25卒向け!新卒採用の動向と内定率を上げる即実践テクニック

25卒の学生の中には「今から就活をスタートしても、新卒採用には遅いかな?」と不安に思っている人もいるでしょう。実際、2024年12月時点での25卒の内定率は96.6%と高いものの、まだ就活を行っている学生もいます。
この記事では、25卒の就活生が知っておくべき最新の採用動向や企業が求めるスキル、内定獲得のための具体的な方法について解説します。これからの就活に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読み、参考にしてください。
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目次
25卒の新卒採用の内定状況と市場動向
25卒の就活生にとって、新卒採用の内定状況や市場動向は重要な情報です。特に内定率や内定辞退率、求人倍率などのデータは、就活を進めるうえでの指針となります。
ここでは、25卒の内定状況と市場動向について詳しく解説します。
25卒の内定率は96.6%
リクルート就職みらい研究所が行った調査によると、2024年12月1日時点の内定状況は以下のようになっています。
調査項目 | 割合 |
就職内定率 | 96.6% |
進路確定率 | 94.0% |
就職活動実施率 | 4.6% |
※出典:リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査(2025卒)2024年12月1日時点内定状況」
12月は、25卒にとって就活の終盤であることがわかります。
また、同調査では過去12年間において、25卒の内定率が各月で最高値となっています。このことから、25卒は売り手市場(就活生側が優位な状態)であることが伺えます。
なお、6月1日時点の就活実施率は24卒で45.6%だったのに対して、25卒は36.6%と、早々に就活を終える学生が多い傾向でした。
25卒の内定辞退率は65.1%
25卒の内定辞退率は9月1日時点で66.9%とピークを迎え、それ以降はほぼ横ばい状態となり、12月1日時点の辞退率は65.1%でした(※)。8月までにほとんどの学生が入社する1社を決め、それ以外の内定を辞退していることがわかります。
※出典:リクルート就職みらい研究所「就職プロセス調査(2025卒)2024年12月1日時点内定状況」
25卒の大卒求人倍率は1.75倍
リクルートワークス研究所の調査によると、25卒の大卒求人倍率は1.75倍です。22年から3年連続で上昇しており、新卒の売り手市場が続いています。
企業規模別に見た求人倍率の動向と、民間企業への就職希望者数の増減率は以下の通りです。
企業規模 | 求人倍率の動向(対前年比) | 民間企業への就職希望者数(対前年増減率) |
300人未満 | 0.31ポイント上昇 | 3.6%減 |
300〜999人 | 0.46ポイント上昇 | 26.0%減 |
1000〜4999人 | 変動なし | 7.6%増 |
5000人以上 | 0.07ポイント低下 | 24.3%増 |
※出典:リクルートワークス研究所「第41回ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」
つまり〜999人の企業規模の会社は、求人は増加傾向にあるのに対して、就職希望者数は減っているという見方ができます。そのため、企業規模ばかりにとらわれず、自分に合った企業を柔軟に選べば、内定獲得は難しくない状況と言えるでしょう。
一方で、民間企業への就職希望者数の増減率を見ると、5000人以上の企業が前年より24.3%も増えており、就活生間における大企業人気が伺えます。
25卒の新卒採用で企業が学生に求めるスキルや資質
25卒の就活生が新卒採用で内定を獲得するためには、企業が求めるスキルや資質を理解しておくことが重要です。ここでは、企業が一般的に重視する以下5つのスキルや資質を詳しく解説します。
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力(ロジカルシンキング)
- 自己管理能力
- 主体的行動力・リーダーシップ
- チームワーク力
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、どの職種にも必要不可欠であり、新卒採用においても重要視されるスキルの一つです。入社後はチームでの協力や顧客とのやり取りが不可欠となるため、企業はコミュニケーション能力の高い人材を求めています。
コミュニケーション能力は、論理的に話せるだけでは評価されません。相手の感情や意図を正確に把握して、自分の考えをわかりやすく伝えられることこそが、職種に関わらず評価されるコミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力を高めるためのコツは、さまざまな人々と積極的に関わることです。例えば、インターンシップやサークル活動などを通して、企業の担当者や他の就活生と交流すると幅広い世代の人との関わり方が学べます。
自分の意見を的確に述べたり、相手の話から意図を把握したりする能力を高めたいのなら、さまざまな意見が飛び交うディベート会やビジネスコンテストなどに参加するのもおすすめです。
論理的思考力(ロジカルシンキング)
論理的思考力は、問題解決能力としても重視されるスキルです。
企業は、課題に対して直感的な判断ではなく、データや事実をもとに分析し、論理的に解決策を提案できる人材を求めています。これは、論理的思考ができる人材ほどトラブル発生時に迅速かつ的確な対応ができるためです。
なぜそう考えるのか、どうしてこの結論に至るのかなど、順序立てて説明できるように対策しましょう。
例えば大学での学術的な研究や、課外活動でのプロジェクト経験、ケーススタディへの取り組みなどを通じてスキルを磨けます。これらの経験を積むことで、物事を順序立てて説明し、説得力のある意見を伝えられるようになります。
自己管理能力
自己管理能力とは、スケジュール・タスク管理から感情まで、自分にまつわることを自分でコントロールし、効率的に目標を達成する能力です。
企業は、高い自己管理能力のある人材を求めています。高い自己管理能力がある人材なら、複数の課題を同時に進行しながら、締め切りを守り、質の高い成果を出すことが期待できるからです。また、感情的にならずプレッシャーの中でも冷静な判断ができるので、適切な対処につながるでしょう。
自己管理能力をアピールする最適なタイミングは、面接時の自己PRです。インターンシップやアルバイトなど、自己管理能力が求められる経験について触れ、具体的なエピソードを交えつつ効果的にアピールしましょう。
主体的行動力・リーダーシップ
主体的行動力とリーダーシップは、与えられた役割に受動的に対応するのではなく、課題に対し解決に向けて行動できる能力です。企業は、既存の枠組みにとらわれず新しいアイディアを生み出し、チームを牽引できる人材を求めています。
具体的には、以下のような点が評価されます。
- 課題解決型の思考
- 率先して行動を起こす姿勢
- 他のメンバーを巻き込み、目標達成に導く能力
- 失敗を恐れず常に学び、成長し続ける姿勢
こうした主体的行動力とリーダーシップを磨くためには、インターンシップや課外活動、ボランティア経験などに積極的に参加すると良いでしょう。
チームワーク力
チームワーク力は、多様な背景や専門性を持つ仲間と協働し、共通の目標に向けて行動する能力です。企業は個人の能力だけでなく、チームの中で相乗効果を生み出せる人材を重視しています。
チームワーク力は、相手を理解する姿勢や建設的な意見交換・役割分担ができるかなどで判断されます。面接では異なる意見や価値観を尊重しながら、協力的な行動によってチームの目標を達成した経験をアピールしましょう。
チームワーク力を磨くには、グループプロジェクトや部活動、サークル活動などに積極的に参加すると良いでしょう。相手の立場を理解し、建設的な対話によってチームの成果を最大化する能力が評価されます。
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25卒の学生が新卒採用で内定獲得率を上げる方法
ここでは、内定獲得率を上げるために有効な、以下4つの方法について詳しく解説します。
- 企業研究をする
- 効果的なエントリーシートを作成する
- ポイントを押さえた自己PR作成と面接対策をする
- インターンシップやイベントを積極的に活用する
企業研究をする
企業研究は、自分に合った企業の内定を獲得するために必要不可欠な取り組みです。企業ごとの求める人物像や採用傾向を調べ、効率的に戦略を立てましょう。
企業研究をする際のポイントは、「自分の価値観やスキル」と「志望企業が求める人物像」が適合するかの理解を深めることです。企業研究の方法には、以下のようなものがあります。
- 企業のホームページの確認
- 決算資料の確認
- ニュース記事のチェック
- OB・OG訪問など
これらの方法で得た情報から、企業の事業内容や経営理念、将来のビジョン、現在の課題や市場での位置づけを理解しましょう。具体的な志望動機につながり、エントリーシート作成や面接での質疑応答に活用できます。
面接で自身のキャリアプランと企業の方向性の一致を示せば、高評価を得られるでしょう。
効果的なエントリーシートを作成する
エントリーシートは、企業に対して自分自身を初めてアピールする機会です。第一印象を良くする効果的なエントリーシートを作成するために、まずは徹底的な自己分析を行い、自分の強みと弱みを明確に把握しましょう。
具体的には、過去の経験(学業、課外活動、アルバイト、インターンなど)を深掘りして棚卸しをします。自分が企業で活かせるスキルを導き出したうえで、以下3つのポイントを意識して作成しましょう。
- 志望動機を企業研究にもとづいて具体的に記述する
- 自身の経験をSTAR法(状況・課題・行動・結果)を用いてわかりやすく説明する
- 企業が求める人物像を意識しながら、自身の強みを適切に表現する
STER法とはSituation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)の頭文字を取ったもので、経験などを明確かつ効率的に伝えるための枠組みです。
まずは上記3つの方法でエントリーシートを作成し、第三者に添削してもらうことで、より質の高い内容に改善できます。
エントリーシートの具体的な書き方に興味がある方は、「ESにおける自己紹介の書き方とは?採用担当の目に留まるプロフィールの例文も紹介」や「就活でのエントリーシート(ES)とは?書き方を例とともに解説」も読んでみてください。
ポイントを押さえた自己PR作成と面接対策をする
自己PR作成と面接対策は、内定獲得に直結する要所です。企業は自己PR文や面接によって、求める人材像に相応しているかを判断するためです。
自己PR文は企業が求める人材要件に合致した自身の強みが伝わるよう、簡潔に作成しましょう。具体的なエピソードを含めることで独自性が生まれ、説得力が加わります。
一方、面接対策を自分だけで行うことは困難です。練習の際には、キャリアセンターや就活サービスを利用したり、先輩に協力を求めたりするなど、実践的に対策しましょう。想定される質問に対する回答を準備するだけでなく、企業ごとの特徴に合わせた回答を考えます。
自己PR文も面接も、自分らしさを失わずに、企業が求める人物像と自身の経験や特徴を上手に結びつけてアピールすることが重要です。
自己PRに興味がある方は、「【新卒向け】自己PRの書き方!伝わる履歴書のポイントと例文を紹介」も読んでみてください。
インターンシップやイベントを積極的に活用する
インターンシップや就活イベントは、企業との接点を増やし、業界理解を深める貴重な機会です。
インターンシップでは、実際の業務を体験できるため、企業や職種が自分に合っているかを事前に確認できます。また、社員の人々と直接交流できれば企業文化や働き方についての理解を深められるので、入社後のミスマッチを防げるでしょう。
就活イベントは、複数の企業の情報を効率的に収集できるのがメリットです。オンラインイベントへの積極的な参加など、機会を逃さず情報収集することで業界研究にも役立ちます。
25卒の学生がエントリー可能な新卒採用求人の探し方
今からエントリー可能な新卒採用求人を探すには、以下の2つの方法がおすすめです。
- 就活エージェントを活用する
- 逆求人サイトを活用する
就活を効率的に進めるために、自分に合った方法を選びましょう。
就活エージェントを活用する
就活エージェントは言わば就活のプロフェッショナルです。最新情報を常に把握しており、効率良く自分に合った求人を紹介してもらえます。
また、自己分析やエントリーシート作成、面接対策まで効率良く就活生を先導してくれます。短期決戦の就活においては、積極的に活用すべきサービスと言えるでしょう。
P-CHAN就活エージェントは、未公開の求人情報も多数持っています。そのため、自分では探せない企業の求人を紹介してもらえるメリットがあります。厳選された優良求人のみに絞られているため、安心です。
長年の実績による企業との信頼関係から、特別選考ルートとして2次選考や最終面接から始められる企業の求人もあります。就活に迷いや不安を感じている人は、ぜひ無料相談してみましょう。
逆求人サイトを活用する
企業から求職者にアプローチする逆求人サイトの活用も、25卒の学生が新卒求人を探すために有効な手段です。活用することで、より多くの企業と接点を持ち、自分に合った求人を見つけられる機会が広がります。
企業からアプローチされるためには、自分のプロフィールやスキルをサイトに登録する必要があります。細かい条件まで記載することで、自分の強みや特性にあった企業からスカウトを受けられるでしょう。
さらに定期的にプロフィールを更新し、最新の情報を提供することで、より多くの企業の目に留まりやすくなります。積極的に活用して就活の成功率を上げましょう。
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25卒の新卒採用におけるよくある質問
ここでは、25卒の新卒採用においてよくある質問の中から以下3つに焦点を当てて、詳しく解説します。
- 新卒採用の選考基準って何?
- 内定を辞退するとどんな影響がある?
- 卒業までに内定が取れなかったらどうなる?
新卒採用の選考基準って何?
新卒採用の選考基準とは、企業が求める人物像を見極めるために設けられた評価ポイントです。選考基準を設ける目的は、エントリーした多くの学生を一定の基準でふるい分け、基準を満たした学生とのみ面接することです。
企業は以下のポイントを踏まえて評価を行います。
- 基本的学力や専門知識が求める基準に達しているか
- コミュニケーション能力や課題解決能力、チームワーク力が十分か
- 自社の企業理念や文化に共感できているか
- 持続的な成長の見込みはあるか
- 主体性や実践力を持ち合わせているか
多くの企業では、単なる学歴や成績だけでなく、総合的な人間性や将来性を重視しています。
インターンシップでの経験や課外活動、ボランティア経験なども重要な評価対象であり、経験を通して培った能力は高く評価されやすいです。
内定を辞退するとどんな影響がある?
内定を辞退すると、以下のような影響が考えられます。
- 企業との信頼関係が失われる
- 同じ企業グループや関連企業での採用機会が制限される
- 内定辞退の仕方によっては損害賠償請求をされる場合がある
内定承諾書にサインをした段階で、企業と雇用契約が成立しています。民法第627条1項(※)により、2週間以上前に告知すれば内定辞退は違法にはなりません。しかし、入社直前の申し入れなど企業への損害が生じた場合は、損害賠償請求されるリスクがあります。
内定辞退を検討する場合は、できるだけ早く採用担当者に連絡しましょう。また、誠実かつ丁寧なコミュニケーションを心がけ、明確な理由と感謝の意を伝えることが重要です。
新卒の内定辞退について興味がある方は、「新卒で内定辞退はできる?伝えるタイミングや例文、マナーを解説」も読んでみてください。
※出典:e-GOV法令検索「民法」
卒業までに内定が取れなかったらどうなる?
卒業までに内定が取れなかった場合でも、就活の道が完全に閉ざされるわけではありません。卒業後3年以内であれば新卒として応募できる企業もあります(※)。既卒3年以内であれば新卒採用枠で採用するよう、厚生労働省が企業に呼びかけているためです。
ただし、この方式を実施している企業は限られているため、ホームページなどで確認が必要です。
また、正社員以外の働き方も検討する選択肢もあります。契約社員やアルバイトなどで経験を積み、将来の正社員採用につなげることも可能です。
内定が取れなかったことは、決してキャリアの終わりではありません。むしろ自己分析を深め、スキルアップの機会と捉えることで、長期的なキャリア形成につながります。
新卒と既卒の違いに興味がある方は、「新卒と既卒の違いは?第二新卒との違いや既卒が内定を獲得するコツも紹介」も読んでみてください。
※出典:厚生労働省「青少年の雇用機会の確保等に関して事業主が適切に対処するための指針(抜粋)」
25卒の新卒採用もまだ間に合う!効率重視で内定を獲得しよう
25卒の新卒採用市場は終盤を迎えていますが、効率的かつ戦略的な取り組みをすれば、まだ内定獲得のチャンスは十分にあると言えるでしょう。内定辞退枠も狙えるため、最後まで諦めずに、就活に前向きに取り組む姿勢が重要です。
しかし、一時的な挫折や不採用によって自信を失い、今後の就活の進め方に迷うこともあるでしょう。そのような場合は、各企業との人脈を持つキャリアアドバイザーが内定獲得まで責任を持ってサポートしてくれる「P-CHAN就活エージェント」に無料相談してみましょう。
P-CHAN就活エージェントの手厚いサポートを十分に活用して、納得のいく内定獲得に向けて邁進しましょう。
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