クボタの平均年収は低い?高卒・大卒・院卒の総合職の給料や年代別の給与を調査

公開日:2022年7月15日 更新日:2023年4月21日

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国内農業機械メーカーで有名なクボタは、その高い知名度に加え年収が高いことでも人気のある企業です。

本記事では、クボタの平均年収を紹介しています。役職・年代別の給与も調査しているので、クボタへの転職を希望している人はぜひ参考にしてください。

なお、クボタのような大手メーカー企業への転職を目指すなら、10万件以上の求人数を誇る「リクルートエージェント」の活用がおすすめです。

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クボタはどんな会社?

クボタの会社概要は次のとおりです。

会社名株式会社クボタ
住所大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
代表取締役社長北尾 裕一
創業1890年
資本金841億円(2021年12月31日時点)
従業員数43,293人(2021年12月31日現在・連結)
11,711人(2021年12月31日現在・単独)

出典:株式会社クボタ「会社概要

クボタは主に次の4分野を軸に、事業を広く展開しています。

  • 産業機械
  • 水システム
  • 環境システム
  • 都市インフラ

特に産業機械はクボタを代表する分野であり、日本農業を支えるディーゼルエンジン、田植え機やコンバインなどの開発で有名です。

また現在は国内のみならず、北米や中国、タイに至るまでグローバルに展開を続けています。

クボタの平均年収や給料

有価証券報告書によると、クボタの平均年収は794万円です。

一方で国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、民間における正規雇用者の平均年収は496万円とされています。

このことからも、クボタの平均年収は非常に高い水準にあると言えるでしょう。

年代別

転職会議に記載されている口コミを参考にすると、クボタの年代別の平均年収は次のとおりです。

年齢平均年収
20代400万円
30代550万円
40代750万円
50代925万円

(2022年6月時点のデータ)

クボタには年功序列の風潮があり、勤務年数が長くなるほど給与が上がっていく傾向です。

20代・30代のうちは大きな年収アップは望めませんが、50代以降であれば年収1,000万円も夢ではありません。

役職別(主任・課長・部長)

クボタは役職別の平均年収を公開していませんが、口コミサイトの情報をまとめると次のように推測ができます。

役職平均年収
主任約800万円
課長約900万円
部長約1,300万円

転職会議に投稿された口コミをもとに予想値を算出

役職別の年収はあくまでも目安であり、勤務年数や実績等によって変動することもあります。

年収1,000万円以上を目指すのであれば、部長クラスが目安と言えるでしょう。

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クボタの新卒(高卒・大学卒・大学院卒の総合職)の初任給

クボタの卒業区分ごとの初任給は以下のとおりです。

卒業区分初任給
高卒月給18万円(※)
大学卒月給23万6,500円
大学院卒月給25万6,500円

出典:株式会社クボタ「雇用条件
※高卒に関しては口コミサイトの情報を参考に算出

経団連の「2021年3月卒 新規学卒者決定初任給調査結果」によると、 大卒の初任給の平均は約21万〜22万円/月、大学院卒の初任給の平均は約23万7,000〜23万8,000円/月です。

クボタの初任給は、平均をやや上回る額であることがわかります。

クボタと競合他社の年収比較|競合よりも低い?高い?

各企業の有価証券報告書をもとに、クボタと競合他社の年収を見てみましょう。

会社名平均年収
クボタ794万円(※1)
いすゞ自動車759万円(※2)
豊田自動織機769万円(※3)
日立建機702万円(※4)
小松製作所718万円(※5)
酒井重工業551万円(※6)
井関農機585万円(※7)

※1 出典:株式会社クボタ「有価証券報告書
※2 出典:いすゞ自動車株式会社「有価証券報告書
※3 出典:株式会社豊田自動織機「有価証券報告書
※4 出典:日立建機株式会社「有価証券報告書
※5 出典:株式会社小松製作所「有価証券報告書
※6 出典:酒井重工業株式会社「有価証券報告書
※7 出典:井関農機株式会社「有価証券報告書

クボタの平均年収は、競合と比べてもっとも高い額です。業界を牽引する存在する企業だけあり、給与水準も高く設定されているようです。

クボタへの転職難易度

クボタは新卒と中途の両方で採用活動を行っています。それぞれの転職難易度を、順に見ていきましょう。

新卒の場合

新卒でクボタへ就職するのは、難易度が高いと予想されます。

東洋経済ONLINEによれば「入社が難しい有名企業ランキング」で114位にランクインしており、就職活動における人気の高さがうかがえます。

また過去の採用実績も難関国立大学、およびGMARCH以上の私立大からが多く、ある程度学歴も重視しているのも特徴です。

中途の場合

中途でクボタへ転職するのも、難易度が高いと予想されます。

一般的に中途採用では即戦力が求められていて、クボタもこの例に漏れません。

特にクボタの場合はグローバルに事業展開をする背景もあって、ビジネスレベルの語学力を持つ人材が求められています。

とはいえ業界経験者であれば、語学力以外のスキルや経歴を評価されることもあるでしょう。

未経験で語学力もない場合は転職するのが難しいため、まず同業界同職種でスキルや経験を積んでおくのがおすすめです。

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クボタの賞与・ボーナス制度や待遇・福利厚生

クボタの賞与・ボーナス制度と、待遇・福利厚生を見ていきましょう。

賞与・ボーナス制度年2回(6月・12月支給)
※業績によって変動する可能性あり
給与改定年1回(1月)
保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 健康保険
  • 厚生年金保険
手当通勤手当
寮・社宅あり
その他福利厚生退職金・貯蓄制度・慶弔・保険・健康・レクリエーション

出典:クボタ「待遇・福利厚生

クボタは賞与が年に2回あり、金額は役職や勤続年数によって設定されます。

また定期昇給により役職が上がっていけば、数十万円の昇給も期待できるでしょう。

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クボタへの転職を成功させるためのポイント

クボタへの転職を成功させるためのポイントを3つ紹介します。

  • 即戦力をアピールする
  • 面接対策を徹底する
  • 転職エージェントを利用する

即戦力をアピールする

クボタへの転職では、即戦力をアピールしましょう。

dodaの製造技術開発に関する求人を見ると、応募資格・応募条件の欄で「CADが使えること」「ライン工程設計や改善などの経験があること」を条件にしてます。

企画職では英語力のある人材や資料作成の経験が豊かな人材が求められており、やはりある程度のスキルや経験が必要です。

応募する職種で求められるスキルを把握し、応募書類や面接でアピールしましょう。

面接対策を徹底する

事前に面接対策を徹底しましょう。クボタは年収が高い分、選考に通過するのが難しい企業だからです。

面接では、主に次のようなことを聞かれます。

  • なぜクボタを志望するのか
  • 過去にどのような苦労をして、どのように改善をしてきたか
  • 入社後のキャリアプラン
    など

上記はあくまで一例であり、他にもさまざまな質問が予想されます。あらかじめ想定問答を準備し、対応できるようにしておきましょう。

転職エージェントを利用する

効率良く転職活動を進めるために、転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントなら、応募書類の添削や面接対策など選考に関するあらゆるサポートが受けられるからです。

またキャリアアドバイザーと面談をすれば、自分の気づかなかった強みやアピールポイントも見つけられます。

非公開求人も紹介してもらえるので、その他のメーカーへの転職も視野に入れている人は良い求人と出会える可能性があるでしょう。

クボタで働く上で自分の適正年収を知ろう

出典:doda

クボタのような大手メーカーで働きたい人は、あらかじめ自分の適正年収を知っておきましょう。

自分の適正年収がわかれば、クボタへの転職が現実的なものなのかどうかの判断ができます。

適正年収を知るためには、dodaが提供している「doda年収査定」がおすすめです。

doda年収査定を使えば、今後30年の適正年収から今すぐ転職をした方が良いのかどうかの判断までできます。

算出は3分程度で完了するので、これから転職活動をする人は積極的に使ってみましょう。

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クボタなど大手メーカーへの転職におすすめの転職エージェント5選

クボタなど大手メーカーへ転職する際におすすめの転職エージェントを以下の5社で紹介します。

  • リクルートエージェント
  • doda
  • ビズリーチ
  • リクルートダイレクトスカウト
  • タイズ

リクルートエージェント

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

転職エージェント名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数約209,000件
非公開求人数約265,000件
おすすめポイント
  • 求人数が多い
  • キャリアアドバイザーの質が高い

(2022年6月時点)

「リクルートエージェント」は、公開求人・非公開求人の数が豊富な転職エージェントです。

あらゆる業種・職種を取り扱ういわゆる総合型転職エージェントであり、メーカーの求人だけでも約50,000件以上がヒットします。

また求人数の多さだけでなく、キャリアアドバイザーの質の高さも魅力です。

大手ならではの豊富な実績を持っており、業界に精通したキャリアアドバイザーが選考対策から条件交渉の代行までサポートしてくれます。

「転職エージェントを使ったことがない」「できるだけ多くの求人を見てみたい」という人は、ぜひ登録してみましょう。

リクルートエージェントはこちら

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

doda

doda

出典:doda

転職エージェント名doda
運営会社パーソルキャリア株式会社
公開求人数約142,000件
非公開求人数非公開
おすすめポイント
  • スカウトサービスがある
  • 転職に役立つコンテンツが豊富

(2022年6月時点)

「doda」は、求人数の多さと質の高いキャリアアドバイザーが魅力の転職エージェントです。

希望に沿った求人を探しやすいだけでなく、dodaには企業から直接オファーを受け取れるスカウトサービスがあります。

そして今回紹介した「doda年収査定」をはじめ、オリジナルコンテンツも豊富です。

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dodaはこちら

dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

ビズリーチ

ビズリーチ

出典:ビズリーチ

転職エージェント名ビズリーチ
運営会社株式会社ビズリーチ
公開求人数約76,000件
非公開求人数非公開
おすすめポイント
  • 年収の高い求人が多い
  • 優秀なヘッドハンターが在籍

(2022年6月時点)

「ビズリーチ」は、ハイクラス求人を多く取り扱っている転職エージェントです。

本部長・事業部長クラスや経営幹部クラスの求人があり、スキルや経験のある人なら年収1,000万円以上の求人と出会えるチャンスがあります。

またビズリーチでは、ヘッドハンターシステムを採用しているのが特徴です。

利用者の登録した情報をもとに、優秀なヘッドハンターが質が高く好条件な求人を紹介してくれます。

「転職するからには年収をアップさせたい」「大手企業で働きたい」という人は、ぜひ登録してみましょう。

ビズリーチはこちら

ビズリーチについて詳しく知りたい方は「ビズリーチの悪い評判は本当?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

リクルートダイレクトスカウト

リクルートリクルートダイレクトスカウトリクルートダイレクトスカウトダイレクトスカウト

出典:リクルートダイレクトスカウト

転職エージェント名リクルートダイレクトスカウト
運営会社株式会社リクルート
公開求人数約114,000件
非公開求人数非公開
おすすめポイント
  • 年収の高い求人が多い
  • 受け身でも求人を紹介してもらえる

(2022年5月時点)

「リクルートダイレクトスカウト」は、年収の高い求人を中心に保有している転職エージェントです。

誰もが知るような大手企業の掲載実績が数多くあり、年収は800万円から2,000万円以上のものまで掲載されています。

またヘッドハンターによるスカウトシステムを採用しており、こちらからアクションを起こさずとも求人を紹介してもらえるのが強みです。

メーカー求人も22,000件以上掲載されているので「大手メーカーへ転職をしたい」「転職では年収にこだわりたい」という人は、ぜひ登録してみましょう。

「リクルートダイレクトスカウト」はこちら

タイズ

タイズ

出典:タイズ

転職エージェント名タイズ
運営会社株式会社タイズ
公開求人数約5,703件
非公開求人数非公開(全体の8割)
おすすめポイント
  • 非公開求人が多い
  • 精度の高いマッチングが受けられる

(2022年6月時点)

「タイズ」は関西の求人を中心に取り扱う、メーカーに強い転職エージェントです。

非公開求人が全体の約8割を占め、登録すれば数多い非公開求人の中から利用者の希望に沿った求人を紹介してくれます。

また独自の紹介システム「アナログマッチング」を採用しているのがタイズの強みです。

希望勤務地や年収だけでなく求める社風や働き心地、やりがいの項目まで網羅していて、精度の高いマッチングを受けられます。

「関西で転職を目指している」「メーカーに特化した転職エージェントを使いたい」という人は、ぜひ登録してみましょう。

タイズの公式サイト

クボタへの転職でよくある質問

クボタへの転職に関する質問をまとめました。

  • 高卒でも転職できる?
  • 残業はどれくらい?
  • ワークライフバランスは充実している?

転職を目指す人は、こちらも参考にしてみてください。

高卒でも転職できる?

高卒でも転職できる可能性は十分にあります。

中途採用の場合は学歴よりもスキルや実績が重視されるため、たとえ高卒でも大きなハンデにはならないでしょう。

残業はどれくらい?

残業は部署によって異なりますが、月間で30時間以内だと言われています。

その一方で、部署によっては「60時間以上働いている」という口コミもありました。

残業が一定時間発生するようですが、勤務時間を超えた分の残業代は漏れなく支払われているので優良企業であると言えます。

ワークライフバランスは充実している?

クボタでは、ワークライフバランスが充実しています。

有給取得100%を推奨しているほか、繁忙期でなければ定時退社も可能です。

仕事とプライベートを充実させたい人も安心して働ける環境が整っています。

クボタの年収は国内メーカーでもトップクラス

ここまで見てきたように、クボタは同業他社と比較しても年収が高く、部長以上になれば年収1,000万円以上も目指せる企業です。

しかし年収面が優れている反面、就職や転職の難易度は非常に高いと言えるでしょう。

そのため日々スキルを磨き、入念な選考対策が必須となります。

就職・転職活動を進めるのが不安な人は、今回ご紹介した転職エージェントに登録してみましょう。