5月から就活を始めるのは遅い?内定なしから挽回する方法や意識すべき3つのこと

「勉強や部活で忙しかった」「なかなか就活する気になれなかった」など、5月から就活する理由はさまざまです。

5月と言えば、就職活動真っ盛りのシーズンです。一方、人によって進捗状況が大きく異なるため、今何をすべきなのか焦りを感じる人も多いでしょう。

この記事では、5月から始める就活の位置づけや今やるべきこと、エントリーできる企業の探し方などについて解説しています。5月から就活をする人は、ぜひ参考にしてください。

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5月から就活を始めるのは遅い?内定なしでも大丈夫?

5月から就活を始めるのは遅い?内定なしでも大丈夫?

結論から言えば、5月から始める就活は「やや遅い」部類に入ります。ただし、この時点で内定がなかったとしても、まだまだ挽回は可能です。

政府が発信する「就職・採用活動に関する要請」によると、就活における採用スケジュールは以下の通りです。

  • 大学3年生の3月~:企業の広報活動開始
  • 大学4年生の6月~:企業の採用選考開始
  • 大学4年生の10月~:内定決定

上記はあくまで指針であり、実際は上記よりも早いスケジュールで採用を開始する企業もあります。仮に応募しようとしている企業が上記のスケジュール通りに採用選考を開始したとしても、5月の段階では準備期間が1ヶ月を切っています。

ただし、5月からでも応募できる企業があるのは事実です。遅れていることを自覚しつつ、今やるべきことを確実に押さえていくことが大切です。

就活において5月はどんな時期?

大学4年生の就活における「5月」の位置づけとして、以下の特徴が挙げられます。

  • エントリー締め切り間際
  • 書類選考を通過し面接を受ける学生が増加
  • すでに内定をもらった学生の割合は58.4%
  • 採用予定人数を確保できなかった企業は夏採用へ

順に解説していきます。

エントリー締め切り間際

5月は、一次(春)採用のエントリー締め切りが近い時期です。政府が主導するルールで見ても、企業が広報をスタートする3月からすでに2ヶ月が経過しています。

5月上旬あたりを目安に募集を締め切る企業が増え始めるため、行動を急がなければならない時期と言えるでしょう。

書類選考を通過し面接を受ける学生が増加

5月は、書類選考を通過し面接を受ける学生が増加する時期です。株式会社リクルートの「就職白書2022」によると、「5月までに面接を開始する予定」と回答した企業は9割を占めており、採用活動が早期化している様子が伺えます。

もちろん6月以降に面接を実施する企業もありますが、既に周りの学生は動き出していることを自覚すべきでしょう。

すでに内定をもらった学生の割合は58.4%

株式会社リクルートが行った「就職プロセス調査」によると、23年卒の5月1日時点の内定率は58.4%であり、過半数を超える学生が5月1日時点ですでに内定をもらっています。

政府主導の採用スケジュールでは採用選考の開始時期を6月以降と決めているものの、実態とはかなり乖離があることが読み取れます。同じ学校の同級生からも「内定をもらった」という報告が増え始めるかもしれません。

採用予定人数を確保できなかった企業は二次採用へ

企業は優秀な学生を早く確保しようと採用活動を行っていますが、必ずしも一次(春)採用で予定人数全てを確保できるわけではありません。

採用予定人数を確保できなかった企業は一次採用に続き、二次(夏)採用や三次(秋)採用を通じて人材を獲得していくのが一般的です。

ただし、全ての企業が夏採用や秋採用を行うわけではありません。採用予定人数に達した企業から順に採用活動を終了するため、就職活動が長引くにつれ、応募できる企業の選択肢は減っていく傾向があります。

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5月から就活を始める学生がやるべきこと

5月から就活を始める学生がやるべきこと

5月から就活を始める大学4年生が今すぐやるべきことは、以下の通りです。

  • 自己分析や業界・企業研究を急ぐ
  • 5月中でもエントリーできる企業をリストアップし、応募する企業を決める
  • 説明会を実施している企業があれば積極的に参加する
  • 効率良く面接対策を進める
  • 夏採用も視野に入れる

具体的に解説していきます。

自己分析や業界・企業研究を急ぐ

5月から就活を始める場合、自己分析や業界・企業研究を急ぐ必要があります。自己分析や業界・企業研究が必要となる理由は、自分や業界・企業のことを理解しなければ、自分に合った企業を選択できないからです。

自己分析では、これまで生きてきた経験から自分の強みや魅力を探します。他の学生には真似できない強みや自分の魅力を見つけることができれば、今後の就職活動において強力な武器になり得ます。

一方、業界・企業研究では、「業界や企業が求めている人物像」を探りましょう。「自分がアピールできる強み・魅力」と「企業が求めている人物像」が一致する企業を発見できれば、内定をもらえる可能性が高まります。

5月は春採用の締め切りが迫っているため、自己分析や業界・企業研究にじっくり時間をかける余裕はありません。それでも、急ぎすぎると雑になって企業選びが難しくなるため、焦らずともスピードを意識した行動をするようにしましょう。

5月中でもエントリーできる企業をリストアップし、応募する企業を決める

5月から就活を始める大学4年生が次にやるべきことは、5月中でもエントリーできる企業をリストアップし、応募する企業を決めることです。

政府が定めるスケジュールは6月から選考開始となっているため、数は減りますが、5月時点でもまだエントリーを受け付けている企業は多数存在します。

自己分析や業界・企業研究がきちんと済んでいれば、応募できる企業を決めるのは難しくありません。まずは、5月時点でエントリーできる企業を探し、その中から自分が応募できる企業を絞り込みましょう。

説明会を実施している企業があれば積極的に参加する

5月から就活を始める場合、説明会を実施している企業があれば積極的に参加することです。

説明会の開催ピークは3月ですが、5月でも実施している場合はあります。希望する業界の企業があれば積極的に参加して選考に役立てましょう。

説明会に参加することで、企業から具体的な業務内容を聞けたり、知りたいことを質問したりできます。説明会で就活の軸とマッチする企業があれば、積極的に応募しましょう。

効率良く面接対策を進める

5月から就活を始める場合、面接開始まであまり時間がないため、いかに効率的に面接対策を進めるかが大切です。

面接は自分一人で練習するだけでなく、家族や友人などに見てもらいましょう。練習だと思わず、毎回本番だと思って挑むことで、次第に面接に慣れて度胸がつきます。

なお株式会社リクルートの「就職白書2022」によると、22年卒の学生が入社予定先の企業から内定をもらった時期のピークは、就活開始時期を問わず6月です。5月以降に就活を始めても、効率良く面接対策を進めれば、6月の内定に間に合わせられるでしょう。

二次採用も視野に入れる

5月から就活を始める場合、二次(夏)採用も視野に入れましょう。

多くの企業は夏前の採用を目標としてスケジュールを組んでいますが、目標人数を確保できなければ引き続き、夏以降にも採用が行われます。夏以降に実施される夏採用も視野に入れれば、企業の選択肢を増やせます。

夏採用で内定がもらえるように今のうちに準備を整えましょう。

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5月から就活を始める学生が狙うべき企業の特徴例

5月から就活を始める学生が狙うべき企業の特徴例

5月から就活を始める学生が狙うべき企業の特徴の一例は、以下の通りです。

  • 福利厚生が整っている大企業のグループ企業
  • 優良企業だが知名度の高くないBtoB企業
  • 高い成長が期待できるベンチャー企業

順番に解説していきます

福利厚生が整っている大企業のグループ企業

福利厚生が整っている大企業のグループ企業は、5月から就活を始めるなら積極的に狙うべきです。大企業のグループ企業は親会社の資金を元に設立されていることから、福利厚生が整っており、経営も安定しているのが特徴です。

一方で、親会社ほど知名度が高くないことから、競争倍率が低く内定を獲得しやすい傾向があります。大企業のグループ企業は、就活の軸として企業の安定性を求める人にとって狙い目の企業と言えます。

優良企業だが知名度の高くないBtoB企業

5月からの就活で狙うべき企業の2つ目は、優良企業だが知名度の高くないBtoB企業です。

BtoB企業とは、一般消費者ではなく、企業を相手にさまざまなサービスや商品を提供する企業を指します。

就活生の大半は、アルバイトをのぞき、これまでの人生をほぼ一般消費者として過ごしています。そのため、企業探しの基準として、一般消費者を相手にさまざまなサービスや商品を提供するBtoC企業にばかりに目が向きやすい傾向があります。

テレビCMなどを通じてBtoC企業による宣伝を見る機会が多いのも、就職先としてのBtoC企業の人気を加速させる理由の一つでしょう。

しかしBtoC企業は、世の中を動かしている企業の一部にすぎません。BtoC企業のサービスや商品が直接一般消費者の手に渡るまでには、多くのBtoB企業が関わっています。このようなBtoB企業まで視野を広げれば、内定の確率を高められます。

高い成長が期待できるベンチャー企業

5月からの就活で狙うべき企業の3つ目は、高い成長が期待できるベンチャー企業です。

ベンチャー企業とは、革新的なサービスや商品を生み出すことに挑戦する、設立後間もない企業を指します。ベンチャー企業の特徴は、企業風土が若く成長著しいことです。

ベンチャー企業の多くは若い社員で構成されており、組織がまだ固まっていません。そのため、大企業では配属が難しい職種でも、ベンチャー企業なら任せてもらえる可能性があります。

また、設立から間もないベンチャー企業は、知名度がそれほど高くありません。競争倍率が低く内定を得やすい点からも、5月からの就活で狙うべき理由です。

チャレンジする社風で働きたい人や、指示を待つより自ら能動的に働きたい人には、ベンチャー企業は向いているでしょう。

5月からでもエントリーできる企業の探し方

5月からでもエントリーできる企業の探し方には、以下の方法があります。

  • 就活サイトで求人情報を確認する
  • 合同説明会や企業説明会で話を聞く
  • 就職エージェントに相談する
  • TwitterなどのSNSから企業の採用情報を確認する
  • 大学の就職支援センターに相談する

順番に解説していきます。

就活サイトで求人情報を確認する

5月からでも応募できる企業を見つけるために、就活サイトを活用しましょう。

就職サイトでは、春採用から夏採用、秋採用まで時期を問わず、採用意欲のある企業の求人を常に掲載しています。大企業からベンチャー企業まで幅広い企業の求人情報が掲載されているため、多くの企業の中から自分に合った企業を探せるのがメリットです。

また自分のプロフィールを登録しておけば、企業からスカウトを受けることができます。自分に合う企業を効率良く見つけるために、複数の就活サイトに登録し、応募企業の選択肢を広げておくのがおすすめです。

合同説明会や企業説明会で話を聞く

合同説明会や企業説明会で話を聞き、応募する企業を決めるのもおすすめです。

合同説明会は多くの企業が集まって行われる説明会です。一度の参加で幅広い企業と出会えるメリットがあり、多くの業界や企業を一度に比較できるため、就活の軸を固めるのにも役立ちます。

企業説明会は、企業やそのグループ企業が実施する説明会です。一つの企業についてより深く理解するのに役立ちます。募集する職種の仕事内容や一日の流れ、先輩からのメッセージなど、今後働くうえで参考になる話をたくさん聞けるのもメリットの一つです。

いずれの説明会も、公式ホームページなどの文字情報だけでは伝わりにくい企業の雰囲気や、社員の姿を確認できるチャンスなので、積極的に活用しましょう。

就職エージェントに相談する

就職エージェントも、5月から就活をする人にとっては役立ちます。

就職エージェントは、学生を採用したい企業と就職先を探す学生のマッチングを支援するサービスです。就職エージェントでは、学生一人ひとりにキャリアアドバイザーがつき、就職の相談に応じてくれます。

また、保有する多くの求人から自分に合った企業だけを紹介してくれるので、スピーディで効率的な就職活動ができるのがメリットです。エントリーシート対策や面接対策もしてくれるため、内定率を高めるのに役立ちます。

中でもP-CHAN就活エージェントでは、就活生向けにさまざまな就職支援サポートを行っています。「就活しようと思っているけど、何からはじめたらいいかわからない」という人は、ぜひ一度活用してみましょう。

TwitterなどのSNSから企業の採用情報を確認する

TwitterなどのSNSから、企業の採用情報を積極的に確認しましょう。

最近では、SNSを活用して採用活動をする企業も増えてきました。公式アカウントで説明会の日時など採用活動を告知する企業もあるため、チェックしておきましょう。

またSNSでは、企業がリリースした新商品情報やキャンペーン情報を知ることもできます。企業の最新の動きを知ることで、企業研究にも役立ちます。

大学の就職支援センターに相談する

大学の就職センターは、5月からの就活において非常に役立ちます。

多くの大学は、就職活動を支援するための専門の組織として就職支援センターを設置しています。就職支援センターには、地域限定の求人やOB・OG経由の求人、業務と関係が深い学部を指定した求人など、大学ならではの求人が企業から送られていることがあります。

企業選びの選択肢を広げる意味でも、大学の就職センターを有効活用しましょう。

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5月から就活を始める学生が意識すべきこと

5月から就活を始める学生が意識すべきこと

5月からの就活で意識すべきことは、以下の3点です。

  • 早く内定をもらうことが目的ではない
  • 内定の数は重要ではない
  • タイムリミットを意識して効率的に活動する

順番に解説していきます。

早く内定をもらうことが目的ではない

5月からの就活で意識すべきことの1つ目は、就職活動は早く内定をもらうことが目的ではないということです。

就職活動を続けていると、選抜される緊張感から「早く就職活動から解放されたい」「早く内定が欲しい」と焦りがちです。そのため、いつしか就職活動の目的が「早く内定を獲得すること」に置き換わり、本来の目的を見失ってしまう学生が多くいます。

しかし、就職活動する本来の目的は、自分に合った企業から内定をもらうことです。就活は社会人としてのスタートに過ぎません。企業から内定をもらった後には、長い社会人生活が待っています。

内定の数は重要ではない

5月からの就活で意識すべきことの2つ目は、内定の数は重要ではないということです。

就活を進めていると、周囲で内定をもらう学生が増えてくるため、どうしてももらった内定の数が気になりがちです。しかしどんなに多くの内定をもらっても、入社できるのは1社しかありません。

就職活動において大切なのは、内定をもらう数よりも、「この企業なら人生を賭けても良い」と思える1社に出会えることです。

入社先を検討するためにもある程度の内定数は確保するべきですが、最終的に入社を決めるのは内定の「質」であることは意識しておきましょう。

タイムリミットを意識して効率的に活動する

5月からの就活で意識すべきことの3つ目は、タイムリミットを意識して効率的に活動することです。

5月からの就活は、時間に十分な余裕があるとは言えません。春採用から夏採用、秋採用に進むにつれ、企業の選択肢は減っていくからです。

それでも、決して選択肢がないわけではありません。速やかに自己分析や業界・企業研究を行い、就活の軸を決めれば、採用選考に間に合わせられます。

就職活動を行う大学4年生にとって、5月は正念場であると言えるでしょう。

就活は5月から始めても逆転可能!諦めずに内定を目指そう

5月からの就活はやや遅い部類に入るものの、効率よく準備を進めれば、採用選考に間に合わせられます。5月から就活を始める人は、今すぐ自己分析や業界研究から準備を始めましょう。

「就活を進めるにあたって何から手を付けるべきかわからない…」という人は、P-CHAN就活エージェントの活用を一度検討してみましょう。無料でエントリーシートの書き方や面接対策もサポートしているので、上手く活用して効率的に就活を進めましょう。

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