就活におけるクールビズとはどんな服装?男女別のコーディネート例も紹介

就活におけるクールビズとはどんな服装?男女別のコーディネート例も紹介

就活のスケジュールでは、3月から企業説明会などの企業広報活動が始まり、6月から採用選考が始まります。そのため、スケジュール通りに就活を進めた場合、暑い夏の時期に面接などの選考を受けることになります。

就活の服装としてはリクルートスーツが一般的です。しかし、多くの企業では夏の期間のクールビズが定着しているため、就活生に対してもクールビズで選考を受けるよう指示されることがあるでしょう。では、実際にクールビズで就活を行う場合、どのような服装であれば良いのでしょうか。

この記事では、クールビズとはどのような服装か、男女別の就活時の服装やクールビズで就活に臨む際のポイントについて詳しく解説します。クールビズが不安な場合の対策や服装の指定がなかった場合の服装などについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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就活におけるクールビズとは

就活におけるクールビズとは

クールビズとは、室温28度でも快適に過ごせる服装や取り組みを指す言葉です。冷房の使用を抑えて二酸化炭素排出量を削減することを目的として、環境省の呼びかけで2005年から始まりました。

環境省では5月1日~9月30日をクールビズの期間と定めていましたが、2021年4月に期間の定めは廃止されています。そのため、企業によってクールビズの期間は異なるでしょう。

クールビズ期間中は、冷房設定温度を28度に設定するなど、各企業が環境に配慮したスタイルで仕事を行っています。クールビズを前提とした職場環境になっており、通常のリクルートスーツでは暑いため選考の服装をクールビズに指定する企業があります。

就活におけるクールビズの服装

就活におけるクールビズの服装

クールビズは、夏場にできるだけ涼しい格好で仕事を行うために推奨されている服装です。しかし、あくまでも仕事時の服装であるためラフな格好というわけではありません。

また、企業によって考え方が異なるため、同じクールビズでも企業によって想定している服装は異なります。ここでは、一般的なクールビズの服装について男女別に解説します。

男性のクールビズ

男性のクールビズは、ノージャケットとノーネクタイが基本です。トップスとボトムスに分けて、男性のクールビズの服装について詳しく解説します。

トップス

クールビズはノージャケットのため、トップスはシャツとインナーです。シャツは無地の白のもので、袖の長さは長袖と半袖どちらでも構いません。どちらか迷う場合は、長袖を選択するのが無難です。ただし、長袖を着る場合は腕まくりをせず、袖のボタンをきちんと留めましょう。

シャツのボタンについては、第一ボタンまでしっかりと留める必要があります。第一ボタンを留めていないとラフな印象を与えてしまう可能性があります。ネクタイを締める際は自然と第一ボタンを留めますが、クールビズはノーネクタイのため留め忘れないように注意しましょう。

インナーについては無地で白が無難ですが、インナーの色が透けて見えるのが気になる場合はベージュやライトグレーなどがおすすめです。シャツからインナーが見えないようにサイズや襟の形に気をつけましょう。

ボトムス

ボトムスは、黒や紺などのダークカラーのスラックスを着用しましょう。きちんと腰の位置で、ウエストに合わせてベルトを締めます。スラックスが長すぎたり短すぎたりしないように、裾の調整を行う必要があります。

靴下は、スラックスと色を合わせてダークカラーのものを選びます。基本的には、黒で素肌が見えない丈の靴下を選ぶと良いでしょう。

靴は革靴を着用します。汚れていると不潔な印象を与えてしまうため、事前にメンテナンスしましょう。

女性のクールビズ

女性のクールビズは、ノージャケットが基本です。ただし、肌の露出は避ける必要があります。トップスとボトムスに分けて、女性のクールビズの服装について詳しく解説します。

トップス

女性の場合もノージャケットのため、トップスはシャツとインナーです。シャツは無地で白のもの、袖の長さは半袖と長袖どちらを選んでも良いですが長袖が無難です。

第一ボタン・袖ボタンはきちんと留めましょう。ただし、スキッパーシャツの場合は襟元のボタンがないため首元が開いていても大丈夫です。

インナーはジャケットがないと透けて見えることもあるため、ベージュやライトグレーがおすすめです。インナーが見えないように、シャツの種類に合わせて首元の形を選ぶことを意識しましょう。

ボトムス

女性の場合、ボトムスはスカートとパンツの2つの選択肢があります。どちらもフォーマルな服装であるため、好みのスタイルで選ぶと良いでしょう。

スカートの長さは、立ったときに膝にかかり、座ったときに膝が出る程度の長さが理想です。パンツの場合は、きちんとベルトを着用します。

スカートとパンツどちらの場合も、ストッキングの着用が必須です。ベージュ系のカラーで、20~25デニール程度が望ましいとされています。靴は黒色のパンプスで、ヒールの高さは3~5cm程度のものを選びましょう。

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クールビズで就活に臨む際のポイント

クールビズで就活に臨む際のポイント

クールビズで就活に臨む際は、下記6つのポイントを意識しましょう。

  • シャツにシワや汚れがないか確認する
  • 速乾性のシャツを選ぶ
  • インナーが透けないようにする
  • 制汗スプレーや汗拭きシートなどを用意する
  • 替えのシャツやインナーを用意する
  • ハンカチを常に携帯する

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

シャツにシワや汚れがないか確認する

クールビズの場合、特にシワや汚れに注意しなければなりません。クールビズスタイルではなくても、シャツのシワや汚れはマナー違反です。クールビズではジャケットやネクタイを着用しないため、シャツのシワや汚れがさらに目立ってしまいます。

そのため、よりシワや汚れに気を付ける必要があります。清潔感のある印象を与えるために、汚れがないか、特に裾の汚れや首元の黄ばみなどがないかを確認しましょう。アイロンをかけてシワを伸ばすことも大切です。

速乾性のシャツを選ぶ

クールビズのシャツは、速乾性のシャツを選ぶのがおすすめです。シャツといっても、機能ごとにさまざまな種類があり、中でも速乾性のシャツはクールビズのシャツとして適しています。

クールビズの服装でも、夏の暑さで汗をかくことはあるでしょう。選考会場までの移動で汗をかいてしまい、汗染みができてしまうこともあります。

汗染みがある状態では、清潔感をアピールすることができません。そのため、できるだけ早く汗が乾くように速乾性のシャツを着用すると良いでしょう。

インナーが透けないようにする

クールビズでは、シャツからインナーが透けないようにする必要があります。インナーは、シャツから素肌が透けないようにするマナー面、汗染み防止や体温調整などの実用面のどちら面でも欠かせません。

しかし、色によってはシャツの中のインナーが透けてしまう恐れがあります。白色のインナーでも、透けてしまうことはあるものの、白はビジネスの定番色であるため多少透けていても問題ありません。

より透けないようにするのであれば、ベージュやライトグレーなどのカラーを選ぶと良いでしょう。また、透けだけではなく首元や袖からインナーが出ないように、首元の形やサイズについてもきちんと考える必要があります。

制汗スプレーや汗拭きシートなどを用意する

汗をかくと、臭いが発生してしまいます。そのため、臭いを防止するために制汗スプレーや汗拭きシートなどを用意すると良いでしょう。

適度に使用することで、汗染みを防ぐこともできます。ただし、制汗スプレーや汗拭きシートの臭いが強すぎるとかえって不快感を与えてしまう恐れがあるため、できるだけ無香料タイプのものを使用しましょう。

替えのシャツやインナーを用意する

クールビズで選考会場に向かう際は、替えのシャツやインナーを用意しましょう。選考会場までの移動で、シャツが汚れてしまったり汗をかいたりする可能性があるためです。

替えのシャツやインナーを用意しておけば、万が一汚れてしまっても選考会場で着替えることができるため安心です。また、女性の場合は伝線してしまったときのためにストッキングの替えもあると良いでしょう。

ハンカチを常に携帯する

選考中は、常にハンカチを携帯しておきましょう。クールビズの服装でも、面接などの選考中に汗をかくことがあるためです。

汗をそのままにしておくと、臭いや汗染みなどが発生してしまいます。ハンカチを常に携帯しておくと、汗を適時ふき取れるため体を清潔に保つことができるでしょう。

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クールビズの服装が不安な場合の対策

クールビズの服装が不安な場合の対策

企業から服装をクールビズで指定された場合でも、本当にクールビズの服装で選考を受けても良いのか不安に感じる人もいるでしょう。不安に感じる場合は、下記3つの対策をしておくのがおすすめです。

  • ジャケットやネクタイを持参する
  • OBやOGに確認する
  • 企業に直接確認する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

ジャケットやネクタイを持参する

クールビズの服装で選考会場に行く場合も、念のためジャケットやネクタイを持参すると安心です。クールビズの基本は男女ともにノージャケット、男性の場合はノーネクタイです。

そのため、不安な場合はジャケットとネクタイを持参すれば、状況に応じて適切な服装になれます。企業によっては指示が曖昧な場合もあるため、企業側のクールビズの認識とずれがあった場合にも対応可能です。

ジャケットやネクタイを持参する場合は、シワができないように注意しましょう。また、スラックスなどのボトムスと色が変わらないように、一式の服装でクールビズの服装になる必要があります。

OBやOGに確認する

過去に企業の選考を受けたOBやOGに選考時の服装を確認することで、実際の選考の雰囲気などを含めて服装の確認ができます。

知り合いにOBやOGがいない場合は、就活口コミサイトを利用するのもおすすめです。実際にクールビズの服装で選考を受けた人の口コミを確認できるでしょう。

企業に直接確認する

どうしても自分で答えが出せない場合は、選考を受ける企業に直接確認するのも1つの方法です。クールビズは企業によって考え方が異なるため、ジャケットとネクタイなしやネクタイのみなしなど、クールビズの服装にも違いがあります。

直接企業に確認することで、最適な服装を知ることができるでしょう。メールや電話で確認するほか、企業説明会などのタイミングで確認することもできます。

就活で服装の指定がなかった場合は何を着用すべき?

就活で服装の指定がなかった場合は何を着用すべき?

就活の基本スタイルは、ジャケットやネクタイまで着用した服装です。そのため、指定がない場合は、真夏であってもきちんとジャケット・ネクタイを着用する必要があります。

ただし、ジャケット・ネクタイを着用して出向いた結果、担当者の指示でジャケット・ネクタイが不要となるケースも考えられます。そのため、ジャケット・ネクタイを脱いだ状態でも問題がない服装を心がけると臨機応変に対応できるでしょう。

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クールビズではなく通常のスーツで就活に臨む場合の暑さ対策

クールビズではなく通常のスーツで就活に臨む場合の暑さ対策

クールビズの指定がない場合、基本的にはジャケットやネクタイを着用する必要があります。夏は暑いため、クールビズの服装ができない場合は暑さ対策が欠かせません。

就活での暑さ対策としては、主に下記の4つが挙げられます。

  • 夏用のスーツやインナーを準備する
  • 選考会場近くのカフェなどで涼む
  • 選考会場に着く手前でジャケットを着る
  • 適度な水分、塩分補給を心がける

それぞれの対策について、詳しく解説します。

夏用のスーツやインナーを準備する

選考の服装がクールビズ指定ではない場合、夏用のスーツやインナーを準備するのがおすすめです。ひとえにスーツといってもさまざまな種類があり、夏用、冬用、オールシーズン用といった季節ごとのスーツもあります。

夏用のスーツは生地が薄く、通気性に優れているのが特徴です。オールシーズンや秋冬用のスーツと比べて、夏でも涼しく感じられます。また、インナーも夏用は汗の吸収が早く速乾性があります。

選考会場近くのカフェなどで涼む

選考会場近くについたら、カフェなどで一度涼みましょう。移動で汗をかいた状態でそのまま選考会場に行くのは望ましくありません。

時間に余裕をもって移動し、会場近くのカフェなどで一息つくことで身だしなみを整えたりリラックスして緊張をやわらげたりすることができます。

選考会場に着く手前でジャケットを着る

選考会場ではジャケットを着る必要がありますが、移動の際は着る必要はありません。移動時はジャケットを脱いでおき、選考会場に着く手前でジャケットを着ることで、外の暑さを軽減できます。

ただし、持ち運んでいる際にジャケットにシワができたり汚れたりしないように注意しましょう。

適度な水分、塩分補給を心がける

就活中は、適度に水分・塩分を補給しましょう。暑さで脱水状態になると、疲労や頭痛などの体の不調が出てしまう可能性があります。万全の状態で就活に臨めるように、適度な水分・塩分補給を心がける必要があります。

就活におけるクールビズは事前に正しい服装を把握しておこう

就活におけるクールビズは事前に正しい服装を把握しておこう

クールビズの習慣は多くの企業で定着しているため、クールビズで選考を受けるように企業から指示を受けることも珍しくありません。間違ったクールビズの服装にならないよう、事前にどのような服装であれば問題ないのかを確認することが大切です。

なお、企業によってはクールビズの指定がない場合もあります。クールビズの指定がない場合は、基本的にジャケット・ネクタイを着用しましょう。クールビズとスーツどちらの場合も、きちんと暑さ対策を行うことが重要です。

P-CHAN就活エージェントでは、就活時の服装に関する疑問にもお答えします。クールビズをはじめとした就活時のマナーに不安がある人は、ぜひ一度P-CHAN就活エージェントを利用してみましょう。

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この記事の監修者

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