就活におけるグループディスカッションとは?高評価を獲得するコツや対策方法を解説
目次
就活では、個人の能力を測るだけではなく、集団の中での立ち回り方も評価されます。中でも、グループディスカッションは多くの企業で採用されている選考課程の1つです。
この記事では、就活におけるグループディスカッションとは何か、グループディスカッションでの役割や進め方、高評価を獲得するコツを解説します。グループディスカッションの対策・練習方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
P-CHAN就活エージェントでは、グループディスカッションをはじめ、就活に関するさまざまな不安や悩みを解消するためのサポートを行っています。サービスの利用料はかからないので、新卒なら誰でも気軽に利用しやすいです。
就活をする際は、P-CHAN就活エージェントの利用を検討してみましょう。
就活におけるグループディスカッションとは
グループディスカッションとは、数人のグループに分かれて1つのテーマに沿って議論し、テーマに対する結論をグループとして導き出す選考方法です。
面接官の質問に答えて自分をアピールする面接とは異なり、議論や発表の際の様子から評価を受けるという特徴があります。
グループディスカッションは、選考方法として採用する企業は多くあるため対策が必要です。
マイナビが2021年5月に実施した「学生就職モニター調査」によると、就活生の56.5%が対面またはWEB上でグループディスカッションを経験したことがあると回答しています。
就活のグループディスカッションでの役割
グループディスカッションには、主に下記4つの役割があります。必ずしも役割を持つ必要はありませんが、役割を持つことで自分をアピールしやすくなります。
- リーダー
- 書記
- タイムキーパー
- 発表者
リーダー
リーダーとは、議論の方向性を示して、議論をスムーズに進める推進役です。グループディスカッションでは、どうしても発言をする人が偏ってしまう場合があります。発言が少ない人に話を振るなど、グループ全体で議論できるように他者への配慮などが必要な役割です。
議論の進行役であるため目立つ役割ではありますが、意見を聞かずに自分の考えで推し進めてしまうなど、協調性がないと悪目立ちしてしまうため注意しなければなりません。
書記
書記は、グループディスカッションででた意見の要点を書き留めておく役割です。発言を記録するだけではなく、グループ全員で意見を共有して方向性を整理する役割もあります。
発言を聞いて書くことに集中するだけではなく、自分でもしっかりと発言する必要があります。
タイムキーパー
タイムキーパーは、議論が既定の時間に終わるように進捗を管理する役割です。意見出しや結論のまとめなどの時間配分を決め、全体の時間経過を管理します。
グループディスカッションでは議論が白熱することもあるため、時間がなくなって議論の収拾がつかないといったことがないように、しっかりと親交をサポートする必要があります。
発表者
発表者は、グループの代表としてグループとしての結論を全体に発表する役割です。グループディスカッションでは、最終的にまとめた内容を全体に発表する場合があります。
発表者は、結論を論理的にわかりやすく発表する必要があります。また、内容だけではなく話し方などの態度も重要です。
就活のグループディスカッションで高評価を獲得するコツ
グループディスカッションで高評価を獲得するには、下記のポイントを抑えておくことが重要です。
- 自分のどの能力をアピールしたいかを決めておく
- 時間配分を意識する
- アイテムを活用する
自分のどの能力をアピールしたいかを決めておく
グループディスカッションで自分のどの能力をアピールしたいかを決めておくと、ディスカッション内で自分が行うべき振る舞いも決まってきます。グループディスカッションでは、下記のようなことを評価されています。
- 論理性
- 積極性
- リーダーシップ
- 協調性
- 他者への配慮
論理性
グループディスカッションでは、誰が聞いても納得できるように意見が論理的であることが重要です。なぜその結論に至ったのかを論理的に説明できることで、論理的な思考ができることをアピールできます。
積極性
積極的に議論に参加しているかは、グループディスカッションで評価されるポイントの1つです。ただし、他者の意見を聞かずに自分ばかりは発言するなど、マイナスの評価を受けないように注意しなければなりません。
リーダーシップ
議論を結論に導いたりグループの意見をまとめたりするなど、中心に立って議論を進めているか評価されます。必ずしもリーダーシップが必要なわけではなく、サポート役として意見をまとめるなども重要な役割です。
協調性
他者に意見を求めたり、他者の意見に耳を傾けたりしているかを評価されます。あくまで議論のため、自分の考えで推し進めずにグループ全体で議論することが大切です。
他者への配慮
他者の意見と反対の意見を述べるときは、相手に配慮することも重要です。ただ否定するのではなく、相手の意見も尊重しつつ自分の意見を伝える必要があります。
時間配分を意識する
テーマによっては、議論に時間がかかってしまい時間内に終わらないこともあります。できるだけ時間内で終わらせられるように、タイムキーパーでなくとも時間配分を意識しておく必要があるでしょう。
見やすさや伝わりやすさを意識する
グループディスカッションでは、メンバー内で意見をまとめて採用担当者やほかのグループに伝えることが大切です。そのためには、見やすさや伝わりやすさを意識する必要があります。必要に応じて、付箋や模造紙などのアイテムを活用するのもおすすめです。
就活のグループディスカッションの進め方
グループディスカッションは、下記の流れで進めていきます。
- グループディスカッションの説明を受ける
- グループメンバーで自己紹介をする
- 役割分担を決める
- タイムスケジュールを決める
- ディスカッションを行う
- 発表する
1.グループディスカッションの説明を受ける
まずは、企業側からグループディスカッションの説明を受け、テーマやグループを確認します。この時点で、ある程度テーマに関する自分の意見を決めておくと良いでしょう。
2.グループメンバーで自己紹介をする
議論中に名前を呼び合う必要もあるため、グループ内で自己紹介を行います。名札が用意されている場合もあれば、用意されてない場合もあるため、名前を忘れないようにメモを取っておくことも大切です。
3.役割分担を決める
次に、リーダーやタイムキーパーなどの役割を決めます。役割には限りがあるため、必ずしも何かの役割を持たなければならないということはありません。
4.タイムスケジュールを決める
時間通りに終わらせるために、考える時間や意見を出し合う時間など、全体のタイムスケジュールを決めておきます。タイムスケジュールを決めておくことで、タイムキーパーが時間を調整しやすくなります。
5.ディスカッションを行う
テーマに沿って、実際に議論を行います。議論中は、積極的に発言するほか、相手の意見に耳を傾けて協調性を持って議論を進めましょう。
6.発表する
グループで導き出した結論を、採用担当者やほかのグループに発表します。グループの意見を論理的にまとめ、だれもが理解できるように簡潔に発表しましょう。
就活のグループディスカッションの対策・練習方法
グループディスカッションは、下記の手順で何度も行うことで慣れていきます。
- グループディスカッションの基本を押さえる
- 実際にグループディスカッションを行う
- 内容を録画しておいて確認する
1.グループディスカッションの基本を押さえる
まずは、先述したグループディスカッションの基本的な流れやポイントを押さえましょう。何を意識するかを知ることで、練習の効果が大きくなります。
2.実際にグループディスカッションを行う
とにかく、本番まで場数を踏むことが重要です。サークルやゼミなどが一緒の就活仲間を集めるなどして、実際にグループディスカッションを行いましょう。メンバーを変えることも有効です。
3.内容を録画しておいて確認する
グループディスカッションの内容を録画しておくと、後で確認ができます。内容を確認して、自分の発言やふるまいにおかしな点がないかを確認しましょう。
就活のグループディスカッションではグループメンバー同士の協力が大切
グループディスカッションは、自分の立ち回り方次第で高い評価を得られる可能性があります。グループのメンバーと協力する必要があるため、グループ全体で高い評価が得られるように協力してグループディスカッションを進めましょう。
P-CHAN就活エージェントでは、グループディスカッションの不安や悩みを解消するサポートを行っています。費用は一切かからないので、お気軽に利用を検討してみましょう。