味の素の平均年収や給料は低い?初任給や競合他社との比較も紹介
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うま味調味料でお馴染みの「味の素」は、調味料業界のトップメーカーです。知名度が高いということもあり、就職・転職先として大変人気のある企業です。
本記事では、味の素の平均年収に加えて、新卒の初任給も紹介しています。
味の素へ就職・転職を検討している人はぜひチェックしてみてください。
なお、味の素をはじめとする大手企業への転職を希望している場合は、「リクルートエージェント」の利用がおすすめです。
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味の素の会社概要
まずは味の素の会社概要について紹介します。
会社名 | 味の素株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区京橋一丁目15番1号 |
設立 | 1925年12月17日 |
創業年月日 | 1909年5月20日 |
従業員数 | 単体3,184名 連結33,461名(単独) |
資本金 | 798億6,300万円 |
出典:味の素株式会社「会社概要」
味の素は、1909年の創業から100年以上の歴史を持つ老舗企業です。主力商品は、うま味調味料として知られる「味の素」です。
事業内容は調味料や加工食品に留まらず、アミノ酸技術を活かしたライフサポート事業やヘルスケア事業など多岐に渡ります。
海外展開にも積極的で、アジア諸国を中心に135ヵ国以上の国や地域で製品を販売しています。
国内だけでなく、グローバル市場での規模拡大も期待される企業です。
味の素の平均年収・給料
有価証券報告書によると、味の素の平均年収は997万円です。
一方、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、民間企業における正規雇用者の平均年収は約433万円です。味の素の平均年収は、国内平均の2倍以上であることが分かります。
味の素の過去5年の平均年収は以下のように推移しています。
決算月 | 平均年収 |
---|---|
2017年3月 | 952万円 |
2018年3月 | 946万円 |
2019年3月 | 982万円 |
2020年3月 | 956万円 |
2021年3月 | 997万円 |
出典:味の素株式会社「有価証券報告書」
過去5年間で、平均年収は少しずつ上昇傾向にあります。
これは積極的な海外展開やアミノサイエンス事業など多角的な経営により、安定的に利益が伸びているためだと考えられます。
味の素の新卒初任給(給与)
味の素の新卒初任給は、セールス/マーケティングの地域型を除き、職種に関わらず卒業区分で決められています。
卒業区分別の初任給は以下の通りです。
セールス/マーケティング(地域型)の場合
卒業区分 | 初任給 |
---|---|
大卒(学士卒) | 21万円/月 |
大学院卒(修士卒) | 22.1万円/月 |
大学院卒(博士卒) | 26.6万円/月 |
出典:味の素株式会社「新卒採用情報」
セールス/マーケティング(地域型)以外の場合
卒業区分 | 初任給 |
---|---|
大卒(学士卒) | 23.4万円/月 |
大学院卒(修士卒) | 24.6万円/月 |
大学院卒(博士卒) | 29.5万円/月 |
出典:味の素株式会社「新卒採用情報」
希望の勤務地を申請できるセールス/マーケティングの地域型は、それ以外の職種に比べて初任給が低く設定されています。
なお、経団連の「2021年3月卒 新規学卒者決定初任給調査結果」では、 大卒の初任給の平均は約21万〜22万円/月、大学院卒の初任給の平均は約23万7,000〜23万8,000円/月となっています。
味の素の初任給は、全国平均とさほど差がありません。
ただし、味の素全体の平均年収が1,000万円近くであることから、長く勤めることで給与が上がっていくと考えられます。
味の素と競合他社の年収比較|競合と比べて低い?高い?
味の素と競合他社の平均年収を比較してみましょう。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
味の素 | 997万円(※1) |
ハウス食品 | 802万円(※2) |
日清食品 | 800万円(※3) |
キッコーマン | 776万円(※4) |
キューピー | 613万円(※5) |
競合である調味料メーカーと比較しても、味の素の平均年収はトップクラスです。
業界最大手とも呼ばれる味の素は、その業績が平均年収にも反映されています。
※1 出典:味の素株式会社「有価証券報告書」
※2 出典:ハウス食品グループ本社株式会社「有価証券報告書」
※3 出典:日清食品ホールディングス株式会社「有価証券報告書」
※4 出典:キッコーマン株式会社「有価証券報告書」
※5 出典:キューピー株式会社「有価証券報告書」
味の素の年収が高いのはなぜ?
味の素が高水準の年収を維持している理由には、以下の2つが考えられます。
- 調味料メーカーでは国内トップ企業だから
- 利益が伸び続けているから
それぞれ詳しく解説していきます。
調味料メーカーでは国内トップ企業だから
味の素が高年収を維持できている理由として、国内トップの調味料メーカーであることが挙げられるでしょう。
調味料分野だけでも年間2,889億円の売上(※)を出しており、事業規模の大きさが伺えます。
また、国内のシェアに加えて、積極的な海外展開も味の素の強みです。
特にアジアを中心に海外売上比率は60%(※)と非常に高く、仮に将来的な国内需要が落ち込んだとしても、安定した経営が続くと予想されます。
※参考:味の素株式会社「2021年3月期 決算概要」
利益が伸び続けているから
過去5年にわたり、味の素の経常利益は着実に上昇しています。
前年度比の利益上昇率が最も高かった2021年3月期決算では、マーケティング費・物流費の減少が増益に寄与しました(※)。
こうしたコスト意識の高さも、味の素が高年収企業であり続ける理由の1つと言えるでしょう。
※参考1:味の素株式会社「財務ハイライト[IFRS]」
※参考2:ログミーファイナンス「味の素/売上高は減収も事業利益は前年比114%の増益」
味の素で働く年収以外のメリット
味の素で働く年収以外のメリットは主に以下の4つです。
- 残業時間が縮小されつつある
- テレワーク・リモートワークが推進されている
- ワーク・ライフ・バランスが充実する
- ワールドワイドに活躍できる
それぞれ詳しく解説していきます。
残業時間が縮小されつつある
2015年に味の素がスタートした「残業ゼロ改革」では、年間総労働時間1,996時間を1,820時間に短縮し、176時間の労働時間削減に成功しました。
これは一般的な企業の1ヶ月分の労働時間に相当します。
残業時間が縮小されつつあることから、味の素ではプライベートも充実させられるでしょう。
参考:ダイヤモンド・オンライン「味の素が「労働時間1カ月分削減」に成功した、働き方改革の発想とは」
テレワーク・リモートワークが推進されている
味の素は、全ての職域でテレワーク・リモートワークを推進しています。
週1回出社すれば、他の日はどこで働いてもいい「どこでもオフィス(テレワーク)」に加え、現在は工場でのモバイルワークを実践中です。
工場にリモートワークは馴染まないとされていましたが、一部在宅勤務を取り入れたことで、かえって業務効率がアップしたとの報告もあります。
通勤にかかる時間やストレスが減り、自分の時間を有効活用できたり、精神的余裕が生まれたりするメリットもあるでしょう。
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「事例報告「味の素流『働き方改革』──働きがいと生産性向上への取り組み」」
ワーク・ライフ・バランスが充実する
味の素は、ワーク・ライフ・バランス制度の整備に力を入れています。その中でも特徴的な制度は以下の2つです。
- スーパーフレックスタイム制度・・・コアタイムを設定しないフレックスタイム制度
- WLB休暇・・・通常の遊休化とは別に連続3日行使できる休暇制度(年1回まで)
味の素では、社員が働きがいを感じているかどうか、「エンゲージメント・サーベイ」という調査によって測定しています。
2017年の初調査では、働きがいについて好意的に感じている社員の割合は79%でした。
ワーク・ライフ・バランス制度の充実は仕事のやりがいにもつながり、日々の仕事に対するモチベ―ションをアップさせてくれるでしょう。
参考:味の素株式会社「サステナビリティデータブック2021」
「「働き方改革」で高まる"働きがい" エンゲージメントサーベイで分かったこと」
ワールドワイドに活躍できる
味の素が製品展開をしている国は135カ国・地域に渡ります。
地域別では日本が30%、アジアが40%、北米・中南米が21%、ヨーロッパ・中東・アフリカが9%となっており、海外での売上拡大に注力していることが分かります。
海外で活躍したいと考えているなら、味の素はおすすめの企業の1つです。
味の素への転職を成功させるポイント
ここでは、味の素への転職を成功させるポイントを4つ紹介します。
- 企業が求める人物像を理解する
- 語学力を磨く
- スキルや実績を高める
- 転職エージェントを利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
企業が求める人物像を理解する
選考の際、企業は応募者が自社に合う人材かどうかを見定めています。
そのため、書類選考や面接時には、自分が社風に合う人物であることを積極的にアピールすることが重要です。
味の素は、「味の素グループWay(企業として大切にしている価値観)」として、以下の4つを挙げています。
- 新しい価値の創造
- 開拓者精神
- 社会への貢献
- 人を大切にする
出典:味の素株式会社「採用情報 求める人物像」
味の素は世界各国で製品を販売している会社です。
一つでも多くの国や地域に製品を届け、その地の食文化に貢献するため、道を切り開く粘り強い意志と情熱を持った人材を必要としています。
味の素が求める人物像を理解したうえで、選考に臨みましょう。
語学力を磨く
味の素の事業は、国内に限らず全世界へと展開されています。
そのため、入社当初から海外勤務を念頭に置き、語学力を磨いておく必要があるでしょう。
応募にあたって語学に関する資格は必須とされていませんが、TOEICなどの資格は高評価につながる可能性があります。
スキルや実績を高める
中途採用の場合、多くの企業はその業界におけるスキルや実績を求めます。
味の素の「キャリア採用情報」では、採用対象者として「キャリアを通じて培った高い専門性やスキルを持つ人材」を掲げています。
現在の職場でスキルや実績を高めてから選考に臨んだ方が、転職成功率は上がるでしょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントはプロの目線で、客観的なアドバイスや選考対策をしてくれます。
エージェントのサポートを受けることで、転職成功率はアップするでしょう。
どのような志望動機で、どのような自己PRでアピールしていくかなどを、一緒に考えてもらえます。
まずは転職エージェントに登録するところから転職活動を始めましょう。
味の素で働く上で自分の適正年収を知ろう
出典:doda
味の素のような大手企業への転職を考えているなら、まずは自分の適性年収を知っておきましょう。
自分の適正年収を知ることで、味の素への転職が可能かどうか自身の転職レベルが把握できます。
適正年収を知るには、無料で利用できるdodaの「年収査定」がおすすめです。
過去の経歴などを180万人以上のデータと照らし合わせて、あなたの適性年収を算出します。
3分ほどの会員登録で利用できるため、気軽に試してみましょう。
味の素など大手企業に強い転職エージェント3選
味の素など大手企業に転職したいのであれば、以下の転職エージェントがおすすめです。
- リクルートエージェント
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
それぞれのサービスの特徴を解説していきます。
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
転職エージェント名 | リクルートエージェント |
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運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
公開求人数 | 約209,000件 |
非公開求人数 | 約263,000件 |
おすすめポイント |
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リクルートエージェントは業界最大級の求人数を誇る転職エージェントです。
ほぼすべての業界・業種の求人を網羅しており、対象地域も全国と幅広いため、転職を考えているならまずは登録しておきたいエージェントのひとつと言えます。
1977年の創業以来、54万人以上の転職を成功させてきた実績(※)から、キャリアカウンセリング・書類添削・模擬面接では質の高いサポートを期待できます。
競争率が高いと予想される味の素の選考を有利に進められるでしょう。
※参考:採用成功ナビ「リクルートエージェントの特長」
リクルートエージェントはこちらリクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。
ビズリーチ
出典:ビズリーチ
転職エージェント名 | ビズリーチ |
---|---|
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公開求人数 | 約77,000件 |
非公開求人数 | — |
おすすめポイント |
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ビズリーチは高年収を目指すハイキャリア向けエージェントです。
登録すると、プロのヘッドハンターや厳選された優良企業から、直接スカウトを受けられますので、忙しくて転職活動をする時間のない人でも使いやすいでしょう。
また、ビズリーチで扱っている求人は、3分の1が年収1,000万円以上です。
転職で高年収を実現したいなら、登録しておくべきエージェントと言えます。
ビズリーチはこちらビズリーチについて詳しく知りたい方は「ビズリーチの悪い評判は本当?口コミをもとにメリット・デメリットを徹底分析!」も読んでみてください。
JACリクルートメント
出典:JACリクルートメント
転職エージェント名 | JACリクルートメント |
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運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント |
公開求人数 | - |
非公開求人数 | - |
おすすめポイント |
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JACリクルートメントは管理職・専門職の転職に特化したエージェントです。
ハイクラス・ミドルクラス転職で、オリコン顧客満足度4年連続No.1を獲得しました。
また約25,000社以上の企業と取引があり、国内大手・外資系・海外進出企業などハイキャリア求人が豊富に揃っています。
味の素のように、海外進出に積極的な企業への転職支援実績も豊富なので、徹底したサポートが期待できます。
JACリクルートメントはこちらJACリクルートメントについて詳しく知りたい方は「JACリクルートメントの評判は両極端?良い・悪い口コミやメリットデメリットを解説!」も読んでみてください。
味の素への転職に関するよくある質問
味の素への転職に関する、以下のよくある質問へと回答していきます。
総合職の募集はある?
味の素の職種区分には、一般職・総合職の棲み分けがありません。
採用は以下の4つの職種で行っています。
- 研究開発・生産
- セールス/マーケティング
- コーポレート
- 新事業開発
高卒の募集はある?
味の素の新卒採用では、生産(Production)の職種のみ高専卒の応募を受け付けています。
一方で中途採用の場合は、学歴による制限を設けていません。
理系出身者の仕事はどんな内容?
理系出身者が味の素に入社すると、以下のような仕事をすることが多いです。
- 研究
- 製品開発
- エンジニアリング
- 生産
- 品質保証
など
ただし、どの職種でも文系・理系で応募の制限はしていません。
意欲さえあれば、文系・理系問わずどの職種にもチャレンジできます。
味の素は高収入を目指せる企業
今回ご紹介したように、味の素の平均年収は997万と、調味料メーカーではトップクラスの高年収です。
課長クラス以上になれば、年収1,000万円以上を目指せます。
また、働きやすさや企業イメージの高さから、就職・転職において人気の企業です。
入社は決して容易とは言えませんが、求められる実績やスキル、人物像を理解して備えておけば、選考を通過できる確率は高まります。
キャリアの専門家である転職エージェントを上手に活用し、味の素への転職を成功させましょう。