博報堂の平均年収は?新卒・中途の総合職の給与や直近の年収推移を大公開

公開日:2022年5月15日 更新日:2023年4月20日

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博報堂への転職を検討する際、業務内容や働き方だけでなく、年収も気になる人が多いのではないでしょうか。

博報堂の平均年収は高く、着実に成果を上げていれば30歳前後で年収1,000万円ほどになると言われています。

新卒の年収も360万円以上と高めなので、入社すれば高年収を狙えるでしょう。

この記事では、博報堂の平均年収をさまざまな視点から紹介しています。

ボーナスや残業時間についても説明しているため、博報堂ではどのくらい稼げるのか、どのような働き方になるのか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、博報堂への転職を成功させたいなら「リクルートエージェント」への登録がおすすめです。

博報堂のような人気企業でも、業界を熟知したプロが転職までをしっかりとサポートしてくれます。

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博報堂の企業情報

博報堂の会社概要は以下の通りです。

会社名株式会社博報堂
住所〒107-6322
東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー
創業・設立創業:1895年(明治28年)10月6日
設立:1924年2月11日
資本金358億48百万円
社員数3,698名(2022年4月1日時点・契約社員含む)
主な事業領域
  • マーケティング
  • クリエイティブ
  • アクティベーション
  • PR
  • コンサルティング
  • 事業開発/イノベーション
  • メディア&コンテンツ
  • テクノロジー・R&D

出典1:株式会社 博報堂「会社情報
出典2:株式会社 博報堂「事業領域TOP

博報堂は、国内最大規模の広告代理店です。

博報堂DYホールディングスのグループ会社の一つであり、大広・読売広告社・博報堂DYメディアパートナーズとともに中核を担っています。

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博報堂の平均年収

博報堂の平均年収を、以下のように分けて紹介します。

  • 全体の平均年収
  • 新卒・中途別
  • 職種別
  • 役職別
  • 年代別
  • 役員報酬

全体の平均年収

博報堂全体の平均年収は以下の通りです。

平均年収1,090.2万円
平均年齢43.9歳
平均勤続年数16.7年

出典:株式会社博報堂DYホールディングス「有価証券報告書

この数字は、博報堂DYホールディングス全体の平均年収です。

また、国税庁が調査した「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本国内における正規雇用者の平均年収は496万円です。

博報堂の平均年収は、国内平均の2倍以上と非常に高水準です。

新卒・中途別(総合職の場合)

博報堂の新卒・中途別の年収も見ていきましょう。

新卒の場合

博報堂の新卒の年収は、360万円+超過勤務手当+業績賞与(年に1回:次年度の6月末支給予定)となります(※)。

単純計算すると、1か月につき30万円以上の給与です。入社1年目から30万円以上支給される企業は国内でも少なく、新卒から給与水準が高いと言えます。

※出典:HAKUHODO & HAKUHODO DY MEDIA PARTNERS 2023「選考フロー

中途採用の場合

博報堂のキャリア採用情報によると、2022年4月時点での募集職種は12個あります。それぞれの職種の中にも複数のポジションがあり、年収にも差があります。

代表的な5つの職種・ポジションの年収を以下にまとめました。

職種・募集ポジション年収
DX推進プロデューサー850万円~1500万円(※1)
デジタルアカウントディレクター
パフォーマンスメディアコンサルタント
500万円~1200万円(※2)
ジュニアデータサイエンティスト850万円~1200万円(※3)
マーケティングシステム・アーキテクト(エンジニア)850万円~1500万円(※4)
エクスペリエンスデザイナー850万円~1500万円(※5)

具体的な年収は、人事評価によって決定されます。職種・ポジションによって年収差はあるものの、配属先にかかわらず年収1,000万円以上を目指せるのが特徴です。

※1 出典:株式会社博報堂「【DX推進プロデューサー】多様なテクノロジーアセットを組み合わせて、DX領域におけるクライアントのビジネスやマーケティング課題の解決をリードする
※2 出典:株式会社博報堂「クライアントのデジタルメディア戦略設計から実行までをプロデュースし、パフォーマンス改善に向けたディレクションを行う
※3 出典:株式会社博報堂「【ジュニアデータサイエンティスト】マーケティング・コミュニケーションの効果検証やターゲティングに関するモデリングと、付随するデータエンジニアリングを担う
※4 出典:株式会社博報堂「【マーケティングシステム・アーキテクト(エンジニア)】ビジネスを発展させるマーケティングテクノロジー基盤のシステムアーキテクチャー
※5 出典:株式会社博報堂「【エクスペリエンスデザイナー】 クリエイティビティとデータ・テクノロジーの掛け算で、生活者の心を動かし、得意先ビジネスの成長を生み出し続ける

役職別

博報堂の役職別の想定年収は以下の通りです。

役職想定年収
アカウントエグゼクティブ700~900万円
ディレクター1,000~1,400万円
マネージャー1,300~1,500万円
部長1,800~2,000万円

出典:インターンラボ「博報堂の平均年収は?初任給や契約社員の年収、職種別の年収を解説

全体的な金額が高いだけでなく、ディレクター(管理職)以上になれば年収1,000万円を超える可能性が非常に高いです。

役職に応じて抱える責任も大きくなりますが、それに見合った報酬だと言えます。

年代別

博報堂の年代別の平均年収は以下の通りです。

年代平均年収
20代600万円(400~700万円)
30代640万円(500~900万円)
40代950万円(750~1,000万円)
50代1,000万円(1,000~1,200万円)

出典:転職会議「株式会社博報堂

年代別で平均年収を比較すると、年功序列の風潮が伺えます。年収1,000万円を超えるタイミングは、およそ40歳前後となることが多いようです。

役員報酬

博報堂の役員の平均年収は以下の通りです。

役員区分報酬などの総額人数平均年収(推定)
取締役
(社外取締役を除く)
3億6,900万円6名6,150万円
社外取締役3,900万円3名1,300万円
監査役
(社外監査役を除く)
4,500万円2名2,250万円
社外監査役3,200万円4名800万円

出典:株式会社博報堂DYホールディングス「有価証券報告書
※平均年収は「報酬などの総額÷人数」で算出した推定値

取締役の平均年収は6,150万円と推定され、一般社員の社内平均年収の6倍程度だと予想されます。

またその他社外取締役や、社内・社外の監査役の平均年収も、800〜2,250万円と高めの水準です。

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博報堂の年収推移

過去5年における、博報堂DYホールディングスの年収推移をまとめました。

決算月平均年収
2017年度1,056.9万円
2018年度1,088.5万円
2019年度1,064.8万円
2020年度1,078.8万円
2021年度1,090.2万円

出典:株式会社博報堂DYホールディングス「IRライブラリー 有価証券報告書等

上がり下がりを繰り返してはいるものの、平均年収は少しずつ上昇しています。また、いずれの年も年収1,000万円以上という高水準を維持し続けているのも、注目すべき点でしょう。

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博報堂と競合他社の年収比較

博報堂と競合他社の年収も比較しました。その結果がこちらです。

会社名平均年収
博報堂DYホールディングス1,090.2万(※1)
株式会社電通グループ1,295万(※2)
株式会社アサツー ディ・ケイ756.9万(※3)
株式会社サイバーエージェント771.1万(※4)

広告業界においては、博報堂と電通の年収が飛び抜けて高いことが分かります。よく2社をまとめて「電博」とも呼ばれますが、年収面でも広告代理店の二大巨頭であることが伺えます。

※1 出典:株式会社博報堂DYホールディングス「有価証券報告書
※2 出典:株式会社電通グループ「有価証券報告書
※3 出典:株式会社アサツー ディ・ケイ「有価証券報告書
※4 出典:株式会社サイバーエージェント「有価証券報告書

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博報堂の給与制度・ボーナス・残業時間について

博報堂の年収だけでなく、給与制度やボーナス、残業時間についても説明します。

給与は年俸制

博報堂の給与は年俸制で、年間を通じて一定額が毎月支払われます。

国内企業の多くが採用している月給制とは異なり、その年度の年俸が決まったら、1年間は毎月の支給額が変わりません。

また年俸制は、成果を出せば給与が上がりやすい反面、成果が出ないと給与が下がりやすい側面も持ち合わせています。

年功序列の傾向はあるものの、実際にもらえる給与が多いかどうかは成果次第です。

ボーナスは年に1回支給

ボーナスは年に1回(6月末)、前年度の実績に対する金額が支給されます。

正確な金額は公表されていませんが、およそ給与の3~4か月分と言われており、そこに査定ランクの評価分が上乗せされて支給される形です。

査定ランクの評価は、半年に1回行われる上長との面談で決まります。ランクはS・A・Bの3つあり、給与やボーナスに大きな影響を与えます。

そのため、評価が低い人と高い人では、収入に大きな差が生まれるでしょう。

残業時間は長めだが改善されつつある

転職会議の口コミによると、博報堂の1か月の残業時間は49.3時間です。

過去には70~80時間あると言われていましたが、この残業時間の長さは働き方改革によって改善されつつあります。

株式会社博報堂の「健康経営と働き方」によると、現在は新しい働き方を実現するために、以下のようなルールやガイドラインを設定しているようです。

  • 社内会議や打ち合わせのコアタイムは午後7時まで
  • 基本的に平日の午後10時以降や土日は、不要不急の連絡および返信の要請を控える
  • 月に1回以上、土日・祝日とは別で有給休暇を取得

これらのルールを設定したことで、労働環境はこれからますます改善されていくでしょう。

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博報堂への転職を成功させるには?

博報堂への転職を成功させるためには、しっかりとした事前準備が必要です。

レベルの高い転職者が集まることが予想されるため、以下の点を押さえて転職に挑みましょう。

  • 求める人材を知る
  • 自己分析をする
  • 転職エージェントを活用する

求める人材を知る

博報堂が求める人材を知れば、面接の際にどのような点をアピールすれば良いかの参考になります。

博報堂は、自分の頭で考える力を尊重しています。

博報堂が掲げる「粒ぞろいより、粒違い」は、社員一人ひとりが持つ個性から生まれる発想のぶつかり合いが、斬新で新しいアイデアを生み出す根源であることを示唆する言葉です(※)。

さらに、博報堂は「チーム」という言葉も大切にしています。お互いを刺激して高め合いながら良い関係を築くための力が欠かせないでしょう。

これらの要素から、博報堂は以下のような人材を求めていると考えられます。

  • クライアントが求めるものを理解し、情報を正確に伝えられるコミュニケーション力のある人
  • 自分なりに物事を分析し、チームとして業務に取り組める人
  • 発想力が豊かな人
  • トレンドに敏感な人

いずれも、広告業界全体で必要とされるスキルです。

※出典:博報堂 H-CAMP「トップメッセージ

自己分析をする

博報堂の選考を受ける前に自己分析をして、今までの経験やスキルを棚卸ししておきましょう。すると、自分の強み(アピールすべき点)が見えやすくなります。

その上で、「どうして博報堂に入社したいのか」「博報堂で実現したいことは何か」などを考えてみるのがおすすめです。

博報堂は入社難易度の高い企業なので、入念な自己分析は転職を成功させる上で欠かせません。

転職エージェントを活用する

博報堂への転職を成功させるために、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。

転職エージェントでは、プロが転職者の状況を細かくヒアリングし、さまざまな部分でサポートしてくれます。

面接対策や書類添削なども無料で実施してくれるので、転職活動に慣れていない人にもおすすめです。

博報堂で働く上で自分の適正年収を知ろう

出典:doda

博報堂で働きたいなら、まずは自分の適正年収を知ることが大切です。適正年収は自分の市場価値とも言えるので、転職活動をどのように進めるべきかの参考となります。

適正年収を知りたいなら、dodaの「年収査定」がおすすめです。大量のデータから複数の仮説を立てて、適正年収を導き出してくれます。

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博報堂をはじめとする広告業界におすすめの転職エージェント3選

博報堂をはじめとする広告業界へ転職したいなら、以下の転職エージェントがおすすめです。

  • リクルートエージェント
  • doda
  • マスメディアン

それぞれの特徴を詳しく説明していきます。

リクルートエージェント

出典:リクルートエージェント

転職エージェント名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数181,518件
非公開求人数241,626件
おすすめポイント
  • 業界トップクラスの転職実績
  • サポートが充実しており、初めての人も安心

※2022年4月時点

リクルートエージェントは、転職支援実績が豊富な転職エージェントです。公開求人だけでなく非公開求人も多く取り扱っており、その中には広告業界の求人も含まれています。

また、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削などの充実した転職サポートがあるため、初めて転職活動をする人も安心です。

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リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの口コミ評判は悪い?ひどい?キャリアアドバイザーの質や使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

doda

doda

出典:doda

転職エージェント名doda
運営会社パーソルキャリア株式会社
公開求人数169,172件(非公開求人含む)
非公開求人数非公開
おすすめポイント
  • 転職サイトとしても活用できる
  • キャリアや希望に合った求人を紹介してもらえる

※2022年4月時点

dodaは、転職エージェントとしてはもちろん、転職サイトとしても活用できるのが大きなメリットです。

「紹介してもらうだけでなく、自分でも求人を探したい」と感じている人は、dodaに登録することで効率的に転職活動を進められるでしょう。

また、dodaのキャリアアドバイザーは、これまでのキャリアや希望条件、現在の状況などを丁寧にヒアリングしてくれます。

あなたにぴったりの求人を紹介してくれるため、自分一人で転職先を探すよりミスマッチが少なくなります。

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dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

マスメディアン

マスメディアン

出典:マスメディアン

転職エージェント名マスメディアン
運営会社株式会社マスメディアン
公開求人数3,725件
非公開求人数非公開
おすすめポイント
  • 広告業界に特化した転職エージェント
  • 業界に関する知識をもとに、志望企業に合わせたアドバイスをしてもらえる

※2022年4月時点

マスメディアンは、広告業界に特化した転職エージェントです。広告業界に対し、広いネットワークを持っています。

また、広告業界に精通したキャリアアドバイザーが、志望する企業に合わせたアドバイスをしてくれるのが嬉しい点です。

業界ならではの情報を教えてくれるため、広告業界へ転職したい人には大きな支えとなるでしょう。

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博報堂は年収1,000万円以上を目指せる企業

博報堂は、平均年収が1,000万円を超える高年収企業です。年俸制ではあるものの、年功序列の風潮もあるため、長く勤めるほど高年収が期待できます。

ただし入社難易度は比較的高いため、転職時は自分の経験やスキルを棚卸ししたあと、入念な面接対策を行いましょう。

なお、博報堂をはじめとする広告業界に転職したいなら「リクルートエージェント」への登録がおすすめです。

業界に精通したプロに転職をサポートしてもらうことで、転職成功へと一歩近づけるでしょう。