キーエンスの年収は日本トップクラス!平均年収額や新卒の初任給・中途の給料を公開

公開日:2022年3月4日 更新日:2022年5月12日

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「キーエンスの年収は日本トップクラス」とよく言われています。実際に入社したらどれくらいの額をもらえるのか、気になっている人は多いでしょう。

この記事では、キーエンスの平均年収や新卒・中途の初任給をまとめています。キーエンスの年収がなぜ高いのかも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、キーエンスは転職先として非常に人気なので、転職を目指すのであれば「リクルートエージェント」を活用するのがおすすめです。

キーエンスに特化した書類作成や面接練習をサポートしてくれるので、転職成功率を高められるでしょう。

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キーエンスの会社概要

会社名株式会社キーエンス
住所大阪府大阪市東淀川区東中島1-3-14
代表者取締役社長中田 有
社員数8,380名(2021年3月時点)
資本金306億3,754万円

出典:株式会社キーエンス「会社概要

キーエンスは大阪に本社を構え、世界各国に支店を展開する大企業です。

CMなどのメディア露出が少ないため一般消費者からの知名度は少ないものの、規模の大きさと年収の高さから人気の高い企業です。

事業内容

キーエンスの中核事業は、ファクトリーオートメーションの部品製造です。主にセンサーや測定器、画像処理機などを製造しています。

主な取引先業界は以下の通りです。

  • 自動車
  • 半導体
  • 電子
  • 電気機器
  • 通信
  • 機会
  • 化学
  • 薬品
  • 食品

なお、キーエンスが製造するものの約7割が世界初、もしくは業界初と言われています。

他社には真似できない製品への付加価値で、市場から求められる企業としての地位を築いています。

主なポジション・職種

キーエンスでは、S職・B職でポジションを大別した上で、以下のような職種で募集を行っています。

ポジション職種
S職
  • 営業事務
  • 人事
  • 経理

などのバックオフィス業務

B職
  • ソフトウェア関連(開発)
  • ソフトウェア関連(技術)
  • ハードウェア関連(技術)
  • デザイン関連(開発)
  • 技術関連(事務)
  • ソフトウェア関連(生産)
  • 生産関連(事務)
  • Webシステム関連(開発)
  • 技術営業
  • 営業関連
  • データ分析関連

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キーエンスの平均年収額|新卒の初任給、中途の給料は?

キーエンスの平均年収は、1,752万円(※)です。日本経済新聞の発表によると、この額は2021年時点で国内企業1位の平均年収です。

※出典:株式会社キーエンス「有価証券報告書

職種別

職種別の平均年収は以下のとおりです。

職種年収
営業1,321万円
開発1,256万円
事務690万円

※出典:オープンワーク「株式会社キーエンス

最も年収が高いのは、営業職の1,321万円です。売上が年俸に直結することが、平均年収が高い要因と考えられます。

一方、事務職は690万円となっており、他の職種に比べ見劣りをする印象です。

ただし、日本国内における事務職の平均年収が334万円(※)であることを考慮すると、極めて高い額と言えるでしょう。

※出典:doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

新卒・中途別

キーエンスにおける新卒・中途別の給与を見ていきましょう。

新卒入社の初任給

キーエンスの新卒の初任給は以下の通りです。

卒業区分月給
修士卒24万円
学部卒22万円

出典:株式会社キーエンス「新卒採用サイト

新卒時の初任給は、突出して高いわけではありません。ただ上記はあくまで統一して支給される毎月の給与で、年収になると人によって差が出ます。

新卒でも成果を上げていれば賞与で400万円(※)を超える人もいるため、年収700万円程度も目指せます。

※出典:オープンワーク「株式会社キーエンス

中途入社の給料

中途入社の場合、月給および2年目の想定年収は以下の通りです。

ポジション月給2年目の想定年収
B職23.7万円~1,000万円〜
S職22万円~500万円〜

出典:株式会社キーエンス「募集要項(S職・B職)

月給だけ見ると他の日系企業と大きな差はありませんが、B職に関しては2年目の想定年収が1,000万円を超えます。

想定年収が高い理由は、賞与による加算が大きいことが考えられます。

実際に口コミサイトで年収の内訳を見ると、年収2,000万円の社員の場合、基本給70万円に加え賞与が1,000万円(※)となっています。

そのためキーエンスで高年収を目指すには、前職のスキルや実績よりも、入社後にどれだけ成果を出し賞与を獲得できるかが重要になるでしょう。

※出典:オープワーク「株式会社キーエンス 年収・給与制度

過去5年間の推移

キーエンスの過去5年間の年収は、以下のように推移しています。

平均年収売上
2017年1,861万円4,127万円
2018年2,088万円5,268万円
2019年2,110万円5,871万円
2020年1,839万円5,518万円
2021年1,752万円5,381万円

出典:株式会社キーエンス「有価証券報告書

キーエンスの平均年収は、過去3年連続で下がっています。キーエンスの年収は業績連動賞与が大きな割合を占めるため、売上に左右される部分が大きいと言えるでしょう。

キーエンスの国内売上は2020年度から2021年度にかけて8.9%減っており、その要因は新型コロナウィルスの影響だと発表されています(※)。

この売上の減少が、従業員の平均年収を下げていると考えられます。

ただし、依然としてキーエンスの平均年収は国内トップであり、客観的に見ても高年収企業の部類です。

※出典:株式会社キーエンス「2021年3月期 決算短通(日本基準)(連結)

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キーエンスと競合他社の年収比較

キーエンスの平均年収を競合他社と比べてみましょう。

会社名平均年収
キーエンス1,752万円(※1)
オムロン803万円(※2)
TDK787万円(※3)
太陽誘電720万円(※4)
京セラ684万円(※5)

競合他社と比較しても、キーエンスの平均年収は圧倒的に高いです。2番手に位置するオムロンで803万円となっており、キーエンスの年収はその2倍以上です。

なお、コロナウイルスの影響で年収の減少が続いているキーエンスですが、他の企業にも同様の事態が起こっています。

相対的に見て競合他社の年収が下がっていることから、依然として業界トップ年収の地位はゆるぎません。

※1 出典:株式会社キーエンス「有価証券報告書
※2 出典:オムロン株式会社「有価証券報告書
※3 出典:TDK株式会社「有価証券報告書
※4 出典:太陽誘電株式会社「有価証券報告書
※5 出典: 京セラ株式会社「有価証券報告書

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キーエンスの年収はなぜ高い?

大阪の転職エージェントまとめ

キーエンスの年収が高い理由として、営業利益率が平均50%前後(※1)であることが挙げられます。

競合内で2番目に平均年収が高いオムロンの営業利益率は8.7%(※2)であることを考慮すると、キーエンスの営業利益率がいかに突出しているか分かるでしょう。

そして、高い営業利益率を賞与として社員に還元しているため、キーエンスの年収は高くなっています。

高い営業利益率を出し、それを社員へと還元できるのは、キーエンスの事業に以下のような優れた点があるからです。

  • 徹底した顧客ニーズの把握
  • 世界各国での支店展開
  • 自社で工場を持たないファブレス経営
  • 代理店を介さないダイレクトセールス

それぞれ詳しく解説していきます。

※1 出典:株式会社キーエンス「業績ハイライト
※2 出典:オムロン株式会社「直近の業績及び見通し

徹底した顧客ニーズの把握

キーエンスの営業職は徹底された数値管理のもと、顧客のニーズを満たせるよう教育を受けています。

具体的には、一日の電話件数や訪問件数、外出時間などを事細かに上司に報告しなければなりません。

そしてただ言われた物を売るのではなく、顧客の潜在ニーズを掘り起こし期待に応えるよう努めています。

徹底した営業管理が顧客ニーズを逃さずキャッチすることにつながり、確かな売上を構築していきます。

世界各国での支店展開

キーエンスは海外展開にも注力しており、現在44カ国200拠点を構えています。支店を展開しているのは、以下のようなエリアです。

  • 中国
  • 北米・南米
  • アジア・中東・オセアニア
  • ヨーロッパ・アフリカ

一定のエリアに偏ることなく、世界中が営業活動の範囲です。そのためどこかの国の情勢が傾いたとしても、海外事業の売上が急降下することはありません。

また海外での売上が全体の半分以上を占めており、業績も好調です。

さらに各国に現地法人を構え、現地採用も積極的に行っています。

日本とは文化の異なる海外で、その地の文化に順応して事業戦略を展開していることも、海外事業が好調な理由の一つでしょう。

自社で工場を持たないファブレス経営

キーエンスは製品の製造において、自社工場を持たないファブレス経営を行っています。製品に合わせて最も良い工場を国内外の協力会社に外注することで、柔軟な製造が可能です。

また自社工場を持つと、新製品を製造する際に新しい機械の導入や人員の補充など、さまざまな障壁があります。

一方でキーエンスの場合は自社工場を持たないので、新しい機械の導入や人員の補充などがネックとなりません。

スピーディーかつ無駄のない製造方法も、キーエンスの売上を高めている要因です。

代理店を介さないダイレクトセールス

キーエンスは製品販売の際に、代理店や商社などを介さず、全て自社の営業マンが担当します。これにより顧客満足度の向上はもちろん、全世界への即日発送を実現しています。

また他社を介さないため手数料なども発生せず、高い営業利率を維持できています。その結果、社員の年収にも営業利益が還元されるのです。

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キーエンスで年収を上げるためには?

キーエンスで年収を上げるには、以下を押さえておきましょう。

  • 営業スキルをつける
  • 結果を出して出世する
  • 転職エージェントを利用して入社する

それぞれのポイントに関して、詳しく解説していきます。

営業スキルをつける

キーエンスで最も年収が高い部署は営業なので、まずは営業力を身につけることは欠かせません。

また、ただ売上を上げれば良いだけではなく、キーエンスではプロセスも評価対象です。具体的には、どのようなアプローチでどのように顧客を獲得したのかまで評価されます。

それには行動力も求められるため、まずは数をこなしてキーエンスの営業ノウハウを覚えることが先決となるでしょう。

結果を出して出世する

キーエンスで年収を上げるには、出世することも重要です。

他の企業でも出世と年収アップは大いに関係ありますが、キーエンスでは出世による年収アップ率が、他企業よりも高く設定されています。

実際に口コミサイトを見ると、管理職クラスであれば2,000万円以上(※)の年収の人もいます。年収を上げたいのであれば、結果を出して評価されるよう努めましょう。

※出典:オープワーク「株式会社キーエンス 年収・給与制度

転職エージェントを利用して入社する

転職エージェントとは、転職希望者をサポートしてくれるサービスです。求人の紹介のみならず、書類添削や面接対策なども行ってくれます。

また転職エージェントは、入社前に年収交渉を代行してくれるのも強みです。プロが交渉をしてくれるので、入社時の年収を高くすることが期待できます。

特に自分で年収交渉をするのが苦手な人は、積極的に転職エージェントを活用すべきです。

キーエンスで働く上で自分の適正年収を知ろう

doda年収査定出典:doda

キーエンスで働きたい方は、まずは自分の適正年収を知りましょう。自分はどのくらいの年収が適しているのか知ることで、転職の際の目安になるでしょう。

特にdodaが提供している年収査定サービスは、わずか3分の登録をするだけで、あなたの適正年収がわかります。

さらに、今後30年の年収予想推移や、適正年収からおすすめの求人も紹介してもらえるので、ぜひ利用してみましょう。

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キーエンスを目指す人におすすめの転職エージェント

キーエンスへ転職を検討している人には、以下の転職エージェントがおすすめです。

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • doda
  • ビズリーチ

上記はいずれもキーエンスの求人を取り扱っています。それぞれの特徴と合わせて解説していきます。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

転職エージェント名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数約16万8,000件
非公開求人数約22万3,000件
おすすめポイント長い歴史があり、コンサルタントの知識が豊富

※2022年2月時点

リクルートエージェントは、人材業界大手のリクルートが運営する転職エージェントです。

歴史が長いため取引先企業からの信頼も厚く、リクルートエージェントしか保有していない独占求人もあります。

キーエンスの求人に関しては、勤務地や職種に分けて公開しています。担当者に応募したい旨を伝えれば、すぐにキーエンスとのやり取りを始めてくれるでしょう。

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リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

出典:マイナビエージェント

転職エージェント名マイナビエージェント
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数不明
非公開求人数不明
おすすめポイント面接対策・書類添削など対策体制のレベルが高い

※2022年2月時点

マイナビエージェントは、コンサルタントの対応力の高さが魅力の転職エージェントです。徹底した面接対策や書類添削を行っているため、自力で転職活動を進めるよりも、内定獲得率が高まるでしょう。

キーエンスの選考は倍率が高いことが予想されるので、マイナビエージェントで面接対策や書類添削を受けた上で臨むのがおすすめです。

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マイナビエージェントについて詳しく知りたい方は「マイナビエージェントの評判は悪い?ひどい?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

doda

doda

出典:doda

転職エージェント名doda
運営会社パーソルキャリア株式会社
公開求人数約12万4,000件
非公開求人数非公開
おすすめポイント若手層のサポートに強い

※2022年2月時点

dodaは20〜35歳の利用者が多く、若手人材のサポートに強みがある転職エージェントです。どうすれば若いうちから人気企業へ転職できるか、市場価値を上げられるかなどのアドバイスを受けられます。

もちろんキーエンスの求人も保有しているので、転職を希望する場合はプロにサポートしてもらいましょう。

dodaはこちら

dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

ビズリーチ

ビズリーチ

出典:ビズリーチ

転職エージェント名ビズリーチ
運営会社株式会社ビズリーチ
公開求人数約7万2,000件
非公開求人数非公開
おすすめポイントハイクラス転職に対するサポートが整っている

※2022年2月時点

ビズリーチはハイクラスに特化した転職エージェントであり、求人の3分の1以上が年収1,000万円以上です。そのため在籍するコンサルタントも、競争率や難易度が高い企業をどのように攻略するかを熟知しています。

ビズリーチを利用して応募することで、キーエンスの内定獲得にも一歩近づけるでしょう。

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ビズリーチについて詳しく知りたい方は「ビズリーチの悪い評判は本当?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。

キーエンスでは年収1,000万円以上を目指せる

リクルートエージェントとの併用におすすめの転職サイト

キーエンスは事業規模の大きさはもちろん、高い年収面からも人気の企業です。実際にキーエンスに入社すれば、年収1,000万円以上を目指せます。

ただしその分、転職の難易度も高いことが予想されます。十分なスキルやアピールがないと、内定獲得は難しいでしょう。

そしてキーエンスへの転職を目指すのであれば、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントなら、キーエンスに特化した書類添削や面接対策を実施してくれます。

転職エージェントを上手く活用し、キーエンスへの内定を目指しましょう。