就活の軸がないときはどうする?決め方がわからないときに実施すべきこと

就活の軸がないときはどうする?決め方がわからないときに実施すべきこと

目次

これから就職活動を進めるにあたって、「自分には就活の軸なんてない…」「どんな就活の軸が良いのかわからない」と悩んでいませんか?

社会人経験が乏しい学生は仕事に対するイメージが沸きづらく、何を基準に企業や業界、職種を選べば良いのかわからないという人が多いです。そのため、自分には就活の軸は存在しないものと割り切って、建前上の就活の軸を使って就職活動を進める人もいます。

しかし、それでは心から自分が働きたいと思える企業から内定をもらうことは難しくなるでしょう。

そこでこの記事では、就活の軸がない人に向けて、やるべき手順や役立つ答え方を紹介します。就活の軸を決めるメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、就活の軸を決められないという人は「P-CHAN就活エージェント」の利用がおすすめです。豊富な就職の知識を持った専任アドバイザーから就活のアドバイスが貰えます。

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就活の軸がないと感じてしまう理由

就活の軸がないと感じてしまう理由

就活生が就職活動をするにあたって、就活の軸がないと感じたり、わからないと感じたりするのは、特段珍しいことではありません。

このように就活の軸を簡単に決められない理由には、主に以下の3つが挙げられます。

  • 社会人経験が少なく将来をイメージしにくいから
  • 選択肢が多すぎて選ぶのが難しいから
  • そもそも人は必ずしも合理的に生きていないから

順番に解説していきます。

社会人経験が少なく将来をイメージしにくいから

就活生が就活の軸を見つけられない最大の理由として、働いた経験に乏しく将来をイメージしにくいことが挙げられます。

例えば、これまで自身が体験してきた勉強や趣味、スポーツなどの出来事なら、何が好きで何が嫌いなのか、どんなことなら夢中になれるのか明確に語れるでしょう。

しかし、将来の仕事に関してはそうはいきません。なぜなら、人は体験したことがない事柄をイメージすることが難しいからです。

なんといっても就活生は、これまでの人生の大半を商品やサービスを消費する立場として過ごしてきました。言わば、社会で働く大人たちに、お客様としてもてなされる立場にあったとも言えます。

ところが、いったん学校を卒業して就職すると、その立場は一気に逆転します。お客様としてもてなされる立場から、いきなり自身がお客様に商品やサービスを提供する立場になるからです。

そのため、社会で商品やサービスを提供することが具体的にどんなことなのか、十分にイメージしにくいことも就活の軸を決めるのを難しくしていると言えるでしょう。

選択肢が多すぎて選ぶのが難しいから

就職活動において、選べる業界や企業、職種の選択肢が多すぎることも、かえって就活の軸を決めるのを難しくしています。

人はあまりにも選択肢が多すぎると、逆に迷いが生じやすいです。何が最適なのか?自分の判断に誤りがないか?自問自答を繰り返すうちに、考えること自体を放棄したくなる人もいるでしょう。

就活生にとって、過去の経験にとらわれず将来を自由に選べることは本来歓迎すべきことです。しかし、選択肢が少ない方が判断に迷わず決断しやすい人も多いでしょう。

だからこそ人は、わざわざ「おすすめは何?」「上位ランキングは?」と情報を検索し、他人の判断に自分の決断をゆだねようとする傾向があります。

就職活動は自身の人生を大きく左右する決断です。だからこそ、多くの選択肢に戸惑い、選ぶ基準を決めきれないことがあるでしょう。

そもそも人は必ずしも合理的に生きていないから

そもそも人は必ずしも合理的に生きていないことも、就活の軸を一つに決めきれない理由の一つです。

人はときには直感的・本能的に物事を判断します。全ての物事に対して理路整然と筋道が立った説明ができるわけではありません。それは、これまでの学生生活の中で自身が目撃した周囲の大人たちの振る舞いを見れば、納得できるでしょう。

それと同じように、就活の軸に矛盾があったり、または揺れ動いたり、複数存在したりすることは十分あり得ることです。にもかかわらず、一貫性のある就活の軸に絞り込まなければならない点が、就活の軸を決めるのを難しくしていると言えます。

就活の軸がないときに起きてしまう問題

就活の軸がないときに起きてしまう問題

上記で解説した通り、就活の軸を絞り込むことは決して簡単な作業ではありません。しかし、就活の軸がないと、就職活動を進めるにあたってさまざまな問題が起きやすいです。

そこでここからは、就活の軸がないときに起きやすいことを5つ紹介していきます。

  • 手当たり次第・行き当たりばったりの就職活動になりやすい
  • 合わない企業に対する志望動機を無理やり考えなければならない
  • 話す内容が矛盾しているので選考に落ちやすい
  • 内定さえもらえればどこでも良いという感覚に陥りやすい
  • 就職前後のギャップの大きさで早期離職につながりやすい

手当たり次第・行き当たりばったりの就職活動になりやすい

就活の軸が十分に定まっていないと、深く考えず手あたり次第・行き当たりばったりの就職活動をしがちです。

「有名企業だから」「給料が高いから」「応募期限に間に合うから」「親が進めるから」など、表面的な理由で企業に応募して選考に参加することになってしまいます。

そうなると、応募企業に対して思い入れが薄いため、就職活動を進めるうちに「これで良いのだろうか?」と迷いが生じてしまいます。

合わない企業に対する志望動機を無理やり考えなければならない

就活の軸がしっかり定まっていないと、自身に合わない企業に応募していることにも気づきません。そのため、合わない企業に対する志望動機を無理やり考えなければならず、かえって時間と労力を浪費します。

就職活動に必要な一つ一つの作業に手間取った結果、多くの時間をとられてしまうことはデメリットと言えるでしょう。

話す内容が矛盾しているので選考に落ちやすい

就活の軸がしっかりと定まっていないと、志望動機や自己PRと話す内容に矛盾が生じ、評価が下がりやすくなってしまいます。せっかく時間をかけて志望動機や自己PRを考えたはずなのに、選考に落ちてしまえば、これまで自分がかけた労力や時間が台無しです。

企業は、就活の軸を通して志望動機や自己PRとの一貫性を確認し、熱意ややる気の高さを評価しています。そのため、就活生が内定に近づくためには、就活の軸に対する対策は避けられないと言えるでしょう。

内定さえもらえればどこでも良いという感覚に陥りやすい

多くの就活生に共通することですが、就活の軸がないと、内定さえもらえればどこでも良いという感覚に陥りがちです。

その結果、目先のテクニックに走って自分の本音とは程遠い志望動機を述べたり、準備不足によって付け焼刃のような内容を面接で話してしまったりします。

このような感覚で貴重な就職活動期間を過ごしてしまうと、自身が本当に行きたいと感じる企業に出会えないまま、就職活動を終えてしまう可能性もあります。

就職前後のギャップの大きさで早期離職につながりやすい

仮に就活の軸がないまま応募企業から内定をもらえたとしても、それで全ての問題が解決するわけではありません。応募企業の就職前とのイメージとギャップが大きければ、早期離職の要因になります。

そもそも、就職活動は社会人になる入口にすぎません。就職活動後は長い社会人生活が待っています。つまり就職活動は、今後社会人として長く働いていけるかという観点で行うべきです。

もし就職活動中にイメージのギャップに気づけなければ、就職活動で苦労して手にした職場を早々と手放し、再び転職活動をしなければならなくなるでしょう。

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そもそも企業が就活の軸を聞きたがる理由

そもそも企業が就活の軸を聞きたがる理由

就活の軸を決めるのが難しいにもかかわらず、企業が就活の軸を聞きたがるのには、次の理由があります。

  • 応募者の志望順位の高さが知りたい
  • 自社が期待する人物像にふさわしいか知りたい
  • 今後長く活躍してくれる人を選びたい

応募者の志望順位の高さが知りたい

企業が就活の軸を聞きたがる最大の理由として、応募者の志望順位の高さを知りたいことが挙げられます。

就職活動において、学生は同時に複数の企業にエントリーするのが一般的です。なぜなら、就職活動には内定をもらえる保証がないため、応募に落ちた場合のリスクに備える必要があるからです。

一方で企業もまた、学生が複数の企業に同時にエントリーしていることを知っています。そのため、志望動機で「なぜ当社を志望しているのでしょうか?」と問いつつ、「あなたの就活の軸について教えてください」と合わせて聞くことで、自社の志望順位の高さを確認していると言えるでしょう。

当然企業は、熱意があり、自社を第一志望にする学生を採用したいと考えます。そのため、就活の軸を通して自社の志望順位の高さを確認することで、内定を辞退する可能性の高い学生を避けていると言えます。

自社が期待する人物像にふさわしいか知りたい

目の前の学生が自社の期待する人物像にふさわしいか確認することも、企業が就活の軸を聞く理由の一つです。

企業は新卒を採用するにあたって、どんな人物を採用したいかといった基準が明確に存在します。そのため採用の場では、企業が求める人物像に合った就活の軸を話すことが必要です。

逆に言えば、この人物像とかけ離れた就活の軸を話してしまうと、「自社にふさわしい人物ではない」と判断され、評価が下がる可能性があります。企業は就活の軸を問うことで、自社との相性の高さを確かめているとも言えます。

今後長く活躍してくれる人を選びたい

企業はコストや時間、手間をかけて採用活動を行っています。そのため採用する限りは、今後長期に渡って活躍し続けてくれる人を選びたいと考えます。

企業にとって、学生の就活の軸を通して語られる企業や職種選びの軸、今後のキャリアプランなどは、今後長く活躍してくれる人物かどうかを判定する重要な指標です。

そのため、就活の軸を通じて、自身が応募企業で生き生きと活躍する将来像を話せれば、就活において大きく内定に近づけます。

就活の軸を決めるメリット

就活の軸を決めるメリット

企業に就活の軸を聞く理由があるのと同様、学生から見ても就活の軸を決めることにはメリットがあります。

ここからは、学生の立場から見た就活の軸を決めるメリットを4つ紹介します。

  • エントリーすべき企業・職種を見極めて無駄な応募を減らせる
  • 話す内容に説得力が生まれて選考が有利になる
  • 内定獲得後の迷いを減らせる
  • 就職後のミスマッチによる早期離職を減らせる

エントリーすべき企業・職種を見極めて無駄な応募を減らせる

学生が就活の軸を決める最大のメリットは、なんと言ってもエントリーすべき企業・職種を見極めて無駄な応募を減らせることです。

就職活動において応募できる企業の数は多数あるため、何も考えずに手当たり次第に応募していると、多くの時間を浪費してしまいます。その結果、1社当たりにかけられる準備時間は短くなります。

一方、就活の軸が決まっていれば、応募すべきでない企業を事前に選択肢から外すことができるので、自分が本当に興味のある企業だけに狙いを定めて応募可能です。

その分、1社当たりに対してしっかり準備期間を確保できるため、十分な対策を済ませた上で選考に挑めます。

話す内容に説得力が生まれて選考が有利になる

話す内容に説得力が生まれて有利になるのも、学生側が就活の軸を決めるメリットの一つです。

そもそも就活の軸は、自身が就職活動を進める上での基準であるので、企業や業界・職種を選ぶために欠かせません。そのため、まずは大まかな就活の軸の枠組みを決め、その基準に当てはまる企業や職種を絞り込んでいくと、考えを整理しやすいです。

つまり、就職活動をスムーズに進めるコツは、就活の軸を決めてから、それを土台に具体的な企業ごとの志望理由や自己PRなどを付け加えていくことです。このように段階的に手順を踏んで作業を進めると、就活の軸や志望動機、自己PRとの間に矛盾が生じません。

一貫性のあるアピールができるので、応募企業に熱意ややる気が伝わりやすくなり、選考で有利になるでしょう。

内定獲得後の迷いを減らせる

せっかく応募企業から内定をもらっても、内定獲得後に迷いが生じるようでは本末転倒です。内定獲得後の迷いを減らせることも、学生が就活の軸をあらかじめ決めておくメリットと言えます。

内定獲得後に迷いが生じるのは、自分が行きたい企業・行きたくない企業があらかじめ定まっていないことが原因です。内定を辞退すれば、これまで一生懸命情報収集をして、志望動機や自己PRを考えた時間や労力が全て無駄になってしまいます。

このような事態を避けるためにも、具体的な就職活動に入る前に、何のために就職活動をしているのか、その目的を一度立ち止まって考えるべきと言えるでしょう。

就職後のミスマッチによる早期離職を減らせる

就活の軸をあらかじめ決めておくと、自身が将来何をやりたいのか、何をやりたくないのかが明確に見えているため、就職後のミスマッチによる早期離職を減らせます。

入社後のキャリアビジョンもしっかりとイメージできているため、自分がなりたい目標に向けて、就職後も前向きに仕事に取り組めるでしょう。

このように就活の軸は、ミスマッチによる早期離職を防ぐだけでなく、入社後のモチベーションアップにも役立ちます。

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就活の軸がない・わからないときにやるべき手順

就活の軸がない・わからないときにやるべき手順

いくら就活の軸のメリットが大きいことを理解しても、やはり「就活の軸が思い浮かばない…」という人もいます。そこでここからは、就活の軸がない・わからないときにやるべき手順を6つ紹介します。

  • 気になる企業を集めて共通点を探してみる
  • 嫌なこと・やりたくないことを逆転させて軸を決める
  • なりたい自分の理想像から遡ってこだわりを見つけ出す
  • 就活を経験した先輩のインタビュー記事を読んでみる
  • OB・OG訪問やインターンを通して実際に経験してみる
  • 就活エージェントに相談してみる

気になる企業を集めて共通点を探してみる

就活の軸は必ずしも自己分析から始めなければならないわけではありません。むしろ、気になる企業の共通点を観察することで就活の軸を見出すこともできます。

まずは、何も考えずに求人情報を眺め、気になる企業を探してみましょう。ある程度企業が集まったら、それらをじっくりと観察して共通点を探します。共通点は何も業界や規模、職種だけとは限りません。企業文化や社風、個人に任される裁量などの要素でも十分です。

あらゆる視点で共通点を観察することで、これまで無意識だった自分なりのこだわりが見えてくるでしょう。

嫌なこと・やりたくないことを逆転させて軸を決める

就活の軸は、嫌なことややりたくないことなどネガティブな要素から導き出す方法もあります。まずは「これだけは絶対に嫌」「やりたくない」と思う条件を集めてみましょう。

そして、「なぜやりたくないのか」「避けたいのか」その理由も合わせて考えておきます。それができたら、今度は「これだけは絶対に嫌」「やりたくない」と思う条件と真逆の条件を言葉で表現してみましょう。

例えば、残業が多い企業が嫌なら、ワークライフバランスを重視する企業を選ぶ方法もあります。また、ノルマ至上主義が嫌ならノルマが存在しない企業を選べば良いです。

このように、ネガティブだと感じる要素を逆転させて考えることで、自身が理想とする就活の軸が見えてくるでしょう。

なりたい自分の理想像から遡ってこだわりを見つけ出す

なりたい自分の理想像から遡ってこだわりを見つけ出すのも、就活の軸がないときに効果的な方法です。なりたい自分の理想像が明確にある人は、その状態に到達するには何が必要かを考えてみましょう。

例えば、将来独立して自分の店を経営するのが夢なら、経営者の補佐をしながら経営ノウハウを身に付けるのも、就活の軸における候補の一つです。また、顧客に提案することで営業力を身に付けるのも、別の選択肢として挙げられます。

このように、なりたい自分の理想像から遡って、それに必要な環境を満たす就活の軸を設定するのも一つの方法と言えます。

就活を経験した先輩のインタビュー記事を読んでみる

就活の軸がない・わからないときは、就活を経験した先輩のインタビュー記事を読んでみるのも効果的です。

インタビュー記事を読むことで、自分とは異なる人の就活の軸に対する考え方や決めるまでのプロセス、内定後の職場の感想など、リアルで役に立つ情報が手に入ります。

いつまでに何をしたのかといった具体的なスケジュールも分かるので、今後自身がどのように活動して行けば良いのかの参考になるはずです。

OB・OG訪問やインターンを通して実際に経験してみる

就活の軸が思い浮かばない理由には、社会人経験が少なくイメージしにくいことが挙げられます。そのため、少しでもイメージを広げるには、まずは経験してみることを意識してみましょう。

OB・OG訪問を通じて、ネットだけではわからない生の声を聞きだしたり、実際にインターンに参加して職業体験したりしてみると視野が広がります。

就活エージェントに相談してみる

就活の軸がない・わからないときには、就活エージェントに相談するのも、一つの方法です。

就活エージェントは、仕事を探す学生と人材を募集する企業を結びつける役割を担っており、学生側と企業側どちらのニーズにも精通しているのが特徴です。

そのため、どんな就活の軸が自分に合っているのかといった視点や、内定をもらいやすい就活の軸の作り方について客観的なアドバイスがもらえます。

P-CHAN就活エージェントでは、就活生一人ひとりの就職相談に応じてくれるほか、面接対策やエントリー対策も行っています。非公開求人など自分の適性に合った求人も紹介してくれるので、興味のある人はぜひ一度登録を検討してみましょう。

就活の軸の決め方についてさらに詳しく知りたい人は、「就活の軸の決め方は?具体的な方法や考慮すべき要素を紹介」も合わせて読んでみて下さい。

就活の軸がない・わからないときに役立つ答え方

就活の軸がない・わからないときに役立つ答え方

「就活の軸がない…」「就活の軸がわからない…」と感じていても、実際には面接やエントリーシートなどの場面で、企業から就活の軸を問われる場面は数多くあります。

そこでここからは、就活の軸がない・わからないときに役立つ答え方を以下の5つに分けて紹介していきます。

  • 企業に言いにくい本音は建て前と調整する
  • 就活の軸が複数ある場合は優先順位をつける
  • 就活の軸に矛盾がある場合は前置きしてから話す
  • 他の企業にも当てはまる就活の軸には選んだ根拠を追加する

企業に言いにくい本音は建て前と調整する

就活の軸がない・わからない理由の一つに、本当は自分なりに譲れない条件があるものの、応募企業には言いにくいからというのが挙げられます。

例えば、「給料が高い企業がいい」「残業がない企業がいい」「転勤がない企業がいい」などは、応募企業には言いにくい就活の軸の典型例と言えるでしょう。

上記のような就活の軸を持つ人は、建て前と調整することで好印象につながります。以下は、応募企業に言いにくい就活の軸の調整例です。

企業に言いにくい就活の軸

建て前で調整した就活の軸

通勤時間が長い企業や転勤が多い企業は避けたい

これまでお世話になった地元で周辺住民の暮らしを支えられる仕事がしたい

古い慣習や体質の企業で働きたくない

自身と企業が相互に成長合える環境で社会に好循環を与えていきたい

大学で学んだ内容と無関係の業界・企業では働きたくない

大学で身に付けた専門知識を活かして企業で活躍していきたい

自分が好きなこと以外の仕事はやりたくない

自分が好きな○○を活かして社会に影響力を与えていきたい

難しい判断の求められない定型的な仕事がしたい

几帳面な性格を活かして正確な仕事を追求していきたい

福利厚生が整った企業で働きたい

生涯現役として活躍し続けるために、長く働くための環境や制度が整った会社で働きたい

就活の軸について業界・業種別の例文が知りたい人は、「就活の軸一覧|面接やES作成で役立つ軸を業界・業種別に紹介」も合わせて読んで見てください。

就活の軸が複数ある場合は優先順位をつける

就活の軸が複数ある場合、それぞれの軸に優先順位をつけて回答するのもおすすめです。中には、重要視したい就職の軸が複数あることで、就活の軸を一つに絞り込むのが難しいと悩む就活生もいるでしょう。

ポテンシャルで評価される新卒の就活生には、今後の人生に対して幅広い選択肢が用意されています。そのため、その中から一つに絞るのが難しいと感じるのは、ある意味当然です。

しかし複数の軸がある場合でも、優先順位を明確に決めておけば、企業にエントリーする際や内定獲得後の判断に迷わずに済みます。

また、それぞれの軸を使い分けながら就職活動を進めるうちに、どの就活の軸が自分にとって譲れないのか、優先順位が見えてくることもあります。

就活の軸に矛盾がある場合は前置きしてから話す

就活の軸に矛盾がある場合は、前置きしてから話す方法もあります。

就活の軸について考えた結果、どうしても矛盾を解消できないと感じた場合の最終手段として使いましょう。矛盾があることを前置きして話すことで、その後に続く面接官からの質問を和らげることが期待できます。

以下は、前置きしてから話す具体例です。

「○○の軸を前提に就職活動を進めていますが、××の視点もあり得ると考えています。そのため、現在△△社を受けている最中です。」

他の企業にも当てはまる就活の軸には選んだ根拠を追加する

就活の軸を一つに絞り込んだものの、中身が抽象的で他の多くの企業にも当てはまる就職の軸になってしまうことはよくあることです。

そんな場合は、選んだ根拠として応募企業ならではの根拠を追加すると、熱意ややる気を伝えられます。

さらに、「将来どんな存在になりたいか」「応募企業で実現したいこと」まで付け加えると、今後の活躍イメージを想像できるため高評価につながります。

面接で就活の軸について聞かれたときの答え方をさらに詳しく知りたい人は、「面接で就活の軸を聞かれたときの答え方は?目的・業界・業種別で紹介」も合わせて読んでみてください。

また、エントリーシートで就活の軸を聞かれたときの答え方をさらに詳しく知りたい人は、「ESへの就活の軸の書き方!見つける方法や例文も紹介」も合わせて読んでみてください。

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自分なりの就活の軸を探し出して就職活動を成功させよう

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この記事では、就活の軸がわからない理由やない場合に起きることの他、企業が就活の軸を聞きたがる理由、就活の軸がないときにやるべき手順や答え方などについて解説しました。

そもそも社会人経験が少ない学生にとって、業界や企業、職種を選ぶ就活の軸を決めることは容易ではありません。過去の経験にとらわれずに幅広い可能性から選択できることも、かえって就活の軸を絞り込むのを難しくしていると言えるでしょう。

しかしその反面、就活の軸を明確にできれば、就職活動中の無駄な労力や時間を削減し、他の学生より選考を有利に進められます。また内定後の迷いを減らし、就職後のミスマッチの予防にも役立ちます。

この記事を読んでも「就活の軸がない…」「わからない…」と感じているなら、一度就職エージェントへの相談を検討してみましょう。

仕事を求める学生と人材を求める企業の両方の立場を知っている就職エージェントなら、あなたに合った就活の軸の考え方についてアドバイスをくれます。

P-CHAN就活エージェントでは、就活生一人ひとりの就職相談に応じるだけでなく、面接対策やエントリー対策も行っています。

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この記事の監修者

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
数多ある企業の中から、平均年収・研修制度・福利厚生、働きやすさなど、様々な審査をクリアした厳選した求人のみを取り扱う。

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