就活は冬から始めたら遅い?内定を得るためのコツと注意点を紹介

就活は冬から始めたら遅い?内定を得るためのコツと注意点を紹介

「夏の選考に参加できなかった…。冬から就活を始めたら遅いかな?」

「同期は就活を終えてるのに、自分は冬になっても内定が決まらない…」

こうした焦りや不安を感じていませんか。

冬の就活は短期決戦になるので、効率的に進めるためにしっかり準備を整えておくことが大切です。

この記事では、冬の就活ならではの特徴に触れながら、内定を勝ち取るためのポイントを解説します。冬から就活を始める場合の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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冬の就活ならではの3つの特徴

冬の就活ならではの3つの特徴

冬から始める就活は、一般的な就活とは異なる以下の特徴を持っています。

  • 就活する学生が少ない
  • 求人数が少ない
  • 選考にかかる時間が短い

冬の就活では、この時期ならではの特徴を押さえた戦略的なアプローチが成功の鍵となります。まずは、3つの特徴を詳しく見ていきましょう。

就活する学生が少ない

冬の就活は、春・夏に比べて就活生の数が少ないのが特徴です。なぜなら、多くの学生が4年生の夏頃にかけて就活のピークを迎え、冬の段階では内定を獲得して就活を終えているケースが多いためです。

一方で、冬に就活を行う学生には以下のような特徴があります。

  • すでに内定を獲得しているものの、別の企業にも挑戦したい人
  • 公務員試験にチャレンジした後、民間企業への転向を決意した人
  • これまでの就活で内定を得られなかった人
  • 就活開始が遅れ、これから本格的に活動を始める人

このように、冬の就活生にはさまざまな背景があることがわかります。

求人数が少ない

冬の就活の特徴として、求人数が少ないことが挙げられます。これは、多くの企業が10月の内定式を目安に採用活動を終えるためです。

また、冬に採用を行う企業は、臨時で募集をかけていることが多い傾向にあります。採用予定人数に達したタイミングで応募を締め切ったり、募集人数が少なかったりすることが、求人数の少なさの理由でもあります。

実際に、冬の就活は他の時期と比べて有効求人倍率が若干高くなります。厚生労働省の「最 近の雇用情勢(令和5年5月分)」によると、年間の有効求人倍率の平均が1.58倍なのに対して、年明け1月から4月にかけての有効求人倍率の平均は1.51倍となっています。

冬の就活ではライバルとなる就活生が少なくなりますが、決して内定を得やすくなるわけではないことを覚悟しましょう。

選考にかかる時間が短い

冬就活は12月から3月までに終了するケースが多いため、就職活動が半年以上かかる春採用よりも短期決戦となります。これは、「10月に内定式を終えた学生と同じタイミングで研修を進めたい」という企業の思いがあるからです。

また、短期間で効率的に優秀な人材を確保するため、集団面接を実施せず個人面接のみ行う企業が多いのも冬採用の特徴です。

企業が冬に選考期間を設ける4つの理由

企業が冬に選考期間を設ける4つの理由

企業が冬に選考期間を設けるのには、以下の4つの理由があります。

  • 採用予定人数を確保できなかったから
  • 内定辞退者が出てしまったから
  • 戦略として冬に選考しているから
  • 年間を通して選考しているから

企業の本音がわかれば効果的なアピールが可能になるため、内定率アップにも繋がります。理解を深め、冬からの就活を成功させましょう。

採用予定人数を確保できなかったから

企業が冬に選考期間を設ける理由の一つに、知名度の低さから採用予定人数を確保できなかったケースが挙げられます。

就活では、知名度が高い企業に人材が集中する傾向があります。知名度が低く魅力をアピールしきれなかった企業は採用に苦戦し、その結果10月の内定式までに必要な人材を確保できないケースも少なくありません。

ここで大切なのは、冬採用を行っている企業を一概にネガティブに捉えないことです。知名度は低くても、安定した経営基盤を持つ企業は多く存在します。

冬の就活では、企業研究を丁寧に行い、幅広い視野を持って自身に合っているかを考えることが大切です。

内定辞退者が出てしまったから

企業が冬に選考期間を設ける理由には、内定式以降に辞退者が出てしまったことも考えられます。

企業は一定の内定辞退を見込んで採用計画を立てていますが、予想を上回る辞退者が出ることはしばしば起こるケースです。特に、競合他社のある大手企業や、専門分野に強い中小企業などでは、内定辞退者の欠員補充をすることが多い傾向にあります。

内定辞退者が多いからといって、その企業の全てに落ち度があるわけではありません。ライバル企業よりほんの少し人気が劣っているだけで、辞退されてしまったことも考えられます。そもそも内定を獲得しても、理想を追い求めて就活を続ける学生は少なからず存在します。

冬の就活では、このような企業側の事情を考慮しながら、良い企業を見極めることが大切です。

戦略として冬に選考しているから

企業が冬に選考期間を設ける理由の一つに、戦略としてあえてこのシーズンに選考しているケースがあります。なぜなら、大手企業との直接競合を避けることで、自社の魅力をより効果的にアピールできるからです。

このため、一部の企業は他の時期に見逃されがちな優秀な人材との出会いを期待し、冬の採用に注力します。

年間を通して選考しているから

企業の中には、従来の就活スケジュールにとらわれず、通年採用を行うところが存在します。なぜなら、新卒既卒に関わらず、優秀な人材を状況に応じて確保したいと考えているためです。

日本経済団体連合の資料(複数回答可のアンケート)によると、新卒一括採用を実施している企業の割合が78.7%であるのに対し、通年採用をしている企業は32.7%となっています。

就活生にとっての通年採用している企業を選ぶメリットは、急いで決める必要がなく、じっくりと企業研究や自己分析に時間をかけられることです。自身のペースで就活を進められることが大きな利点であり、このような企業は今後も増えていくことが予想されます。

冬の就活では、このような企業に注目するのも良いでしょう。

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就活を冬から始めて内定を勝ち取るための5つのポイント

就活を冬から始めて内定を勝ち取るための5つのポイント

就活を冬から始めても内定を取るためには、以下の5つのポイントを抑えることが重要です。

  • 企業選びの基準を明確にする
  • 冬の就活でありがちな質問への回答を準備しておく
  • できるだけ多くエントリーする
  • 自己分析で自身の強みを深掘りする
  • 冬ならではの服装マナーを守る

これらのポイントをしっかり押さえて、冬の就活を効率的に進めましょう。

企業選びの基準を明確にする

冬の就活は、自身の価値観や将来のビジョンに基づいて、企業選びの基準を明確に定めることが大切です。なぜなら、冬は選考ペースが早いため、迷いなく効率的に就活を進める必要があるためです。

企業選びの基準を明確にするためのコツを、以下にまとめました。

  • 事業内容や企業方針が自身の価値観と合致しているか
  • 自分のスキルや能力を活かせる仕事内容であるか
  • ワークライフバランスが取れる働き方が可能か
  • 定着率が高く社員が職場に満足しているか

冬の就活だからこそ、働きたいと思う企業の条件をしっかり考え、それに合致する企業を選ぶことが大切です。自身が求める基準に沿った企業選びはモチベーションが維持しやすくなり、前向きな気持ちで就活に挑めます。焦って後悔することも防げるでしょう。

冬の就活でありがちな質問への回答を準備しておく

冬の就活では答え方次第で面接官の印象を大きく左右するため、事前に十分な準備をしておくことが大切です。答え方のコツを以下にまとめました。

質問例

答え方の例

冬に就活しているのはなぜか

春の就活では自己分析が不十分であったため採用には至りませんでしたが、学生時代のプロジェクト経験を振り返ることで、コミュニケーション能力やリーダーシップを取れる能力が自身の強みだと再認識しました。


面接や企業研究を重ねるうちに、自分の適性や価値観がより明確になったことで、御社の事業と自分の目標が合致していると確信できたため、応募いたしました。

春採用で弊社を受けることは考えたか

正直に申し上げますと、春採用の時点では御社の存在を詳しく知りませんでした。


しかし、就活を進める過程で御社を知り、事業内容や企業理念に強く惹かれてエントリーを決意いたしました。今は、以前よりも明確な志望度を持って、御社に貢献したいと考えています。

希望に添えない部署でも入社は可能か

はい、入社できます。確かに特定の部署や職種に強い関心を持っていますが、それ以上に御社の企業理念に共感しています。


どの部署であっても、御社の一員としてスキルを積み、貢献する所存です。

弊社でどれくらいの期間働きたいか

御社に入社した際には、ぜひ長く働きたいと考えています。長期的に働くことで、御社の事業や文化をより深く理解し、成長していきたいと考えています。

弊社からの内定が出たらどうするか

御社から内定をいただけましたら、就活はすぐに終了します。入社に向けてより良いスタートが切れるよう直ちに準備を始めます。


前もって学んでおいたほうがよいことがありましたら、ぜひ教えて頂きたいです。

冬の就活では、なるべく前向きな姿勢を示すことが大切です。就活から学んだことや改善点を具体的に述べつつ、自己分析能力と成長意欲をアピールしましょう。

できるだけ多くエントリーする

冬の就活で内定を勝ち取るためには、できるだけ多くの企業にエントリーすることが大切です。これには、以下の2つの理由があります。

  • 他の選択肢があることで、就職浪人になるリスクを減らせる
  • 面接経験を積むことで、自信がつく

ここで大切なのは、むやみやたらにエントリー数を増やせば良いわけではないということです。適当に選んでしまうと、志望動機が明確になりづらくなります。面接で具体的な回答ができなければ、面接ではマイナスイメージを与えてしまうでしょう。

エントリー数をどう増やすべきかわからない人は、業界や企業選びの幅を広げてみるのがおすすめです。業界や業種に対するこだわりを手放すことで、思わぬ適性や興味を発見できるかもしれません。

P-CHAN就活エージェントなら、豊富な業種や業界から自身に合った企業を探せます。自分に適した企業が見つからない人はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

企業選びの基準を明確にする

自己分析により自身の強みを深堀することで、ESや面接でのアプローチに説得力を持たせられます。そのうえで自分の強みが企業といかにマッチするかを上手くアピールできれば、求人数が限られる冬の就活でも採用してもらいやすくなるでしょう。

また、自身の強みがわかれば、志望動機に具体性を持たせることができます。例えば海外に拠点を持つ企業へエントリーする場合「御社のグローバルな戦略に共感します」という一般的な志望動機では、面接官の心になかなか響きません。

「ボランティア活動で培った異文化コミュニケーション能力を活かし、御社の市場開拓に貢献したい」と、自身の経験や強みを具体的に示すことで、自身の熱意がよりまっすぐ面接官に伝わります。

短期決戦となる冬の就活だからこそ、自己分析を徹底して就活に挑みましょう。

冬ならではの服装マナーを守る

冬の就活ではコートなどの防寒着が必要な時期に面接を受けるため、冬ならではの服装マナーに注意しましょう。就活の場では、服装のマナーも採用の可否を決めるポイントとなるためです。

冬の季節に必須となるコートのおすすめカラーは以下の4つです。

  • ブラック
  • ネイビー
  • グレー
  • ベージュ

また、ダッフルコートやダウンジャケットはカジュアル要素が強いため就活の場には向いていません。以下のようなシンプルなものを選びましょう。

  • トレンチコート
  • ステンカラーコート
  • チェスターコート

コートを脱ぐタイミングは面接会場の建物に入る前です。面接時はたたんで鞄の上に置きましょう。

さらに、スーツの下にセーターを着用するのは、色味に関わらずカジュアルさが協調される原因になります。薄手のヒートテック素材のインナーなどで、寒さ対策を行いましょう。

就活を冬から始めるときの5つの注意点

就活を冬から始めるときの5つの注意点

就活を冬から始めるときは、以下の5つの点に注意しましょう。

  • 見極めが甘いとミスマッチにつながりやすい
  • ブラック企業が紛れている可能性がある
  • ライバルとなる就活生のレベルが高い
  • ネガティブな印象を持たれる可能性がある
  • 選考スケジュールが変わりやすい

冬の就活は、通常のシーズンとは異なる特徴があります。これらに適切に対応できれば、大きなチャンスをつかめるでしょう。

見極めが甘いとミスマッチにつながりやすい

冬の就活は、見極めが甘いとミスマッチにつながりやすい注意点があります。なぜなら、企業、就活生ともに採用プロセスを早く完了させたい焦りから、十分な相互理解なしに決断を下してしまう傾向があるためです。

スムーズに冬の就活を進めるためには社風や具体的な仕事内容などを十分に理解し、自身の価値観や性格と企業文化が合致しているかを慎重に見極めることが大切です。

ブラック企業が紛れている可能性がある

冬に採用を行う企業の中には、内定が決まらず焦っている就活生の不安に付け込み、戦略的に使い捨ての若手社員を集めようとするブラック企業が紛れている可能性があります。

労働環境や経営方針に問題があるブラック企業は、離職率が高かったり社員の平均年齢が若かったりする特徴があります。エントリーする際は、これらの特徴に当てはまっていないかを確認しましょう。

冬の就活に挑む際は、疑問点はしっかりと質問して、少しでも違和感を感じるようであれば辞退したほうが無難です。最後のチャンスだからと焦らずに、理想の就職先を見極めましょう。

ライバルとなる就活生のレベルが高い

冬に就活を行う学生の中には以下のようなレベルの高い就活生も多く、強力なライバルとなります。

  • すでに他社から内定を獲得しているが、より理想に合う企業を探している人
  • 公務員試験を経て民間企業に方向転換した人

このようにレベルが高い人たちが含まれているため、冬の就活は難易度が高いと考えるべきでしょう。さらに、冬採用を行う企業は欠員補充が目的の場合も多く、春採用よりも募集人数が限られています。

優秀なライバルたちを抑えて貴重な採用枠を勝ち取るためには、他の就活生との違いを明確にし、自分ならではの価値を企業に示すことが大切です。

ネガティブな印象を持たれる可能性がある

冬の就活では、面接官からネガティブな印象を持たれる可能性があります。なぜなら「冬まで就活が決まらない学生には何か問題があるのではないか」という先入観を企業が抱いてしまうからです。

しかし、ネガティブな第一印象を払拭するだけの適切な対応ができれば、ライバルたちに差をつけるチャンスともなります。今のうちから対策を練っておき、企業が納得できるような答えを準備しておきましょう。

例えば「より自身に合った企業を慎重に選んでいた」「自己の適性をより深く理解しようとしていた」と具体的に説明できれば、熱心で慎重な学生だと前向きな印象を与えられるかもしれません。

自身の経験と成長を効果的に伝えて、冬就活を成功させましょう。

選考スケジュールが変わりやすい

冬就活は選考スケジュールが変わりやすい点にも注意しましょう。なぜなら、冬採用は多くの企業にとって臨時的な意味合いが強く、急な需要や状況の変化が生じ得るためです。

よくあるのが、企業側で予定していた採用枠を満たす人数が集まったために募集を締め切るケースです。「エントリーしようか悩んでいる間に募集が終わってしまった」という後悔を避けるためには、迅速な行動が求められます。

一方で、思うように人数が集まらず採用期間を延長する企業も存在します。諦めていた企業が急に採用を再開する可能性もあるため、企業の公式サイトやSNSなどで常に最新の情報にアンテナを張り巡らせることが大切です。

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冬の就活は丁寧な自己分析が成功へつながる

冬の就活は丁寧な自己分析が成功へつながる

冬の就活は、春採用に比べて求人数が少なく、短期間で結果が出やすいのが特徴です。就活するうえで注意すべき点は、就活機関が短いことで焦りによるミスマッチのリスクが高いことと、企業の採用スケジュールが変わりやすいことです。

短期決戦となる冬の就活こそ、丁寧な自己分析が大切です。自身の価値観や目標が明確になれば、志望動機をより説得力のある形で伝えられます。さらに、明確な企業選びの基準を持ち、効果的にアピールができるよう事前に準備しておくことで、内定獲得への道が開けるでしょう。

自己分析や企業選びの方法に悩んだら、P-CHAN就活エージェントの活用をおすすめします。

P-CHAN就活エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが就活生一人ひとりの悩みに寄り添い、就活成功までの道のりをサポートします。アドバイスを味方に、冬からの就活で理想のキャリアを手に入れましょう。

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この記事の監修者

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