転職時の年収交渉で失敗しないためには?成功しやすいタイミングやコツを紹介

公開日:2021年10月21日 更新日:2021年12月2日

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「転職で年収交渉をしても良いの?」という疑問を抱えていませんか。

年収交渉が上手くいけば、転職を機に収入アップができます。しかし、交渉があだとなって、採用自体が見送りになるリスクは避けたいところです。

そこでこの記事では、転職時の年収交渉について、以下のような事項を解説します。

  • 年収交渉はありなのか
  • 年収交渉が失敗しやすいパターンと成功しやすいパターン
  • 年収交渉前に確認しておくべきポイント

「年収交渉をしたいけど失敗したくない」という人は、ぜひ最後までご覧ください。

転職活動での年収交渉はあり?

結論から言うと、転職活動での年収交渉はありです。実際、転職活動で年収交渉をしている人は多いです。

スキルや経験を認めてもらえれば、企業側も年収交渉を受けて入れてくれます。

しかし、交渉の仕方や切り出すタイミングによっては、「お金のことしか考えていない」と面接官から思われるリスクがあります。

また、交渉したからといって、必ず年収が上がるとは限りません。年収交渉は、企業側に年収アップを検討してもらうきっかけを作ることに過ぎません。

年収交渉をする際は、与える印象や交渉決裂のリスクを考えた上で行動しましょう。

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転職活動時の年収交渉が失敗しやすいパターン

年収交渉が失敗しやすいパターンとして、以下の2つがあります。

  • 一次面接のタイミングでいきなり年収希望を伝える
  • 未経験やスキルなしの状態で年収を交渉する

なぜこのパターンは失敗しやすいのか、それぞれ解説します。

一次面接のタイミングでいきなり年収希望を伝える

初対面となる一次面接で、年収交渉をするのはおすすめできません。

一次面接はまだ採用されるか分からない段階であり、年収交渉すると企業へ悪印象を与える可能性があるためです。

もし他にも採用候補者がいる場合、悪印象を与えた時点で採用自体が見送りになることもあるでしょう。

年収交渉のタイミングは他にもあるので、一次面接では面接官に良い印象を与えることを意識すべきです。

未経験やスキルなしの状態で年収を交渉する

未経験の業種やスキルをもっていない仕事の面接では、年収交渉は避けるのが無難です。

明確な理由や根拠もなく「年収を上げてほしい」と交渉されても、企業側は納得しづらいものです。

また、たとえ経験がある仕事の面接でも、交渉時に自信過剰な発言をするのは避けましょう。

「自分を過大評価している」と受け取られると、不採用の確率が上がってしまいます。

年収アップの根拠が提示できなかったり、自分の能力以上の年収を求めたりすると、交渉は難しいでしょう。

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転職活動時の年収交渉が成功しやすいパターン

年収交渉が失敗しやすいパターンがある一方で、以下のようなパターンは交渉が成功する可能性があります。

  • 「内定後」「承諾前」のタイミングで交渉する
  • 年収交渉のための根拠を用意する
  • 希望年収に幅をもたせる

年収交渉がOKになりやすいパターンを把握し、自身の交渉時に活かしてみてください。

「内定後」「承諾前」のタイミングで交渉する

内定をもらってから承諾する前は、年収交渉しやすいベストなタイミングです。

企業としてはあなたを採用したいと意思が固まっているため、納得できる交渉内容であれば応じてくれます。

交渉する際は、「入社したい意思はあるが、他社からも内定が出ており、他社の方がより高い年収を提示いただいているので迷っている」などと伝えてみるのもひとつの手です。

内定を承諾した後だと、雇用条件が上層部まですでに通っている可能性があります。

内定承諾後の年収交渉は難しくなるため、内定後から承諾前に交渉を検討しましょう。

年収交渉のための根拠を用意する

年収交渉のための材料があると、企業は納得感を得やすいです。

交渉材料としては、前職の給与や同年代・同スキルの人の年収水準などをもとにするのがおすすめです。

また、年収交渉に納得してもらえるだけの能力を自分がもっているか、資格やこれまでの経験を改めて見直してみましょう。

客観的な根拠や数字があると、企業が交渉に応じる可能性が出てきます。

希望年収に幅をもたせる

希望年収にある程度幅をもたせると、お互いに納得できる額の落としどころが見つかりやすいです。

最初は高めの額を提示し、安い額に譲歩していくと交渉が上手くいく可能性があります。

幅の持たせ方としては、希望年収を「最低限欲しい額」と「理想の額」で考えます。

最低限欲しい額は前職と同じ年収にし、理想の額は「前職の年収+20%」などに設定しましょう。

「絶対に○○円がよい」と頑固な交渉だと、お互いに不満が残る結果になりやすいです。

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転職活動で年収交渉をする前に確認しておきたいポイント3つ

年収交渉をスムーズに進めるためにも、事前に確認しておきたいポイントが3つあります。

  • 業界全体の年収相場
  • 他社の平均年収
  • 企業の口コミサイト

転職時の年収交渉にどのように役立つのか見ていきましょう。

業界全体の年収相場

転職予定の業界の年収水準は必ずチェックしましょう。

水準から大きく外れた額で交渉してしまうと、企業から「業界について理解していない」と思われる可能性があります。

業界の平均年収は、国税庁の「民間給与実態統計調査」などで確認できます。

希望する業種の同年代の平均年収を見て、交渉する際の参考にしてください。

他社の平均年収

同業他社の平均年収を調べ、転職を検討している企業の年収と比べてみましょう。

他社の平均年収と比べることで、提示された年収が高いか低いかをより客観的に判断できます。

もし他社より年収が低いのであれば、交渉材料として使うことも可能です。

企業の口コミサイト

口コミサイトで企業の年収実情を把握しておきましょう。地域や年代によって年収の水準は変わるため、実際に働いていた人による情報は参考になります。

ただし注意点として、口コミサイトは匿名で投稿できるため、全ての情報が正しいとは限りません。

口コミサイトの年収はあくまで目安として捉えましょう。

おすすめの口コミサイトについて知りたい方は「転職口コミサイトのおすすめ5選!口コミに騙されないための注意点も紹介!」も参考にしてみてください。

年収交渉が得意な転職エージェント

自分で年収交渉をするのが不安なら、代わりに転職エージェントへ交渉を依頼することも可能です。

転職エージェントはサービスの一部として、年収や待遇について交渉してくれます。

ここでは、交渉が得意な転職エージェント2社をご紹介します。

dodaエージェント

doda

出典:doda

名称dodaエージェント
求人の職種営業・企画・事務・IT・金融・医療など
公開求人数約100,000件
非公開求人非公開
対応エリア全国

※2021年9月時点

dodaエージェントは、幅広い求人をそろえた転職エージェントです。1人1人に担当のキャリアアドバイザーがつき、転職成功までを手厚くサポートしてくれます。

キャリアアドバイザーは面接対策から書類添削、企業との交渉まで行ってくれます。もし年収交渉をお願いしたい場合は、企業へ応募する段階など早めに伝えましょう。

dodaはこちら

dodaエージェントについて詳しく知りたい方は、「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

名称リクルートエージェント
求人の職種営業・企画・事務・IT・金融・医療など
公開求人数約110,000件
非公開求人約100,000件
対応エリア全国

※2021年9月時点

リクルートエージェントは、業界最大手の転職エージェントです。業界No.1の転職支援実績を誇り、転職するなら登録しておいて損はないサービスと言えます。

リクルートエージェントは各企業とのパイプが太いのが強みです。年収交渉にも企業とのパイプを活かしてくれるため、可能な限り交渉に尽力してくれます。

リクルートエージェントはこちら

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は、「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

転職活動時の年収交渉は慎重に

今回は、転職での年収交渉についてお伝えしました。

転職時に年収交渉をすること自体は問題ありませんが、企業に悪印象を与えたり、採用見送りになったりするリスクがあることも理解しましょう。

年収交渉に失敗するのを避けるには、しっかりと根拠を用意して交渉に臨むのがおすすめです。

不安な場合は、転職エージェントに代行してもらうことも検討してみましょう。

この記事の監修者

木川 雄策

木川 雄策

株式会社ピーアール・デイリー 人材紹介事業部 次長
1998年入社、求人広告・人材紹介事業と募集・採用に携わり入社24年目。
累計10,000人以上の採用・転職に貢献。
メンタルヘルス検定合格 認証番号090720001611