大手企業へ就職するには?具体的な方法から有利になるポイントまで詳しく解説
目次
待遇が良い、安定感があるなどの理由から、大手企業へ就職したいと考えている就活生も多いのではないでしょうか。
しかし大手企業は倍率が低く、就職するハードルは高めです。就職を成功させるためには、自己分析や企業研究など多くの準備と対策が必要となります。
この記事では、大手企業へ就職するためのポイントについて解説します。また、大手企業への就活で有利になるポイントついても触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、大手企業への就職を目指している就活生には、「P-CHAN就活エージェント」がおすすめです。P-CHAN就活エージェントでは、キャリアアドバイザーが企業に合わせたES対策や面接対策を実施しています。
また、個別面談にも対応しており、一人ひとりに寄り添ったサポート力が魅力です。一人で就活をすることに不安を覚えている人は、ぜひ会員登録してみましょう。
大手企業へ就職するには?具体的な10ステップ
狭き門である大手企業へ就職するには、しっかりと準備をすることが大切です。ここでは、準備に必要な10のステップについて紹介していきます。
- 自己分析をする
- 企業研究をする
- 自分なりの「就活の軸」を持つ
- インターンに参加する
- OB・OG訪問をする
- ES対策をする
- 筆記試験対策をする
- 面接対策をする
- 複数エントリーをする
- 就活エージェントを利用する
大手企業の就職に興味がある方は、「大手企業に就職するメリット・デメリットとは?注意点やコツも合わせて解説」も読んでみてください。
自己分析をする
自己分析をすることで、自身の強みや弱み、魅力などがわかり、仕事に対する価値観や大切にしていることなどが明確になります。倍率が高い大手企業においては、自己分析の精度がより重要となります。
具体的には、自分の過去の経験をピックアップしながら、そこで頑張ったことや苦労したこと、乗り切ったことなどを書き出していくのがポイントです。
次に「なぜ?」を繰り返し、自分がどのようなシチュエーションで意欲的に取り組めるのか、消極的になってしまうのかについて書き出していきましょう。
自己分析を重ねることで志望動機をスラスラと話せるようになり、面接の通過率を上げられます。逆に履歴書やESで何を書けば良いのかわからないと悩んでいる人は、自己分析が十分にできていないのかもしれません。
企業研究をする
自己分析と合わせて、企業研究をしましょう。
注目されている事業や業績などを知れば、説得力のある志望動機が書けるようになるからです。また、自分が活躍できる環境があるかをイメージしやすくなり、入社後のミスマッチを防げます。
具体的には、次のような方法で企業のことを詳しく知ることが可能です。
- 企業のホームページで調べる
- IR情報で財務基盤を調べる
- 就職四季報で調べる
- 会社説明会で話を聞く
- 口コミサイトで評価を調べる
企業のホームページや口コミサイトなどを利用して、特徴から同業他社との違いまで隈なくチェックすることが大切です。繰り返し研究することで「なぜこの企業なのか」という質問にも答えられるようになります。
自分なりの「就活の軸」を持つ
大手企業へ就職を目指すなら、自分ならではの就活の軸を定めておきましょう。就活の軸とは絶対に自分が譲れない条件のことであり、企業を選ぶときの判断基準のことを指します。
就活において、希望する条件を全て満たす企業と出会うことは困難です。そのため就活の軸を持っていれば、自分にとって働きやすい企業を探せるようになります。
自分で「これだ」という軸があれば、エントリーシートや面接においても一貫性のある話ができ、採用担当者を納得させることができるでしょう。
また面接の中で「あなたの就活の軸は何ですか?」と聞かれることもあります。選考対策にもなるので、まずは自分の中で譲れない条件を決めて、就活の軸を作っておきましょう。
就活の軸に興味がある方は、「就活の軸一覧|面接やES作成で役立つ軸を業界・業種別に紹介」も読んでみてください。
インターンに参加する
大手企業への就職を目指すなら、積極的にインターンへ参加しましょう。インターンに参加することで実務に触れる機会が生まれ、就活で話せる材料を増やせます。
就活生が参加するインターンには、大きく分けて1ヶ月未満の短期インターンと1ヶ月以上の長期インターンの2種類があります。大手企業では、短期インターンを実施していることが多いです。
企業によってはインターン中の活躍具合を加点要素とする場合もあるため、まだ間に合うのであれば積極的に参加しましょう。
OB・OG訪問をする
時間を作ってOG・OG訪問をしましょう。
OB・OGから話を聞くことで、企業の特徴をより深く理解できるようになり、面接での受け答えに関するヒントが手に入るからです。また、実際に働いている人からのリアルな声は、職場の雰囲気を知るきっかけとなります。
OB・OGは、必ずしも自分がお世話になった先輩である必要はありません。大学のキャリアセンターやSNSなどでも探すことができます。
なお、貴重な時間を割いて話をしてもらうことになるため、OB・OG訪問前には失礼のないように質問をまとめておくことが大切です。
ES対策をする
事前にしっかりとES対策をしましょう。対策を取らず行き当たりばったりに作成すると、面接本番で言葉が出てこなかったり内容に矛盾が生じてしまったりします。
志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)などは、どのような企業の採用であっても聞かれる質問です。できるだけ具体的なエピソードや実績を記載することで、採用担当者は情景をイメージしやすくなり、内容も深みが増します。
ESは一度書いたら終わりではなく、就活本や就活のプロのアドバイス等を参考に、何度も繰り返し書くことによってポイントやコツがわかってきます。まずはESの精度を高めて、選考通過率を上げられるようにしましょう。
筆記試験対策をする
大手企業へ就職するなら、筆記試験対策も欠かせません。応募数の多さから、筆記試験の点数で学生をふるいにかけるケースがあるからです。
筆記試験には、国語や数学といった能力問題(SPI、玉手箱など)や性格診断、小論文などがあります。能力問題はいわゆる一般常識問題であり、対策本や過去問を繰り返し解いていくことで対策ができます。
性格診断については正解がないので、素直に自分が思ったとおりの回答をしていく方が良いと言われています。嘘をつきながら回答をすると矛盾が生じることもあり、最悪の場合面接でバレてしまうリスクもあるでしょう。
小論文については、業界を取り巻く情勢や抱えている課題などについて日頃からアンテナを張り巡らせておくことが対策となります。ニュースや書籍などで情報を集め、自分の意見を常に持っておくようにしましょう。
面接対策をする
面接対策は、大手企業へ就職するなら特に重要な作業です。
ESや筆記試験の結果がイマイチな場合でも、面接の結果によって印象をリカバリーすることができます。逆に志望動機や自己PRがどれだけ内容が素晴らしいものであっても、面接での印象が悪ければ、不採用となってしまうことがあるでしょう。
企業が求める人物像や掲げている社風を知って、「なぜその企業でなければならないのか」という理由を明確にし、面接で話せるようにしておくことが大切です。
大学のキャリアセンターや就活サイト・就活エージェントのイベントで、面接対策に関するセミナーが開催されることもあります。自信のない人は、積極的に参加すると良いでしょう。
複数エントリーをする
可能な限り、複数社にエントリーしましょう。倍率が高い大手企業を目指す場合、どれだけ自信があっても内定を得られない可能性があるためです。
また、志望度の低い企業の魅力に気づいたり、企業を比較・検討できたりするメリットもあります。選考の数をこなしていけば、自然とESの書き方や面接の受け答えについても慣れていくので、志望度の高い企業において自分の力を発揮しやすくなります。
譲れない第一志望がある場合でも、複数社に応募しておくことが大切です。
就活エージェントを利用する
大手企業へ就職を目指すなら、就活エージェントを利用してみましょう。
就活エージェントは無料で利用できるサービスの一つで、ESをはじめとする応募書類の添削から面接対策まで必要なサポートが受けられます。
また、取り扱う求人に関しては情報を網羅しているので、その企業のメリット・デメリットについても惜しみなく情報提供してくれるのが強みです。
P-CHAN就活エージェントもサポートが充実しており、幅広い業界・職種の求人を取り扱っています。大手企業も多数取り扱っているので、これから就活を始める人は、P-CHAN就活エージェントへの登録を検討してみましょう。
大手企業への就職で有利になるポイント
大手企業への就職で有利になるポイントは、以下の4つです。
- 出身大学のネームバリューがある
- 他の人にはない経験談・体験談がある
- 特定の分野に対する専門性が高い
- 自分で考えて行動できる力がある
出身大学のネームバリューがある
企業の方針にもよりますが、大学のネームバリューを評価する大企業は少なからず存在します。難関な入学試験を突破している事実は、「努力ができる人」という裏付けにもなるためです。
とは言え、合否の判断の決め手となるのは学歴ではなく、人柄や人間性、ポテンシャルです。出身大学の知名度が低いからと言って諦めずに、ESの質を上げたり面接対策をしたりして、就活と真剣に向き合う姿勢が大切です。
他の人にはない経験談・体験談がある
大手企業の面接では、他の人にはない経験談・体験談があると優遇されやすいです。大手企業の採用では、平凡なエピソードで勝負しても個性が埋もれてしまうことが多いからです。
例えば中国語やベトナム語が堪能である、もしくは速記ができるといったユニークな特技でも良いでしょう。誰も持っていないような経験や体験があり、なおかつ企業の求める人物像にマッチしたときは、採用担当者の心に刺さることがあります。
自己分析をして過去のエピソードを掘り下げて、自分だけの強みを見つけてみましょう。
特定の分野に対する専門性が高い
大手に採用される人の特徴の一つが、特定の分野に対する専門性が高いことです。
大学院で専門分野の研究をしていた人、在学中に専門的な資格を取得した人などは、他の人と比べると大きなアドバンテージがあるでしょう。特に研究や開発といった技術職への就職に有利です。
採用担当者の目を惹くような専門性をアピールできれば、ESの段階で落とされることもありません。
自分で考えて行動できる力がある
自分で考えて行動できる力がある人は、面接においても優遇されます。
なぜなら大手企業は、幅広い分野で事業を展開しており、自ら考えアイデアを周囲に発信していけるような人材を求めているからです。消極的で指示がなければ動けないという人は、マイナス評価を下されてしまいます。
とは言え主体性は、実際に働いている様子を見ないと評価しづらい部分です。そのため、主体性のアピールに繋がるようなエピソードを用意しておくのが大切です。
会社説明会やインターンなどで企業の関係者と自ら関係を作っていく、面接で気になることを積極的に質問するといった姿勢も評価に繋がります。
大手企業への就職に興味がある方は、「大手企業への就職はすごい?理由や内定獲得のポイントについても解説」も読んでみてください。
内定のハードルが高いと感じたら大手企業以外にも注目しよう
内定のハードルが高いと感じたら、大手企業以外にも注目しましょう。大手企業だけに絞って就活をした場合、いつまで経っても内定が得られないケースも考えられます。
そもそも、大手企業への入社が将来の幸せに直結するとは限りません。
中小企業やベンチャー企業などは、社員数が少ないため任される仕事の幅が広く、大手企業よりもスピード感を持ってスキルアップができるというメリットがあります。
また経営者層との距離が近いので、将来起業・独立したい人にとって有益な情報やノウハウが手に入ることもあるでしょう。
自分が本当に大手企業に行きたい理由を考え、時には就活の視野を広げてみましょう。
中小企業に興味がある方は、「中小企業の就活方法!探し方やメリット、おすすめの就活サイトを紹介」も読んでみてください。
大手企業への就職に関するQ&A
大手企業への就職について、Q&Aでまとめました。
- 知名度の低い大学でも大手企業へ就職可能?
- 大手企業へ就職するには資格を持っていた方が良い?
- 一度落ちた企業の2次募集に応募しても大丈夫?
これから就活する人はこちらも参考にしてみてみましょう。
知名度の低い大学でも大手企業へ就職可能?
知名度の低い大学出身者であっても、大手企業への就職は目指せます。
もちろん、学歴が評価を左右するケースもありますが、最終的な決定材料とはなりません。大切なのは、面接官に「一緒に働きたい」と思わせることです。
どのような大学出身であっても、企業の求める人物像を知り、上手に志望動機や自己PRを伝えることが大切です。
大手企業へ就職するには資格を持っていた方が良い?
その仕事で役立つ資格であれば、優遇される場合もあります。
ただし仕事に関係ない資格の場合、取得に至ったエピソードを作り込まない限り、アピールには直結しにくいです。就活開始まで時間があるのであれば、その仕事で役立つ資格を調べて取得を目指すのが良いでしょう。
一度落ちた企業の2次募集に応募しても大丈夫?
一度落ちた企業でも、2次募集に応募できます。ただし1次募集よりも募集人数が減り、採用倍率が高くなる傾向にある点は注意が必要です。
1次募集のとき以上に、入念な就活準備が必要となってくるでしょう。
大手企業へ就職するには対策が重要!しっかりと準備をしておこう
大手企業には毎年多くの就活生が応募するため、採用される難易度は高めです。就職するには、突出したアピールポイントが重要となります。
しかしながら、突出したアピールポイントがないからといって諦める必要はありません。自己分析によって唯一無二の強みが見つかることや、面接で良い印象を与えて内定をもらえることもあります。
また、大手企業から内定をもらうためには、自己分析や企業研究だけでなく、事前にインターンに参加したりOG・OG訪問をしたりして入念な準備をしておくことが大切です。しっかりと選考対策ができていれば、大手企業への就職も十分に可能だと言えるでしょう。
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