲得率

2024卒

79.6%

2025卒

82.4%

2026卒

81.6%

このデータから、6月時点で内定を獲得していない学生は2割程度いることが分かります。

一方で、厚生労働省が発表している「令和6年度大学等卒業者の就職状況調査」では、2025年卒の大学生の就職率は98.0%です。これは、ほとんどの大学生が就職できていることを意味します。

これらの調査結果を踏まえると、6月に内定が出ていなくても、卒業までに就職先を見つけられる可能性は十分にあると言えるでしょう。

6月時点でNNTとなる5つの原因

6月時点でNNTとなる5つの原因

6月までに内定を獲得できていない原因として、主に以下の5つが挙げられます。

  • 知名度や待遇だけで企業を選んでしまっている
  • ミスマッチな企業を受けている
  • 企業ごとの選考対策が足りていない
  • 自己分析が不十分で就活の軸が定まっていない
  • 応募件数が少ない

今後の選考での改善点を明確にして、内定獲得の可能性を高めるために、原因を正しく把握しておきましょう。

知名度や待遇だけで企業を選んでしまっている

知名度の高い大手企業や待遇の良い優良企業ばかりを受けている場合は、内定獲得の可能性が下がります。これらの企業は、採用人数に対して応募数が非常に多く、必然的に倍率が高くなるためです。

特に大手企業は、全国から多数の応募が集まり、難関大学出身者やすでに豊富な実績を持つ学生と同じ土俵で争うことになります。

その結果、選考に複数回通過しても最終的に内定に至らず、6月時点でNNTになってしまうケースもあります。

ミスマッチな企業を受けている

自分に合わない企業を受けていることも、内定をもらえない一つの要因です。企業は採用した人に長く活躍してほしいため、社風や価値観が合わないと不合格の要因となるからです。

例えば、企業の求める人材像や仕事内容と、自分の強み・働き方の希望が大きく異なる場合はミスマッチが起きやすくなります。

選考を受けてもなかなか内定に繋がらない場合、応募している企業が自分とマッチしていない可能性があるでしょう。

企業ごとの選考対策が足りていない

企業ごとにエントリーシート(ES)対策や面接対策が不十分な場合も、内定を得られない要因となります。企業ごとに求める人材像や評価基準は異なるため、同じ内容の回答では評価に繋がりにくいからです。

例えばESでは、企業によって重視する経験やスキルが異なります。それにもかかわらず全社共通の内容で提出すると、評価基準に合わず選考を通過できない可能性が高まります。面接も同様で、同じ自己PRを繰り返すだけでは企業が求める人物像と一致している印象を与えられません。

このように、企業ごとの特性を踏まえた対策が不足すると評価が伸びず、6月時点でNNTになってしまう一因となります。

自己分析が不十分で就活の軸が定まっていない

自己分析が足りておらず、就活の軸があやふやな場合も不採用に繋がる原因となります。就活の軸が定まっていないと、自分にマッチしていない企業を選んでしまったり、面接での回答にブレが生じてうまく自分を売り込むことができなかったりするためです。

例えば一次面接で「安定した環境で長く働きたい」と答えたにもかかわらず、最終面接では「変化の多い環境で成長したい」と答えるなど、同一企業の選考内で発言が食い違うと、採用担当は志望意欲や方向性に疑問を抱きやすくなります。

このように就活の軸がはっきり定まっていない場合、NNTの要因となるでしょう。

自己分析の正しい方法に興味がある人は、「自己分析のやり方7ステップ!新卒が就活で自己分析をする効果的な方法」も読んでみてください。

応募件数が少ない

エントリー数が少ない場合も、内定の獲得が難しくなります。入念に対策していても、もともと応募する数が少なければ、その分内定獲得数も少なくなってしまうためです。

マイナビの「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査」によると、2025年卒の学生の平均エントリー数は19.3社となっています。就活生の平均的な応募数は意外と多いことが分かります。

もし平均値よりエントリーの数が少なければ、その少なさが内定獲得を妨げる一因となっているかもしれません。

就活でのエントリー数に興味がある人は、「就活のエントリー数の平均は?5社では少ない?文系や理系別の目安を解説」も読んでみてください。

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6月でのNNTから脱却する5つの方法

6月でのNNTから脱却する5つの方法

6月時点でNNTの就活生が内定を獲得する方法は以下の5つです。

  • 改めて自己分析を行い就活の軸を整理する
  • 今までの選考を振り返り対策する
  • エントリーする企業の数を増やす
  • 就活エージェントに相談する
  • 秋採用や二次募集も選択肢に入れる

改めて自己分析を行い就活の軸を整理する

6月にNNTの状況から脱却するには、改めて自己分析を行い就活の軸を整理することが大切です。就活の軸を明確にすることで企業選びの基準が明確になり、自分に合う企業を選ぶ手立てとなります。また、面接で一貫性のある回答ができるので、「しっかり考えて企業選びをしているな」と評価が上がる理由にもなります。

反対に、就活の軸が明確であれば企業選びの精度が高まり、面接でも効果的なアピールが可能です。

自己分析の一般的な方法は以下の通りです。

  • 今までの経験を振り返る
  • モチベアップの変化を視覚化する
  • 一つずつ深掘りする
  • 自分が大切にしている価値観を整理する
  • 他己分析を取り入れる
  • ブラッシュアップする

正しく自己分析を行い、ブレない軸を持つことが大切です。

自己分析の方法をより詳しく知りたい人は、「自己分析のやり方7ステップ!新卒が就活で自己分析をする効果的な方法」も読んでみてください。

今までの選考を振り返り対策する

今まで受けた選考を思い出し、通過できなかった原因から今後の対策をすることもNNT脱却に効果的な方法です。客観的な目線で振り返りを行うことで問題点が見つかり、対策を立てられます。

例えばESや面接時のアピールが弱い場合、エピソードを使った自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を練り直す必要があるでしょう。その際は、「状況→課題→行動→結果」の順にまとめるSTAR法を使うと話の流れが分かりやすくなり、面接官にも伝わりやすくなります。

このように過去の選考で弱い部分を適切に対策していくことで、内定獲得が目指せます。客観的な判断が難しいと感じる場合には、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど第三者に相談してみても良いでしょう。

エントリーする企業の数を増やす

NNTの原因が応募数の少なさからくる場合は、エントリーする企業数を増やすことも有効な手段です。応募先を広げることで、自分に合った企業や競争率の低い募集枠に出会える可能性が高まるためです。結果として選考通過率が上昇し、内定獲得にも結びつきます。

これまで大手企業のみに限定して応募していた人は、中小企業やベンチャー企業、BtoB企業などにも目を向けると良いでしょう。大手企業ほどの認知度はなくても、好条件かつ競争率も低い優良企業と出会える可能性があります。

戦略的に応募数を増やすことで、NNTからの脱却が図れるでしょう。

就活エージェントに相談する

6月時点で内定を獲得できていない人は、就活エージェントの利用もおすすめです。就活のプロが自分に適した企業の紹介から選考対策まで、包括的に就活をサポートしてくれます。

またES添削や模擬面接では企業目線でのアドバイスをしてくれるため、効果的に就活を進められるでしょう。

なお、98%の書類選考通過率を誇るP-CHAN就活エージェントでは、企業に合わせた丁寧な選考対策を行っています。就活エージェントのサービスは無料で利用できるので、客観的な意見を取り入れて対策したい人は気軽に相談してみましょう。

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秋採用や二次募集も選択肢に入れる

6月に内定が出ていない場合、秋採用や二次募集の選考への応募を視野に入れましょう。

春採用後に内定辞退や事業拡大によって、追加で新卒を募集する企業が一定数あります。こうした募集を狙えば、春採用で不合格だった場合でも再挑戦の機会を得られ、内定獲得のチャンスを広げられます。

例えば大手企業では春の採用での内定辞退者の補完のため、二次募集をするケースがあります。また中小企業やベンチャー企業は、事業拡大などに伴い随時採用を行っているところも少なくありません。特に知名度の低いBtoB企業やニッチ業界の優良企業は競争率が低めで狙い目です。

秋採用や二時募集は、春採用で結果が出なかった就活生にとって再起のチャンスです。求人サイトや大学のキャリアセンターを活用し、最新の募集情報を逃さずチェックしましょう。

6月時点でNNTの学生が気をつけたいポイント

6月時点でNNTの学生が気をつけたいポイント

ここでは6月時点で内定を獲得していない学生の注意点を4つ紹介します。

  • 一人で悩まず周囲を頼る
  • 選考に落ちた原因をそのままにしない
  • 先のことを心配しすぎず行動に集中する
  • スピード感をもって取り組む

一人で悩まず周囲を頼る

6月時点で内定がない場合、一人でなんとかしようとせず、信頼できる人を頼ることが大切です。改善点に気がつかないまま就活を続けると、同じ結果を繰り返す恐れがあるためです。

例えば就活生の友人と情報交換をする、就活エージェントを利用するなど、周囲の力を借りることで新しい気付きや改善策が得られるでしょう。

選考に落ちた原因をそのままにしない

選考で不採用だった際、落ちた原因をそのままにしないことも大切です。自分に足りない部分を振り返り、改善を重ねることで内定に少しずつ近づけます。

例えば、自己PRで成果やエピソードが曖昧だった場合は、数字や具体的な行動を加えて説得力を高めるといった工夫が必要です。面接での受け答えが長くなりすぎる人は、要点を30秒程度でまとめる練習が必要となるでしょう。

とは言え、不採用の理由を企業から教えてもらえるケースはほとんどありません。多くの就活生に対応する企業にとって、一人ひとりの結果理由を詳しく伝えるのは難しいためです。

自分だけでは原因の特定が難しい場合は、就活エージェントを利用して選考後のフィードバックを受けると、効率的に対策が進められるでしょう。

先のことを心配しすぎず行動に集中する

6月時点で内定がなくても、先の不安にとらわれず、目の前の行動に集中することが大切です。前向きに行動を重ねることで内定獲得に近づけます。

なお、厚生労働省の調査によりほとんどの大学生が卒業までに就職を決めていることが分かっています。つまり6月時点で内定がなくても挽回できる可能性は十分にあるため、心配しすぎる必要はありません。

先のことを心配しすぎるのではなく、今するべきことに集中しましょう。

スピード感をもって取り組む

6月以降も就活を続ける場合、スピード感をもって取り組むことが重要です。この時期の採用は募集枠や期間が限られており、短期間で選考が進むケースが多いためです。

就活時期が遅くなるにつれて採用活動を行う企業が減少していくため、選択肢も狭まっていきます。希望に合う企業に応募するためには、迅速に情報収集を行い、気になる企業があれば早めにエントリーすることが大切です。

6月以降も応募可能な企業の特徴

6月以降も応募可能な企業の特徴

6月以降も採用活動を行っている企業の特徴について、以下3つのカテゴリごとに解説していきます。

  • 大手グループ企業
  • 中小企業やベンチャー企業
  • 追加募集を行っている企業

大手グループ企業

大手グループ企業は春採用がメインですが、6月以降に募集をかけているケースも一定数あります。内定辞退者の欠員補充や事業会社ごとの採用時期の違いにより、追加募集が行われていることがあるためです。

例えば同じグループ内で、親会社は採用を終了していても、子会社や関連会社では6月以降も応募を受け付けている場合があります。

こうしたケースを逃さないため、子会社の情報もしっかりチェックしておきましょう。

中小企業やベンチャー企業

中小企業やベンチャー企業は、6月以降も採用を行っていることがしばしばあります。春採用で多くの新卒を採用するのではなく、欠員補充の目的や、事業の拡大のタイミングに合わせて採用を行う企業も一定数存在するためです。

特に事業拡大のスピードが速い業界では、通年採用を行っているケースも多く見られます。二次募集が埋まってきたタイミングでは、通年採用の企業を検討することも一つの方法です。

なお、中小やベンチャー企業は選考スピードも速い傾向にあるため、情報収集と同時に選考対策も行うことが大切です。

追加募集を行っている企業

大手グループ企業や中小・ベンチャー企業以外でも、6月以降に追加募集を行う企業も一定数存在し、応募のチャンスがあります。春採用での予定人数に達しなかったり、内定辞退者が出たりした場合、企業は人員補充のために二次募集を行うからです。

例えば、BtoBやニッチな業界の優良企業は認知度が低く、内定者が集まりきらずに募集を続けているケースも少なくありません。

こうした情報は、キャリアセンターや就活エージェントが非公開で持っていることも多いです。幅広く情報収集を行うことで、思わぬ優良企業と出会える可能性があります。

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6月時点でNNTの学生のよくある質問

6月時点でNNTの学生のよくある質問

6月までに内定が出ていない場合の、よくある3つの質問をまとめました。

  • 内定がないまま卒業するとどうなる?
  • 6月から就活を始めるのは遅い?
  • 内定辞退が多い時期はいつ?

内定がないまま卒業するとどうなる?

内定なしのまま卒業する場合、取れる選択肢として主に下記の4つがあります。

  • 就職浪人する
  • 大学院や専門学校に通う
  • 留学する
  • フリーランスになる・起業する

それぞれの選択肢においてメリットとデメリットが存在します。状況によっては、在学中に就活を成功させるよりも難易度が高くなるケースもあるため、まずは在学中の内定獲得を目指しましょう。

就職浪人について詳しく知りたい人は、「就職浪人は新卒扱いになる?メリット・デメリットや内定獲得ポイントを解説」も読んでみてください。

6月から就活を始めるのは遅い?

6月は多くの就活生が内定を獲得している時期のため、6月から就活を始める場合は少し遅めのスタートと言えます。しかし、就活の軸を明確にし、スピード感を持って行動すれば挽回は十分に可能です。

6月から就活を始める場合、早期の情報収集が重要です。企業の採用スケジュールなどの情報を把握し、早急に計画を立てましょう。自分だけでは調べられる情報量に限界があるため、大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用すると効率的です。

6月からの就活について詳しく知りたい人は、「就活は6月からだと遅い?大手はまだ間に合う?必要な準備や内定を得るコツ」も読んでみてください。

内定辞退が多い時期はいつ?

内定辞退の時期は5月~9月が多く、その中でも9月が最多です。

インディードリクルートパートナーズの調査によると、2026年卒の5月1日時点での進路確定率は55.1%となっており、約半数の就活生がこの時期に進路を確定していることが分かります。そのため、5月以降から内定辞退が徐々に多くなっていくと考えられます。

また、EDGE株式会社の調査によると、内定式の直前にあたる9月が内定辞退のピークであることが示されています。

6月にNNT(ない内定)でも就職は十分に可能!

6月にNNT(ない内定)でも就職は十分に可能!

この記事では、6月時点で内定がなくても挽回する方法を紹介しました。

この時期に内定を獲得できていない場合も、不合格だった原因を振り返り改善を重ねることで内定の獲得は十分に可能です。二次募集をしている企業も多いため、前向きに行動していきましょう。

6月に内定を獲得できていない就活生には、P-CHAN就活エージェントの利用もおすすめです。多くの実績を持つキャリアアドバイザーが、就活生の状況に合わせて最適な企業を提案しているので、ぜひ無料相談から試してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

P−CHAN就活エージェント

P−CHAN就活エージェント

創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
数多ある企業の中から、平均年収・研修制度・福利厚生、働きやすさなど、様々な審査をクリアした厳選した求人のみを取り扱う。

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