就活は7月からでも間に合う!夏採用の特徴と攻略法を解説

就活は7月からでも間に合う!夏採用の特徴と攻略法を解説

大学4年生の7月に就活を始めたり、まだ継続していたりする場合、春採用ですでに就活を終えた人と比べて焦りを感じることもあるかもしれません。しかし実際には、7月からでも十分に内定を獲得するチャンスはあります。

この記事では、7月頃から始まる夏採用の特徴や押さえておきたいポイントを解説しています。また、内定を獲得するために活用できるサポートも紹介しているので、ぜひ今後の就活の参考にしてください。

なお、7月からの就活の進め方に悩んでいる人には、「P-CHAN就活エージェント」の利用がおすすめです。P-CHAN就活エージェントでは、1人ひとりにキャリアアドバイザーがつき、企業紹介から面接対策までさまざまなサポートを行っています。

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7月から就活を始める前に知っておくべき現状

7月から就活を始める前に知っておくべき現状

春採用が終わった7月から新たに就活を始めたり、まだ就活を継続したりしている場合、まずは7月時点の就活事情を知っておくことが大切です。

以下のデータから考えると、7月からの就活は、他の就活生の平均的なスケジュールと比較してやや出遅れている、または内定獲得に時間がかかっている可能性があると言えます。

  • すでに90%以上の学生が就活を開始している
  • 80%以上の学生が7月までに内定を獲得している

すでに90%以上の学生が就活を開始している

内閣府の「就職・採用活動開始時期に関する調査結果」によれば、令和5年度においては7月時点ですでに90%以上の学生が就活を開始していることが明らかになっています。

したがって、7月から就活を開始するのは遅めのスタートと言わざるを得ません。

またこの調査では、4月時点でもすでに90%近くの学生が就活を開始していることも分かっています。早期に就活を始めたライバルと戦っていくためには、戦略的な活動が必要になります。

80%以上の学生が7月までに内定を獲得している

大手人材派遣会社リクルートが運営している「就職みらい研究所」の「就活プロセス調査(2024年卒)」によると、7月時点ですでに80%以上の学生が内定を獲得していることも明らかになっています。大学最後の夏休み前には、8割の学生に内定が出ている状態です。

ただし、ここにはまだ就活を終了していない就活生も含まれています。1つ以上内定を獲得していても、納得できる結果でなければ引き続き活動を続ける就活生も少なくないためです。

したがって、80%以上の学生が内定を獲得していると考えて不安になりすぎる必要はありません。

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7月に就活をしている人の特徴

7月に就活をしている人の特徴

7月に就活を継続している人や新たに始める人は、「ただ何となく始めるのが遅くなった」という人ばかりではありません。それぞれさまざまな事情を抱えている場合があります。

具体的には、以下のような理由が考えられます。

  • 春の就活で内定が出なかった
  • 獲得した内定に満足していない
  • 海外留学をしていた
  • 公務員を目指している
  • 学業や部活動に専念していた

春の就活で内定が出なかった

最も多い理由として考えられるのが、春の就活でも選考を受けていたものの、内定が1つも得られなかったというパターンです。この場合、不本意でも7月頃から本格化する夏の就活に挑むことになります。

内定が得られなかった理由はさまざまですが、1つも内定がないということは、自己分析や業界研究など、就活の基本的な準備が不足していた可能性があります。

自己分析や業界研究が不足していると自分の特性に合った応募先が選定できず、なかなか内定が出ない状況に陥りやすいでしょう。

獲得した内定に満足していない

春の就活ですでに1社以上の内定を獲得していても、結果に納得していない場合は就活を継続せざるを得ません。希望する企業から内定を獲得するか、内定辞退ができるギリギリまで活動することになります。

とは言え、内定自体は出ているため、一定の評価を得たことは間違いありません。就活の基礎的な対策はできていると考え、自信を失わずに活動を続けましょう。

海外留学していた

海外留学をしていた場合、春の就活シーズンに帰国が間に合わないことも少なくありません。大学生の留学は、大学3年生の秋〜大学4年生の春にかけてとなるケースが多いためです。

ただし、スタートが遅くなったとは言え、海外に留学していたこと自体がマイナスに働くことは少ないと言えます。むしろ、貴重な経験から自分をアピールするチャンスになります。

公務員を目指している

公務員への就職を希望している人は、これからが就職活動の本番と言えます。公務員試験の多くは、4月〜8月にかけて実施されるためです。

もちろん、公務員を志望しつつも並行して民間企業の選考を受ける人もいるでしょう。一方、並行して民間企業の選考を受けたが不採用続きだった、あるいは公務員一本に絞って就活を進めたという場合は、7月時点で内定が一つもない状態となります。

学業や部活動に専念していた

学業や部活に専念していた人は、実習や大会などの関係で就活開始時期が遅くなりがちです。

例えば陸上部の場合、全日本インカレは6月いっぱいまで大会が開催されているので、それまでは就活に集中しにくいでしょう。研究室やゼミに配属され学会発表が春に重なった場合も、なかなか就活に専念できない状態となるかもしれません。

ただし、専門性を高めるための勉学に集中して取り組んだ経験や、部活動で培った継続力・人間力は評価される傾向にあります。7月から就活を始める場合でも、遅れを取り戻すチャンスは十分にあるでしょう。

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7月からの就活で内定なしでも間に合う理由

「夏採用」とも呼ばれる7月からの就活の特徴

7月からの就活はやや遅いスタートとは言え、内定を獲得することは十分に可能です。もちろん、春から就活を継続している人にもチャンスがあります。

7月に内定なしでも間に合うのは、以下の2つの理由からです。

  • 遅いスタートでも内定を獲得している人はいるから
  • 7月も採用活動を継続している企業が大半だから

遅いスタートでも内定を獲得している人はいるから

大手人材派遣会社・リクルートの「就職みらい研究所」がまとめた「就活白書2023」によれば、3月以降に就活を開始した学生でも夏〜秋にかけて内定を獲得しているデータがあります。

さらに、数は減少するものの、同じ年の10月頃までは継続して内定獲得者が出続けていました。したがって、多少スタートが遅くなっても内定が出ないというわけではありません。

7月も採用活動を継続している企業が大半だから

2023年のDISCOによる「2024年卒・新卒採用に関する企業調査:中間調査」によれば、7月時点でまだ80%近い企業が採用活動を継続しています。背景として、企業規模によってはなかなか応募者が集まらないこと、内々定を出しても辞退する学生がいることなどが考えられます。

7月以降も多くの企業が採用活動を続けており、内定獲得のチャンスがあると考えて良いでしょう。

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7月からの就活で押さえておきたいポイント

7月からの就活で内定なしでも間に合う理由

7月からの就活でも、就活の基礎をおろそかにしてはなりません。とは言え、活動できる時間が限られていることも確かです。力を入れるべきポイントを絞り、効率的に対策する必要があります。

具体的には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 焦りがあっても自己分析を怠らない
  • 業界・企業研究では選択肢を絞りすぎない
  • 夏採用に挑む理由を言語化しておく
  • 内定なしでも隠さず伝える
  • 就活に必要なマナーを身につける
  • 原因を分析しながら経験を積む

焦りがあっても自己分析を怠らない

周囲に比べて内定獲得や就活開始の時期が遅れていると、焦りを感じるのは当然です。しかし、就活の基礎である自己分析を怠らないようにしましょう。

自己分析は過去の経験を掘り下げたり、仕事に対する考えや仕事選びの方向性を明らかにしたりするものです。したがって、ここが定まっていないと方向性を模索しながら就活を進めることになり、結局は非効率な動きになります。

自己分析には、「モチベーショングラフ」「自分史」などのさまざまな方法があります。できれば複数の方法で自己分析に取り組み、さまざまな側面から自分を掘り下げてみましょう。

業界・企業研究では選択肢を絞りすぎない

自己分析である程度の方向性を定めることは大切であるものの、業界・企業研究の段階から選択肢を絞りすぎないほうが賢明です。選択肢を絞りこみすぎると応募できる企業の数が減り、内定のチャンスも限られてしまいます。

また、最初から自分で選択肢を狭めてしまうと、本当は適性がある業界にもかかわらず見過ごしてしまうかもしれません。希望している業界以外でも、職種によっては今まで気づかなかった適性を見つけられる可能性もあります。

業界・企業研究の段階では、広い視野を持って検討しましょう。

夏採用に挑む理由を言語化しておく

夏採用まで就活を続けている理由は選考で聞かれる可能性が高いため、説明できるように準備しておきましょう。はっきりと答えられずにいると、何か問題でもあるのだろうかと疑われてしまいます。

具体的には、「実習があり活動開始が遅くなった」「活動途中で当初とは異なる方向性が定まり、この業界を目指すことになった」など、なるべくポジティブな理由を交えて説明しましょう。事前に言語化しておけば、面接本番で焦ることがなくなります。

内定なしでも隠さず伝える

内定がないことに引け目を感じても隠す必要はありません。なぜなら、企業の採用では悪いことも素直に報告できる、事実を偽らない人間性も重視されているからです。

また、「内定がないのなら、うちに入社してくれる可能性が高いのではないか」と採用担当者側からの期待も高まり、内定の話が進みやすくなる可能性もあります。

就活に必要なマナーを身につける

春採用から活動しているにもかかわらず内定が出ていない場合、就活生に必要なマナーが身についていなかったことが原因の1つとして考えられます。スーツにしわはないか、靴の手入れは行き届いているかなど、清潔感を見直してみましょう。

特に夏採用は、クールビズに対応するかどうかの判断も必要になります。企業からの指定がないか、事前によく確認しておきましょう。

新卒の面接マナーに興味がある方は、「新卒の面接マナーを紹介!対面面接の受付・入室・退室などシーンごとに解説」も読んでみてください。

原因を分析しながら経験を積む

これまで複数の選考に落ちてきた原因を分析し、改善しながら場数を踏んで、選考の経験を積みましょう。

内定が出ていない原因を分析するのが最優先事項ではありますが、面接でパフォーマンスを発揮するにはやはり経験が欠かせないからです。

面接を受ける数を増やして振り返りと改善を繰り返し、受け応えなどのスキルをブラッシュアップしていきましょう。

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7月からの就活で頼りにしたいサポート

7月からの就活で頼りにしたいサポート

限られた時間で効率的に就活を進めるには、自分一人の力だけではなく、第三者の力を借りることも有効です。以下に挙げたサポートを活用しながら、就活を進めましょう。

  • 気軽に利用できる「大学のキャリアセンター」
  • 一歩先を行く「OB・OG」
  • 選択肢が広がる「逆求人サイト」
  • 応募先選定から面接対策までできる「就活エージェント」

気軽に利用できる「大学のキャリアセンター」

大学内に設置されているキャリアセンターは、日常の中で気軽に利用できるサポートの1つです。カウンセラーによる個別相談も受けられるので、就活のあらゆる悩みを解消できるでしょう。

他にも、就活に役立つイベントや、その大学限定の企業説明会なども開催されています。企業から大学に直接求人が送られてくることもあるので、定期的に通うと良いでしょう。

一歩先を行く「OB・OG」

同じ大学の学生という立場から社会人になったOB・OGは、一歩先を行く就活の先輩でもあります。同じような悩みを経験した先輩から、貴重なアドバイスを得られる可能性が高いでしょう。

ただし、多くのOB・OGは就活のプロではないので、話の内容に誤った情報が含まれている可能性があります。またOB・OGの年代によっては、現在の就活とは事情が異なる場合もあるので、あくまで参考情報の一つとして捉えましょう。

選択肢が広がる「逆求人サイト」

逆求人サイトとは、自分のプロフィールや保有資格などのスキルを登録しておくと、企業側からスカウトが届くサービスです。

その企業が求める人材と判断されたからこそスカウトが届いているので、適性に合った求人である可能性が高いと言えます。自分の意外な長所・適性に気づく機会になることも多いので、登録しておくのがおすすめです。

応募先から面接対策までできる「就活エージェント」

就活のプロである就職エージェントは、就活が最短距離で進むように自己分析から企業選び、面接対策まで、就活のあらゆる面をサポートしてくれるサービスです。就活のプロがマンツーマンで相談に乗ってくれるので、自分の状況に合った的確なアドバイスが期待できます。

基本的に料金は発生しないため、少しでも不安があるならまずは相談してみましょう。

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就活は7月からでも間に合う!まずは行動しよう

就活は7月からでも間に合う!まずは行動しよう

ややスタートが遅れたとは言え、就活は7月からでも十分に間に合います。

限られた時間の中で就活を進めることになりますが、焦りは禁物です。ポイントを押さえて効率的に動くことを意識しつつも、基礎をおろそかにせず着実にステップを踏むことを大切にしましょう。

なお、7月からの就活で結果を出したい人には、「P-CHAN就活エージェント」の利用がおすすめです。P-CHAN就活エージェントでは、時期に合った就活の進め方をマンツーマンでアドバイスしています。登録は無料なので、積極的に活用しましょう。

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この記事の監修者

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創業60年。一貫して人材サービスに携わり、累計2万社を超える企業の採用を支援。
東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を中心にサービスを展開。
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