トヨタの平均年収は低い?高卒・大卒・院卒の総合職の給与を公開
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トヨタは日本企業を牽引するグローバル企業として圧倒的存在感を放っており、知名度の高さから転職を希望している人も多いことでしょう。
一流企業であるトヨタへの転職を目指すにあたって、まず気になるのは年収ではないでしょうか。
本記事ではトヨタの平均年収を紹介します。ぜひ参考にしてください。
なお、トヨタをはじめとする大手企業への転職を目指すなら、「リクルートエージェント」の活用がおすすめです。
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トヨタの会社概要
会社名 | トヨタ自動車株式会社 |
---|---|
住所 | 〒471-8571 愛知県豊田市トヨタ町1番地 |
代表取締役会長兼社長 | 豊田 章男 |
設立 | 1937年(昭和12年)8月28日 |
資本金 | 6,354億円(2021年3月末現在) |
従業員数 | 単体:71,373人 / 連結 366,283人(2021年3月末現在) |
事業内容 |
など |
主な子会社 | ダイハツ工業(株)/ (株)デンソー/ 豊田通商(株) (株)ジェイテクト / 日野自動車(株)など |
出典:トヨタ自動車株式会社「会社概要」
トヨタは日本を代表する自動車メーカーとして、常にトップを走り続けている企業です。
直近の実績としては、2021年度の世界自動車販売台数が1,050万台と、2020年に引き続き2年連続首位を獲得しています(※)。
高い技術力とマーケティング戦略により、日本の自動車メーカーの中でも群を抜いたシェア率を誇っています。
また、数ある有名企業を子会社として保有しており、自動車事業に留まらず幅広い事業を展開し、日本企業を牽引する存在です。
※出典:会社四季報オンライン「トヨタ、2021年世界販売台数1050万台で2年連続のトップ」
トヨタの平均年収
有価証券報告書によると、2021年度のトヨタの平均年収は858万円です。
一方、国税庁が実施した令和2年分民間給与実態統計調査によると、全国の平均年収は433万円(男性:532万円 女性:293万円)であるため、トヨタの平均年収は全国平均の倍近くとであることがわかります。
以下は、トヨタの過去5年(2017年〜2021年)の平均年収推移です。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2017年 | 852万円 |
2018年 | 832万円 |
2019年 | 852万円 |
2020年 | 866万円 |
2021年 | 858万円 |
出典:トヨタ自動車株式会社「有価証券報告書」
どの年度も800万円以上をキープしており、企業としての安定感を感じさせます。
また、2020年から2021年にかけてはコロナ渦の打撃を受け、多くの企業が赤字予想となる中でも、安定した年収を維持しているトヨタの業績は良好であると言えるでしょう。
トヨタの基本給|新卒(高卒・大卒・院卒)や中途、総合職や一般職別に紹介
ここでは、トヨタの基本給を新卒採用と中途採用の場合に分けて紹介していきます。
新卒の場合
まずは新卒採用の場合の基本給を、職種別(総合職・一般職・生産管理職)に確認していきましょう。
総合職(高卒・大卒・院卒)
事務職や技術職に該当する、トヨタの総合職の基本給について見ていきましょう。
区分 | 月給 |
---|---|
高専卒 | 18万1,000円 |
学部卒 | 20万8,000円 |
修士卒 | 23万円 |
博士卒 | 26万4,000円 |
出典:トヨタ自動車株式会社「採用情報|募集要項」
高専卒の場合は、国内における高専卒の平均初任給19.7万円(※)と比較すると、やや低めの水準です。
大卒の場合は、大卒(大学院卒含む)の平均初任給21万円(※)と比較すると、全国平均とほぼ同じ水準です。
新卒の総合職の初任給は突出して高い印象ではありませんが、トヨタ全体の平均年収が858万円であることを考えると、長く勤めることで給与が上がることが期待できます。
出典:厚生労働省「新規学校卒業者の求人初任給調査結果」
一般職(専門卒・大卒)
次に、業務職と呼ばれるトヨタの一般職の基本給について見ていきましょう。
区分 | 月給 |
---|---|
2年制大卒(短期大学・専門学校) | 16万6,000円 |
4年制大卒 | 18万6,000円 |
出典:トヨタ自動車株式会社「採用情報|募集要項」
総合職の初任給よりも低い水準であることがわかります。理由としては、一般職は転勤なしを前提として採用されていることが考えられます。
ただし一般職に関しても、長く勤めることで給与が大幅に上がる可能性は高いです。
生産関係職(高卒)
総合職や一般職とは別に、トヨタでは全国指定学校の推薦により選ばれた高校生を採用対象とした、生産関係職という職種があります。
生産関係職の採用募集は毎年行われていますが、具体的な給与額については採用情報には記載されていません。
中途採用の場合
中途採用の場合の基本給は以下の通りです。
区分 | 月給 |
---|---|
大卒(学士) | 20万8,000円以上 |
大学院卒(修士) | 23万円以上 |
大学院卒(博士) | 26万4,000円以上 |
出典:トヨタ自動車株式会社「キャリア採用情報|募集要項」
上記の数字はあくまで最低額です。実際の支給額は、スキルや実績に応じて提示されます。
トヨタとそのグループ会社の年収比較|親会社の年収が最も高い?
トヨタはそのグループ会社も知名度が高いですが、果たして親会社であるトヨタの平均年収は、グループ全体として見たときに高いのでしょうか。
トヨタとそのグループ会社の平均年収を比較してみましょう。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
トヨタ自動車株式会社 | 858万円(※1) |
ダイハツ工業株式会社 | 651万円(※2) |
株式会社デンソー | 721万円(※3) |
豊田通商株式会社 | 1100万円(※4) |
日野自動車株式会社 | 620万円(※5) |
株式会社豊田自動織機 | 769万円(※6) |
親会社であるトヨタの平均年収は、グループ会社と比較するとやはり高水準です。
一方で、総合商社である豊田通商にいたっては、親会社のトヨタの年収をもはるかに超えて圧倒的トップの年収です。これは、そもそも総合商社自体が年収が高い業界に属するからだと考えられます。
※1 出典:トヨタ自動車株式会社「有価証券報告書」
※2 出典:ダイハツ工業株式会社「FISCO」
※3 出典:株式会社デンソー「有価証券報告書」
※4 出典:豊田通商株式会社「有価証券報告書」
※5 出典:日野自動車株式会社「有価証券報告書」
※6 出典:株式会社豊田自動織機「有価証券報告書」
トヨタと競合他社の年収比較|トヨタの年収は高い?低い?
トヨタの競合他社にあたる企業の平均年収は以下の通りです。
会社名 | 平均年収 | 売上高 |
---|---|---|
トヨタ自動車株式会社 | 858万円 | 27兆2145億9,400万円 |
本田技研工業株式会社 | 799万円 | 13兆1,705億1,900万円 |
日産自動車株式会社 | 797万円 | 7兆8,625億7,200万円 |
スズキ株式会社 | 665万円 | 3兆1,782億900万円 |
マツダ株式会社 | 629万円 | 2兆8,820億6,600万円 |
トヨタの平均年収は競合である国内自動車メーカーの中でダントツでトップであり、売上高から見ても圧倒的スケールで群を抜いていることがわかります。
また、各社ともに売上高に比例した年収水準となっている点も、納得の結果と言えるでしょう。
出典:トヨタ自動車株式会社「有価証券報告書」
出典:本田技研工業株式会社「有価証券報告書」
出典:日産自動車株式会社「有価証券報告書」
出典:スズキ株式会社「有価証券報告書」
出典:マツダ株式会社「有価証券報告書」
トヨタのボーナス・残業代・福利厚生
ここでは、トヨタの残業代やボーナス事情、福利厚生制度について紹介します。
ボーナス
トヨタのボーナスは年に2回(7月・12月)です。転職会議の口コミによると、業績を土台とし、個人評価を考慮した上で賞与査定をする方法のようです。
基本的には年功序列であり、役職に付くかどうかでボーナスに桁違いの差が生じるという口コミもありました。
残業代
トヨタの基本給は残業した分だけ残業代が支給される制度であり、サービス残業はありません。
ただし、総合職の主任クラス以上には「残業代17万円保証制度」(※)と呼ばれる、みなし残業代制度が採用されています。
基本給(月給)とは別に、45時間分の残業代を一律17万円で支給し、45時間を超過した分のみを別途支給する仕組みです。
業務の効率化を評価すべく、最近ではトヨタのようにみなし残業代制度を取り入れる企業も珍しくありません。
※出典:日刊工業新聞「トヨタ、主任級対象に新制度−残業代保証で17万円支給」
福利厚生
トヨタには以下のような福利厚生があります。
- 寮/社宅(食事あり)
- 国で定められた健診やレディース検診
- 体育館やプール、フィットネスルーム等の利用
- 保養所
- 会社提携の保養所を格安利用
- マッサージルーム利用(会社施設内)
- 社内積立制度
- 従業員持株会制度
- 結婚祝い金
- 恋活プログラム(異業種交流を通じて出会いをサポート)
- 事業所内託児施設
- 介護無料セミナー
- 通勤費補助
- 寮ー会社間やオフィス間をの会社バス運行
- トヨタ車の一部を定価よりも割安で購入できる制度
- トヨタ団体自動車保険
出典:トヨタ自動車株式会社「福利厚生」
上記以外にも、福利厚生アウトソーシングサービス「WELBOX」を導入し、旅行・買い物・育児・介護などの数千種のメニューの中から会員特典を提供することで、従業員の満足度向上を図っています。
トヨタは年収が高水準な上に、福利厚生が文句なしの充実ぶりであることも非常に大きな魅力です。
トヨタに転職して高年収を目指すには?
ここでは、トヨタに転職して高年収を得るための方法を紹介します。
- スキルや実績を高めてから転職する
- 英語力を身につける
- 転職エージェントを活用する
スキルや実績を高めてから転職する
トヨタへの転職は実務経験がなければ難しいため、高いスキルやキャリア実績は必須です。
世界に誇れる最先端技術を追求する企業であるからこそ、スキルや実績を重視するのは当然とも言えます。
よって、高年収を狙ったトヨタへの転職においては、即戦力となれることを実績として上手にアピールすることが重要です。
英語力を身につける
トヨタの社内での公用語は日本語ですが、グローバルに事業展開をする企業に属するいち社員として、一定の英語力は必須とされています。
TOEICの点数が応募必須条件となっている職種も多く、トヨタへの転職で高年収を狙うには英語力は必要不可欠なものと捉えておくべきです。
転職エージェントを活用する
高年収を目指すのであれば、転職エージェントを積極的に活用しましょう。転職エージェントでは、プロが給与交渉を代行してくれるからです。
中途入社の場合、初任給は一律に定まっておらず、スキルや実績に応じて額が提示されます。もし提示された額に納得がいかなければ、交渉を行う必要があります。
自分での給与交渉に自信がなければ、遠慮せずにプロに頼むべきです。
トヨタで働く上で自分の適正年収を知ろう
出典:doda
トヨタのような大企業で働きたいのであれば、まずは自分の適性年収を知ることから始めましょう。
適正年収を把握しておくことで、入社や希望年収が自分にとって現実的かどうかを図れます。
現時点での自分の適性年収を確認する方法としておすすめなのが、dodaの「年収査定」です。豊富なデータをもとに、わずか3分程度で適正年収が算出されます。
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トヨタをはじめ高年収企業を目指す人におすすめの転職エージェント4選
トヨタをはじめ高年収企業を目指す人におすすめの転職エージェントを4つ紹介します。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- ビズリーチ
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
転職エージェント名 | リクルートエージェント |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 約181,000件 |
非公開求人数 | 約241,000件 |
おすすめポイント |
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※2022年4月時点
リクルートエージェントは、世代や業界・職種の垣根なく、幅広い転職者に向けたサポートを行う転職エージェントです。
業界トップを走り続けるリクルートグループならではの情報網を活かして、圧倒的な求人数を誇っています。
実績豊富なキャリアアドバイザーのサポートで、トヨタをはじめとする高年収企業を狙う転職者の魅力を最大限に引き出してくれることでしょう。
リクルートエージェントはこちらリクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。
doda
出典:doda
転職エージェント名 | doda |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 約13,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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※2022年4月時点
dodaは、リクルートエージェントに次ぐ業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントです。
求人紹介だけでなく、転職に役立つウェブコンテンツやセミナー、イベントが充実していることも魅力の1つです。
無料でさまざまな情報を得られるので、トヨタへの転職を目指す上でも大いに役立つでしょう。
dodaはこちらdodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。
パソナキャリア
出典:パソナキャリア
転職エージェント名 | パソナキャリア |
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運営会社 | 株式会社パソナ |
公開求人数 | 約3万9,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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※2022年4月時点
パソナキャリアは、人材派遣で名高いパソナグループが運営する転職エージェントです。
名だたる転職エージェントがある中でも、オリコン顧客満足度 転職エージェント部門で4年連続1位の実績を誇ります。
また、人材サービスで第一線を走り続けてきたパソナ独自のノウハウを活かし、利用者の約7割を年収アップに導いています。そのため、転職を通じて高年収を目指す人におすすめです。
パソナキャリアはこちらパソナキャリアついて詳しく知りたい方は「パソナキャリアの悪い評判の真相は?実際の口コミから徹底解説!」も読んでみてください。
ビズリーチ
出典:ビズリーチ
転職エージェント名 | ビズリーチ |
---|---|
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公開求人数 | 約7万2,200件 |
非公開求人数 | 非公開 |
おすすめポイント |
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※2022年4月時点
ビズリーチはハイクラスに特化したスカウト制の転職エージェントであり、全求人の内3分の1以上が年収1,000万円超えています。
企業や優秀なヘッドハンターからスカウトが届く仕組みであるため、受け身の姿勢でも転職活動を進められるのが魅力です。そのため、現職が忙しい人でも転職活動に臨めるでしょう。
ビズリーチはこちらビズリーチについて詳しく知りたい方は「ビズリーチの悪い評判は本当?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。
トヨタへの転職は高年収を目指せる
トヨタの平均年収は858万円ですが、順調に勤続年数を重ねて役職に就くことができれば、30代で年収1,000万円を狙うことも十分に可能です。
ただし、優秀な人材が集う世界的有名企業であるがゆえに、トヨタへの転職難易度は高いと考えられます。スキルや実績をアピールすることはもちろん、英語力も重要です。
なお、トヨタへの転職を成功させるためには、転職エージェントを活用すべきです。
トヨタに特化した選考対策をしてもらえるので、自身で転職活動を進めるよりも内定率アップが期待できます。
本記事でご紹介した転職エージェントを上手に活用し、トヨタへの転職を成功させましょう。