ものづくり業界志望者におすすめの就活の軸は?面接で回答する際の例文も合わせて紹介!
目次
ものづくり業界への就活では、「就活の軸」が欠かせません。就活の軸を決めると、就活におけるさまざまな場面で活用できます。では、ものづくり業界ではどのような就活の軸を作ると良いのでしょうか。
この記事では、ものづくり業界志望者におすすめの就活の軸や、面接で回答する際の例文を紹介していきます。ものづくり業界を志望している就活生は、ぜひ最後までご覧ください。
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ものづくり業界志望者におすすめの就活の軸
ものづくり業界志望者におすすめの就活の軸は、下記の2つです。それぞれの就活の軸について、詳しく解説します。
- ものづくりに携わりたい
- 自分の商品を世に広めたい
ものづくりに携わりたい
ものづくり業界志望者におすすめの就活の軸としてまず挙げられるのは、「ものづくりに携わりたい」です。
ものづくりは日本が誇る産業であり、私たちは日々便利な商品を利用して生活しています。たくさんの商品に触れてきたことで、自分自身もものづくりに携わりたいと志す人も多いでしょう。
ものづくりに携わりたいと考える人は、「この商品はどのような構造になっているんだろう」といった疑問を持つことが多いです。さまざまなことに疑問を持つことで新たな発想が生まれるため、企業からは独自の商品を生み出すポテンシャルがあると評価されるでしょう。
そのため、ものづくり業界において「ものづくりに携わりたい」という就活の軸はおすすめです。
自分の商品を世に広めたい
ものづくり業界には、自分で開発・製造した商品を世の中に出せるという特徴があります。そのため、「自分の商品を世に広めたい」という就活の軸を持つ人は多いです。
自分の商品が世の中で利用されているのを見ると、達成感を味わえます。自分が世の中の役に立っていることを実感できるため、モチベーションアップにもつながるでしょう。
また、自分の商品を世の中に広めたいという就活の軸がある人は、商品に関するアイデアを生み出してくれるだろうと企業に評価されやすいです。
ものづくり業界に特化した就活の軸の作り方
ものづくり業界に特化した就活の軸を作るためには、下記3つのステップに沿って作ると良いでしょう。それぞれのステップについて、考えるべきことやコツなどを解説します。
- 過去の出来事を思い浮かべる
- 感じたことを言語化する
- 社会人としてやりたいことに繋げる
①過去の出来事を思い浮かべる
まずは、過去の出来事を思い浮かべて、ものづくりに興味を持ったきっかけとなる出来事を思い出しましょう。ものづくりに関する出来事であれば、どんな些細なことでも構いません。
例えば、小学生のころの工作の授業や自由研究などは、多くの人がものづくりに触れられる機会でしょう。また、工場見学などで商品が製造されていく過程を見てものづくりに興味を持ったという人もいます。
きっかけは人によって異なるため、大小は問わずに出来事を思い浮かべてみましょう。
②感じたことを言語化する
ものづくりに興味を持ったこれまでの出来事を複数思い浮かべたら、次にその出来事で自分が感じたことを言語化します。
子供の頃はただ商品が「すごい」と感じただけかもしれませんが、今思い浮かべると「何がすごかったのか」「どうすごかったのか」という気持ちで表せるでしょう。
就活の軸では、自分が何を感じてその軸を大切にしているかが重要です。感じたことを言語化することで、自分のものづくりに対する気持ちを伝えられます。言語化する際は、できるだけ具体的で聞く人が理解できる内容にしましょう。
③社会人としてやりたいことに繋げる
過去の出来事で感じたことを具体的に言語化できたら、社会人としてやりたいことに繋げましょう。そこで決めたやりたいことが、就活の軸となります。
ただし、理想を並べるだけでは説得力がありません。やりたいことだけではなく、そのために頑張っていることや今後の計画についても考えておく必要があります。
ものづくり業界での就活の軸を考える際のポイント
ものづくり業界での就活の軸を考える際は、以下のポイントを意識しましょう。それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
- 企業の理念やミッションを理解する
- 企業の商品について深く知る
- 企業が社会に対してどのような貢献をしているのか調べる
企業の理念やミッションを理解する
ものづくり業界での就活の軸を決める際は、まず企業の理念やミッションを理解しましょう。就活の軸を考えるうえで重要なのは、企業の理念やミッションに沿ったものにすることです。
就活の軸が企業の理念やミッションとマッチすることで、志望する企業で活躍してもらえると採用担当者に評価してもらいやすいです。
いかに良い就活の軸でも、企業が求める人物像でなければ響きません。そのため、就活の軸を考える際は、必ず事前に企業の理念やミッションを理解しましょう。
企業の商品について深く知る
企業の商品を深く知ることで、その商品に沿った就活の軸を考案できます。ただし、商品を特定し過ぎるのは好ましくありません。企業には複数の商品がある場合も多いため、売上や需要などによってはその商品が将来なくなってしまう可能性があります。
そのため、企業から「その商品にしか興味はないのか?」と疑問に思われる可能性があります。企業の主力分野などにフォーカスして商品を調べましょう。
企業が社会に対してどのような貢献をしているのか調べる
企業が社会に対してどのような貢献をしているか、社会における役割を知ることで、将来の自分と照らし合わせて就活の軸を考えられます。企業がどのような貢献をしているかは、企業が公表するプレスリリースや理念、ミッションなどから読み解くことができるでしょう。
企業が社会に貢献している内容と就活の軸を合わせることで、企業が求める人物像と一致していることをアピールできます。
ものづくり業界において避けるべき就活の軸
どのような企業に入社したいか、どのような仕事をしたいかは人によって異なります。そのため、就活の軸も人それぞれ異なる考え方があっても問題ありません。
ただし、下記のような就活の軸は避けた方が良いでしょう。それぞれどのような就活の軸か、なぜ避けるべきなのかについて解説します。
- 待遇面に関する就活の軸
- ものづくり業界以外にも当てはまる就活の軸
- 特定の商品に関する就活の軸
待遇面に関する就活の軸
給与や福利厚生など、直接仕事の内容に関わらない就活の軸は、面接などでは伝えない方が良いでしょう。
もちろん、自分の中で条件として持っておくことは問題ありません。しかし、待遇面に関する就活の軸だけでは「仕事そのものには興味がない」と捉えられる可能性があります。
ものづくり業界以外にも当てはまる就活の軸
「社会貢献できる仕事がしたい」など、ものづくり業界以外にも当てはまる就活の軸の場合、企業から「ものづくりである必要はないのではないか」と疑問を持たれやすいです。そのため、就活の軸はものづくりに関連を持たせる必要があります。
また、ものづくり業界全体に当てはまるような就活の軸も、同様にその企業である必要はないと判断されやすいです。就活の軸を考える際は、その企業だからこそのポイントを付け加えましょう。
特定の商品に関する就活の軸
「〇〇の商品が好きだから志望した」など、特定の商品に関する就活の軸は避けた方が良いです。ものづくりに興味を持つきっかけとなった理由として紹介するのは問題ありませんが、特定の商品に愛着があるというだけでは就活の軸としては弱いです。
企業に複数の商品がある場合、その商品に関わる仕事に必ず就けるとは限りません。また、商品そのものがなくなる可能性もあるでしょう。そのため、特定の商品に関する就活の軸は避けた方が良いです。
ものづくり業界における就活の軸の例文
ここでは、ものづくり業界で就活の軸について回答するときの例文を、下記2つの就活の軸に基づいてそれぞれ2つずつご紹介します。
- 就活の軸「ものづくりに携わりたい」
- 就活の軸「自分の商品を世の中に広めたい」
就活の軸を「ものづくりに携わりたい」にした例文①
「私の就活の軸は、新しい技術を世の中に生み出すことです。私はインターンシップを通じて、新たな技術を開発することの重要性ややりがい、社会への影響の大きさを実感しました。そのため、私も世の中に新しい技術を生み出したいと考えています。
御社は業界のリーディングカンパニーとして、『常に新しいことにチャレンジする』という企業理念のもと、最先端の研究・開発を行っていらっしゃいます。私も御社の一員としてぜひ新しい技術を開発する力添えができればと考えています。」
就活の軸を「ものづくりに携わりたい」にした例文②
「私の就活の軸は、生活に欠かせないものづくりに携わることです。小学生のときに工場見学に行った際、材料が徐々に加工されて商品が作られていく様子に感銘を受けました。
ものづくりは、日本の中枢を担う産業です。その中でも、御社は業界をリードする最先端の商品を開発するだけではなく、多種多様な商品を生産されています。
さまざまな商品の開発をはじめとして、業界をリードする御社の一員としてものづくりに携わりたいと考えています。」
就活の軸を「自分の商品を世の中に広めたい」にした例文①
「私の就活の軸は、ものづくりで人々の生活を豊かにすることです。
小学生の頃に、腰が痛いと言っていた祖母にクッションを手作りしてプレゼントしたところ、とても喜んで使ってもらえたことが記憶に残っています。その経験から、ものづくりが人々の生活を豊かにすることを実感しました。
御社の商品は私たちの生活に欠かせないものであり、かつ高品質・低価格で提供されています。『人々の暮らしを豊かにする』という理念を取り入れている御社で働き、人々の暮らしをより豊かにしたいと考えています。」
就活の軸を「自分の商品を世の中に広めたい」にした例文②
「私の就活の軸は、自分が開発した商品を多くの人に利用してもらうことです。学生時代にボランティアで生活用品などを作成して、老人ホームなどの施設に寄付をするという活動を行っていました。
その経験の中で、ものづくりの大変さだけではなく、自分が作った商品で多くの人を笑顔にできるという達成感を感じられました。
御社は、企業理念である『ものづくりで社会に貢献する』という考えのもと、多くの人が利用できるように業界ないでも特に低価格で商品を提供されています。御社の一員としてものづくりに携わることで、自分の商品をより多くの人に提供できると考えております。」
ものづくり業界における就活の軸のNG例文
ここでは、ものづくり業界で就活する際に回答するべきではない、就活の軸のNG例文を2つご紹介します。
就活の軸を「やりがい」にしたNG例文①
下記の例文は、やりがいに関する就活の軸の例文です。やりがいは、ものづくり業界以外や競合他社にも当てはまることが多く、就活の軸としては避けた方が良いでしょう。
「私の就活の軸は、やりがいのある仕事ができるかどうかです。学生時代にアルバイトを行う中で、責任のある仕事を任せられるときが何度かありました。責任のある仕事は通常の業務に比べて力が入り、やりがいを感じることができました。
御社は業界でもトップクラスの技術力があり、新しい技術の開発にも力を入れています。御社は新しいことにチャレンジできる環境があるため、やりがいを感じられる仕事ができると考えました。」
就活の軸を「待遇」にしたNG例文②
ここで紹介する例文は、待遇に関する就活の軸の例文です。待遇を前面に出した就活の軸は、仕事そのものはどうでも良いのかと思われてしまう可能性があり、アピールするのは避けた方が無難です。
「私の就活の軸は、福利厚生が充実しているかどうかです。これまでの経験で、福利厚生が充実している会社で働いている人はイキイキと仕事をしていると感じました。
御社は福利厚生が充実しており、社員を大切にしている会社であることがわかります。福利厚生が充実している御社であれば、会社に貢献できる働きができると考えております。」
ものづくり業界での面接で就活の軸を聞かれる理由
採用担当者は、就活の軸を通して下記のようなことを確認するために面接時に就活の軸について聞きます。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
- 入社後のミスマッチを防ぐため
- 志望度の高さを判断するため
入社後のミスマッチを防ぐため
企業の採用担当者は、就活生がどのような人間か、会社に入社してどのようなことをやりたいかを知るために就活の軸を聞きます。いかに優秀な人材であっても、企業と就活生の間で業務のミスマッチがあった場合、早期離職につながる可能性があるからです。
反対に、就活生の人物像と自社の特徴があっていれば、より長く働いてくれると考えられるでしょう。採用担当者は、できるだけミスマッチを防いで長く働いてもらえるように、就活の軸を知りたいと考えています。
志望度の高さを判断するため
就活の軸が決まっているということは、しっかりと自分がやりたいことが定まっているということです。そのため、自社の選考を受けているということから、自分がやりたいことが自社であればできると就活生が考えていることがわかります。
企業選びをしっかり行った状態で自社の選考を受けていることがわかるため、志望度の高さを確認することができます。
ものづくり業界を目指す人は就活の軸を決めよう
就活の軸は、ものづくり業界への就職において、企業選びや面接対策などで欠かせないものです。ものづくり業界に適した就活の軸を決めておくことで、自分が企業にマッチした人材であることを伝えられます。
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