就活における企業の探し方は?見つけ方のコツや注意点を解説
「自分に合う企業ってどうやって探せば良いの?」「就活サイトを見ても、どの企業を選べばいいのか分からない…」このように、企業探しに悩む就活生も多いでしょう。
企業の探し方にはインターネットでの情報収集や実際に企業に足を運ぶなど、さまざまな方法があります。ただし、自分に合った企業を効率的に見つけるには、適切な手順でリサーチすることが重要です。
この記事では、就活における企業の探し方を紹介するとともに、自分に合った就職先の見つけ方を解説します。入社後に合わないと感じ、後悔しないためにも、自分に合う企業の条件を明確にして納得のいく企業探しを進めましょう。
企業の探し方に悩んだら、就活エージェントにアドバイスをもらうのも一つの方法です。P-CHAN就活エージェントでは、専任のアドバイザーが一人ひとりに合った企業探しをサポートしています。企業探しに行き詰まったら、手厚いサポートが受けられるP-CHAN就活エージェントに相談してみましょう。
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目次
就活での企業の探し方10選
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就活での企業の探し方には、次の10の方法があります。
- 就活ナビサイトを利用する
- 逆求人サイトに登録する
- 就活エージェントのサービスを利用する
- 口コミやSNSでリサーチする
- 就活イベント・合同説明会に参加する
- OB・OG訪問をする
- インターンシップに参加する
- 会社説明会に参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
- 新卒応援ハローワークを利用する
以下、それぞれ詳しく解説します。
就活ナビサイトを利用する
就活ナビサイトは、求人やイベントの情報が集められた就活生向けのサイトです。さまざまな企業の基本情報が掲載されており、1社ごとに調べてまとめる手間が省けるため、業界・職種を絞る段階での利用が適しています。
ブックマーク機能があるサイトなら、気になる企業のリスト化や、イベントの日程を一元管理することもできます。多種多様な企業の基本情報を並列して比較することで、業界の傾向を把握し、企業ごとの優位性や独自性を知るためにも役立つでしょう。
就活ナビサイトは、さまざまな業種にわたり企業情報や求人をまとめて確認できる点がメリットです。しかし情報量が多いため、気になる企業をピックアップした後は、必要な情報に絞って掘り下げる必要があります。より詳しい情報を集めるためには、他の方法との併用がおすすめです。
逆求人サイトに登録する
逆求人サイトは、就活生が自分のプロフィールや希望条件などを登録しておくと、企業から選考オファーが届くサービスです。
一般的な求人サイトのように自分で企業を探すのではなく、企業側が求める人物像に合った就活生を見つけて直接アプローチするので、企業を一から探す手間が省けます。卒論やアルバイトなどで忙しい人でも利用しやすい方法と言えるでしょう。
また、企業に適性があると判断されたうえでアプローチを受けるため、入社後にミスマッチを減らせるのもメリットです。スカウト後は書類選考や一次選考が免除になるケースもあります。
スカウトメールを受け取ることで、もともと希望していなかった業界や知らなかった企業と出会うこともでき、視野が広がります。企業探しの選択肢を増やしたい人に向いているでしょう。
就活エージェントのサービスを利用する
就活エージェントでは、プロの専任アドバイザーが一人ひとりの適性や希望に沿って企業探しを手伝ってくれます。企業規模にかかわらず多くの求人情報を持っているほか、非公開求人や特別選考ルートの紹介を受けることも可能です。
そのため、プロの視点で自分の価値観にマッチした企業を紹介してもらえる点がメリットです。比較的情報が少ない中小企業であっても、就活エージェント独自の情報網で求人の詳細や募集背景などに関する情報を得て、就活に役立てることもできます。
応募書類の添削や面接対策などのサポートも受けられるため、企業探しだけでなくその後の就活全般に関する相談をしたい人にもおすすめです。
おすすめの就活エージェントを知りたい人は、「新卒におすすめの就活エージェント23選!使うべき理由や選び方も解説」も読んでみてください。
口コミやSNSでリサーチする
インターネット上での情報収集には、次のような方法があります。
- 口コミサイト
- SNS
- ブログ
- 企業の採用ページ
口コミやSNSでは社員の意見を知ることができるため、社内の雰囲気や給与事情の実態を調べる際の参考になります。
SNSはリアルタイムで情報発信されやすく、最新情報の収集に便利です。企業の公式アカウントは最新の取り組みや採用状況に関する情報が、社員のブログでは職場の雰囲気を知るヒントなどが得られるでしょう。
また近年、求職者が知りたい情報を集め、採用ページを拡充させる企業が増えています。採用ページからは次のような情報が得られます。
- 過去の面接で実際にあがった質問と回答
- 入社前後の印象の違いについてのインタビュー
- 社員の1日の過ごし方
- 社内イベントの様子
上記のようなピンポイントで知りたい情報がある場合は、企業の採用ページを確認する方法がおすすめです。
社員の生の声やリアルタイムの情報は、就活生にとってより企業とのマッチ度を判断するための材料にできるでしょう。
就活イベント・合同説明会に参加する
就活イベントや合同説明会に参加すると、多くの企業と一度に接点を持てるため、効率良く企業を探すことができます。各企業の事業内容や社風を直接確認できるため、応募先の候補を具体的に絞り込む際に役立ちます。
質疑応答の時間も設けられていることが多いため、事前に参加企業を確認したうえで、質問したい内容をまとめておくと良いでしょう。
就活イベントや合同説明会で得た情報は、参加企業ごとにメモや表にまとめるなど整理しておくことをおすすめします。整理しておくことで、企業の特徴や質問内容、気になるポイントを後から比較・検討しやすくなり、応募先選びやエントリーシート作成に役立ちます。
OB・OG訪問をする
OB・OG訪問をすると、希望する業界や企業で働いている先輩から生の情報を得られます。実際の業務内容や職場の雰囲気など、企業の公式サイトやインターネットでの口コミなどでは得られない情報を直接聞けることがメリットです。
人事担当者には聞きづらいことも、OB・OG訪問時であれば質問しやすいでしょう。また、OB・OG訪問で得られた情報は、自己PRや志望動機を考える際や面接対策でも役立ちます。
OB・OG訪問のアポイントを取る際には丁寧な言葉遣いを心がけ、質問したい内容は事前に整理しておくのがおすすめです。訪問後に、お礼のメールを送ることも忘れないようにしましょう。
インターンシップに参加する
インターンシップに参加すると、実際に企業で働く経験を通じて、志望先の企業を具体的に知ることができます。
仕事内容や社風を肌で感じられるだけでなく、社員と直接交流できるため、企業の雰囲気や自分との相性を判断するうえで非常に有効です。希望する企業のインターンシップに参加できれば、企業理解を深めると同時に、選考でも有利に働く可能性があります。
また、職場の雰囲気を直に感じられるため、自分に合う業種や企業かどうかを判断できます。業界や職種についての理解を深められることで、自分の強みや本当にやりたいことを再検討する際にも役立つでしょう。
会社説明会に参加する
会社説明会に参加すると、Webサイトやパンフレットだけではわからない、企業のリアルな姿や雰囲気を体感できます。会社説明会は企業にとっても、自社に適した学生を獲得できるチャンスなため、自社の魅力や他社より優れた点などをわかりやすく説明してくれるでしょう。
会社説明会では座談会が設けられていることが多く、現場で働いている社員と直接交流できます。また、実際に選考に進めた場合、説明会へ参加した経験は入社意欲の高さをアピールすることに役立ちます。
大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターに相談すると、自分では見つけられない企業の求人情報を得られる可能性があります。キャリアセンターは、特定の業界やOB・OGと独自につながりを持っていることがあるためです。そのため、大学に関係した企業であれば、選考を有利に進められるかもしれません。
キャリアセンターの求人情報は随時更新されるため、定期的に訪れて最新の情報を入手することをおすすめします。
新卒応援ハローワークを利用する
新卒応援ハローワークでは、地域に根差した中小企業の求人や、一般の就活サイトにはない独自の求人に出会える可能性があります。都道府県ごとに1か所以上、全国に56か所あり、無料で利用できます。
新卒応援ハローワークが利用できるのは以下の人です。
- 卒業予定の学生・生徒
- 卒業後おおむね3年以内の人
新卒応援ハローワークでは、ESや履歴書の作成支援、面接対策などを行うほか、企業説明会や企業面接会も開催しています。
※出典:厚生労働省「新卒応援ハローワーク」
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就活で効率良く企業を探すコツ
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就活での企業の探し方はさまざまですが、効率的に進めるためにも次のポイントを押さえておきましょう。
- 複数の探し方を併用する
- 希望を絞り込みすぎない
- 自己分析を基に情報を取捨選択する
それぞれのコツを詳しく解説します。
複数の探し方を併用する
就活で自分に合う企業を効率良く見つけるには、複数の探し方を併用することが大切です。特定の探し方のみでは、情報が偏ってしまう恐れがあります。
例えば、インターネットでの情報収集は効率的ですが、実際の雰囲気を肌で感じることはできません。一方、OB・OG訪問や企業説明会などによる情報収集は現場のリアルな声を聞けますが、得られる情報の範囲が限られ、比較検討が難しくなります。
インターネットと現場の情報をバランス良く組み合わせて企業探しを行うことで、これらのデメリットを補い合えます。
また、複数の方法を活用することで、多くの求人情報と出会うチャンスも増えるでしょう。企業によっては一般的な求人サイトではなく逆求人サイトやエージェント経由でしか採用活動を行っていないケースもあるため、応募の機会を逃さないためにも幅広く探しましょう。
就活エージェントを使うべきか悩んでいる人は、「就活エージェントは使うべきか?実際どうなの?使うべき理由も解説」も読んでみてください。
希望を絞り込みすぎない
企業探しを効率良く進めようと希望条件を絞り込みすぎると、視野が狭まり選択肢を減らしてしまうことがあります。
例えば業界や業種、企業規模などを限定し過ぎると、本来の「やりたい仕事」「自分に合う仕事」から軸が逸れがちです。もともと向いていないと思っていた業界や職種でも、社風や理念、将来のビジョンが自分の価値観とマッチする企業があるかもしれません。
こだわるべき軸を押さえたうえで視野を広げることで、過不足なく選択肢を絞ることができます。結果として、満足度の高い就職を実現しやすくなるでしょう。
自己分析を基に情報を取捨選択する
効率的に企業探しをするには、収集した情報を自己分析を基に取捨選択して整理する必要があります。
自己分析は、企業探しの軸を明確にする作業です。膨大な情報から自分にとって重要な条件を選り分ける際、軸から逸れないために自己分析結果を基にすると良いでしょう。
情報を整理するには、働き方や待遇などの希望に対して優先順位をつける方法があります。また、企業選びの軸をテーマにしたマインドマップの作成も、情報の取捨選択に効果的です。
希望する働き方やキャリアプランなどが明確でないと、不要な情報も集まり、整理に時間がかかったり調べ直しが必要になったりと、効率的な企業探しの妨げになる可能性もあります。スムーズな企業探しのために、自己分析をしっかり行いましょう。
入社後に後悔しない企業の見つけ方
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就活における企業の探し方を踏まえて、自分に合う企業を見つける方法には次のようなものがあります。
- 「自分に合う企業」の基準を明確にする
- 事前準備をしっかり行う
- 譲れない条件と譲れる範囲を明確にする
- 求められる人物像と自分の強みを照らし合わせる
- BtoB企業も候補に入れる
- 企業情報を一覧化して比較しやすくする
以下、詳しく解説します。
「自分に合う企業」の基準を明確にする
自分に合う企業とは、価値観が合う企業です。価値観が合う企業を見つけるためには、社風や労働条件、将来の展望など、自分が働くうえでの優先順位を明確にしましょう。
自分の価値観の基準と企業情報を比較し、マッチ度が高い順に整理しておくことで、入社後のミスマッチ防止に繋がります。比較する際には、インターネットで得た客観的な情報と足を運んで得た主観的な情報でそれぞれ整理しましょう。
客観的な情報には仕事内容や福利厚生、待遇などが該当します。一方、イベントやインターンシップに参加して実際の雰囲気から得た感想は主観的な情報です。
価値観のマッチ度を測る際には、客観的な条件が自分の希望と合っているか、主観的な条件が自分の性格と合っているかを判断基準とします。このように、自分に合う企業の基準を定義するためには、情報を客観と主観で分けて自分にとって何が重要かを明確にすることが大切です。
自分に合っていると感じる理由が言語化できていると、エントリーシートや志望動機の作成に役立ちます。面接でも、企業とのマッチ度を具体的に説明でき、入社意欲の高さを伝えやすくなるでしょう。
事前準備をしっかり行う
就活の事前準備が不足していると、軸がぶれて自分にとって重要な情報を取捨選択できずにミスマッチを引き起こす可能性があります。以下は情報収集の事前準備として必須項目です。
- 自己分析
- 業界・企業研究
- 就活の軸の確定
- 労働条件の整理
- キャリアプラン策定
事前準備をしっかりと行えていれば、仕事内容や福利厚生といった自分にとって重要な情報の整理がスムーズです。入社後に後悔しないためには、就活中も定期的に自己分析を見直すことが大切です。定期的に自己分析を見直すことで価値観の変化に合わせて就活の軸が調整できるので、ミスマッチを防ぎ、企業探しで後悔するリスクを軽減できます。
自己分析についてさらに詳しく知りたい人は、「自己分析のやり方7ステップ!新卒が就活で自己分析をする効果的な方法」も読んでみてください。
譲れない条件と譲れる範囲を明確にする
企業選びでは譲れない条件だけに着目しがちですが、同時に譲れる範囲を明確にしておくことも大切です。情報を整理する際に、優先順位をつけやすくなるためです。
例えば働き甲斐を最優先に考え、年収は妥協しても良いと考える場合、「○○万円以上が希望だが、やりがいがあれば△△万円までは許容できる」というように、条件によって譲れる年収の範囲を決めておきましょう。
複数の候補を比較する際も、譲れる範囲を決めておくと、納得のいく選択がしやすくなります。
求められる人物像と自分の強みを照らし合わせる
入社後に後悔しない企業を見つけるためには、企業が求める人物像と自分の強みがマッチしているか照らし合わせて確認しましょう。マッチする企業なら適性のある業務を任される可能性が高まり、モチベーションを維持しやすいからです。
例えばチームワークを重視する企業では「協調性」が求められ、成果主義の企業では「主体性」が重視されるなど、企業ごとに求める人物像は異なります。事前に企業の求める人物像を確認し、自分の強みと合致する企業を選ぶことで、長期的に満足度の高い就職を実現しやすくなります。
ただし、企業が求める人物像に無理に合わせる必要はありません。重要なのは、自己分析を通じて「自分がどのような環境で力を発揮しやすいか」を把握し、そのうえで企業とのマッチ度を判断することです。企業の基準だけでなく、自分自身の価値観も大切にしながら就活を進めましょう。
BtoB企業も候補に入れる
BtoC企業にこだわらない人なら、BtoB企業も視野に入れると良いでしょう。選択肢の幅が広がるほか、経営の安定性が高い企業を見つけられる可能性があるためです。
BtoBは「Business to Business」の略称で、企業間取引のことを指し、対して一般消費者向けのビジネスをBtoC「Business to Consumer」と呼びます。BtoB企業では、一つの案件ごとの取引額が高額で、取引期間が長期間に及ぶことが多いため、経営の安定性が高い点がメリットです。
就活生にはサービスをイメージしやすいBtoC企業の方が人気があり、BtoB企業は認知度が低い傾向にあります。しかし見方を変えれば、ライバルが比較的少ないことになり、選考を有利に進められる可能性があるでしょう。
企業情報を一覧化して比較しやすくする
就活で得た企業情報は、そのままにせず一覧表にしてまとめておきましょう。情報を体系的に整理することは、単なる作業の一つではなく、内定への道筋を明確にするための大切な戦略になるためです。
業界や企業に関するさまざまな情報は、スプレッドシートやノートなどで一元的に管理すると、企業ごとの特徴が一覧でわかり比較検討がスムーズに進みます。
また、情報を整理する作業の中で、自分が本当に大切にしたい価値観は何であるかが見えてくることもあるでしょう。例えば、仕事のやりがいやワークライフバランス、社内の人間関係など、大切な価値観は人により異なります。
価値観が明確になると、企業が自分の価値観と合致しているかどうかを客観的に判断できます。
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就活における企業探しで失敗しやすいポイント
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就活の企業探しでありがちな失敗の原因には、次のようなものがあります。
- 情報量が少ない
- 入社後のイメージができていない
- 内定獲得が目的になってしまう
- 就活の軸がない、またはぶれている
- 大手企業や有名企業だけを選択肢にしている
- 現場のリアルな情報を収集していない
失敗しやすいポイントをあらかじめ把握して、未然に防ぎましょう。
新卒での就活に失敗した場合の挽回方法を知りたい人は、「新卒で就活に失敗しても終わりではない!その後の進路と挽回方法を解説」も読んでみてください。
情報量が少ない
情報量が不足していると、候補として挙げた企業が本当に自分に合うかどうか判断できません。その結果、実際に働き始めてから「思っていた環境と違った」「自分には合わない企業だった」と後悔する可能性が高くなります。
なぜなら、企業の募集要項だけではわからない情報が多くあるからです。例えば社風や働き方、社員の雰囲気、業務内容の詳細などは求人情報や企業サイトだけでは把握しにくいポイントです。
幅広く情報を入手するためには、企業サイト以外に口コミやOB・OG訪問など、インターネットとリアルの情報をバランスよく収集しましょう。興味がある業界や企業のイベントに実際に足を運ぶ前には、インターネットで得られる情報をしっかりとまとめておくと、追加で知りたい情報を漏れなく確認できます。
情報量を増やし、多角的な視点で企業を分析することで、自分に合った企業をより確実に見つけることができるでしょう。
入社後のイメージができていない
入社後の働き方を具体的にイメージできていないと、入社後に「思っていた仕事と違った」と感じ、後悔するリスクが高まります。企業の基本情報を知るだけでは、「自分がその環境でどのように働くのか」「どのように成長できるのか」まで想像できないことがあるからです。
例えば、「成長できる環境」と書かれていても、どのようなスキルが身につくのか、どのようなキャリアパスが描けるのかが明確でなければ、自分に合う環境なのか判断しづらくなります。
単に企業の情報を集めるだけでなく、説明会やインターンシップ、OB・OG訪問を通じて、実際の働き方や成長環境について深く理解することが重要です。企業の文化や業務の進め方、キャリアの描き方を具体的にイメージできる企業を選ぶことで、入社後のミスマッチを防げるでしょう。
内定獲得が目的になってしまう
就活の企業探しは、内定獲得だけを目的にせず、自分の価値観に合った企業を選ぶことが大切です。内定獲得をゴールにすると、企業選びの軸から逸れてしまい、本来のやりたい仕事ができなくなってしまうリスクがあるためです。
例えば「入社したい企業」ではなく「入社できる企業」を選んでしまうと、仕事内容や社風が自分に合っているかまで検討できない恐れがあります。その結果、「やりがいを感じられない」「職場の雰囲気が合わず働きづらい」といった理由で転職を考えるケースも少なくありません。
内定獲得を焦らず、譲れない条件と譲れる条件を見直しながら、自分に合う企業を選ぶことが重要です。企業の理念や働き方、成長環境をしっかり確認し、長期的に活躍できる企業を選びましょう。
就活の軸がない、またはぶれている
就活の軸が定まっていないと、自分に適した業種や企業を見極められず、企業選びや面接で失敗しやすくなります。就活の軸とは、業界や業種、企業を選ぶ際に自分が最も重要とする基準や価値観のことです。
就活の軸は、なりたい人物像や就きたい業務内容といったキャリアに関する内容だけでなく、福利厚生や給与といった労働条件も含まれ、人それぞれ異なります。軸がしっかり定まっていないと、志望動機や入社後のビジョンなどを聞かれた際に、的確に答えられません。
その結果、面接担当者に良い印象を与えられず、思うように結果が出ない可能性があります。
就活の軸の決め方を詳しく知りたい人は、「就活の軸の決め方・答え方!具体的な方法や業界・職種別の例文を紹介」も読んでみてください。
大手企業や有名企業だけを選択肢にしている
大手企業や有名企業だけに絞って検討すると、内定が得られずに行き詰まる可能性があります。大手や有名企業は就活生から人気があり、競争率も高くなるためです。
大手企業や有名企業だけが優良企業ではなく、知名度がそれほど高くない企業にも魅力的なところは数多くあります。例えば、幅広い業務を経験できる、社員の裁量が大きい、アットホームな職場環境などの魅力が挙げられます。
応募先企業は、大手企業や有名企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業なども含めて検討すると良いでしょう。視野を広げることで、自分に適した企業が見つかる可能性が高くなります。
現場のリアルな情報を収集していない
現場のリアルな情報を収集していないと、面接で企業の実情に合ったアピールができず、内定獲得が難しくなります。
現場のリアルな情報とは、実際に企業で働いている人や人事担当者などから得られる情報です。主に、企業説明会や座談会、交流会、会社見学、OB・OG訪問、インターンなどで得られます。
最近はインターネット上でも多くの情報を入手できますが、信ぴょう性の低いものも少なくありません。インターネットから得られた情報はあくまでも参考程度とし、信頼性の高い実際の現場の人の話を積極的に聞くようにしましょう。
企業選びの基準として押さえておきたい優良企業の特徴
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いわゆる「優良企業」とされる企業を探す際には、次の4つの特徴に当てはまるかどうかを確認すると良いでしょう。
- 成長性・将来性がある
- 社員のモチベーションが高い
- 働きやすい環境が整っている
- 社員の定着率が高い
成長性・将来性がある
成長性・将来性がある企業は、単に業績が良いだけでなく、企業が今後も継続して発展していくための潜在能力があると言えます。
具体的には、次のような企業が該当します。
- 安定した経営基盤と収益性がある企業
- 独自の強みと市場における優位性のある企業
- 新規事業への投資に意欲的に取り組む企業
ただし、同じ業界であっても、成長性や将来性には差があります。業績の安定性や財務基盤、競合に対する優位性、社員の育成体制などを総合的に比較検討することが大切です。
社員のモチベーションが高い
社員のモチベーションが高いことも、優良企業の特徴の一つです。モチベーションの高い社員が多いと企業全体のパフォーマンスや業績が向上し、結果として、さらに働きやすい環境を社員に還元できるためです。
また、キャリアアップ制度など社員の成長を後押しする制度が整っていたり、社員のメンタルケアを重視していたりする企業も多くみられます。
社員のモチベーションの高さを確認するためには、OB・OG訪問や会社説明会に参加するのがおすすめです。
働きやすい環境が整っている
働きやすい環境が整備されていることも優良企業の条件の一つです。社員が心身ともに健康な状態で勤務でき、最大限のパフォーマンスを発揮しやすくなるためです。
具体的には以下のような企業です。
- 産休や育休が取得しやすい
- フレックス制度を導入している
- 福利厚生が手厚い
これらの特徴を備えた企業は、社員が安定した環境で働きながら成長・活躍できる可能性が高いと言えます。
社員の定着率が高い
社員の定着率が高い企業は、安心して長く働ける環境が整備されていると言えます。また、企業が離職者を減らすための施策を実施しているかどうかも重要な見極めポイントです。
定着率が低下する主な要因には、仕事内容や人間関係、労働時間、昇給などの不満が挙げられますが、定着率の高い企業ではこうした不満を抱く社員が少ないと考えられます。
会社に愛着を持ち、組織の一員として貢献する姿勢が見られることも、高い定着率の一つの指標と言えるでしょう。
就活で企業の探し方に迷ったらプロへの相談がおすすめ
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就活で自分に合った企業を見つけるためには、十分な情報収集と、必要な情報を整理するために価値基準を明確にすることが大切です。就活の軸を定め、そこからぶれないように企業探しを行うことで、入社後のミスマッチを防げます。
企業を選ぶ中で情報の取捨選択に迷ったら、プロの客観的な意見を参考にするのもおすすめです。他者からの意見を取り入れることで視野が広がり、本当に重要な価値観や必要な条件が絞り込めるので、結果として自分に合った企業を正確に判断できることがあります。
P-CHAN就活エージェントでは、プロの就職アドバイザーが企業選びをサポートします。入社後に後悔しないためにも、一度相談してみましょう。
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