大林組の平均年収や給料は？新卒の初任給も公開！ボーナスや退職金は？

ゼネコンへの就職・転職を検討するうえで、大林組で働きたいと考える人は多いでしょう。業界の中でも大手企業に該当するため、年収面が気になる人も多いはずです。

本記事では大林組の平均年収を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、大林組への転職を目指すなら「リクルートエージェント」の活用がおすすめです。業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しているため、転職成功率のアップが期待できます。

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大林組の会社概要

大林組は、建築業界のゼネコンに位置付けられる企業です。

ゼネコンとは「general contractor」の略語で、総合請負業と訳せます。建築工事の元請け企業に該当し、工事の受注から施工管理、引き渡し後の維持管理まで担うのが特徴です。

「大林組」という社名は、創業者の大林芳五郎の名前に由来します。

出典：株式会社大林組「会社概要」

大林組の平均年収｜新卒の給料・給与も調査

平均年収

「2020年度 有価証券報告書」によると、大林組の平均年収は1,032万円です。

一方、国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」では、民間企業における正規雇用者の平均年収は約496万円と公表されました。大林組の平均年収はこの2倍以上に相当することから、大林組は高年収企業と言えます。

新卒の初任給

大林組の採用区分は、全国型と拠点型に分かれています。公式ホームページの「採用情報」によると、2021年4月の実績における新卒の初任給は以下のとおりです。

全国型

拠点型

同じ卒業区分でも、全国型の方が拠点型より初任給が高くなっています。全国型は全国各地への転勤があることから、基本給が高く設定されていると考えられます。

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大林組の年収推移｜年商推移と併せてチェック

大林組の過去5年間における年収推移は以下のとおりです。

2016年度から2019年度にかけて平均年収は上昇していたものの、2020年度は下落しました。

大林組の平均年収は、業績に連動している傾向にあります。2020年度の平均年収が下がったのは、新型コロナウイルス流行の影響を受けていると考えられます。

しかし、依然として平均年収は1,000万円を超えているので、日本の民間企業に比べて高年収が期待できるのは間違いありません。

※1 出典：株式会社大林組「2016年度 有価証券報告書」
※2 出典：株式会社大林組「2017年度 有価証券報告書」
※3 出典：株式会社大林組「2018年度 有価証券報告書」
※4 出典：株式会社大林組「2019年度 有価証券報告書」
※5 出典：株式会社大林組「2020年度 有価証券報告書」

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大林組のボーナスや退職金はいくら？

大林組では、ボーナスや退職金が支給されます。支給額や対象社員を把握しておきましょう。

ボーナス

ボーナスは7月と12月の年2回、全社員に支給されます。業績や評価により額は異なるものの、1回のボーナスでおおむね基本給の1.5〜2ヶ月分もらえます。

退職金

大林組の退職金は公表されていません。ただし経団連が公表した「2021年9月度 退職金・年金に関する実態調査結果」によると、大卒で勤続年数38年の社員は平均2,400万円の退職金を受け取っています。

大林組は平均年収が1,000万円を超えていることから、退職金の額も民間企業の平均額より高くなると予想されます。

大林組と競合他社の年収比較

大林組と競合他社の平均年収を比較しました。

上記5つの企業は、ゼネコンの中でもスーパーゼネコンと呼ばれている企業です。スーパーゼネコンとは、全国に100社以上あるゼネコンのうち、売上高が1兆円を超えている企業を指します。

大林組の平均年収は、5社のうち2番目の高さです。

またスーパーゼネコンの平均年収は、少なからず年商も関係していると考えられます。実際、5社のうち年商が最も大きい鹿島建設は平均年収もトップです。

※1 出典：株式会社大林組「2020年度 有価証券報告書」
※2 出典：鹿島建設株式会社「2020年度 有価証券報告書」
※3 出典：株式会社竹中工務店「2020年度 有価証券報告書」
※4 出典：大成建設株式会社「2020年度 有価証券報告書」
※5 出典：清水建設株式会社「2020年度 有価証券報告書」

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大林組の仕事内容

大林組には、主に以下の8つの職種があります。

• 建築（生産・開発・研究）
• 建築（設計）
• 情報
• 土木
• 設備
• エンジニアリング
• 機電
• 事務

それぞれの職種の仕事内容を見ていきましょう。

建築（生産・開発・研究）

建築分野の生産・開発・研究は、施工管理や生産設計、生産技術などさまざまな業務を担います。工事の受注前段階の計画や、建築物竣工後の管理業務などにも携われるのが魅力です。

過去には、約49年ぶりに山手線の新駅として誕生した高輪ゲートウェイの建築を担った実績があります。近年では、すべての構造部材に木材を使った高層純木造耐火建築物の建築も行っています。

建築（設計）

建築分野の設計は、お客様のニーズを設計図書に反映します。丁寧なヒアリングが求められる仕事です。

また年齢に関わらず、若手社員でも挑戦しやすい環境が整っています。特に入社5年目までの実務職の場合、さまざまな経験ができるようなキャリアパスが用意されているため、スキルアップを目指せるでしょう。

情報

情報分野は以下3つの部門で構成されています。

縁の下の力持ち的な存在として、大林組を支えます。

土木

土木分野では、空港や鉄道、トンネル、高速道路、ダムなど社会インフラを整備するのがおもな仕事内容です。プロジェクトの規模が大きく、日本だけでなく海外の仕事も手がけます。

また入社1年目から管理職まで、年代に合わせた研修制度が整っているのが魅力です。各世代において必要なスキルを、その都度身につけられるでしょう。

設備

設備分野では、電気や排水、空調など、建物内部の機能に欠かせない設備の設計を担います。

30代の中堅社員になると、品質管理の知識やスキルアップを目指す設備「ものづくり研修」が行われます。スペシャリスト養成に力を入れており、世界に一つしかないものづくりが魅力的な仕事です。

エンジニアリング

エンジニアリングでは、スーパーゼネコンならではの総合力を活かし、以下4つの分野で専門性を発揮します。

• 生産施設
• 情報
• 環境施設
• 土壌環境

それぞれ専門性が高く、建築や電気、物理、化学など過去に学んだ知識を活かせる部門でもあります。

機電

機電では、建物の機械と電気設備において、以下4つの業務を担当します。

• 施工計画
• 施工管理
• 運用管理
• 技術開発

機械や電気設備が止まってしまうと、建築工事全体に影響を与えます。万が一トラブルが発生したときは、機電職員が迅速に原因を解明します。

事務

事務担当は、現場と会社の橋渡し的な役割を担当します。おもな業務は以下のとおりです。

影から大林組を支える、なくてはならない仕事です。

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大林組への転職を成功させるポイント

大林組への転職を成功させるポイントは、以下の3つです。

• 求める人物像を理解する
• 選考対策を徹底する
• 転職エージェントを利用する

求める人物像を理解する

大林組が求める人物像を理解しましょう。スキルレベルが高くても大林組が求めるものとマッチしていなければ、採用担当者から高評価は得られません。

とは言え、大林組はさまざまな部門で募集を実施しており、部門ごとに求める人物像は異なります。応募する部門に合わせて、いかに適切なアピールができるかがカギとなります。

求める人物像を理解するためにも、公式サイトの事業やソリューション/テクノロジーなどのページをチェックしておきましょう。

選考対策を徹底する

大林組への転職を成功させるには、選考対策は欠かせません。大林組は転職先として非常に人気であり、選考も厳しいと予想されるからです。

応募書類の志望動機は、他のゼネコンではなく大林組を選んだ理由を書くことが大切です。どの企業にでも当てはまる内容では評価してもらえません。

面接対策では、大林組に貢献できる場面を具体的に伝えられるように準備しましょう。自分を採用するメリットを伝えられれば、他の応募者と差別化できるはずです。

転職エージェントを利用する

大林組を目指すのであれば、転職エージェントを利用するのもおすすめです。

応募書類の作成や面接対策など、1人ですべての選考対策を行うのは大変です。働きながら転職活動を行っている場合は、選考対策にあてられる時間が限られます。

転職エージェントは書類添削や面接練習など、転職活動がスムーズに進むようサポートしてくれます。プロ目線でアドバイスを受ければ、採用担当者に正しくアピールできるでしょう。

大林組で働く上で自分の適正年収を知ろう

出典：doda

転職活動では、自分の適正年収を把握しておくことが大切です。適正年収は、転職後どの程度稼げるかの目安になります。

また、あらかじめ適正年収を把握しておくと、転職が成功するかどうかの判断基準にもなるでしょう。

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大林組など大手ゼネコンへの転職におすすめの転職エージェント3選

大林組など大手ゼネコンへの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。

• リクルートエージェント
• ビズリーチ
• JACリクルートメント

リクルートエージェント

出典：リクルートエージェント

※2022年6月時点

リクルートエージェントは、業界最大級の求人数を誇る転職エージェントです。数多くの転職支援実績を誇ります。

また、各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているのも特徴です。建築業界やゼネコンに詳しいキャリアアドバイザーからアドバイスを受ければ、大林組への転職成功率アップが期待できます。

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い？口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

ビズリーチ

出典：ビズリーチ

※2022年6月時点

ビズリーチは、ハイクラスの転職が期待できる転職エージェントです。登録するだけで、ヘッドハンターからのスカウトが届きます。

また、求人の1/3以上が年収1,000万円超えなのも特徴です。大林組など大手ゼネコンへの転職も目指せるため、実績に自信があるなら積極的に活用しましょう。

ビズリーチについて詳しく知りたい方は「ビズリーチの悪い評判は本当？口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析！」も読んでみてください。

JACリクルートメント

出典：JACリクルートメント

※2022年6月時点

JACリクルートメントは、オリコン顧客満足度調査4年連続No.1を獲得した転職エージェントです。ハイクラスやミドルクラスの転職に特化しています。

また、管理職や専門職向けの求人数が多数揃っているのも特徴です。大林組など大手ゼネコンへ転職できれば、年収アップが期待できます。

JACリクルートメントはこちら

JACリクルートメントについて詳しく知りたい方は「JACリクルートメントの評判は両極端？良い・悪い口コミやメリットデメリットを解説！」も読んでみてください。

大林組に転職してやりがいのある仕事を見つけよう

ここまで見てきたように、大林組の平均年収は1,032万円と、民間企業に比べて高年収が期待できます。年功序列で年収は高くなり、30代半ばで年収1,000万円を目指すことも不可能ではありません。

ただし、大林組は転職先として人気なので、競争率や転職難易度は高くなります。情報収集や選考対策を丁寧に行い、転職活動へ臨みましょう。

転職エージェントを活用して的確なアドバイスを受ければ、転職成功率が高まります。