インサイドセールスに向いている人の特徴は?向き不向きの性格や必要な能力を解説
目次
インサイドセールスは、営業職の一種です。近年注目を集めている営業手法であり、通常の営業職とは異なる特徴があります。「インサイドセールスに興味があるけど自分に向いているかわからない」という人もいるのではないでしょうか。
この記事では、インサイドセールスの仕事内容やインサイドセールスに向いている人の特徴・性格などについて解説します。向いていない人の特徴・性格や、働く上で身につけたい能力についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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インサイドセールスには向き不向きがある
インサイドセールスとは、電話やメール、チャット、Web会議ツールなどを利用した営業のことです。直接顧客のもとへ出向いて対面で行う、従来の営業とは異なります。
インサイドセールスは、移動時間などを削減して営業の効率化を図ることができるため、近年注目されている営業方法です。非対面で営業を行うという特徴があることから、インサイドセールスには向き不向きがあります。
インサイドセールスに興味がある方は、「インサイドセールスとは?意味やテレアポとの違い、向いてる人の特徴を解説」も読んでみてください。
インサイドセールスに向いている人の特徴・性格
インサイドセールスに向いている人は、下記のような特徴・性格の人です。それぞれの特徴・性格について、なぜインサイドセールスに向いているのか詳しく見ていきましょう。
- コミュニケーションが得意
- 聞き上手
- 粘り強い
- 連絡がマメである
- 好奇心がある
- 親身になれる
コミュニケーションが得意
インサイドセールスでは、いかに人とコミュニケーションを取って顧客の課題を引き出せるかが重要です。そのため、人とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いています。
コミュニケーションを取ることは、顧客の信頼を得るためにも必要なことです。インサイドセールスは非対面で表情などが読み取りにくいため、相手の言動や声色で気持ちを汲み取れるとスムーズに仕事ができるでしょう。
聞き上手
聞き上手な人も、インサイドセールスに向いているでしょう。インサイドセールスでのコミュニケーションは、どちらかというと相手から話しを聞き出すことが重要です。自社製品を熱心に紹介することも大切ですが、まずは顧客の情報や課題などを聞き出す必要があります。
聞き上手だと、うまく会話を引き出せるため顧客の情報を得やすいです。情報を聞き出せるかは今後の商談にも関わるため、聞き上手な人はインサイドセールスに向いています。
粘り強い
粘り強いことも、インサイドセールスに向いている人の特徴です。インサイドセールスは、一度の営業では断られてしまうことも多いです。すべての顧客が自社の製品・サービスに興味を持ってくれるわけではないため、最初は煩わしいと思われてしまうこともあるでしょう。
しかし、何度もコミュニケーションを取るうちに信頼関係が構築され、製品・サービスに興味を持ってもらえるようになります。
成果が出るまでに時間がかかることもありますが、一度断られても、アプローチの方法を変えながら粘り強く営業を続けられる人に向いている仕事です。
連絡がマメである
連絡がマメな人は、信頼関係を構築しやすいためインサイドセールスに向いています。顧客との連絡頻度が少ないと、その間に顧客の購買意欲や契約意欲がなくなってしまう可能性があります。
インサイドセールスは、電話やメール、Web会議ツールなどで比較的簡単に営業できるのが強みです。マメに連絡を取りやすい仕事であるため、連絡がマメな人は利点を活かしやすいでしょう。
好奇心がある
好奇心があると、物事に興味をもって接することができるため、顧客の悩みや課題を発見しやすいです。また、好奇心は学びにも直結し、物事に対して好奇心を持って接すると学びを得やすいでしょう。
インサイドセールスでは、顧客へ提案するために市場のトレンドや業界・企業のニーズなど、さまざまなことを常に学んでいく必要があります。好奇心があると、学びを得やすいため成長しやすいです。
親身になれる
親身になれる性格もインサイドセールスに適性があると言えます。他人事として顧客とコミュニケーションをとっても、相手の課題や悩みを理解しづらいです。
相手の立場に立って親身に話しを聞くことで課題や悩みがイメージしやすくなり、最適な提案が行えるようになります。
また、顧客に親身に寄り添うことで、相手から信頼を得やすくなります。そのため、親身になれる人はインサイドセールスに向いているでしょう。
インサイドセールスに向いている人が持っている能力
インサイドセールスに向いている人は、下記のような能力を持っています。それぞれの能力について、詳しく見ていきましょう。
- 論理的思考力
- プレゼンテーション能力
- 継続して改善する能力
- 国語力や文章力
論理的思考力
インサイドセールスに向いている人は、常に論理的に思考する能力があります。
顧客に提案を説明する際は、製品・サービスを導入することでできること、それによってどのような改善効果があるのかを説明します。説明する際に重要なのは、誰が聞いても製品・サービスを導入した際の効果を理解できることです。
誰にでも理解できる説明をするためには、論理的に説明しなければなりません。そのため、論理的思考力はインサイドセールスにとって重要なスキルです。
プレゼンテーション能力
インサイドセールスでは、自社の製品・サービスの紹介や導入した際の効果などを顧客にプレゼンすることがあります。顧客にわかりやすく説明するために、プレゼンテーション能力が欠かせません。
インサイドセールスはWeb会議などを通じてプレゼンを行うため、身振りや手振りなどで説明するのが難しいです。そのため、プレゼン資料の完成度を高めたり論理的な説明を心がけたりなど、非対面でもわかりやすいプレゼンができるような工夫が必要です。
継続して改善する能力
インサイドセールスでは、継続して改善する能力も必要です。
インサイドセールスは、必ずしも成功するとは限りません。契約や受注がもらえなかったなど、失敗してしまうことも多い仕事です。契約や受注がもらえないことは珍しくないため、悔んだり落ち込んだりしても仕方がありません。
重要なのは、なぜ失敗したのかを考え次に活かすことです。同じ失敗を繰り返さないように、継続して改善する能力がインサイドセールスには求められます。
国語力や文章力
インサイドセールスは、非対面であることから相手に表情などを伝えられないことが多いです。言葉だけで相手と信頼関係を築く必要があるため、丁寧な日本語力や文章力が求められます。
対面での営業では、身なりの清潔感や表情などである程度の言葉遣いは許容されることもありますが、音声や文章だけでは相手に違和感を持たれる可能性があります。そのため、インサイドセールスは高い国語力・文章力が必要です。
【仕事内容別】インサイドセールスに向いている人
インサイドセールスには、大きく下記2つのスタイルがあります。それぞれの仕事内容と向いている人の特徴について、詳しく解説します。
- 新規開拓営業の場合
- 反響型営業の場合
新規開拓型営業の場合
新規開拓営業は「BDR(Business Development Representative)」とも言われ、自社に対して利益が高いターゲットになりそうな企業を中心に、自社を認知していない潜在層に対して営業を行う仕事です。
一から信頼関係を構築する必要があるため、コミュニケーションが得意な人に向いている仕事です。
また、新規開拓型営業は顧客側が自社を認知していない可能性も高いため、なかなか契約・受注につながらないことも多いでしょう。そのため、粘り強く営業できて契約・受注してもらえるように継続的に改善できる人に向いています。
反響型営業の場合
反響型営業は「SDR(Sales Development Representative)」とも言われ、問い合わせがあった企業など、自社を認知しており購入意欲が高い顕在層に対して営業を行う仕事です。
自社の製品・サービスに興味がある顧客や、ある程度の信頼関係が構築されている顧客への営業であるため、比較的契約・受注してもらえる可能性は高いでしょう。
顧客の購入意欲がなくならないように定期的に連絡を取れるマメな人や、顧客が抱えている悩み・課題を解決する力を持っている人に向いてます。
インサイドセールスに向いていない人の特徴・性格
下記のような特徴・性格の人は、インサイドセールスに向いていない可能性があります。どのような特徴・性格か、なぜインサイドセールスに向いていないのかについて詳しく解説します。
- 会話に苦手意識がある
- 自分の話ばかりする
- 完璧主義である
- 落ち込みやすい
- 受け身である
- 物事に関心がない
会話に苦手意識がある
インサイドセールスの基本は、顧客とのコミュニケーションです。コミュニケーションが取れなければ、顧客の悩みや課題をヒアリングできないため最適な提案ができません。
人との会話に苦手意識がある人にとって、インサイドセールスの仕事はストレスを感じてしまいやすいでしょう。
自分の話ばかりする
コミュニケーション能力に欠けている人の特徴として、話せない以外に自分の話ばかりする傾向があります。インサイドセールスでは、いかに相手の課題を見つけるかが重要であるため、相手に話しをしてもらうことが重要です。
自分の話ばかりする人は相手の会話を聞けないため、上手くヒアリングができません。場合によっては顧客から疎まれてしまう可能性もあるため、インサイドセールスに向いていない可能性があります。
完璧主義である
インサイドセールスは、インターネットの普及によって生まれた営業手法と言われています。近年進化を続けているインサイドセールスですが、現状はまだ最適な営業方法が確立されていません。
非対面で効率的に営業を行うスタイルでもあるため、スピードや柔軟性を求められる仕事です。そのため、型にはめてより確実に物事を進めようとする完璧主義な人には向いていないでしょう。
落ち込みやすい
インサイドセールスを行っていると、顧客に冷たくあしらわれてしまうことがあります。すぐに気持ちを切り替えられる人は良いですが、中には事あるごとに落ち込んでしまう人もいるでしょう。
インサイドセールスは多くの顧客に営業を行うため、一つひとつの失敗に落ち込んでいては精神が持ちません。まったく気にしないというのも問題ですが、落ち込みやすい人には向いていない仕事でしょう。
受け身である
インサイドセールスは、購買見込みがある顧客に対して積極的に提案を行う必要があります。そのため、能動的に動けない受け身の人には向いていない可能性があります。
インサイドセールスは非対面で効率的に営業ができるため、対面の営業と比べて1日当たりに営業を行う件数が多いです。ノルマを課せられることもあるため、受け身の人はノルマを達成できない可能性もあります。
物事に関心がない
インサイドセールスは、物事に関心がなく他人事で仕事を行っても成果は出ません。顧客に親身に寄り添い、関心をもって物事に取り組まなければ顧客の課題や解決につながる提案はできないでしょう。
関心がないというのは、顧客からも感じ取られる可能性があります。「あまり自社や自分に関心がないのか」と顧客に疑問を持たれてしまうと信頼関係を構築しづらくなってしまうため、物事に関心がない人はインサイドセールスに向いていないでしょう。
インサイドセールスとして働く上で身につけたいスキル
向いている人の特徴や性格に当てはまる項目が少ない人でも、インサイドセールスの仕事がしたいと考えている人はいるでしょう。ここでは、インサイドセールスとして働く上で身につけたいスキルを5つご紹介します。
- ヒアリングスキル
- リサーチスキル
- 課題解決力
- 臨機応変な対応力
- ITスキル
ヒアリングスキル
インサイドセールスでは、顧客の話を聞くだけではなく、質問しながら課題を引き出していく必要があります。ただコミュニケーションを取れば良いというだけではないため、ヒアリングスキルがあるとスムーズに仕事を進められます。
顧客は、必ずしも自社の課題を正確に把握できているわけではありません。課題設定が少しずれている場合や、顧客も気づいていない見えない課題を抱えている可能性もあります。そのような課題を発見するためにも、ヒアリングスキルは欠かせません。
リサーチスキル
インサイドセールスでは、商談がスムーズに進むように顧客の情報や周辺環境、市場の動向などを事前にリサーチしておくことが重要です。
ある程度の情報を把握しておくことで、効率的にヒアリングを行うことができ、最適な提案ができるようになります。見込みのある顧客を選定する際にも情報は欠かせないため、インサイドセールスとして働くならリサーチスキルを身につけると良いでしょう。
課題解決力
自社の製品・サービスを提案するインサイドセールスは、課題解決力も欠かせません。ヒアリングによって顧客の課題を発見できても、その課題をどのようにして解決すれば良いかがわからなければ、最適な提案はできないでしょう。
課題解決力を身につけることで、自社の製品・サービスを用いた改善策の提案ができるようになるでしょう。
臨機応変な対応力
インサイドセールスの仕事は、企業によってはある程度マニュアルが用意されていることがあります。しかし、時にはマニュアル通りに会話が進まないこともあるでしょう。そのため、相手の反応を確認しながら臨機応変に適切な対応を行えるような対応力が必要です。
特に表情が読み取りにくいインサイドセールスでは、表情以外の部分から反応を汲み取る必要があります。非対面でも相手の反応がわかるようになると、成果にもつながりやすくなるでしょう。
ITスキル
インサイドセールスでは、Web会議ツールなどのITシステムを利用します。ツールの利用はある程度知識が必要なため、ITスキルがあるとスムーズに仕事ができるでしょう。
トラブルが発生する可能性もあるため、業務に支障が出ないようにするためにもITスキルは身につけておきたいスキルの1つです。
インサイドセールスが自分に合った仕事か見極めよう
インサイドセールスは、営業の中でも電話やメール、チャット、Web会議ツールを活用する非対面でも営業に特化した仕事です。直接顧客のもとへ伺って営業を行う仕事とは、求められる能力やスキルも異なります。
まずは、インサイドセールスが自分に合った仕事かを見極めましょう。ただし、今回ご紹介したインサイドセールスに向いている人の特徴や性格に当てはまらない人でも、適切なスキルを身に着けることで活躍できる可能性もあります。
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