就活中に「もう無理」と感じたらどうする?対処法や無理だったときの選択肢も紹介
目次
就活を続けていると、大量のES(エントリーシート)やお祈りメールなどで肉体的にも精神的にもつらくなってきます。「就活なんてもう無理…」「就活は無理ゲー」と感じてしまう人も多いでしょう。
しかし、ネガティブな気持ちのまま就活をしていたら、内定を獲得できる確率は低くなってしまいます。
本記事では、就活が無理だと感じてしまう原因を紹介しています。さらに、対処法も合わせて紹介しているので、就活に不安を感じている人はぜひ参考にしてみてください。
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就活がもう無理と感じている人はたくさんいる
就活が始まると、自己分析や企業研究・業界研究、ESの作成に面接対策など、やらなければならないことが山ほどあります。就活は学生の状態から社会へ出るための第一歩でもありますが、非常に忙しい毎日を過ごす中で、多くの就活生が不安を感じています。
HR総研の「2024年卒学生の就職活動動向調査」によると、理系・文系ともに半数を超える学生が「就職活動に不安を感じている」と回答しました。就活が「もう無理」と感じることなく内定を獲得できる就活生は、むしろ少数派と言えます。
しかし、無理と感じても諦めず自分のペースで就活を進めることが大切です。諦めなければ、自分に合った企業と出会うチャンスは十分にあります。
就活がもう無理と感じてしまう人の特徴は?
就活がもう無理と感じてしまう人には、大きく4つの特徴があります。
- 真面目で完璧主義な人
- 大企業志向が強い人
- 遠慮しがちで自己肯定感が低い人
- 他人と比べたがる人
4つの特徴をそれぞれ紹介していきます。
真面目で完璧主義な人
「真面目なこと」は個性の1つで素敵なアピールポイントです。しかし、真面目な人ほど、考えすぎてしまう傾向があります。
就活は膨大な情報が飛び交い、情報の整理や処理が非常に大切です。真面目な人ほど一つ一つの情報が大切に見えてしまい、「情報の整理がしきれない…」と頭がパンクしてしまいがちです。
「この情報は自分の就活に必要か」を考えて、不必要な情報の優先度を下げることを意識してみましょう。
また、完璧主義な人は完璧を求めるあまり、少しの失敗でも心が折れてしまうことがあります。就活は人それぞれ進め方が異なり、完璧な就活はありません。完璧を求めず、肩の力を抜いて取り組んでみましょう。
大企業志向が強い人
「誰もが知っている有名企業から内定をもらいたい」と、就活生なら一度は考えることがあるかもしれませんが、大企業志向は自分を苦しめる可能性があります。
経済産業省によると、日本にある企業のうち大企業は0.3%、残りの99.7%が中小企業です(※)。つまり、日本にある企業はほとんどが中小企業と言えます。当然、誰もが知る大企業の選考には膨大な数の就活生が殺到し、選考倍率は高くなるでしょう。
大企業志向が強く大企業の選考ばかりに応募している人は、それだけ選考に落ちる回数も多くなり、「もう就活は無理だ…」と感じやすくなります。
※出典:経済産業省「最近の中小企業の景況について」
遠慮しがちで自己肯定感が低い人
遠慮しがちな人は、多くの企業で採用されている「集団面接」や「グループディスカッション」で自分の考えをなかなか発信できません。さらに、自己肯定感が低い人は不合格のたびにネガティブになりやすく、内定から遠ざかってしまう傾向があります。
ネガティブな印象は面接官にも伝わるため、評価が下がって不採用という悪循環に陥りやすくなります。
他人と比べたがる人
他人と比べたがる人も「就活がもう無理」と感じやすいです。就活は自分のペースで進めることが大切ですが、日本の新卒採用はスケジュールが決まっています。
もちろん、3月以前から就活をしている学生も多いですが、一般的には3月に就活解禁、6月に面接開始、10月に内定解禁というスケジュールです。
3月以降、就活が進んでいくと内定を獲得する人も増えてきます。内定が出ている人と出ていない人では、心の余裕が明らかに違います。
「周りの人は内定が出たのに、自分はまだ内定が出ていない…」と周りと比べてしまうと、焦りや不安を感じてしまいます。
就活がもう無理と感じてしまう原因は?
就活がもう無理と感じてしまう原因は大きく分けて6つあります。
- 何から始めたら良いのか分からない
- 渾身の出来だと思ったESが通らない
- 就活が忙しすぎて時間がない
- 手ごたえがあったのにお祈りメールがきた
- 対策したつもりの面接で圧迫された
- 内定がもらえない
それぞれの原因について紹介していきます。
何から始めたら良いのか分からない
いざ就活が始まっても、そもそも何から始めたら良いのか、どのように就活を進めたら良いのか分からないという就活生が大半です。
「やらなければならないことは多いのに、どう進めたら良いのか分からない」という状態は、漠然とした不安に襲われ、「もう無理だ」と感じやすくなります。具体的にやるべきことを明確にするまで、不安は拭えないでしょう。
渾身の出来だと思ったESが通らない
面接に進むためにはESの通過が必須です。就活を進めていくなかで、ESは何十枚も書かなければなりません。書くことが非常に多いESは、1枚書き上げるだけでもとにかく大変です。
渾身の出来だったESが通らなかったときは、「就活なんてもう無理だ」と感じてしまいます。
さらに、なぜESで落ちてしまったのか、提出したESのどこが悪かったのかは基本的に教えてもらえません。どこが悪いのか分からないという点も、大きなストレスを感じてしまう原因です。
就活が忙しすぎて時間がない
自己分析、業界研究、ES、面接対策など、就活はやらなければならないことが多くあります。もちろん、就活のみをやれば良いわけではなく、講義への出席や卒業研究など、大学でも忙しい日々を過ごす中で、就活を進めなければなりません。
やることが多すぎて、忙しい毎日を過ごしていると、途方に暮れてしまいます。就活が忙しく、気持ちに余裕がなくなれば、「もう就活なんて無理だ」と感じてしまうでしょう。
手ごたえがあったのにお祈りメールがきた
グループディスカッションや面接の合否を連絡する手段の多くはメールです。不合格の連絡メールは「お祈りメール」と呼ばれ、時には絶望すら感じる受験生もいるようです。
手ごたえがあった面接の数日後にお祈りメールが届くと「これまでしてきた選考対策は無意味だった…」という絶望感と焦燥感に襲われてしまい、「就活なんてもう無理」と感じてしまうでしょう。
対策したつもりの面接で圧迫された
面接の雰囲気は企業や面接官によってさまざまですが、圧迫面接を行う企業も存在します。
どれだけ準備・対策したとしても、面接はやはり緊張するものです。そんな精神状態で圧迫面接をされると、準備した内容が飛んでしまうこともあるでしょう。
さらに、一度圧迫面接を経験すると面接自体がトラウマになり、「就活なんて無理」と感じてしまう人も多いです。
いつまで続けても内定がもらえない
「ESが通過しない」「面接で落ちてしまう」など、内定をなかなか獲得できない状態が続くと、就活が無理と感じてしまうでしょう。
内定がもらえない状態が続けば、焦りがどうしても生まれてしまいます。焦りは面接官にも伝わってしまい、余計に内定から遠ざかってしまう可能性があります。
さらに、お祈りメールがくるたび「自分はどの企業からも必要とされていない」と自己嫌悪に陥ってしまい、就活なんて無理だと感じやすくなります。
無理と感じながら就活を続けるとどうなる?
もう無理と感じながら就活を続けることにはリスクもあります。どのようなリスクがあるのか、2つ紹介していきます。
- ネガティブな印象が伝わり選考通過できない
- 「早く終わらせたい」という気持ちが強すぎて冷静な判断ができない
ネガティブな印象が伝わり選考通過できない
もう無理と感じながら就活を続けていると、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいます。ネガティブな気持ちが雰囲気に出てしまうと、面接官へと自信のない印象を与え、面接に落ちやすくなってしまうでしょう。
そして、お祈りメールがくるとさらにネガティブな気持ちになり、悪循環に陥ってしまいます。諦めず選考に臨むことも大切ですが、悪循環に陥ってしまうと余計に内定から遠ざかるため注意が必要です。
「早く終わらせたい」という気持ちが強すぎて冷静な判断ができない
「早く就活を終えて、この気持ちから解放されたい…」と感じたまま就活を続けていると、「早く就活を終えたい」という焦りがどうしても先行してしまいます。焦りは冷静な判断力を鈍らせるので、大きなリスクと言えるでしょう。
「早く就活を終えたい」という気持ちを優先した結果、自分に合っていない企業へ入社してしまえば、早期退職にもつながりかねません。
就活がもう無理と感じてしまったときの対処法は?
ここからは、就活がもう無理だと感じたとき、すぐにできる対処法を4つ紹介していきます。
- ゆっくりと休息をとってみる
- 旅行に行ってみる
- 大学のキャリアセンターや親しい人に相談してみる
- 一旦、就活をやめてみる
自分にあったものを1つでも実践してみましょう。
ゆっくりと休息をとってみる
就活がもう無理と感じたら、まずはゆっくりと休息をとってみましょう。
新卒での就活は今までの人生で経験のないことの連続です。知らないうちにストレスや疲労がたまります。
趣味に打ち込む、散歩をしてみるなど、どんなことでも構いません。ゆっくりと休息をとって、一息つくことで気持ちを切り替えることができます。
旅行に行ってみる
就活がもう無理と感じたら、日帰りや一泊二日くらいで旅行に行ってみましょう。
就活中は、大学・家・就活の行動サイクルが出来上がってしまいます。サイクルから抜け出すことで気持ちをリフレッシュできるでしょう。
また、自分の行ったことのない場所を訪れることで、新しい刺激を得ることができるかもしれません。
大学のキャリアセンターや親しい人に相談してみる
就活がもう無理と感じたら、誰かに頼ることも大切です。友達や家族などの親しい人や、大学のキャリアカウンセラーなどの信頼できる人に相談することで、スッキリし前向きになれます。
大学のキャリアカウンセラーは就活支援サービスも行っています。履歴書やエントリーシートの書き方、面接での受け答えなどのアドバイスももらえるため、心強い味方となってくれるでしょう。
一旦、就活をやめてみる
「どうしても、就活がもう無理…」と感じてしまったら、一旦就活をやめてみるのも手です。
周りが就活を進めている中で、就活を休むのは当然勇気がいることです。しかし、先ほども紹介した通り、無理と感じながら就活を続けると、内定がより遠ざかってしまう可能性があります。
さらに、過度なストレスを抱えながら就活を続ければ、心や身体を壊しかねません。思い切って就活をお休みし、元気を取り戻した上で再スタートしてみましょう。
就活が無理だったらどうなる?次の行動の選択肢
「就職できなかったら人生は失敗」と考えてしまう人も多いですが、一度の就活が全てではありません。就活が無理だったとしても、選択肢があることは覚えておきましょう。
ここからは、就活が無理だった人が次に取るべき行動の選択肢を3つ紹介していきます。
- 就活留年する
- 人生を見つめ直してみる
- 就活エージェントに相談する
まずは、これから自分がどのようになりたいかを考えることが大切です。
就活留年する
就活が無理と感じて上手く行かなかった場合、留年してもう1年就活に取り組む方法があります。
大学を卒業してから改めて就活を始めた場合、「既卒」として就活に臨むことになります。しかし、新卒採用を重視している日本企業は多いため、既卒よりも新卒の方が就活を進めやすいでしょう。
「就活は無理だったけれど、やっぱり新卒で就職したい」と感じる人は、留年してもう1年就活を頑張ることも選択肢です。
人生を見つめ直してみる
「自分がどのような人生を歩みたいか」をもう一度考えてみましょう。すると、就活だけが全てではないと気づく可能性があります。
もちろん正社員を目指すのであれば、就活は必ず必要になります。一方、フリーランスや起業を目指すのであれば、他にやらなければならないことがあります。人生を見つめ直して、人生の目標や今やるべきことを明確にしてみましょう。
就活エージェントに相談する
「自分で就活を進めてきたけど、無理だった…」という人は、就活エージェントに相談してみましょう。
就活エージェントは就活のプロです。専任のアドバイザーがつき、就職までを全面的にサポートしてくれます。就活が無理だった、全ての企業に落ちてしまった人の再チャレンジもサポートしてくれるため、心強い味方になってくれるでしょう。
さらに、就活エージェントは各企業との繋がりが強い点も大きなメリットです。企業に合わせた選考対策をしてくれるだけでなく、非公開求人も紹介してくれます。
就活のプロ目線で客観的に企業を探してくれるため、自分に合った企業に巡り合える確率も高くなるでしょう。
就活が「もう無理」と感じても諦めず自分のペースで
「就活が無理」と感じているのはあなただけではありません。多くの就活生が同じように感じています。
就活は今までの人生で経験のないことばかりで、大きなストレスや不安を感じることも多いです。自分を追い込みすぎず、「もう無理ゲーだ…」「限界だ…」と感じたら一度休んでみることも重要です。
就活が無理と感じたら、第三者からの意見を取り入れるために、P-CHAN就活エージェントに相談してみましょう。