営業職はきつい?辛い・しんどいと感じる理由とともに解説

営業職はきつい?辛い・しんどいと感じる理由とともに解説

目次

これから就職するにあたって営業職に興味があるものの、「営業職はきつい」「営業職は辛い」という声を聞いて不安になっていませんか?

企業に直接売上や利益をもたらす営業職は、業界問わず幅広いニーズがあります。しかし、その反面、業務のハードさから「きつい」と評価されることがあるのも事実です。

そこでこの記事では、営業職の何がきついのか、その理由を明らかにするとともに、きついと言われる営業手法や業界、きついと感じにくい営業職の見極め方などを紹介します。営業職が気になっている人はぜひ、参考にしてみてください。

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営業職がきついと言われる理由

営業職がきついと言われる理由

営業職がきついと言われる代表的な理由を6つ取り上げて解説します。

  • 課せられるノルマの基準が高いから
  • 顧客によっては露骨に冷たい反応をされるから
  • 自信を持って自社の商品を勧められないときがあるから
  • 厳しいわりに給料が低いと感じやすいから
  • 人によっては残業が多い日が続きやすいから
  • 顧客と企業の板挟みになるから

課せられるノルマの基準が高いから

営業職がきついと言われる理由の一つに、課せられるノルマの基準が高いことが挙げられます。

ノルマとは、決められた期間内に達成しなければならない行動目標や売上成績のことです。ノルマは、企業経営において必要な売上金額をベースに決められるのが一般的です。

ただし、企業がノルマを設定しても、営業職全員がノルマを達成できるわけではありません。そのため、ノルマを達成できない社員が一定数存在することを見越して数字が決められます。結果として、必然的に一人ひとりに課せられるノルマが高くなる傾向があります。

本来ノルマは、「達成しなければならない必要最低限の基準」です。しかし、実際に課せられるノルマは、自分が想定するより高めの基準になりやすいことを理解しておきましょう。

顧客によっては露骨に冷たい反応をされるから

顧客によっては露骨に冷たい反応をされることも、営業職がきついと感じる理由の一つです。

営業職は、顧客の悩みや要望に合った自社商品を提案し、購入につなげる仕事です。しかし、全ての顧客が自分の訪問や連絡を喜んで歓迎してくれるわけではありません。

営業職がアプローチする相手には、自社の存在すら知らない顧客や、自社が提供する商品やサービスに関心が低い顧客も含まれます。そのためせっかく連絡しても、露骨に冷たい態度をとられ、話すら聞いてもらえないこともしばしばです。

冷たい反応をされる経験を繰り返すうちに、「営業職はきつい…」と感じる人もいます。

自信を持って自社の商品を勧められないときがあるから

自信を持って自社の商品を勧められないときがあることも、営業職がきついと感じる理由の一つです。

営業職の役割は、顧客に自社商品を提案して購入につなげることです。そのため、自社商品に愛着がない場合、まるで顧客をだましているような気持ちになることもあるでしょう。

真面目で顧客思いの人ほどその傾向が強く、知らず知らずのうちに態度が顧客にも伝わります。その結果、思い通りの営業成績を出せず、きついと感じる可能性があります。

厳しいわりに給料が低いと感じやすいから

厳しいわりに給料が低いことを理由に、営業職がきついと感じる人もいます。

もちろん、営業職の給料が全体的に低いわけではありません。営業職は実力主義を導入する企業が多く、インセンティブ報酬を通じて成果が反映されやすい傾向があります。そのため営業職は、営業成績による給料の個人差が大きいです。

給料を低く感じるのは、思い通りに成果を挙げられず、給料に結びついていないことが背景にあります。

人によっては残業が多い日が続きやすいから

営業職は人によっては残業が多い日が続くことがあり、きついと感じる場合もあります。

営業職は、決められた期間内にノルマを達成することが求められる職種です。そのため、営業成績が好調なときは早く帰れても、不調なときは残業をしてでもノルマを達成しようとする人が増えます。その結果、営業成績がふるわない人ほど、残業が増えやすいと言えるでしょう。

また、営業職は外回りが多い特性上、企業側が労働時間を把握しにくい傾向にあります。みなし残業制度を採用する企業が多いことも、営業職の残業時間を増やす要因になっていると言えます。

顧客と企業の板挟みになるから

顧客と企業の板挟みになることも、営業職がきついと感じる理由の一つです。

企業に安定した売り上げをもたらす得意先であっても、全ての顧客が営業職にとって良い顧客とは限りません。過度な値下げやサービスの追加など、立場の強さを利用して理不尽な要求をしてくる顧客もいるでしょう。

そんなとき、顧客に寄り添う真面目な人ほど、無理な要求をそのまま企業に持ち帰り、社内で反対されてきついと感じやすくなります。

【アプローチ種類別】営業職がきついと感じるシーン

【アプローチ種類別】営業職がきついと感じるシーン

営業職と一口に言っても、顧客に対する営業アプローチによって、きついと感じる度合いは異なります。なぜなら、営業アプローチによって求められる仕事内容も適性も違うからです。

そこでここからは、営業アプローチ別にきついと感じるシーンについて、代表的な4種類を取り上げて解説します。

  • 飛び込み営業
  • テレアポ営業
  • 反響営業
  • ルート営業

飛び込み営業

飛び込み営業は、商談の約束を取り付けずにいきなり顧客を訪問する営業アプローチです。営業職の中で最もきついという意見もあります。

その理由は、自社と取引したことがない顧客をターゲットにするため、自社商品に関心が低い顧客が多く、冷たい態度で断られる確率が高いからです。飛び込み営業が求められる営業職は、顧客の反応が冷たいことから、きついと感じられる可能性があると考えておきましょう。

しかし、飛び込み営業は、企業向け商材と個人向け商材どちらを扱う企業でも導入されており、効率が悪いながらも、根強いニーズがあります。その背景には、それだけ企業が切実に売上や利益を求めていることが考えられます。

また確率は低くても、飛び込み営業で新規顧客を獲得できるチャンスはあります。話を聞いてくれた数少ない顧客から、自社商品に対する感想や他社を選ぶ理由など、貴重な情報を引き出せることもあるでしょう。

きつい印象ばかりにとらわれがちな飛び込み営業ですが、別の側面から捉えると、企業においては重要なポジションであると言えます。

テレアポ営業

テレアポ営業は、事前の約束なく電話をかけ、自社商品を提案して商談の約束を取り付ける営業アプローチです。

電話を受けた相手は自社商品を知らず、または関心も薄い場合が多いため、話を聞いてもらえる確率は少ないです。そのため、飛び込み営業と同様、顧客から冷たい態度を取られることも多いでしょう。

しかし、それでもなおテレアポを導入する企業が多いのは、電話一本で幅広い顧客にアプローチでき、テレアポ業務に投入した費用を上回る売上と利益が期待できるからです。そのため、テレアポ営業は法人向け商材、個人向け商材どちらを扱う企業にも、幅広く導入されています。

反響営業

反響営業は、テレビやインターネット、雑誌などさまざまなメディアを通じて広告宣伝を行い、問い合わせしてきた人に対して自社商品を提案する営業アプローチです。

反響営業は、広告宣伝の部分に多額の費用を投じています。投じた費用以上の売上が求められるため、きついと感じることもあるでしょう。上手くいかなければ赤字になるというプレッシャーもあります。

しかし、反響営業が相手にするのは、すでに自社商品に強い関心を持ち、詳しく話を聞きたいと感じている顧客です。そのため、自社商品に関心が低い飛び込み営業やテレアポ営業と比較すると、はるかに話を進めやすく、顧客対応の面では心理的負担は少ないと言えます。

ルート営業

ルート営業は、自社とすでに取り引きしている得意先を順番に訪問し、課題や要望を聞き出してアフターフォローをする営業手法です。

一見、新規開拓が不要な点で楽に思えるかもしれませんが、取引先の中には無理な要求をする顧客もいます。取引関係を維持していく上で、苦労があることは確かです。

しかし、ルート営業は過去に取引をした顧客を相手にするため、新規顧客を相手にする飛び込み営業やテレアポ営業と比べると、話が進めやすく心理的負担は少ないと言えます。

ルート営業についてさらに詳しく知りたい人は、「ルート営業とは?ルートセールスの特徴や仕事内容、年収情報も紹介」も合わせて読んでみてください。

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営業職がきついと言われやすい業界の例

営業職がきついと言われやすい業界の例

営業職をきついと感じるかどうかは、業界によっても違いがあります。なぜなら、業界によって取り扱う商材や顧客の種類、営業アプローチが異なるからです。

そこでここからは、営業職がきついと言われやすい主な業界を例に取り上げて解説していきます。

  • 不動産業界
  • 保険業界
  • 人材派遣業界
  • 金融業界

不動産業界

不動産業界は、営業職にとってきついと言われる業界の一つです。その理由は、不動産業界は高額な住宅やマンションを取り扱うため、契約してもらうための難易度が高いからです。

売上目標を達成するために、テレアポ営業や飛び込み営業を課す企業も珍しくありません。いつ売れるかわからない不安を抱えながら、商談に応じてくれる顧客を探し求め、新規開拓し続ける日々が続きます。

また不動産業界は、個人など一般顧客を相手にすることも多く、週末や祝日、平日の夜に商談をすることが多いことも特徴です。そのため、体力面でハードになりやすく、きついと感じる人もいます。

一方、不動産業界には、問い合わせしてきた客に対応する反響営業の募集もあります。同じ不動産業界でも、どの営業アプローチを選択するかによって、心理的負担や体力的負担は異なると言えるでしょう。

保険業界

保険業界も、営業職にとってきついと言われる業界の一つです。なぜなら、保険業界の営業職は給料に占める歩合給の割合が高く、営業成績がそのまま給料に反映されやすいからです。

また保険業界は、営業職一人ひとりに課されるノルマも高い傾向があります。そのため、ノルマを達成するために社内で顧客を取り合ったり、知り合いに保険加入を依頼したりするケースも見られます。

安定して営業成績を出せる人にとっては能力を活かせる最適な職種に感じられても、営業成績が伸び悩む人にとってはつらく感じられるでしょう。

人材派遣業界

人材派遣業界も、営業職にとってきついと言われる業界の一つです。人材派遣業界の営業には、派遣先企業と派遣スタッフの間を取り持つ役割があり、互いの利害が対立すると板挟みになりやすい傾向があります。

人材派遣業界が取り扱う商材は、「人」であることが特徴です。そのため、「モノ」を扱う営業職と比較すると、クレームやトラブルが発生する頻度が高い傾向があります。

また、人材派遣業界の営業職は、派遣スタッフの終業後に打ち合わせや面談を行うことが多く、勤める企業によっては残業時間が増えやすいです。派遣先となってくれる企業の新規開拓もしなければならないため、忙しくなりやすく、きついと感じる可能性があります。

金融業界

金融業界も、営業職にとってきついと言われる業界の一つです。その理由は、個人向け・法人向けとも新規開拓においてテレアポ業務や飛び込み業務を課せられる場合が多く、ストレスに強いことが求められるからです。

また、金融業界が取り扱う商材は、ローンや投資、保険、融資などの金融商品です。専門性が高い商品を取り扱うため、常に勉強が必要な点できついと感じることもあるでしょう。

営業職がそれほどきつくないとされる業界の例

営業職がそれほどきつくないとされる業界の例

営業職にとって「きつい」とされる業界がある一方で、「それほどきつくない」とされる業界もあります。

そこでここからは、営業職がそれほどきつくないとされる業界の例をいくつか取り上げて紹介します。

  • メーカー業界
  • インフラ業界
  • IT業界
  • 食品業界
  • 化学業界

メーカー業界

さまざまな商品の製造を手がけるメーカー業界は、営業職の中では比較的きつくないとされている業界です。なぜなら、メーカー営業が対象とするのは、これまで取引してきた得意先であり、ルート営業が中心の業務になるからです。

安定した売上が期待できるメーカー業界の営業職は、ノルマも少なく、スケジュールも比較的安定しています。加えて、自社商品に関心の薄い顧客を相手に新規開拓営業を仕掛ける必要がないため、心理的負担が少ない働き方が期待できます。

ただし、メーカー営業は新規開拓営業を行わない分、取引を継続してもらうためにさまざまな気配りが必要です。また、顧客に提案するのは原則自社が製造した商品に限定されるため、強い愛社精神が求められる点も知っておきましょう。

インフラ業界

生活に欠かせない商品を取り扱うインフラ業界も、営業職の中では比較的きつくないとされます。

その理由は以下の2つです。

  • 幅広いニーズがあり、安定して売上が期待できる
  • 新規参入するには大規模な設備投資となるため、そもそも競合他社が少ない

特定の企業がシェアを握っているインフラ業界は安定して売上が期待できるため、営業スタイルはルート営業が基本です。新規開拓をする機会はほぼなく、残業も少ないため、心理的・体力的負担はさほど気にならないでしょう。

ただし、競争が激しい業界でないため、昔ながらのやり方が踏襲されている傾向が強くあります。そのため企業によっては、自分なりの工夫をしても認められない可能性があることを知っておきましょう。

IT業界

ソフトウェアやハードウェア、Web開発などを手がけるIT業界も、営業職の中では比較的きつくないとされている業界です。その理由は、IT業界は政府が後押しするデジタルトランスフォーメーションの影響もあり、供給を超える勢いで需要が急拡大しているからです。

IT業界の営業職が対象とするのは主に企業です。IT業界の営業職には、自社商品を提案して購入に結びつけるほか、自社のサービスを使いこなせるようアフターフォローする役割があります。

IT業界は日々技術が進歩しているため、最新知識を入手しておくことはもちろん、顧客のニーズに合わせて最適な提案をすることが求められます。

食品業界

冷凍食品やレトルト食品、調味料など身近な食品を製造する食品業界も、営業職の中では比較的きつくないとされている業界です。

食品業界の営業が比較的きつくない理由として、生活必需品の食品はニーズが安定していることが挙げられます。新規参入するには大規模な設備投資が必要なため、比較的ライバルが少ないのも特徴です。

さらに食品業界では、対企業のルート営業を採用するのが一般的です。そのため、新規開拓のような精神的負担が少なく、営業職の中ではきつくないと言えるでしょう。

化学業界

化学反応が必要な材料や商品の製造を手がける化学業界も、営業職の中では比較的きつくないとされている業界です。化学業界の営業が比較的きつくないのは、化学業界に新規参入するには高度な化学技術が必要であり、ライバル他社が少ないからです。

化学業界の素材や商品は技術の進歩がそれほど早くないため、一度取引が成立すれば、その後長期間に渡って取引先に使用してもらうことが期待できます。そのため、常に顧客を求めて新規開拓をしなければならない業界と比べると、営業職の負担は少なく、きつくない働き方が期待できます。

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営業職がきついと感じたときの乗り越え方

営業職がきついと感じたときの乗り越え方

ここからは、営業職がきついと感じたときの乗り越え方を紹介します。

  • まずは行動量を増やしてみる
  • 営業スキルを磨く
  • ノルマに対する見方を変える
  • 同僚や上司など身近な経験者に相談する

まずは行動量を増やしてみる

まずは行動量を増やすことが、営業職がきついと感じる環境を乗り越える一つの方法です。特に、新規開拓営業(飛び込み営業・テレアポ営業)に効果が期待できます。

新規開拓営業は、そもそも断られることを前提とした営業手法であり、アプローチする数を増やさなければ、契約を獲得することは難しいです。

しかし、がむしゃらに活動していくと、そのうち一定の顧客が契約に応じてくれることに気づきます。その成功体験が、今後の自分の活動を支える原動力になります。

「顧客に断られても一定数の契約を獲得できる」という自信がつけば、営業職はきついという感情は徐々に薄まっていくでしょう。

営業スキルを磨く

営業スキルを磨くことも、営業職がきついと感じる環境を乗り越える一つの方法です。

営業職がきついと感じる背景には、ノルマを達成するだけの営業スキルが不足していることが考えられます。

営業スキルは一朝一夕で身に付くものではありません。コミュニケーション能力や論理的思考力、ヒアリング力、深い商品知識など、営業スキルは時間をかけて少しずつ獲得していくことが大切です。

始めはきつく感じられても、営業スキルが身に付けば徐々に営業成績も上がっていきます。その過程を乗り越えれば、「営業職はきつい」といった意識も薄まっていくでしょう。

ノルマに対する見方を変える

営業職がきついと感じたら、ノルマに対する見方を変えてみましょう。気持を前向きに保つには、ネガティブな側面ではなく、ポジティブな側面に注目することが大切です。

例えば、新規顧客にアプローチするテレアポ営業や飛び込み営業では、ほとんどの顧客に断られるのが一般的です。100件アプローチしてやっと1件契約してもらえるようなこともあります。

このとき、断られる99件にばかりとらわれていると、営業活動がきつく感じられます。そこで、「99件のアプローチを積み重ねることで1件ずつ契約に近づいているんだ」と捉えてみましょう。同じ状況であっても心の持ちようを変えると、見る景色が180度変わります。

同僚や上司など身近な経験者に相談する

同僚や上司など身近な経験者に相談することも、営業職がきついと感じる環境を乗り越える一つの方法です。

特に上司は、部下が営業成績を伸ばすことで自身が評価される立場にあります。そのため、営業成績を伸ばすにはどうしたら良いか、どんな工夫ができるかといったノウハウを積極的に教えてくれることが期待できます。

また、身近な同僚に話を聞いてもらえれば、気持が楽になるかもしれません。自分だけが悩んでいるわけではないことを確かめられるため、前向きな気持に切り替えられるでしょう。

辛い・しんどいだけじゃない!営業職が楽しいと感じる瞬間

辛い・しんどいだけじゃない!営業職が楽しいと感じる瞬間

営業職として働くことは、決してきついことばかりではありません。楽しいと感じる瞬間があるからこそ、多くの人は営業職を続けています。

そこでここからは、営業職が楽しいと感じる瞬間を4つ取り上げて解説します。

  • お客様に感謝してもらえたとき
  • 営業成果を上げてインセンティブ報酬を手にしたとき
  • 営業成果を上げて企業から評価されたとき
  • 新たな人脈を紹介してもらえたとき

お客様に感謝してもらえたとき

お客様に感謝してもらえたときは、営業職を楽しいと感じる瞬間の一つです。

お客様が抱える課題や悩みを解決する商品を提案する営業職は、良い仕事をすればするほどお客様に感謝される機会が増えます。自分の仕事の成果を直接顧客の反応を通じて確認できるのは、営業職の大きなやりがいです。

営業成果を上げてインセンティブ報酬を手にしたとき

営業成果を上げてインセンティブ報酬を手にしたときも、営業職が楽しいと感じる瞬間の一つです。

自身の活動を営業成績として把握しやすい営業職は、日々の努力をインセンティブ報酬として受け取れる環境が用意されています。その意味において、営業職は成果が報われやすい職種であり、実力さえあれば若くして高収入を手にすることも可能です。

営業成果を上げて企業から評価されたとき

営業成果を上げて企業から評価されたときは、営業職を楽しいと思えるでしょう。

良くも悪くも営業職は成績が全ての側面があり、営業成績を上げれば昇給や昇進につながります。そのため、営業成績さえ上げれば、先輩や上司を追い越して昇進していくことも可能です。

厳しく数字が求められる職種ではあるものの、できる人にとっては思う存分能力を発揮できる最高の職種であると言えます。

新たな人脈を紹介してもらえたとき

新たな人脈を紹介してもらえたときも、営業職を楽しいと感じる瞬間の一つです。

顧客と信頼関係を築く営業職の仕事では、人脈が全てといっても過言ではありません。良い仕事をすれば、顧客から知り合いを紹介してもらえることがあります。さらにその顧客から知り合いを紹介してもらえることもあり、ビジネスチャンスが大きく広がります。

仕事を通じて幅広い人脈を築けることは、営業職ならではの醍醐味です。

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きついと感じにくい営業職の見極め方

きついと感じにくい営業職の見極め方

これから就職活動をする学生にとって、自分に合う営業職を選ぶことはきわめて重要です。そこで、きついと感じにくい営業職の見極め方を以下の4つのポイントに絞って紹介します。

  • 自信を持って勧められる商材を扱う企業を選ぶ
  • 新規開拓とルート営業の適性を慎重に検討する
  • 勤務条件を明記している企業を選ぶ
  • 求人広告の掲載頻度から離職率を判断する

自信を持って勧められる商材を扱う企業を選ぶ

自信を持って勧められる商材を扱う企業を選ぶことは、きついと感じにくい営業職を選ぶ上で大切です。自社が取り扱う商品に愛着が持てないと、お客様に心から勧められず、きついと感じる要因となるからです。

そのためには、まず「自分がどんな商材を勧めることで世の中に貢献していきたいか」を考えてみましょう。

営業職を募集する業界には、自社が製造した商品を提案するメーカーのほか、自社が仕入れた商品を提案する商社や卸売業、小売業などの業界もあります。

メーカー営業は、自社が製造した商品を提案するのが特徴であり、原則として他社が製造した商品を顧客に提案することはありません。そのため、営業職の中でも最も自社商品に対する強い愛着心が求められます。

一方、商社や卸売業、小売業では、さまざまなメーカーから仕入れた商品を販売するのが特徴です。そのため、メーカー営業に比べて商品提案の幅が広くなります。顧客要望に応じてメーカーを柔軟に使い分けられるのは、メーカー営業にはない大きな特徴です。

営業職を選ぶ際に、上記のような業界の違いを把握しておくと、どの商材を取り扱う企業に就職すべきかが見えてくるでしょう。

新規開拓とルート営業の適性を慎重に検討する

自分が新規開拓とルート営業のどちらに向いているかを見極めることは、企業選びにおいて非常に重要です。新規開拓とルート営業は、お互いに真逆の特性を持つため、適性を間違うときついと感じる要因となります。

例えば、新規開拓営業(飛び込み営業やテレアポ営業)は、断られることによる心理的負担は大きいものの、成果を得られたときのインセンティブ報酬は大きいです。

一方、既存顧客を相手にするルート営業は、断られる心理的負担は少ないものの、インセンティブ報酬の割合も低い傾向にあります。また、ノルマを課せられることは少ない反面、売上実績を出しにくい側面があります。そのため、客観的にアピールできるスキルや実績が身に付きにくいことに対し、不安を感じる人もいるでしょう。

お金をもらって働く以上、全てを満たすバラ色の職種はありません。新規開拓営業とルート営業、どちらにも一長一短があると理解して自身の適性を見極めましょう。

勤務条件を明記している企業を選ぶ

勤務条件を明記している企業を選ぶことも、きついと感じにくい営業職を選ぶ上で大切です。

就職活動は社会人生活のスタートに過ぎず、その後は長い社会人生活が待っています。そのため、20代や30代、40代以降と年齢を重ねても働き続けられる企業を選ぶことが大切です。

勤務条件をあいまいに提示する企業は、労働環境が過酷な場合があります。就職後に後悔しないためにも、しっかり最後まで確認したうえで応募するかどうか検討しましょう。

求人広告の掲載頻度から離職率を判断する

営業職の求人に応募する前に、求人広告の掲載頻度も確認しておきましょう。求人広告を掲載する頻度があまりにも高いと、離職率が高い可能性があるからです。

もちろん業績が好調で業務拡大のために募集をしている場合もあり、一概に原因を断定することはできません。しかし、頻繁に同じ求人を見かける場合、離職率が高い可能性もあると考えて応募するようにしましょう。

自分に合う職種・業界の営業職を選んで就活を成功させよう

自分に合う職種・業界の営業職を選んで就活を成功させよう

同じ「きつい」という感覚でも、人によってきついと感じる背景は異なります。大切なのは、自分の適性を見極め、自分に合った営業職を見つけることです。また、営業職について十分に検討した結果、営業職以外の職種を選ぶのも一つの方法です。

「どの職種を選ぶべきかわからない」「自分に合う企業を探したい」と考えている人は、ぜひ一度P-CHAN就活エージェントの活用を検討してみましょう。

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