新卒でデザイナーになるには?ポートフォリオ作成のポイントも紹介
目次
デザイナーは自分の仕事が視覚的にわかりやすく、やりがいのある職種です。経験が必要と考えている人もいるかもしれませんが、新卒でもデザイナーになることは可能です。
この記事では、新卒がデザイナーになるためにやるべきことや評価されるポートフォリオ作成のポイントについて解説します。新卒でデザイナーとして採用されやすい人や主な就職先についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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新卒でデザイナーになるためにやるべきこと
デザイナーの仕事は専門性が高いため、どのように就活を行えば良いかわからないという人もいるでしょう。新卒でデザイナーになるためにやるべきこととして、下記のようなことがあります。
- デザインしたいものを決める
- スキルを身につける
- ポートフォリオを作成する
- インターンシップに参加する
- 多くの企業に応募する
- 就活エージェントを活用する
それぞれ具体的に見てみていきましょう。
デザインしたいものを決める
デザイナーと言っても、Webデザイナーやグラフィックデザイナー、ファッションデザイナーなど、その種類は多岐に渡ります。そのため、まずは自分が何のデザイナーになりたいかを決めることが大切です。
デザイナーの種類によって、必要なスキルや資格などが異なります。就活する上でも、企業選びなどに影響します。自分が何をデザインしたいのか、どのようなデザイナーになりたいのかをイメージして、キャリアプランを考えておくと良いでしょう。
スキルを身につける
デザインを作成するためには、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトが必要です。そのため、デザイナーを目指すためには、これらのソフトを活用するスキルも欠かせません。
ソフトは基本的に有料であるため、購入したりサブスクリプションで月・年単位で契約したりする必要があります。スキルは独学で学ぶほか、民間のスクールで学ぶこともできます。
ポートフォリオを作成する
新卒でデザイナーを目指す場合、自分の作品をまとめたポートフォリオの作成が欠かせません。ポートフォリオを作ることで、自分のスキルを証明してアピールすることができます。
ポートフォリオには、実践的な作品を掲載するのがおすすめです。具体的には、実際のイベントのチラシや存在する店のロゴを制作することで、客観的に評価しやすくなります。
なおポートフォリオは、実際の依頼による作品でなくても問題ありません。イベントや企業などのイメージに合わせて、自分なりにデザインしましょう。
インターンシップに参加する
企業の雰囲気やデザイナーとしての働き方を知るために、インターンシップに参加することも重要です。実際の仕事に触れることで、デザイナーとして働く自分をイメージできます。
また、デザイナーとしての能力を測るためにインターンシップを導入している企業もあります。インターンシップでプロジェクトに参加することで、デザイナーとしての能力をアピールできるため、就活でも有利に働くでしょう。
多くの企業に応募する
デザイナーとして働ける企業は多くあります。デザイン会社だけではなく、メーカーのデザイン部門の募集もあるため、求人をチェックして選択肢を広げると良いでしょう。
またデザイナーは、ただデザインが上手であれば採用されるというわけではありません。志望する企業のデザインの特徴や考え方とマッチしているかも、合否に関わってきます。
そのため、とにかく多くの企業に応募することで、自分のデザインとマッチする企業にも出会いやすくなり、採用される確率が上がるでしょう。企業ごとにデザインのこだわりや特徴が異なるため、自分の考え方に合った企業と出会えると採用されやすいです。
なおデザイン系の学生は、課題製作などがあるため就活の時期が定まっておらず、それに合わせて通年で採用する企業もあります。就活の時期に関わらず、企業選びや企業研究を行いましょう。
通年採用に興味がある方は、「通年採用とは?新卒にとってのメリット・デメリットや内定のコツを解説」も読んでみてください。
就活エージェントを活用する
デザイナーは、他の職種と比べて専門性が高い職種です。企業によっては、他の職種とは別枠でデザイナーの新卒採用を設けている企業もあります。
そのため、他の職種とは就活の進め方が異なる可能性があるでしょう。自分だけで就活を行うのではなく、業界の知識を持った就活エージェントを活用すると就活をスムーズに進めることができます。
「P-CHAN就活エージェント」には業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、デザイナーの求人紹介も可能です。また、就活における有益な情報やアドバイスの提供も行っているため、気軽に利用してみましょう。
新卒が目指せる主なデザイナーの種類
ひとえにデザイナーと言っても、その種類は数多くあります。代表的なデザイナーとして、下記のような種類があります。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- CGデザイナー
- ファッションデザイナー
- ゲームデザイナー
- UI/UXデザイナー
- エディトリアルデザイナー
- インテリアデザイナー
それぞれの種類において、必要とするスキルや有用な資格は異なります。そのため、まずはどのような種類があるのか、そのデザイナーとして働くためにはどのようなスキルが必要かを確認しておきましょう。
デザイナーの詳しい種類に興味がある方は、「デザイナーとは?種類や仕事内容、取得すべき資格や年収を紹介」も読んでみてください。
デザイナーへの応募時に評価されるポートフォリオの作成ポイント
デザイナーへの応募時に欠かせないポートフォリオですが、ただ作品をまとめるだけでは評価されにくいです。評価されるポートフォリオを作成するには、下記のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- ひと目でわかる構成にする
- 作品情報を記載する
- 作品ごとのこだわりやアピールポイントを簡潔にまとめる
- 複数のジャンルの作品を制作する
- SNSやポートフォリオサイトの情報を記載する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ひと目でわかる構成にする
ポートフォリオを作成する際は、ひと目で内容を理解できるような構成にしておくことが大切です。わかりにくいポートフォリオでは、きちんと見てもらえない可能性があります。ポートフォリオの主な構成は下記の通りです。
- 目次
- プロフィール
- スキルレベル
- 作品
まずは、目次を作成してポートフォリオの内容を一覧化しましょう。自分のプロフィールやスキルレベルを記載しておくことで、その後の作品を評価する基準となります。
作品情報を記載する
作品そのものを掲載するだけでは、制作した過程などを知ることができません。そのため、作品の情報として下記3つを記載しておく必要があります。
- 制作した時期
- 制作時間
- 使用ツール
制作した時期を記載しておくことで他の作品と制作時期を見比べることができ、どれくらいの期間でスキルアップできているかなどを確認できます。
制作時間は、自分のスキルを正確に伝えるために欠かせません。どれだけ良い作品だったとしても、制作にどれくらいの時間を要したかがわからなければ正当に評価できないでしょう。
また、使用したツールを記載することで、そのツールのスキルを評価してもらうことができます。
作品ごとのこだわりやアピールポイントを簡潔にまとめる
作品のこだわりやアピールポイントを説明することで、何を考えてそのデザインになったのかを採用担当者に伝えることができます。
デザインする上での考え方や重点ポイントなどを伝えられるため、企業の考え方とマッチしているかという観点でも評価してもらえるでしょう。
複数のジャンルの作品を制作する
デザイナーは、常に同じ作風のデザインを制作するわけではありません。クライアントによってデザインするジャンルは異なり、要望によってもデザインの内容や方法は異なります。
そのため、複数のジャンル作品を制作できることをアピールすることが大切です。ポートフォリオに複数ジャンルの作品をまとめておくことで、採用担当者に自分のスキルを幅広くアピールできます。
SNSやポートフォリオサイトの情報を記載する
提出するポートフォリオに載せられる作品数には限界があるため、日頃からSNSやサイトを運営して作品を投稿しておくと良いでしょう。そして、運営しているSNSやサイト情報をポートフォリオに載せておくこともアピール方法の1つです。
それによって、ポートフォリオを見てもっと作品を見たいと思った採用担当者が、SNSやサイトでさらに自分の作品を見てくれる可能性があります。アピールできる作品数が多くなるため、採用にもつながりやすいです。
新卒でデザイナーとして採用されやすい人の特徴
デザイナーは専門性が高い職種であるため、選考の時点である程度デザイナーとして働く才能があるかを見られます。新卒でデザイナーとして採用されやすい人の特徴として、下記のような特徴があります。それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。
- 想像力が豊かな人
- 柔軟性がある人
- コミュニケーション能力が高い人
- デザインスキルを有している人
- トレンドに敏感な人
想像力が豊かな人
デザイナーには、独自性やセンスが必要な場面が多いです。内容が簡潔でわかりやすいデザインを制作するだけではなく、多くの人に見てもらえる・覚えてもらえるデザインを制作することも大切です。
型にはめただけのデザインでは、多くの人に評価してもらえるようにはなりません。人々に伝えたいことをわかりやすく表現するためには想像力が必要であるため、想像力が豊かな人はデザイナーとして採用されやすいです。
柔軟性がある人
デザインには、企業ごとのこだわりや特色が反映されやすいです。そのためデザインにおいては、それぞれの企業に合ったデザインができるように、柔軟な考え方が必要になってきます。
入社した後は、これまでの自分のデザインとは異なる作風のデザインを担当することもあるでしょう。そこで、案件に合わせて柔軟に対応できる人が評価されます。
コミュニケーション能力が高い人
デザインする上では、クライアントの意見や考えを良く理解することが大切です。デザイナーとしてのスキルが高くても、クライアントの要望を汲み取れなかったりデザインについて説明できなかったりすると評価されにくいでしょう。
コミュニケーション能力は、クライアントの意見をデザインに反映するために、デザイナーには必須の能力です。そのため、コミュニケーション能力が高い人はデザイナーとして向いており、就活の際にアピールすることで採用につながりやすくなります。
デザインスキルを有している人
デザイナーの場合は、現在の実力をもとにポテンシャルを測られる傾向にあります。そのためポートフォリオや、これまでどのようにデザインを学んできたのかをアピールすることが大切です。
すでに一定のデザインスキルがある人は、スキルをアピールすることで採用されやすくなるでしょう。
また、今はスキルに自信がない人でも、一定の期間でどれくらいスキルを伸ばすことができたかをアピールすることで、デザイナーとしてのポテンシャルをアピールできます。
トレンドに敏感な人
デザインにはトレンドがあり、人に見てもらいやすいデザインや目を引くデザインなどはその時々で異なります。トレンドを盛り込んだデザインは多くの人に伝わりやすいため、トレンドに敏感な人はデザイナーに向いているでしょう。
また、トレンドを取り入れることで自分の表現の幅を広げることも可能です。日ごろからデザインに関する情報を集め、トレンドを意識している人は評価されるでしょう。
新卒でデザイナーになる際の主な就職先
デザイナーにはさまざまな種類があるため、就職先も多岐に渡ります。その中でもメジャーな就職先として、下記のような就職先があります。それぞれの就職先の特徴や仕事内容について、詳しくみていきましょう。
- Web制作会社
- 印刷会社
- 広告代理店
- ゲーム制作会社
- デザイン事務所
- 一般企業
デザイン事務所
デザイン事務所は、広告やパッケージ、Webサイトのデザインを請け負う会社です。専門分野に特化しているなど、デザイン事務所によって特徴や強みが異なります。メインの業務がデザインであるため、デザイナーとして第一線で働ける就職先です。
Web制作会社
Web制作会社は、デザインの中でもコーポレートサイトやECサイトなどのWebサイトの制作を請け負う会社です。
また、Webサイトのほかにアプリやバナーなどのデザインを制作することもあります。UIデザイナーなど、Webに関するデザイナーとして働きたい人におすすめの就職先です。
印刷会社
印刷会社は、クライアントから依頼を受けて印刷物を企画・制作する会社です。印刷会社では、DTPデザイナーやグラフィックデザイナーなどの職種があります。
主に印刷物のレイアウトや印刷用のデータを制作するため、デザインスキルだけではなくソフトウェアの知識やスキルも必要です。
広告代理店
広告代理店は、クライアント企業の広告活動全般を請け負う会社です。広告代理店には、デザイン事務所などとクライアントを仲介する役割がありますが、大きい会社だと自社内にデザイン部門がある場合もあります。
ゲーム制作会社
ゲーム制作会社は、その名の通りゲームを制作する会社です。ゲームの基本設計を行うゲームデザイナーの他、2Dデザイナー、モデリングデザイナーなどキャラクターそのものや動きをデザインする仕事もあります。
市場規模も大きく、デザイナーとして活躍するチャンスが多い会社です。
一般企業
一般企業の中には、自社製品やWebサイトのデザインを社内で行う企業もあります。車のデザイナーになりたいなど、特定の製品のデザイナーとして活躍したい場合は、一般企業のデザイン部門を目指すのも良いでしょう。
新卒でもデザイナーは目指せる!まずはポートフォリオを作成してみよう
新卒でデザイナーになるには、ポートフォリオを作成することが重要です。新卒はポテンシャル採用が多いとは言え、デザイナーは現時点のスキルや向き不向きが問われやすい専門職です。
そのため、まずは自分が何のデザイナーになりたいかを決める必要があります。そして、多くの作品を制作してスキルを磨き、就活でアピールできるポートフォリオを作成しましょう。
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