転職回数は平均何回までOK?転職が多い人でも内定を勝ち取るコツ

公開日:2021年7月17日 更新日:2021年7月17日

「転職回数が多いことはマイナスになるのだろうか?」
「転職回数が多い理由を面接で聞かれたら、何て説明すればいいのだろう?」

転職をいざ決意したとき、これまでの転職回数を気にする方は多いのではないでしょうか?

今回は転職回数と採用率の関係や、転職が多い人でも内定を勝ち取るコツを解説します。
現在転職活動中の方はぜひ参考にしてみてください!

転職回数の平均ってどれくらい?

リクナビNEXTが実施したアンケートによると、年代別の転職回数の割合は以下の通りです。

年代

転職経験なし

1

2

3

4回以上

20

76%

16%

6%

2%

0%

30

47%

16%

8%

5%

1%

40

38%

20%

18%

11%

12%

引用:リクナビNEXT「転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態

年代が上がるにつれ、転職を経験している人の数が増えています。しかし、20〜30代で3回以上の転職を経験している人の数は極めて少ないことがわかります。

さらに採用担当者に「転職回数は何回目から気になるか?」というアンケートを実施したところ、結果は以下のようになりました。

気にならない

15%

1

2%

2

8

3

40

4回以上

35

引用:リクナビNEXT「転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態

2回以下の転職であれば、さほど気にしていない採用担当者がほとんどです

しかし転職回数が3回以上になると、採用担当者の約67割が「気になる」と感じてしまうようです。

3回以上の転職を経験している方は、転職回数の多さを不利にしないために、工夫や注意をしながら転職活動を行う必要があります。

転職回数が多いと転職は不利?

過去に3回以上の転職を繰り返している場合は、転職回数の多さが不利に働く可能性があります。

転職回数が多いと、「就職しても、またすぐに転職してしまうのでは?」という懸念を持たれやすいからです。

しかし転職回数が多いからといって、必ず不採用となるわけではありません。

過去の転職理由をしっかりと説明できれば採用は勝ち取れます。

転職回数が多い場合の対処法6選

転職回数

転職回数が多い場合、過去の転職理由を採用担当者に対してポジティブにアピールすることが重要です。

自身の転職回数がネックになりそうな場合は、転職活動で次の6つのポイントを意識しましょう。

  • 退職理由を明確にする
  • 前職でどんな能力を身につけたのか伝える
  • 長期的に働きたい熱意を伝える
  • 転職回数の多さをポジティブなアピールとする
  • 人材不足の業界を選ぶ

ひとつずつ説明していきます。

対処法1.転職理由を明確にする

転職回数が多いと、「なぜ前職を辞めたのか?」とストレートに質問される可能性が高いです。

しかし採用担当者からすると、たとえ転職回数が多くても、転職した理由が明確であれば納得ができます。

具体的には、以下のような転職理由なら採用担当者を納得させられます。

スキルアップするために転職した
別の業界にチャレンジしたかったから転職した

逆に、明確な理由がないまま転職を繰り返していると、「入社してもすぐに辞めるのでは?」と採用担当者に懸念を抱かせてしまうので注意が必要です。

対処法2.前職でどんな能力を身につけたのかを伝える

転職ごとに能力を身につけていることをアピールできると、転職回数が多い場合でも採用担当者にポジティブな印象を与えることができるでしょう。

職種や業種が変わる場合でも、前職の経験をどう活かせるのかを伝えることがポイントです。面接に臨む際は、例えば以下のように、自分自身のアピールできるスキルを整理しておきましょう。

【営業職の場合】

  • コミュニケーションスキル
  • マーケティングスキル

【事務職の場合】

  • 秘書検定やExcel検定など資格
  • パソコンスキル

【経理職の場合】

  • FPや日商簿記などの資格
  • 使用経験のある会計ソフトや管理ツール

いずれも具体的な数字や資格があると説得力があります。具体的に伝えることが難しい場合でも、希望する会社の業務内容とうまく結びつけることがポイントです。

対処法3.長期的に働きたい熱意を伝える

採用担当者に長期的に働きたい熱意をアピールすることで、「どうせまたすぐ辞めるのでは?」という懸念を払拭できます。

長期的に働きたい熱意を採用担当者へ伝えるには、入社後のビジョンを明確にしておくことが大切です。ビジョンが伝われば、「長くにわたって活躍してくれる」と思ってもらえます。

業務内容をよく理解したうえで、入社後にやりたいことや活かしたいスキルをアピールしましょう。

対処法4.転職回数をポジティブなアピールとする

転職回数が多いという事実は、考え方を変えればポジティブなアピールにもなります。具体的には、以下のようなアピールが有効です。

複数の職場を経験しているので、それぞれの職場で学んだことを御社で活かしたい
複数の業界を経験しているので、広い視野を持って仕事ができる

転職回数が多いからこそ得られたスキルや知見があるはずです。転職回数の多さをポジティブなアピールとしましょう。

対処法5.人材不足の業界を選ぶ

転職回数の多さがネックになりそうな場合は、人手不足の業界を狙うのも一つの手段です。

人材が足りている業界と比べ、過去の経歴を気にせず採用してもらえる可能性が高いからです。

2021年現在、人手不足を感じている企業が多い業界は以下の通りです。

※()内は「人手不足を感じている」と回答した企業の割合

正社員

非正社員

1

放送(56.3%)

各種商品小売(52%)

2

建設(54.6%)

電気通信(42.9%)

3

情報サービス(53.3%)

メンテナンス・警備・検査(40.3%)

4

自動車・同部品小売 51.8%)

教育サービス(40.0%)

5

家具類小売(50.0%)

飲食料品小売(34.8%)

引用:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(20211月)

新型コロナウイルスの流行もあり、各業界の雇用状況が変化しつつあります。

なかなか転職先が決まらない場合は、上記のような人手不足の業界を狙ってみましょう。

対処法6.転職市場が活発となる時期を狙う

少しでも採用率を上げたい場合は、転職市場が活発になる2〜3月に転職を行いましょう。

2〜3月が狙い目な理由は、4月からの新年度に向け、企業が社内体制を整備し始める時期だからです。

社内体制を整備するために、人員確保にも積極的になります。

ただし2〜3月に転職をするといっても、転職準備を始める時期はもっと早いので注意しましょう。

2〜3月に転職活動を開始するためには、遅くても年末年始くらいから情報収集や書類作成などの準備が必要となります。

転職回数が多い場合の注意点

ここでは、転職回数が多い人がしがちなNG行動を解説します。以下の3点に注意して転職活動を進めましょう。

  • 経歴をごまかすのは厳禁
  • ネガティブな言い訳をしない
  • 安易に転職先を決定しない

それぞれ解説していきます。

経歴をごまかすのは厳禁

転職回数の多さがコンプレックスの方もいるでしょう。しかし「在籍期間が短いから書かなくてもバレないだろう」と、過去の転職歴を履歴書に記入しないのはNGです。

企業への在籍は、社会保険の加入などでデータとして残されます。たとえ短期間の在籍でも、嘘は簡単にバレてしまいます。

経歴を誤魔化すことは経歴詐称にあたり、内定取り消しとなる可能性もあるので注意しましょう。

ネガティブな言い訳をしない

ネガティブな転職理由は、採用担当者に良い印象を与えません。実際はネガティブな理由で転職していたとしても、なるべくポイティブな言い回しを心掛けましょう。

【例①】
NG「ブラック企業だったので転職しました。」
OK「自身を成長させるために転職しました。」

【例②】
NG「仕事が退屈だったので転職しました。」
OK「より適正のある仕事を見つけたので転職しました。」

言い方ひとつで採用担当者からの印象は大きく変わります。ネガティブな言い訳はできるだけ避け、ポジティブな伝え方を心掛けましょう。

安易に転職先を決定しない

これ以上転職回数を増やさないためにも、次の転職先は慎重に検討しましょう。

転職回数が増えれば増えるほど、次の転職活動の難易度は上がりやすいからです。

安易に転職先を決定すると、就職してから後悔しかねません。

「次に入った企業で長期的に働く」という意思のもと、雇用条件や業務内容などを厳選して転職先を選ぶことが大切です。

転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方

転職回数が多い場合、職務経歴書の書き方も工夫する必要があります。職務経歴書は記載の自由度が高いため、内容次第で採用担当者の印象が大きく変わるためです。

具体的には、以下のポイントを意識して職務経歴書を書きましょう。

  • キャリアに一貫性があることを強調する
  • 転職を通じてスキルアップしていることを伝える
  • 実績は具体的に書く
  • ポジティブな退職・転職理由を書く
  • 企業に対してどのように貢献できるのか伝える

ひとつずつ説明していきます。

キャリアに一貫性があることを強調する

「適当に仕事を選び、転職を繰り返してきた」と伝わるような職務経歴書だと、転職回数の多さがマイナス要素になりやすいです。

一貫性がない職務経歴だったとしても、これまでの仕事の共通点を探し、自分がどんな信念を持って働いてきたのかを伝えましょう。

例えば過去に飲食店での接客と、一般企業での営業職を経験していたとします。

両者は一見異なる仕事ですが、「人と会話をするのが得意」という一貫性のある能力をアピールできます。

過去の仕事の共通点をうまく見つけ、一貫性のある職務経歴書を作成しましょう。

転職を通じてスキルアップしていることを伝える

これまでのキャリアを通じ、どのようなスキルを得たのかを明確に記載しましょう。

「ただ転職を繰り返してきただけ」では、転職回数の多さがマイナス要素になるだけです。

そこで、複数の企業を経験したからこそ得られたスキルを職務経歴書に記載します。

例えば複数の企業で営業職を経験してきたのであれば、「複数の企業で学んできた営業ノウハウを活かせる」とアピールします。

転職を通じてスキルアップしていることが伝われば、転職回数の多さはハンデになりません。

実績は具体的に書く

これまでの実績は、選考時の大きな判断材料になります。曖昧な書き方をするのではなく、数字も交えて具体的に説明しましょう。

例えば「売上のアップに貢献しました」と伝えるよりも、「売上が前年度よりも120%アップしました」と記載する方が説得力があります。

どのような職種・業種の職務経歴書でも抽象的・一般論にならないよう、具体的な内容にまとめることが大切です。

ポジティブな退職・転職理由を書く

ネガティブな退職・転職理由は極力記載すべきではありません。ネガティブな人はどの職場でも、「一緒に仕事をしたい」と思われないからです。

例えば「人間関係が辛かったから」「業務が忙しく過ぎたから」などの理由は、ネガティブな印象が強いので記載すべきではありません。

「スキルアップしたかったから」「他の分野にチャレンジしたかったから」など、なるべくポジティブな理由を記載しましょう。

ポジティブな退職・転職理由なら、職務経歴書に記載してもマイナスな印象を与えにくいでしょう。

企業に対してどのように貢献できるのかを伝える

職務経歴書の自己PRでは、これまでの経験を次の転職先でどのように活かせるのかを伝えることが大切です。

「頑張ります」「貢献します」などの抽象的なアピールだけでは不十分です。

「営業職として培ってきた顧客獲得能力で、貴社の売上アップに貢献したい」など、具体的にどんな貢献ができるのかをアピールしましょう。

転職回数が多い方におすすめの転職エージェント

転職回数が多い方には、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントなら、転職回数が多いという事情も考慮し、内定までをサポートしてくれます。

さらに書類添削などのサービスもあるため、「職務経歴書に何を書けばいいのかわからない…」と不安を感じている方でも安心して転職活動を進められます。

転職回数が多い方におすすめの転職エージェントは以下の3つです。

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • dodaエージェント

それぞれの転職エージェントの概要や特徴を解説していきます。

リクルートエージェント|大手ならではのバックアップ

リクルートエージェント

人材紹介業界最大手であるリクルートエージェントは、大手ならではのエージェントの質の高さと在籍人数が特徴的です。

エージェントには「50代に強い」「飲食業に強い」などそれぞれ得意分野があり、求職者にとって最適な担当者が選ばれます。

経験豊富なエージェントからのアドバイスは、転職活動において必ず役に立つでしょう。

「今まで転職エージェントを利用しても、良い結果を得られなかった」という方もリクルートエージェントを活用してみるのがおすすめです。

リクルートエージェントの公式サイト

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

マイナビエージェント|転職に役立つコンテンツが豊富

マイナビエージェント

株式会社マイナビが運営するマイナビエージェントは、豊富な求人数はもちろん、転職に役立つコンテンツが豊富に掲載されていることが特徴です。

サイト内では、以下のようなコンテンツが全て無料で閲覧できます。

  • 転職成功ノウハウ(自己PRガイド・退職方法など)
  • 転職お役立ち情報(年収診断・職種図鑑など)
  • 求人特集

コンテンツを閲覧するだけでも企業研究や選考対策ができるので、とりあえず登録しておいて損はない転職エージェントです。

マイナビエージェントの公式サイト

マイナビエージェントについて詳しく知りたい方は「マイナビエージェントの評判は悪い?ひどい?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

dodaエージェント|求人検索も同時に行える

doda

株式会社パーソルキャリアが運営するdodaエージェントは、何よりも求人数の多さが強みの転職エージェントです。

公開求人だけでも8万件以上が掲載されています。転職先の選択肢を大いに広げられるのが魅力です。

加えて、転職サイトの求人検索機能と転職エージェントのサポートをひとつのサイトで一度に利用できるため、スムーズに転職活動を進められます。

たくさんのサイトを利用するのが苦手な方や、スムーズに転職活動を進めたい方はdodaエージェントを活用しましょう。

doda転職エージェントの公式サイト

dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

まとめ:転職回数が多くても転職はできる

転職回数が多いと、採用で不利になるケースがあるのは事実です。特に3回以上の転職に対しては、懸念を抱く採用担当者もいます。

しかしアピール方法や職務経歴書の書き方を工夫すれば、転職回数の多さはマイナス要素とはなりません。

転職理由や志望理由をポジティブに伝え、採用担当者の懸念をなくすことが重要です。

本記事で紹介した内容を実践し、内定を勝ち取りましょう。