介護士に転職した人の口コミを紹介！活用方法や注意点も解説

介護職への転職を検討しているものの、「介護職に興味はあるけど、実際の雰囲気はどんな感じなんだろう？」「自分に合う転職先が見つかるかな」という不安をお持ちの人も多いでしょう。そんなときに役立つのが、実際に介護職へ転職した人の口コミです。

口コミは現場の実情を把握するのに役立ちます。特定の企業や職場に関する口コミであれば、求人票からは分からない人間関係や雰囲気なども読み取れるでしょう。

しかし、口コミの中には信ぴょう性に欠けるものや古い情報が混じっている場合もあるため、参考にする際には注意が必要です。

この記事では、介護職へ転職した人の口コミを紹介するとともに、口コミを見る際の注意点、有効な活用方法を解説します。

なお、より詳しく企業に関する情報を得たい場合には、専門的なサービスを活用するのもひとつの方法です。介護職への転職を検討している人には、P-CHAN介護転職の利用がおすすめです。

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介護士に転職した人のポジティブな口コミ

介護職への転職について、インターネット上では次のようなポジティブな口コミが見られます。

• 自分の成長を感じられる
• 明確な目標ができる
• やりがいや楽しさもある
• 職場環境が良い

実際の口コミを見ていきましょう。

自分の成長を感じられる

未経験で介護職に転職したけど、最初の1年はできないことだらけ、要領も悪く怒られっぱなしの日々だった。 向いてないのかなー、なんて思ってたけどなんだかんだでもうすぐ5年。 今は教える立場になって、怒られた日々が役に立ってる。 あの日々は無駄じゃなかったって数年経ってわかるものです。

太助@5年目介護士 (@kaigoshitasuke)November 19, 2024

入職直後はわからないことが多く、「自分には介護職は向いていないのではないか」と感じるかもしれません。しかし、毎日コツコツと経験を積むことで、いつの間にか自分が成長し、一回り大きくなったと実感できることがあるようです。

転職したての頃の失敗や叱責も、長期的には後輩指導や業務改善に活かせる貴重な経験と言えるでしょう。

明確な目標ができる

仕事が決まりました。 新設のグループホームの管理者です。 来月から既存のホームで管理者の業務を覚えます。 大変だけど、頑張ります。٩(^‿^)۶

美空@レクが好きな介護福祉士(@PQg1SfCRvjazsp4)July 7, 2022

介護職は、未経験や無資格からでも始められますが、資格を取得するにつれ、より専門的な知識やスキルを身につけられます。資格取得は、日々の目標になるだけでなくキャリアアップや給与アップなどにもつながるメリットがあります。

資格取得に向けて学習したり、新しいポジションでの業務を覚えたりすることで、目標を持って充実した業務を行えるでしょう。

やりがいや楽しさもある

介護の仕事ってやってる時は辞めたくなるのに、いざ長期休暇とかで少し離れるとまたやりたくなるの本当不思議。 わかる人います？😆

くどう【自宅介護•訪問介護の人】📹 (@KudoYuuuki)October 19, 2023

この口コミからは、介護職は大変さとやりがいの両方を感じる仕事であることがわかります。実際に業務をしている間は、身体的・精神的な負担から「辞めたい」と思うことがある一方で、仕事から離れると再び「やりたい」と感じるほどの魅力ややりがいがあるようです。

職場環境が良い

ウチの法人は勤続年数が長い人がとても多い。 20年選手、30年選手もいます。 新人さんと話す時「特に辞める理由もないから、長く務める人多いんですよね」って言いますが、これって実は結構大切では、と最近思うようになりました。 大事ですね、こういうのって。 #介護

働く介護職員（特養勤務） (@1HUg98COJh5HeNt)November 3, 2023

待遇や労働環境など、従業員が不満を感じる要素が少ない環境かどうかは、転職するうえで重要なポイントです。

介護職は離職率が高い傾向がありますが、長期間働いているスタッフが多数在籍している事業所も存在することから、希望を持って転職活動ができるでしょう。

介護士に転職した人のネガティブな口コミ

介護職へ転職した人の中には、次のようなネガティブな口コミを投稿している人も見られます。

• 本当にやりたい仕事ではなかった
• 理不尽な扱いをされた
• 職場環境が良好でなかった

実際の口コミを見ていきましょう。

本当にやりたい仕事ではなかった

もういい歳で人生残りわずか、転職してもいいとこになんて務められないし資格もない。 若い時に勉強しとけばよかったと後悔。 そして介護職なんてつくんじゃなかった、看護師かリハビリ職、検査技師とか目指せばよかった。 それか地元出て本当にやりたかった事やればよかったわ。

ほろび (@Horobiyuku_666)August 14, 2023【年月日】

後悔が残るケースとして、知識やスキル、家庭環境などの問題で転職先の選択肢が介護職しかなかった場合が挙げられます。

また、現状に納得できないと「キャリア選択を間違えてしまった」と感じ自己評価が低くなる可能性があります。嫌々働いている状況ではやりがいを持てず、働き続けるモチベーションを保つことも難しいでしょう。

理不尽な扱いをされた

殴られる→認知症だから仕方ないで済まされる→退職する これもまた辞める王道パターンよね。 これによりさらに業界のイメージも悪化する。 人から理解を得られない要因のひとつ。

りゅう(@kaigoshi_smile)January 16, 2025

利用者ファーストの考えのもと、利用者から理不尽な扱いをされてもスタッフの責任とされ、退職に追い込まれるケースがあるようです。

こういった一連の流れは「介護業界は危険」「職員が守られない」という業界全体の悪いイメージを形成する、一つの理由でもあるでしょう。

職場環境が良好でなかった

昔、新人介護士に対してガミガミ怒る人に、「どうしてそんなにキツくするんですか？」って聞いたら、「伸びてほしいから」って答えてたけど、伸びるどころか萎縮して縮む。新人でストレス解消してるだけ。新人に対してイキり倒す先輩に良い人なんかいない。（断言）

ハレくん | 介護職員の戦闘力が上がるブログ (@harekunoku)February 13, 2019

先輩介護士からの厳しい態度や言葉に気を病んでしまい、「転職するんじゃなかった」と後悔する人も多いようです。特に先輩の言動が単なるストレス発散だと感じるようなケースでは、より大きなストレスを感じ、転職を後悔しやすいでしょう。

介護士への転職で口コミを活用するメリット

介護職への転職を検討する際に、口コミを参考にするメリットについて解説します。

• 多様な情報を集められる
• 現場の実態を把握するのに役立つ
• ES作成や面接時の参考になる

口コミを上手に活用できるよう、一つずつ確認していきましょう。

多様な情報を集められる

口コミを活用することで、求人票や企業HPだけでは分からない多様な情報を集められます。実際にその職場で働いた人の声には、公式情報には載らないリアルな職場環境や人間関係、働きやすさが反映されているからです。

近年はインターネット上に多くの口コミが寄せられており、誰でも手軽に情報収集ができる環境が整っています。さらに複数の口コミを比較・分析すれば、職場の良い面と悪い面を客観的に捉え、自分に合った職場かどうかを見極めやすくなります。

現場の実態を把握するのに役立つ

口コミは、実際に介護職で働いている人たちの実態を知るうえで役立ちます。求人票では把握が難しい人間関係や職場の雰囲気、教育体制といったリアルな情報を得られるのも口コミの大きなメリットです。

例えば求人票では「残業なし」「急な休みにも対応可能」とあったものの、「毎日1時間は残業している」「急用があっても休みづらい」という口コミが見られるケースもあります。

求人票どおりの待遇かどうかを知るためには、口コミも参考にしてみると良いでしょう。

ES作成や面接時の参考になる

口コミは転職する際のエントリーシート（ES）作成や面接時にも役立ちます。口コミを通じて実際の仕事内容や職場環境を知ることで、ES作成時の志望動機や自己PRに具体性を持たせることが可能です。

例えば、転職希望先の事業所について「スタッフ間のチームワークを大切にしている」といった口コミがあったとします。その場合、「チームの一員として、仲間と支え合いながら目標に向かうことに喜びを感じます。」などのアピールができるというイメージです。

また、面接で「なぜ介護職を志望したのか」と聞かれた際も、現場の実情に基づいた回答ができるため、説得力が高まります。ESの作成に悩んだり面接に不安を感じたりしているときは、口コミを参考にすると良いでしょう。

介護士への転職時に口コミを参考にする際の注意点

介護職の転職に関する口コミを見る際には、以下4つの点に注意しましょう。

• 信ぴょう性に欠ける口コミがある
• 主観的な口コミがある
• 古い情報が残っていることがある
• 極端に偏った口コミがある

各注意点について詳しく解説していくので、転職活動の参考に口コミを利用する人は確認しておきましょう。

信ぴょう性に欠ける口コミがある

口コミの中には、事実とは異なるものが含まれていることがあります。実際には働いていない人が書き込んでいたり、嫌がらせで嘘を書かれていたりする可能性もゼロではないためです。

例えば、現在不満を持っている職員やすでに退職した職員から、低評価に偏った主観的な口コミが投稿される場合があります。一方で高評価に偏った口コミが多い場合は、経営サイドが印象操作を行っている可能性も否定できません。

主観的な口コミがある

口コミには主観が含まれる傾向があることを常に頭に入れておきましょう。口コミは投稿者の個人的な経験や主観に基づくため、情報に偏りが生じる可能性があります。

例えば毎日30分の残業がある職場の場合、30分を長いと思う人もいれば、許容範囲内の人もいるでしょう。同様に職場の人間関係についても、アットホームな雰囲気が好きな人と、ビジネスライクな関係を望む人では感じ方が異なります。

圧倒的に低評価の口コミが多い場合は注意が必要ですが、一部の否定的な意見については、個人の感想程度に捉えておくと良いでしょう。

古い情報が残っていることがある

ネット上には何年も前に書かれた口コミが残っているケースがあり、現状とは一致しない可能性があります。投稿日からある程度の期間が経過している場合、事業所内の制度や業務形態が最新情報とは異なる場合があるためです。

例えば「人間関係が悪い」という口コミがある事業所でも、組織変更や人事異動などにより、すでに問題が解決している可能性があります。最新の口コミで高評価が増えていれば、職場環境が改善している可能性は高いでしょう。

このように口コミを参考にする場合は、投稿日時や更新日時を確認し、古い情報に左右されないことが大切です。

介護転職で口コミを有効活用するためのポイント

介護転職についての口コミを参考にする場合は、次のポイントを踏まえることをおすすめします。

• 書いた人の立場を確認する
• 複数の口コミを比較して総合的に判断する
• 口コミはあくまで参考にとどめておく

書いた人の立場を確認する

口コミを参考にする際には、書いた人がどのような立場で発言したものなのかを確認しましょう。事業所内の立ち位置によって、同じ事実でも感じ方が異なるためです。

例えば人間関係に関する内容の場合、管理者側は「スタッフ同士が仲良く雰囲気が良い」と評価していても、現場スタッフは「仲が良すぎて仕事とプライベートの線引きがしづらい」と感じることがあります。

また、所属部署や職種によっても口コミが異なることがあります。事務担当者は「残業がほとんどなく定時で帰れる」と感じても、現場の介護士は「シフトによって残業が多い」と感じているケースもあるかもしれません。

口コミサイトの多くは、配属部署や勤務年数、年収などの簡単なプロフィールが掲載されているため、口コミ内容と併せて忘れずに確認しましょう。

複数の口コミサイトを比較して総合的に判断する

口コミはひとつだけでなく、複数のサイトを比較しながら参考にすることが大切です。サイトごとに投稿者の年齢層や立場、評価の基準が異なる場合があるためです。

例えば若手スタッフの口コミが多いサイトでは、教育体制や研修の手厚さといったポイントが目立ちやすい傾向があります。一方、ベテラン層の口コミが多いサイトではキャリアパスや待遇面に言及する意見が増える傾向があります。

また、多くの口コミを見比べることで、個人の主観や一部の体験に偏った情報に左右されにくくなるでしょう。高評価と低評価の内容や数を比較してみることで、実際にはどのような傾向があるのかを分析できるでしょう。

口コミサイトの中には特定の事業所を対象にしているものや、地域に特化しているものもあります。転職活動で口コミを活用する際には、情報が偏らないように複数のサイトを確認し、総合的に判断することが重要です。

口コミはあくまで参考にとどめておく

口コミ情報は鵜呑みにせず、参考程度に留めることも有効活用するためのポイントです。実体験に基づく口コミはリアルな情報を収集できる一方で、客観性に乏しいという側面もあるためです。

「この職場は人間関係に関する低評価が多いから注意しよう」というように、口コミ全体の傾向をチェックすると主観に左右されにくくなります。そのうえで、他の口コミサイトや転職サイトから裏付けを取ると、企業の実態をより正確に把握できるでしょう。

介護士の先輩たちの口コミを参考にして希望通りの転職を実現しよう

介護職への転職を検討する際には、実際に経験した人の口コミが参考になることがあります。しかし、全ての口コミが正しいわけではないため、信頼できる情報かどうかを確認しつつ取捨選択することが大切です。

口コミは上手に活用して、後悔のない転職活動に役立てましょう。

転職活動するにあたって口コミの情報だけでは不安な人や、より確かな情報が欲しい人には、P-CHAN介護転職の利用がおすすめです。P-CHAN介護転職は転職先の紹介だけでなく、転職にまつわる不安や悩みを解決するためのサポートも行っているのでぜひご相談ください。