大学4年生の8月から就活を始めるのは遅い?間に合う理由ややるべきことを解説

大学4年生の8月から就活を始めるのは遅い?間に合う理由ややるべきことを解説

現在大学4年生の人の中には、何かしらの事情で8月から就活を始める人もいるでしょう。その場合、すでに内定を受けたり、順調に就活が進んでいたりする友人を見て不安に思うかもしれません。

確かに、大学4年生が8月から就活を始めるのは遅いですが、8月からでも十分間に合う可能性はあります。

この記事では、就活を8月から始める就活生がまだ間に合う理由や、内定を受けるためにやるべきことを解説します。また、8月以降の就活の特徴や、心がけたいことも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、8月から始める就活に不安を感じる人には、「P-CHAN就活エージェント」がおすすめです。専任のエージェントがあなたの悩みや不安に寄り添って就活をサポートしてくれます。

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大学4年生の8月から就活を始めるのは遅いと言われる理由

大学4年生の8月から就活を始めるのは遅いと言われる理由

大学4年生の8月から就活を始めるのが遅い理由は、主に2つあります。

就活生の約80%は大学3年生の2月までに就活を始めているから

1つ目は、就活生の約80%は大学3年生の2月までに就活を始めているからです。就職みらい研究所の「就職白書2024」によると、大学3年生の9月以前には56.9%が就活を始めており、さらに3年生の2月までには80.8%の人が就活を始めています。

一方、4年生の7月以降に就活を始めた人は4.7%と非常に少数です。圧倒的少数派になるので、遅いと言わざるを得ないでしょう。

就活生の約86%は大学4年生の8月時点で内定をもらっているから

2つ目は、約86%の就活生が大学4年生の8月時点で内定をもらっているからです。

就職みらい研究所の「就職プロセス調査(2024年卒)」によれば、大学4年生の8月1日時点での内定率は86.6%になっています。すでに内定を受けている人が9割近いため、8月から就活を始めるのは遅いと言えるでしょう。

しかし8月からの就活でも、立ち回り次第では間に合う可能性は十分あります。間に合う理由を、次項で解説します。

8月からの就活でも間に合う理由

8月からの就活でも間に合う理由

就活を大学4年生の8月から就活を始めても、まだ間に合う理由は2つあります。

秋採用や通年採用を実施している企業があるため

1つ目は、秋採用や通年採用を実施する企業があるからです。1年を通して行われる通年採用や8月以降に行われる秋採用など、内定をもらえるチャンスは十分にあります。

就職みらい研究所の「就職白書2024」によれば、2025年の卒業生向けに秋採用や通年採用を実施予定と答えた企業の割合は以下の通りです。

  • 秋採用:15.3%
  • 通年採用:31.9%

どちらも多くはありませんが、一部の企業では実施されていることが分かります。ただし、秋採用や通年採用は倍率が高く、内定獲得の難易度が高いです。内定獲得に向けて、しっかり対策する必要があるでしょう。

通年採用に興味がある方は、「通年採用とは?新卒にとってのメリット・デメリットや内定のコツを解説」も読んでみてください。

8月以降に内定を獲得する人が一定数いるため

2つ目は、8月以降も内定を受けている人が一定数いるからです。就職みらい研究所の「就職プロセス調査(2024年卒)」によると、8月1日時点の内定率が86.6%なのに対し、3月の卒業時点では96.8%でした。

8月から卒業までの間に内定率が10%以上あがっていることから、8月以降も就活をして内定を受けていた人がいるのは事実です。就活のスタートが遅れてしまっても、内定を獲得するチャンスはあると言えるでしょう。

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就活を8月から始める4年生が知っておきたい秋以降の採用

就活を8月から始める4年生が知っておきたい秋以降の採用

8月から就活を始める大学4年生は、秋採用のスケジュールを理解しておくことが重要です。ここでは、秋採用の具体的なスケジュールや特徴、実施する企業について解説します。

秋採用の流れとスケジュール

一般的な秋採用のスケジュールは以下の通りです。

  • 8月~:準備、エントリー開始
  • 9月~12月:選考
  • 10月~12月以降:内定

秋採用は春採用や夏採用と比べて、内定までのスピード感があるのが特徴です。春や夏の採用はエントリーから内定まで1~2か月程度かかる場合が多いですが、秋採用は1~2週間で内定が出る場合もあります。

理由はさまざまですが、大きな部分として、企業が内定者を早く決めて採用活動を終えたいと考えていることが挙げられます。就活生も、春や夏よりも早いスピード感で就活を進められるようスケジュールを組むことが大切です。

秋採用の特徴

秋採用は、募集している企業数や採用予定人数が少ないのが特徴です。春や夏の採用で採用枠が埋まらなかったり、内定辞退者が出たりする場合に実施されるのが秋採用です。

そのため、春・夏に比べて実施している企業は少なく、募集人数も多くありません。また、秋以降は留学を終えて帰国した学生や、公務員試験に挑戦していた学生が動き出す時期でもあるので、ライバルには優秀な人材が多いのも特徴です。

狭き門である秋採用でライバル達に勝って内定を獲得するためには、次の項目で解説するポイントをおさえて就活をしましょう。

8月から就活を始める大学4年生がやるべきこと

8月から就活を始める大学4年生がやるべきこと

8月から就活を始める人は、秋採用や通年採用を実施する企業での内定獲得を狙って就活をすることになります。しかし秋採用は、春や夏の採用よりも内定獲得の難易度が高いのが実情です。

ここでは、8月から始める就活を成功させるために、大学4年生がやるべきことを解説します。

自己分析と業界・企業研究にすぐ取り掛かる

自己分析と業界・企業研究にすぐに取り掛かり、就活の準備を万全にしておきましょう。

自分がどんな人間なのかについて「なぜ?」を繰り返しながら掘り下げて考え、自分の特徴を理解するのが自己分析です。

自分史やマインドマップをつくる、友人に他己分析をしてもらうなど、さまざまな方法で自己分析を行いましょう。自己分析を綿密に行うことで、ESの作成や面接での受け答えに役に立ちます。

また業界・企業研究は、どんな業界・企業が世の中に存在しているのかを知るための作業です。志望する業界・企業について深く知るためにも、必要な過程と言えます。業界地図や就職四季報、企業のホームページなどで情報を収集できるので、時間があるときに進めておきましょう。

就活を8月から始める人は、そもそもスタートが遅れていることから「準備に時間をかけられない」と焦ってしまうかもしれません。

しかし時間がないという焦りから自己分析や業界・企業研究を疎かにしてしまうのは、その後の就活に影響が出るだけでなく、入社後のミスマッチなどにもつながるので注意しましょう。

なお、適職診断などの経験がない人は、P-CHAN就活エージェントの「適職診断」を活用して、自分にどんな職業がマッチするのかを知るのもおすすめです。

8月から就活を始める理由をはっきりさせておく

就活を8月から始める理由を面接ではっきり説明できないと、面接官から好ましくない印象を抱かれてしまう恐れがあります。

「なぜ8月から就活を始めたのか」は、面接で聞かれる可能性が高いです。他の就活生よりもスタートが遅くなった理由をはっきりと答えられないと、以下の印象を持たれる可能性があります。

  • 計画性に欠ける
  • 自身の行動を論理的に説明する力がない
  • 就職活動への熱意や覚悟が十分でない

留学や研究、公務員試験などで8月からのスタートになった場合は、その旨を素直に答えましょう。「なんとなくやる気が出なかった」のような漠然とした理由の場合は、なぜやる気になれなかったのか、どうやって自分を奮起させたのかを説明できるようにします。

「できる限り準備を進め、選考の機会を逃さないよう最善を尽くした」ということを面接官にアピールできれば、マイナスな印象は避けられる可能性があります。

会社説明会に参加する

8月でも説明会を開催している企業があるので、積極的に参加しましょう。就活サイト「マイナビ」や「リクナビ」を見ると、1都3県のおよそ40社以上が8月に会社説明会を実施しています。

会社説明会は、その企業を深く知れるチャンスです。企業によっては先輩社員とコミュニケーションが取れる、一次選考も兼ねているなどといった場合もあるので、事前に調べてから参加しましょう。

一般的には1つの説明会につき、およそ1~2時間程度で終了します。スケジュールをうまく組んで、積極的に参加することをおすすめします。

エントリー数を増やして面接に慣れる

面接に慣れるために、実践の機会を作るのもやるべきことの1つです。

就活生に限らず、知らない人の前で話すとなると、多くの人が緊張してしまいます。面接に慣れていないと、緊張のあまり頭が真っ白になって、本領が発揮できません。実力を発揮しきるためにも、エントリー数を増やして面接の機会を多く作ることが大切です。

春や夏の採用と違って秋以降の採用は定員数が少ないうえ、定員に達したらどんどん採用活動が終了してしまいます。そのため、腰を据えて面接の練習をしている時間はあまりありません。実践と練習を繰り返しながら、慣れていくように心がけましょう。

就活エージェントを活用する

8月からの就活では、就活エージェントを活用して就活するのもポイントの1つです。就活エージェントでは、優良企業の紹介やES添削、面接の練習など就活生を丁寧にサポートしてくれます。就活のスタートが遅れて不安な人は、積極的に活用することをおすすめします。

なお、就活エージェントでおすすめなのが「P-CHAN就活エージェント」です。P-CHAN就活エージェントでは、専任のアドバイザーが就活の悩みや疑問に対して丁寧にアドバイスします。

アドバイザーはこれまで多くの就活生の悩みに答えてきた経験があるので、8月からの就活を成功させるためのアドバイスが聞けるでしょう。

就活エージェントの利用に興味がある方は、「【2023年最新】新卒におすすめの就活エージェント10選!使うべき理由や選び方も解説」も読んでみてください。

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8月から就活を始めるときに心がけたいこと

8月から就活を始めるときに心がけたいこと

8月からの就活は、春や夏に比べてかけられる時間が多くありません。そのため、なかなか選考がうまく進まず悩んだり、焦ったりすることもあるでしょう。

そこでここからは、8月から動き出す就活生に心がけてほしいポイントをまとめました。

時間がないからと焦らない

いくら時間がないと言っても、焦りは禁物です。8月から活動を始める就活生は、周りと比べて出遅れていることから焦ってしまう人も多いでしょう。その結果、スケジュールを詰めすぎてしまうかもしれません。

やる気があるのは素晴らしいことですが、予定を詰めすぎると1社ごとの対策が疎かになり、面接でうまくいかなくなるおそれがあります。8月からの就活は、1社ごとの準備を焦らず丁寧に行うことがポイントです。

過去の自分を責めない

8月まで就活をしてこなかった自分を責めないようにしましょう。

うまくいかなかったときに「何が原因か」を考え、対策をするのは大切なことです。しかし、後悔しすぎて落ち込み、立ち止まっている時間はありません。

8月からの就活は、スピード感が勝負のカギを握ります。そのため、反省するときはさっと反省して、気持ちを切り替えることが大切です。

定期的にリフレッシュする

根を詰めすぎると就活はうまくいかないので、定期的にリフレッシュすることも大切です。8月から就活を始める人は、まわりより出遅れていることや、親しい友人たちが内定を受けていることなどから焦ったり不安になったりするでしょう。

しかし、余裕のなさは面接での対応に現れてしまうこともあります。余裕がなくなると「この企業の○○が魅力的だから働きたい」という具体的な志望理由が出てこなくなり、「どこでも良いから早く内定がほしい」という気持ちが強くなってしまいます。

面接を通してその気持ちが面接官に伝わってしまうと、就活はうまくいきません。定期的にリフレッシュをして気持ちの余裕をつくることで、就活の成功率を高められるでしょう。

8月以降も採用活動をしている企業の特徴

8月以降も採用活動をしている企業の特徴

8月以降も採用活動を実施する傾向のある企業は、主に以下の4つです。

  • ベンチャー企業
  • 中小企業
  • BtoB企業
  • 大手企業の2次募集

ベンチャー企業や中小企業、BtoB企業は名前を知らないような会社も多いです。しかし、知らないからと言って見向きもしないと、価値ある求人を見逃してしまうこともあります。細かく求人情報をチェックして、チャンスを逃さないように注意しましょう。

ベンチャー企業や中小企業への就職に興味がある方は、「新卒採用でベンチャーに就職しても大丈夫?メリット・デメリットから向いている人の特徴まで詳しく解説」「中小企業の就活方法!探し方やメリット、おすすめの就活サイトを紹介」も読んでみてください。

8月以降も採用活動をしている企業の探し方

8月以降も採用活動をしている企業の探し方

8月以降も採用活動を実施する企業の探し方は、主に以下の3つです。

  • 就活サイト
  • 大学のキャリアセンター
  • 就活エージェント

就活サイトはスマートフォンやパソコンなどで手軽に企業を探せるため、アルバイトや学業のスキマ時間を活用できます。

また、大学のキャリアセンターで企業探しをするのも方法の1つです。キャリアセンターは求人を保有しているだけでなく、悩んでいる学生の相談にも乗ってくれます。

さらに「P-CHAN就活エージェント」などの就活エージェントでは、非公開求人の情報を保有しています。就活エージェントは企業紹介だけでなく、ES添削や面接練習なども対応してもらえるので、企業探しと就活対策が同時にできるのもポイントです。

就活の相談で悩みがある人や詳しく知りたい人は、「就職相談は誰にする?おすすめの相談先と聞くべきことも紹介」も読んでみてください。

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8月からでも参加できる就活イベント

8月からでも参加できる就活イベント

8月からでも参加できる就活イベントを紹介します。

就職セミナー

就活サイトの運営会社が主催する就職セミナーは、8月以降も開催されています。就職セミナーでは、複数の企業を同時に比較検討でき、それぞれの企業の採用情報も得られます。

また、気になる企業の採用担当者と直接話して仕事の魅力などを聞けるので、志望動機作成のための情報収集もできます。

ただし、8月以降は開催数が多くないので、日程をあわせて参加しましょう。開催方式は対面形式の他、オンライン形式もあります。対面形式で日程が合わない場合や、遠方で参加が難しい場合は、オンライン参加の活用も検討しましょう。

インターンシップ

大学4年生でも参加できるインターンシップは、数は少ないものの開催している企業があります。

インターンシップは、その企業で実際に働く人から話を聞けたり、仕事を体験できたりするプログラムです。インターンシップを通して、企業や仕事、業界への理解を深められます。

エントリーの締め切り日に注意しながら、気になる企業が実施していれば積極的に応募しましょう。

大学4年生8月からの就活はスピード感が重要

大学4年生8月からの就活はスピード感が重要

大学4年生8月からの就活は、スピード感が重要です。募集している企業数や採用人数の少なさに加えて、定員に達したらすぐ採用活動が終了する求人が多くなり、難易度は上がります。

また、内定までの期間が短いのも特徴で、面接から内定獲得まで1~2週間といった企業も少なくありません。春や夏の採用との違いを理解して望むことで、内定を獲得できるチャンスが生まれるでしょう。

なお、8月からの就活に不安がある人には、「P-CHAN就活エージェント」がおすすめです。P-CHAN就活エージェントでは、経験豊富なアドバイザーが秋以降の就活の進め方などについて、親身に相談に乗ってくれます。

8月からの就活をうまく進めるためにも、P-CHAN就活エージェントの活用を検討しましょう。

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この記事の監修者

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
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