社会人2年目で転職するのはアリ?辞めたい・辛い人必見のメリットやデメリットを徹底解説

公開日:2022年1月14日 更新日:2022年1月14日

本ページは広告が含まれており、本サイトは広告収入により運営がされています。

社会人になると「入社後3年は辛くても我慢しよう」と言われることがあります。

しかし2年で会社を辞めてしまうと転職先に良い印象を与えないのではないか、自身のキャリアに響くのではないかとさまざまな不安もあるでしょう。

とは言え現状に不満があり、入社2年以内であっても転職したいと考えている人も多いと思います。

そこで本記事では入社2年目で転職すると本当に不利になるのか、2年目で転職するメリットやデメリットなどについて詳しく解説します。

社会人2年目での転職は不利?辞めたい・辛い場合にチェックすべき考え方

社会人2年目での転職は不利になるのか、辞めたい・辛いと感じたときにチェックすべき考え方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

必ずしも不利になるとは限らない

社会人2年目(第二新卒)で転職することは、必ずしも不利になるとは言い切れません。

第二新卒は新卒と同じようにポテンシャルを期待され、仕事に対する熱意があれば転職できるからです。

また厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」によると、転職者全体のうち、直前の勤務先の通算勤務期間が1年以上2年未満だった人の割合は17.1%でした。

つまり社会人2年目での転職は、決して珍しいことではありません。

ただし仮に社会人2年目で転職できたとしても、その後の環境がより良いものになることは保証されていません。

まずは本当に今転職するべきかどうかをしっかり考えることが大切です。

「3年目までは辛いと感じても続けるべき」は正しい?

「3年目までは辛いと感じても続けるべき」という言葉が正しいかどうかは人によって異なります。

今の環境が我慢できないほど辛いのであれば、3年目を待たずに転職しても問題ありません。

辛い気持ちを我慢して働き続けると、精神的に追い込まれてしまう恐れもあります。

また明らかに今の仕事に適正がない場合や、会社の将来性が見込めない場合も、早期の転職が視野に入るでしょう。

ただし、3年頑張ることで考え方が変わる可能性があるのも事実です。

特に学生から社会人になりたての頃は仕事が辛いと感じて当たり前なので、3年頑張ることで仕事のやりがいや楽しさを見出せるかもしれません。

また3年仕事を続けるとスキルや経験もある程度身に付くので、今後のキャリアの選択肢も増えます。

「3年目までは辛いと感じても続けるべき」という言葉を完全に信じる必要はありませんが、実際に転職するかどうかは自分の取り巻く環境次第で変わってきます。

おすすめの転職エージェントを見る

社会人2年目で転職して良いパターン

社会人2年目で転職して良いパターンを紹介します。

  • 自分に向いている仕事をしたい
  • 年収が今後も増えそうにない
  • 結婚や妊娠などのライフイベントを迎える
  • ブラック企業である
  • 企業の経営に不安がある

自分に向いている仕事をしたい

自分に向いている仕事をしたいなら、転職を考えてみても良いでしょう。

特に異業種にチャレンジするなら、若いうちの方がチャンスがあります。30代以降の転職はスキルや経験が重視されるため、新たなチャレンジがしづらいのが現状です。

一度きりの人生で、やりたい仕事にチャレンジすることは大切です。

年収が今後も増えそうにない

年収が今後も増えそうにないなら、早めに転職を考えるのもありでしょう。年収の推移は企業の制度に依存するケースが多いためです。

そもそも年収が上がりにくい給与形態の場合、今後頑張っても目標年収に届かない恐れもあります。

ただし今後自分の年収が増えるかどうかは、自分自身ではなかなか予測できないのも事実です。

自社の経営状況や成長性なども加味し、総合的に判断する必要があります。

信頼できる先輩や上司を通じて今の職場の給与事情を把握し、その上で転職すべきかどうか判断しても良いでしょう。

結婚や妊娠などのライフイベントを迎える

結婚や出産を控えていている場合は、その前後のタイミングで転職するという選択肢もあります。

結婚後に引越しを伴う場合、転職する良い機会と言えます。パートナーの仕事も考慮し、双方が働きやすい勤務地を選ぶのが良いでしょう。

また子どもが生まれると、経済的な負担や家族を守る義務も生じてきます。

大きく環境を変えられなくなる可能性もあるので、早めに転職活動を済ませておく方が安心です。

ブラック企業である

労働環境の悪いブラック企業に勤めている場合は、すぐに転職をして良いパターンの1つです。

長時間労働・残業過多・サービス残業の強要、パワハラ・セクハラなどが横行しているなら、その企業はブラック企業かもしれません。

我慢して働き続けると、自身の心身に支障をきたす恐れもあります。特に社会人2年目であれば、早めに見切りをつけた方が良いでしょう。

ただし自社がブラック企業であることを理由に転職する場合、面接時に愚痴ばかりになるのは厳禁です。

ネガティブな転職理由だと、採用担当者の評価を落としてしまう可能性があります。

企業の経営に不安がある

企業の経営に不安がある場合は、社会人2年目で転職を検討しても良いでしょう。

長く働ける見込みがないというのは、転職理由として妥当と言えます。今後同じ環境で頑張り続けても、スキルアップや年収アップにつながらない可能性があります。

ただし面接では「会社が潰れそうだから働きたくない」などのネガティブな理由は話すべきではありません。

「将来性のある会社で働きたい」など、未来の希望を持って話すのがポイントです。

おすすめの転職エージェントを見る

社会人2年目での転職を即決しない方が良いパターン

一方、社会人2年目での転職を即決しない方が良いパターンは次のとおりです。

  • 希望する仕事を任せてもらえない
  • 職場の人間関係が辛い
  • 社風が合わない
  • 何となく不安がある

希望する仕事を任せてもらえない

希望する仕事を任せてもらえないだけで転職をしたいという人は、少し慎重に考えましょう。

社会人2年目は十分な能力を培えていないことが多く、すぐに希望する仕事を任せてもらえません。

そのためやりたいことばかりを主張するのではなく、今できる仕事を着実にこなす必要があります。

今後能力を高めていけば、今の職場でも希望する仕事を任せてもらえる可能性はあります。

職場の人間関係が辛い

ただ職場の人間関係が辛いだけの場合は、転職を即決しない方が良いケースがあります。人間関係だけなら改善の余地があるからです。

例えば、部署異動を希望して一緒に働く人を変えることで、悩みが解決できることがあります。

また自身のコミュニケーション不足で人間関係が辛いと感じている場合、転職してもまた同じ悩みを抱える可能性があります。

まずは自分自身に改善できる点がないかを見直してみましょう。

とは言えパワハラ・セクハラなど、人間関係やコミュニケーションの域を超えた問題があるなら、精神的に追い詰められる前に転職を検討するべきです。

社風が合わない

社風が合わないといった理由だけなら、安易に転職しない方が良いでしょう。

社風とは人間関係や評価、仕事の進め方などさまざまな要素に現れるもので、ただ「社風が合わない」というのは転職理由として非常に曖昧だからです。

悩みを突き詰めていけば「職場の人間関係が辛い」「仕事が思うように進められない」といった言葉に言い換えられる可能性があります。

社風が合わないことが転職したい理由ならば、「もっと具体的に自分は何に不満を感じているのか」「転職以外の自分の行動で変えられないか」「他に転職理由はないか」をじっくり再検討してみましょう。

何となく「辞めたい」と感じている

何となく「辞めたい」と感じているだけの状態で転職するのは危険です。

転職の目的を持たないままだと、面接の際に「なぜ転職したいのか?」という問いにも上手く答えられなくなるでしょう。

そして何となく辞めた人は、仮に転職が成功したとしても、また同じような悩みを抱えてしまう恐れがあります。

まずは「辞めたい」と感じている理由を深掘りして、今の環境で改善できることがないか検討してみましょう。

おすすめの転職エージェントを見る

社会人2年目で転職するメリット

社会人2年目で転職するメリットを紹介します。

  • ポテンシャルで採用されやすい
  • 未経験分野にチャレンジできる

ポテンシャルで採用されやすい

社会人2年目の人は、ポテンシャルで採用されることが多いです。

社会人2年目の人に対し、大きな実績がないことは企業も理解しています。そのため即戦力としてではなく、今後の伸びしろに期待して採用してもらえることがあります。

面接時にやる気や熱意をアピールできれば、実績がなくても良い印象を与えられるでしょう。

未経験分野にチャレンジできる

未経験分野にチャレンジするなら、若いうちの方がチャンスは大きいです。

多くの企業は、30代以降に対して高いスキルや豊富な経験を求めています。

しかし社会人2年目なら、たとえスキルや経験がなくても、教育することで長い年数会社に貢献してくれると考え、採用や教育に力を入れてもらえます。

今の分野が自分に合っていないと感じる場合やチャレンジしたい分野がある場合は、社会人2年目はチャンスと言えるでしょう。

おすすめの転職エージェントを見る

社会人2年目で転職するデメリット

社会人2年目で転職するデメリットもあります。

  • 採用担当者に与える心証が悪い可能性がある
  • 辞めグセがつく可能性がある

採用担当者に与える心証が悪い可能性がある

社会人2年目で辞めることについて、採用担当者によっては悪いイメージで捉えるケースもあります。

採用担当者の考え方によっては「忍耐力がない」「早期離職リスクが高い」という評価をされかねません。

そのため面接では長く働けることを強調し、その後のキャリアプランをどのように考えているのかをしっかり伝えることが大切です。

辞めグセがつく可能性がある

社会人2年目で辞めてしまうと、辞めグセがつく可能性があります。嫌なことがあったとき、辞めるという選択自体は非常に簡単だからです。

しかし「辞めたら楽になる」という考えが根付いてしまうと、次の環境で嫌なことがあったとき、再度辞めるという選択肢を取りたくなってしまう可能性があります。

その結果、短期間で何度も転職を繰り返す恐れがあります。

また短期間で転職を繰り返すと、スキルや実績は積み重なりません。スキルや実績がないままだと、年齢を重ねるごとに転職で不利になっていきます。

「仕事が嫌だから辞める」をいう道を即決せず、一度立ち止まって状況を整理してみましょう。

おすすめの転職エージェントを見る

社会人2年目で転職を成功させるコツ

社会人2年目で転職を成功させるコツを紹介します。

  • しっかりと自己分析を行う
  • 企業研究を怠らない
  • ポジティブな転職理由を考える
  • 在職中に転職活動をする
  • 転職エージェントを利用する

しっかりと自己分析を行う

まずはしっかりと自己分析を行いましょう。自己理解をすれば、本当に自分に合う企業を見つけやすくなります。

さらに他の転職希望者と差をつけられるアピールポイントが発見できて、面接の成功率も上がるでしょう。

特にスキルや経験が不足しがちな社会人2年目は、自己分析を徹底すべきです。

企業研究を怠らない

第二新卒はポテンシャル採用されやすいとは言え、企業研究は怠らないようにしましょう。

事業内容や業績など基本的な情報を調べて、企業について理解を深めておくことが大切です。

また企業のことを良く知った上での転職なら、転職後のミスマッチも防げます。

ポジティブな転職理由を考える

ポジティブな転職理由を考え、面接で伝えるようにしましょう。

「上司と相性が悪かった」「給与が低かった」などネガティブな転職理由は、採用担当者からの印象が悪いからです。

たとえ後ろ向きな理由だったとしても、言い方を工夫しましょう。

例えばサービス残業が多いなら「効率的に仕事をして成果を上げたい」、給料が低いなら「正当な評価を受け、自分の能力を高めたい」など、ポジティブな言い回しを考えるのがポイントです。

在職中に転職活動をする

社会人2年目なら、できる限り在職中に転職活動をしましょう。

転職活動は早く決まる人でも3か月から半年ほどかかることが多く、内定をもらう前に退職すると、収入源がなくなってしまう恐れがあります。

特に社会人2年目だと十分な貯蓄がないことも考えられるため、退職してからの転職活動はなおさらリスクが大きいです。

仕事をしながら転職活動を進め、内定を獲得してから退職手続きをするようにしましょう。

転職エージェントを利用する

社会人2年目の転職は、転職エージェントの利用もおすすめです。

自力で転職をしようすると希望通りの求人が見つからなかったり、企業研究不足でブラック企業に転職してしまったりと、転職に失敗するケースがあります。

転職エージェントであれば、求職者に応じた求人紹介をしてくれるだけでなく、転職に関する不安や悩みについても相談に乗ってくれます。

転職活動に自信がない人ほど転職エージェントを利用すべきです。

社会人2年目におすすめの転職エージェント

社会人2年目におすすめの転職エージェント2社を紹介します。

  • リクルートエージェント|業界で断トツの求人数
  • doda|転職成功実績多数

リクルートエージェント|業界で断トツの求人数

リクルートエージェント出典:リクルートエージェント

転職エージェント名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート
公開求人数約152,000件
非公開求人数約205,000件
求人の傾向あらゆる業種・職種を網羅
おすすめポイント
  • 第二新卒の求人数も多い
  • 全国に拠点あり
  • サポートが充実

(※2021年12月7日時点)

「リクルートエージェント」は、業界最大手の転職エージェントです。

非公開求人を含め20万件以上と業界・職種問わず豊富な求人があるので、希望条件にマッチする職場を効率良く見つけられるでしょう。

また「第二新卒」でキーワード検索をかけると、公開求人だけでも6,000件以上ヒットします。

そのため、転職先の選択肢を増やしたい社会人2年目におすすめの転職エージェントです。

リクルートエージェントはこちら

リクルートエージェントについて詳しく知りたい方は「リクルートエージェントの評判は悪い?口コミや使うべき人まで詳しく解説」も読んでみてください。

doda|転職成功実績多数

doda(デューダ)出典:doda

転職エージェント名doda
運営会社パーソルキャリア株式会社
公開求人数約112,000件
非公開求人数非公開
求人の傾向あらゆる業種・職種を網羅
おすすめポイント
  • 即日求人紹介してくれる
  • LINE対応している
  • 転職サイトとしても使える

(※2021年12月7日時点)

「doda」は、多数の転職成功実績を持つ実力派転職エージェントです。

初回の面談からすぐに希望に沿った求人紹介をしてくれるだけでなく、利用者の気持ちに寄り添ったヒアリングを実施してくれます。

またdodaはキャリアアドバイザーとの距離が近く、電話やメールだけでなくLINEで気軽にやり取りできるのが魅力です。

転職活動に対して不安を抱えているなら、まずはdodaに相談してみましょう。

dodaはこちら

dodaについて詳しく知りたい方は「dodaエージェントの悪い評判の真相は?利用者の口コミを徹底分析」も読んでみてください。

しっかりと準備をしておけば社会人2年目でも転職は可能

社会人2年目で辞めてしまうと、転職で不利になるのではないかと不安に感じる人は大勢います。

しかし社会人2年目でも、明確な目的や熱意があれば転職は成功させられます。

自己分析や企業研究など、事前にしっかりと準備をした上で転職活動に臨みましょう。