留学すると就職で有利になる?留学のメリット・デメリットを解説

留学すると就職で有利になる?留学のメリット・デメリットを解説

留学は、日本にいるだけではできない経験ができる良い機会です。留学を考えている人の中には、「留学すると就職で有利になる」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、留学すると就職で有利になるのか、メリット・デメリットや留学の種類を踏まえて解説します。また、留学経験が就職で有利に働くようにするために心がけるべきことについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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留学経験は就職で有利になる?

留学経験は就職で有利になる?

留学は就職において有利に働くことも多いですが、中には不利になってしまう場合もあります。と言うのも、留学経験そのものが就職において評価されるわけではないからです。

留学で就職を有利に進めるには留学中に行ったことや得た学びが重要であり、そのために押さえておくべきポイントや注意点が多くあります。留学によって就活を有利に進めたいのであれば、しっかり目的意識を持って留学することが大切です。

就職における留学のメリット

就職における留学のメリット

就職において、留学には下記のようなメリットがあります。それぞれどのようなメリットか、メリットになる理由について詳しく解説します。

  • アピールポイントが増える
  • 就職の幅が広がる
  • 価値観が広がる

アピールポイントが増える

留学経験があると、他の就活生と比べてアピールできるポイントが増えます。アピールできるポイントの代表例として、下記のようなものがあります。それぞれのアピールポイントについて、詳しくみていきましょう。

  • 語学力
  • コミュニケーション能力
  • 行動力

語学力

留学経験があることで、アピールしやすいのは語学力です。習得したい言語が使われている現地で生活するのは、外国語を習得するための1つの方法であるからです。普段からその言語しか使われていない環境に身を置くことで、日々学びを得られます。

近年、海外展開を狙う日本の企業は多く、グローバル人材の確保に積極的です。語学力がある人材は評価されやすいため、留学経験は語学力のアピールにつながるでしょう。

コミュニケーション能力

留学では、現地の住居や大学などで多くの人とコミュニケーションを取ることになります。日本だけではなく留学先の現地の人々とコミュニケーションを取ることで、コミュニケーション能力を培えるでしょう。

海外の人ともコミュニケーションを取れるということは、就職においても大きなアドバンテージです。職場には自分と価値観が違う人ばかりであり、仕事を進める上でコミュニケーション能力は不可欠であるからです。

さまざまな価値観を持つ人と交流できる留学を経験していると、コミュニケーション能力をアピールしやすいです。

行動力

留学をしたという経験は、自分がやりたいと思ったことをすぐに実践できる行動力があるということもアピールできます。

生まれ育った国以外で生活するという選択は、向上心があったとしても難しいことです。「外国語を学びたいけれど、勉強は日本にいてもできるだろう」と考えて、留学という選択ができる人はなかなかいません。

行動力は、社会人に求められる要素です。仕事をする上で、自ら考えたことを実行に移していく姿勢が求められます。行動力があれば、多くの仕事を経験するチャンスを得られるでしょう。

会社から見ても、自ら行動して能動的に学べる人材は貴重です。そのために、留学という選択をとれる行動力は就職においてアピールポイントの1つになります。

就職の幅が広がる

日本の大学を卒業すると、多くの人は日本国内の企業に就職します。外資系の企業に就職する人も、日本法人で働く人がほとんどでしょう。

留学を経験していると、海外で生活することに抵抗がなくなるため、日本にある企業以外への就職が選択肢に入るようになります。例えば、留学していた国の現地企業や日系企業などが候補に挙がります。

就職の幅が広がることで、その分内定をもらえる可能性も高くなりやすいです。選べる仕事や条件の幅も広がるため、キャリアの形成においてもメリットがあります。

価値観が広がる

日本以外の国で生活することで、その国の人々の価値観を知ることができます。留学して多くの価値観に触れることで、自分の考えや価値観も広がり多角的に物事を考えられるようになるでしょう。

「自分はこのままで良いのだろうか」「本当にやりたいことはなんだろう」という思いから、企業選びにも変化がでます。価値観が広がり、新たな視点から発想や分析ができるようになります。

また、社会人として企業で働く際にも価値観が広いというのは大きなアドバンテージです。企業としても価値観が広い人材は貴重であり、就職において他の就活生と差をつけられるポイントでしょう。

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就職における留学のデメリット

就職における留学のデメリット

就職において、留学には下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。それぞれどのようなデメリットか、なぜデメリットになるのかについて解説します。

  • 学びのない留学は評価されにくい
  • 就職活動の時間を確保しにくくなる
  • 就職活動の時期がずれる

学びのない留学は評価されにくい

留学は、その経験だけでは評価されにくいです。就職活動では「留学した」という事実ではなく「留学したことで得た学び」が重要視されるため、留学したというだけではアピールにならない可能性があります。

留学してどのようなことに取り組んだのか、その結果はどうだったのか、社会人になってその経験をどう活かせるかなどの質問に回答できなければ、留学という経験を就職で活かすことは難しいでしょう。

ただ留学したという経験だけではなく、留学を通して学びを得ることが重要です。

就職活動の時間を確保しにくくなる

留学する時期によっては就職活動と時期が重なってしまい、就職活動の時間を確保しにくくなるというデメリットがあります。就職活動では、自己分析や企業選び、企業研究、選考対策など行うべきことがたくさんあります。

留学によって時間を確保できなければ、就職活動に支障をきたす可能性があるでしょう。事前に、就職活動がいつ頃から始まるのか、自分はどのタイミングで就職活動を行うのかを決めておく必要があります。

志望する企業によっては、留学先でもインターンや企業説明会などに参加することは可能です。企業がどのような採用活動を行っているのかについても、詳しく調べておきましょう。

就職活動の時期がずれる

ひとえに留学と言っても、その目的や期間によって複数の種類があります。短期の留学であれば、夏休みなどのまとまった休暇期間で行くこともできるでしょう。

しかし、長期の留学ともなれば大学を休学しなければならない場合もあります。休学して留学した場合は、単位が足りずに卒業時期がずれてしまうため注意が必要です。

就職活動の時期がずれてしまうと、友人と進捗の確認や相談などができなくなってしまい、モチベーションが低下する恐れがあります。また、志望する企業にエントリーできない可能性もあるでしょう。

就活で失敗しないために留学中に心がけるべきこと

就活で失敗しないために留学中に心がけるべきこと

ただ留学したという経験だけでは、就職において評価されない可能性があります。ここでは、留学で就職に失敗しないためにも、留学中に心がけるべきことを4つご紹介します。

  • 留学の目的をしっかり決める
  • 留学だからこそ経験できることに挑戦する
  • 留学前後でTOEICなどの試験を受ける
  • 留学前よりも成長した部分を把握する

留学の目的をしっかり決める

就職活動では、留学したという経験ではなく留学したことでどのような学びを得たのかが評価されます。そのため、しっかりと目的を決めて留学に臨むことが大切です。

留学の目的を決めていないと、留学の雰囲気に流されて特に学びがないまま留学期間だけが過ぎてしまいます。学びを得られていないと、せっかく留学したのに就職で評価されません。

面接では、何のために留学したのか、何を学んだのかなどを質問されます。その質問にしっかりと回答できるように、留学に目的を持って臨む必要があります。

留学だからこそ経験できることに挑戦する

留学で学びを得るのはもちろんのこと、その学びが「留学だからこそ経験できること」であることも重要です。留学経験で学んだことが日本でもできることだけだった場合、企業の採用担当者は「留学じゃなくても学べたのではないか」と疑問に思う可能性があります。

例えば、語学力はスクールや個人レッスンなどを通じて日本国内でも学ぶことは可能です。一方で、留学先の生活や文化は、実際に現地で暮らしてみないとわからないでしょう。

目的が言語習得であるということは問題ありませんが、それだけではなく留学だからこそ経験できることにも挑戦しましょう。

留学前後でTOEICなどの試験を受ける

留学の成果として語学力の向上をアピールする場合、どの程度語学力が向上したのかを客観的に証明することが難しいです。語学力の向上を客観的にアピールする方法として、TOEICなどの英語に関する検定を受ける方法があります。

TOEICなど多くの企業で広く認められている試験の結果であれば、企業側は客観的に就活生にどの程度の語学力があるかを判断できます。

ただ語学力をアピールするのであれば、留学後の試験結果だけでも良いかもしれません。しかし、留学の成果としてアピールする場合は、留学前に1度試験を受けておきましょう。

留学前よりも成長した部分を把握する

TOEICなどの客観的に評価できる成果だけではなく、自分の考え方や価値観、人間性などの内面部分の成長についても把握しておきましょう。留学は、勉強以外でもさまざまな学びを得られる貴重な機会です。

留学を通じて成長したことは、留学だからこその学びにも関係します。自分が留学前よりも成長したことを分析することで、新たな長所や強みの発見につながるでしょう。

企業の採用担当者は、就活生に成長する力があるのかを判断します。留学中の出来事やそれによって成長したことを面接で説明することで、成長する力のアピールにもつながります。

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留学の種類

留学の種類

ひとえに留学といっても、下記のように多くの種類があります。そのため、自分の目的に合った留学を選択することが重要です。それぞれの留学の特徴について、詳しく見ていきましょう。

  • 交換留学
  • 語学留学
  • 休学留学
  • ダブルディグリー留学
  • 海外インターンシップ
  • 海外ボランティア

交換留学

交換留学とは、日本の大学と交換協定を結んでいる現地の大学へ留学することです。交換留学の枠は少なく、語学力や学力など選考のレベルが高いです。

交換留学では、日本の大学の学費は納入しますが、留学先の学費は免除されます。また、留学先で取得した単位が日本の大学の単位として認められるため、4年間で大学の卒業が可能です。

語学留学

語学留学は、その名の通り語学力を身につけることを主な目的とした留学です。大学のプログラムに組み込まれていることもあり、個人の英語力に合わせてコースやレベルを選べます。語学留学には、夏季休暇などの長期休暇を利用した短期留学と中長期留学があります。

休学留学

休学留学は、日本の大学を休学して行う留学です。大学のプログラムとは関係なく留学を行うため、自ら留学先を選べるなど自由度が高い留学です。

一方で、留学先での単位は日本の大学では認められません。休学する必要があるため、長期で留学する場合は4年間で大学を卒業できないというデメリットもあります。

ダブルディグリー留学

ダブルディグリー留学とは、日本の大学と留学先の大学両方の単位を同時に取得できる留学です。ダブルディグリー留学では、4年間で日本と留学先の2つの大学で単位を得られるという大きなメリットがあります。

一方で、語学力・学力共に非常に高いレベルを求められます。また、基本的に留学先や大学を自由に決めることはできません。

海外インターンシップ

海外インターンシップは、留学先の日系企業や現地の企業のインターンシップに参加できる留学です。留学先の生活を経験しながら、職業体験も行えます。留学経験と同時に社会経験も積めるという点では、就活の場でアピールできるでしょう。

海外ボランティア

海外ボランティアは、海外でボランティア活動を行い、社会貢献活動に参加する留学です。海外ボランティアは語学力を身につけることが目的の留学ではありませんが、ボランティアを通じてより深く現地の生活や文化を学べます。

留学しながら就活を成功させるポイント

留学しながら就活を成功させるポイント

留学しながら就職活動を成功させるため、下記のポイントを押さえておくと良いでしょう。それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

  • 就職活動を計画的に進める
  • グローバル展開をする企業を狙う
  • オンラインで就職活動を行う

就活を計画的に進める

留学する際は、就活を計画的に進めることが大切です。留学すると、就活の時間を確保できなかったり就活の時期がずれてしまったりする可能性があります。場合によっては、留学と並行して就活を行う必要も出てくるでしょう。

志望する企業のエントリー時期が過ぎてしまったといったようなミスがないように、早め早めに就活の計画を立てて準備を進めなければなりません。まずは、政府が定める就活スケジュールを把握したうえで、志望する企業の採用スケジュールを確認しましょう。

グローバル展開をする企業を狙う

グローバル展開をしている企業は、留学経験が歓迎されやすい傾向にあります。そのような企業を選ぶことで、就活を有利に進めることができるでしょう。

人気がある留学先では、グローバル展開している企業が現地で企業説明会などの就活イベントやインターンを開催していることもあります。留学しながら就活を進めることができるため、グローバル展開をする企業を狙えば就活をスムーズに進められるでしょう。

オンラインで就活を行う

日本の企業であっても、オンラインで企業説明会やインターンシップを行うこともあるため、留学先から就活を行うことも可能です。特にグローバル展開を狙う企業は、オンラインでの説明会やバーチャルイベントなどを行う傾向にあります。

留学先から就活を行う方法は企業によって異なるため、志望する企業の採用ページなどを確認しましょう。

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留学経験は就職に有利になることもある!留学する際は目的を明確にしよう

留学経験は就職に有利になることもある!留学する際は目的を明確にしよう

留学経験は、就職に有利になる要素の1つです。留学経験があることで、語学力やコミュニケーション能力などをアピールできるでしょう。

ただし、留学しただけでは企業から評価されない可能性があります。しっかりと目標を持ち、留学でしか経験できないことに挑戦しましょう。

留学することで、就活の時間を確保できなかったり時期がずれたりするなどのデメリットもあります。事前に就活のスケジュールを立てて、オンライン説明会などを活用しながら就活を進めましょう。

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